「そんなのおかしいよ、あやめお姉ちゃんは人間でかえでお姉ちゃんのお姉ちゃんだよ」
「・・・姉さん」
「かえで・・・久しぶりね」
「姉さん・・・直哉君攻撃開始しなさい」
「・・・いいんですねかえでさん?」
「ええ・・・いいわ」
ついに戦いが始まったが、直哉達の動きは鈍かった。
「さくらお姉さん直哉さん達の動きが鈍いよ」
「やはり頭で判ってても、体が思うように動かないよね、直哉君ここは私達が頑張る時よ、紫藤直哉さんにお礼もかねてね」
「そうだあの時のお礼を」
そう言って二人の乗る竜武弐式は、降魔殺女の乗る神威に突撃した。
「ふふどうしたの、貴方達の力はその程度?」
「「くっ」」
「「破邪剣征・桜花天武ーーー」」
「何!!」
「直哉さん皆さんこの敵は、僕達に任せて下さい」
「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」
「直哉君」
「さくらさん」
「お前達はネウロ様が言っていた佐谷直哉か」
「お前は僕達が倒す覚悟しろ!!」
「フン、何粋がってるの小僧が、ネウロ様の手のひらで踊らされていた小僧の分際で粋がるな」
「確かに僕は、ネウロによって帝国華撃団を解散に追い込まれたのは、事実でも、僕にも、さくらさんと同じように、破邪の力があるのなら目覚めて僕の友達を救わせてーー」
その時佐谷直哉の中に眠る力が目覚め、降魔殺女の乗る神威は消滅した。
「何だこの力は?うわあああああ」
そして佐谷直哉の力の暴走により他世界から色々の人物が召還されててしまった.その中にはジェミニや、巴里にいるはずの大神&エリカ等、そしてかつて真宮寺姉弟が共に戦った仲間達が直哉達の世界の各地で自分達の敵対勢力と戦っていると、直哉達に教えたのは、コジロウトミウの二人だった。
時は遡り佐谷直哉が殺女を消滅させた頃・・・
世界は既に異変の兆候が起きていた.この世界の帝都、巴里、紐育に歪な鎖が現れていた。
「直哉君あの鎖は一体何なの?」
「僕にもわからない.ひとまず直哉君の暴走を止めるよ」
「「「「「「「「了解」」」」」」」」
その頃なのは達の世界では・・・
「はやてちゃんあの鎖みたいなの何なの?」
「うちにもよくわからんのや、なのはちゃんすまんやけど、二人のヴィヴィオをお兄さんの世界に連れて行ってや」
!!
「はやてちゃん本気?」
「本気やそれにな、今お兄さん達には魔法事件に対応する術がないんやで」
「もしこの鎖が、魔法関連の物やったら?」
「わかったよはやてちゃん」
そしてなのはは、二人のヴィヴィオを連れて、帝都東京へと向かった。
その頃帝都では・・・
佐谷直哉の暴走を止めた直哉達は一度帝劇に戻ったのだった。
そして、改めて今帝都で起きている事について、話し合おうとしていた時、シャノワールから通信が送られてきたのだった。
「紫藤司令大変だよ、こちらにも帝都と同じ謎の鎖が出現したよ、後紐育にも同じ鎖が出た様だよ」
「「「「「「「「「ええーー」」」」」」」」」
「取り合えず、巴里の方ではムッシュとエリカしか現在居ないから二人に頼むけど紐育を直哉とさくらにお願い出来ないかい?」
「でも僕達が帝都を離れるわけには・・・」
「大丈夫だよお兄ちゃん帝都の事は、私とマリアさん達に任せて」
「「なのはちゃん何時来たの?」」
「さっきだよ」
「直哉パパ、さくらママ」
「「ヴィヴィオまで来たの?」」
「うんパパとママの手伝いがしたくてえへへ」
「「ヴィヴィオ」」
「おやおや可愛い子だね、二人もやるね」
「「止めて下さいライラック婦人」」
「そういう事だから頼むよ」
そして通信を終えた直哉達は、久しぶりの親子の時間を過ごし、紐育に行く準備をしていると、大帝国劇場内が、まるで異次元空間のようになってしまった。その中には見慣れない怪物や蒸気獣ポーンや魔装機兵が混じっていた。
果たして直哉達はこの異常な空間から脱出できるのか?