突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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絶望と希望後編2 最悪な再会

その頃直哉は・・・

 

何故か、神社から抜けれなくなっていた。

 

「これはどういう事?神社から他の場所に行けないなんて」

 

「ま、まさかこれは、黒乃巣会の罠?もしそうなら、何とかして、さくらお姉さん達に、居場所を伝えないと・・・」

 

!!

 

「あ、あ、あ、薫お姉ちゃん」

 

直哉がここから脱出する方法を考えていると、直哉の前に現れたのは、死んだ筈の直哉の姉だった、薫だった。

 

「・・・久しぶりなおや」

 

「お姉ちゃーーん生きてたんだね」

 

「そうよ・・・」

 

「今まで、何処に居たの?僕大変だったんだよ」

 

「ごめん・・・私あの時の記憶が無いのよ」

 

「そうなんだ」

 

「直哉今から私と行かない?」

 

「行くって、何処へお姉ちゃん?」

 

「楽しい所よ直哉」

 

その頃さくらとアイリスは、直哉の霊力の名残を辿り着いた場所は、直哉が抜けれなくなっている神社だった。

 

「さくらなんかこの神社おかしいよ。見ているだけで気持ち悪い」

 

「え、アイリス大丈夫?」

 

さくらは、アイリスを心配しながらも、神社の奥に行こうとするが、何故か行けなかった。

 

「え、きゃああ。これは、まさか結界?」

 

「アイリスすみれさん達を呼んで来て、私はこの結界を解除をするから」

 

「うん、わかった」

 

その頃薫と直哉は・・・

 

「もう来たか・・・真宮寺さくら・・・だがもう遅いぞ」

 

「お姉ちゃんどうしたの?怖い顔して」

 

「楽しい所に行くんでしょ?」

 

「ええ、行きましょう」

 

その時さくらの声が直哉に届いた。

 

「直哉君。待って」

 

「あ、さくらさん聞いてください。お姉ちゃんが生きてたんですよ」

 

(如何すればいいの、あの薫さんは、偽者なのに何も出来ない)

 

「如何したの?何かするんじゃないの?魔を滅する力を持つお嬢さん」

 

「くっ」

 

「しないのなら行きましょう直哉」

 

「・・・そうだね、お姉ちゃん往くのはお前だけだーー」

 

「ぐわあ、直哉何するの?お姉ちゃんに」

 

「お前は何者だ、僕のお姉ちゃんは、さくらお姉さんにお嬢さんなんて他人行儀の言葉は使わないぞ」

 

 

「直哉君早くこっちに」

 

「うんさくらお姉さん」

 

さくらは直哉を守るように前に出て、薫と名乗る者と対峙した。

 

「くっくっく、まさか俺様が、こんな初歩的なミスを冒すとはな、改めて、自己紹介をしょう。俺の名はネクロ、死霊使いのネクロ様だ

 

「ネクロと言いましたね、貴方の目的は、何です?」

 

「フン俺様の目的をたかが人間が聞くだと!!頭に乗るなよ人間風情が」

 

「「うわあ。きゃああ。くっ直哉君」」

 

「ふっなかなかやるではないか、人間、女貴様の名は?」

 

「私の名は、真宮寺さくら」

 

「成る程お前が奴の娘か・・・皮肉な運命だな」

 

「貴方お父様を知ってるの?」

 

「ああ、よく知ってるぞ・・・おっと時間のようだな」

 

そう言ってネクロは消えた。

 

 


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