突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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悪夢から覚める時そして・・・1

「これは、人の奥底にある欲望をむき出しにされた結果と思う」

 

「「「「「欲望を?」」」」

 

「どういう事ですの?」

 

「今回の事件は、人が人であるが故の隙を利用されたんでしょうね」

 

「どういう事直哉君」

 

「皆さん、今帝都に住む人々を見て、この人達を守る事が出来ますか?

 

「「「「「それは・・・」」」」」

 

「どうやら今回は僕達の心を折る作戦のようですね」

 

「そうですよね、ネウロさん」

 

「「「「「え、何ですって」」」」」

 

「よく気が付いたな小僧」

 

「ああ今回は俺様の作戦だ!!」

 

「やはりですか、それではこの帝都も貴方の作り出した幻影ですか?」

 

「さてそれはどうかな?無論貴様達が、俺様を倒せたらわかるがな」

 

「それでは勝負ですネウロ」

 

「死に急ぐか小僧お前の姉のようにな」

 

!!

 

「まあそれもよかろう。出でよ、わが魔装機兵黒龍よ」

 

「何だ!!あの魔装機兵は?」

 

「見るがいい帝国華撃団よ、わが魔装機兵は伝説の生物の龍を形をした、飛行型魔装機兵だ、空も飛べぬ貴様等が、どうやって私を倒すというのだ?

 

「うわああ」

 

「「「「「きゃあああ」」」」」

 

 

「出でよ脇侍よ」

 

「出でよ、魔装機兵藪蒼角、魔装機兵銀角」

 

ネウロは黒乃巣会4大幹部それぞれの脇侍そして、蒼き刹那と白銀の羅刹が乗っていた魔装機兵を召還した。

 

 

「何であいつらが出てくるんだ」

 

「直哉君気をつけて、あいつは幻術を使うから」

 

「幻術を?」

 

「そうさ僕と、羅刹は生き返ったのさ、ネウロ様のおかげでね」

 

「「「「「「「「何だって!!」」」」」」」」

 

「初めて会うね、君僕の名は、蒼き刹那よろしく、早速だけど死んじゃえ」

 

「直哉君危ない」

 

さくらが、直哉を庇った。

 

「またお前か、よくも僕の邪魔をしたな」

 

「さて私のこの時代では仕事は終わったな。次はあいつの世界だな、待っていろ紫藤直哉、そして真宮寺姉弟よ」

 

 

ネウロはそう言うと、自身の魔装機兵黒龍と共にどこかへ消えていった。

 

だが、この悪夢はまだ終わらない。

 

 

ネウロがこの世界から姿を消した直後・・・

 

彼の力で呼び出された物全てが、暴走し始めたのだった。

 

「直哉君これは一体?」

 

「お姉さん達これは暴走です.お姉さん達は街に被害が出ないように、脇侍を速やかに破壊して下さい」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

「直哉君貴方は如何するの?」

 

さくらが直哉に聞いた。

 

 

「僕はその間、一人で蒼角と銀角を相手します」

 

!!

 

「危険だわ、直哉君」

 

「そうですけど、こうするしかないじゃないですか?」

 

「「「「「駄目だよ」」」」」」

 

「そうね、駄目だわ、直哉貴方は、花組の隊長だけど民間人なのよ」

 

「っマリアさんでも・・・」

 

 

「さくら」

 

「はいマリアさん」

 

「直哉隊長と一緒に行けるわね?」

 

「はい勿論です」

 

「マリアさんそれでは・・・僕が囮になる意味が無いじゃないですか」

 

「直哉君。直哉君の気持ちもわかるけど、私達はもう二度と誰かを守れなくなるのは嫌なの、薫さんの時みたいにね」

 

!!

 

「それに直哉君。私達を信じてよ、私達は直哉君の傍から消えないから」

 

!!

 

「でも・・・それじゃあ僕が隊長をする意味が・・・」

 

 

「意味ならあるぞ直哉君」

 

「「「「「「「大神さん」」」」」」」

 

突然の大神の登場に驚く直哉達だった。


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