そのころ敵に捕まった薫と直哉は・・・
「天海さん一つだけ忠告してあげる」
「何じゃ小娘言ってみろ」
「私達を誘拐しても米田一基は、貴女の要求を呑まないわよ」
「何じゃと!!そんな馬鹿な」
「私も助かろうとしないけど、いっその事私達を殺して欲しいの」
「何じゃと自ら命を捨てるというのか?」
「ええ、そうよ」
「何故だ?小娘そこまで死を求める?」
「何故だ?小娘そこまで死を求める?」
「そんな事は簡単よ、この世界には私達の居場所が無いのよ」
「良かろう、ただしお前の弟は、殺さないぞそれが、条件だ」
「ええ、いいわ。私がこの世界から解放されるなら」
「ミロクよこの者を、例の場所に連れて行け」
「はっ」
そして薫はミロクと共に何処かへ消えた。
それ以降、佐谷薫の姿を見た者はいない。
そして翌日・・・
直哉の生死の決まる日がやって来た
「直哉君と薫さんは私が助けるわ」
さくらは、単身展開のいるポイントに向かうと、そこには天照の頭上に吊るされている直哉がいた。
「直哉君」
地下司令室で見ていた、米田と他の隊員も驚いていた。
「来たようだな、さあ返答は、如何するのだ?」
「私達は貴方達と戦うわ」
「ほう、そうなのか?ならばこの小僧もあの姉の元に送るしかないな」
「何ですって!!薫さんをどうしたの?」
「あの娘は死んだのよ、自分の意思でな」
「そんな・・・そんなの嘘よ」
「嘘ではない。事実じゃ受け入れろ娘」
天海の言葉は、少なくとも、大帝国劇場の地下司令室にいる。米田や他の隊員にも、動揺が出ていた.
「馬鹿な・・・薫が死んだだと?」
「嘘お姉さんが・・・」
「信じられませんわ」
さくら以外の隊員達は、直哉より姉の薫の事を好意的に見ていたので、天海の言葉は、衝撃的だった。
「それで娘よ、暫く我ら黒乃巣会は活動を控える事に決定した」
「ええーどうしてですか?」
さくらは、天海に理由を聞く。
「わしは小僧の為に1ヶ月活動を控える事にした、娘よその小僧の霊力は非常に、扱いが難しいぞ、せいぜい気をつける事だな」
そう言って、天海は、直哉をさくらに渡し、自身魔装機兵の天照と共に何処かへ撤退した。
帝劇に戻ったさくらと直哉に、花組の隊長代理になる為の新たな試練が現れた、試練とは・・・。
花組隊員との信頼度を上げるための夏合宿だった。
「ええーー夏合宿ですかーー」
「そうだ今回わしは同行できないので、あやめ君が行く事になったからなmさくら直哉に伝えておけよ、以上だ」
そう言って米田は、支配人室を出た。