渋谷での戦いから2日後・・・
「直哉は外回りの仕事を一人でこなしていた。
「さて今日の外回りもこれで終わったな」
「よう直哉久しぶりだな」
「あ、米田さんお久しぶりです」
「所で、劇場の連中は元気か?」
「はい元気ですよ」
「そうかそうか、なら誰かを襲うか」
「え、何ですか米田さん」
「何でも無いぞ直哉」
?
「そうですか・・・」
米田と直哉は、大帝国劇場に戻っていった。
大帝国劇場・・・
「よっ皆元気だったか?」
「あ、米田のおじちゃん何時戻って来たの?」
「ああ、ついさっきな」
「えらい今回は早かったな」
「そうか?紅蘭」
「まあいいじゃないか、無事に戻って来たんだし」
「それもそうやね」
「そう言えば大神はまだ巴里か?直哉」
「ええ、そうですよ」
「・・・そうか」
(都合がいいな)
その後・・・
佐谷直哉と真宮寺さくらは、この世界の米田とはあまり接点を作らないでいた。その理由は、初めて出会った時の不気味な笑顔に恐怖を感じていたからだ。
その夜・・・
2人のいるゲストルームに桜花と名乗る女性が入って来た。
「貴女は誰ですか?」
「私は桜花、佐谷直哉と真宮寺さくらさんの敵ではありません」
「僕達敵ではないですってそれは一体?」
「今宵はそんなことを伝えに来た訳ではありません」
「今宵は、私の主人から貴方達に渡してほしいといわれて来たんです」
そして桜花は、佐谷直哉と真宮寺さくらに二つの瓶を見せたのだった。
「これは・・・?」
「これは間もなく必要になると言ってました私のご主人様が」
「そうですか、桜花さんあなたのご主人様のお名前を教えてください」
「・・・メルク様と言います」
「メルクさんにありがとうと伝えてください」
「はい」
そう言った直後桜花は消えた。
その夜・・・
その日は、直哉君が4人の後を尾行していたので、私も着いて行く事にした。
暫くして・・・
「ギャアアアア助けてーーー」
悲鳴が、聞こえて直哉君が行った後に私が、行くとそこには・・・
「すみれさん。やめてください正気に戻って下さい」
!!
「さくらちゃん駄目だ!!すみれさんは吸血鬼化してる逃げるんだ」
「嫌!!私がここで逃げたら直哉君が吸血鬼にされちゃうそれも嫌」
「さくらちゃん」
次第に吸血鬼すみれ達に追い詰められる二人だがその時・・・
「「破邪剣征・桜花放心」」
直哉達を救ったのは、佐谷直哉ともう一人のさくらだった。
「「直哉さん。さくらさん大丈夫ですか?」」
「「直哉君さくらさん、どうしてここに」」
「直哉さん落ち着いてくださいもう大帝国劇場は、敵に占拠されてしまいました」
「何だって!!どういう事だい?直哉君」
「実はこの事件を起こしたのは、ネウロだそうです」
「「ええーー」」
「どうして直哉君達が、その事を知ってるんだい?」
「実はさくらさんと直哉さんが出かけた直後、私達の前に女性の方が来て、この事件の主犯が、ネウロと、吸血上級降魔となった黄昏の三騎士だという事を、教えてくれたんです」
「「黄昏の三騎士だって」」
「あの人達は私達が倒した筈なのに・・・」
紫藤直哉の隣にいるさくらが言う。
「恐らく黄昏の三騎士は、ネウロによって、吸血降魔として、蘇らせたのは、人間の絶望や恐怖を発生させる為でしょう」
「大体、ネウロとは何者で、君達にこの事件の黒幕の事を教えた女性は誰だい?」
「僕達にもネウロの事は詳しくわかりません。ただ彼は自分の事を、死人使いと言ってました」
「「ええーー死人使いだって」」
「そして僕達に教えてくれた人はメルクと言ってましたよ」