「紫藤司令大変だよ、こちらにも帝都と同じ謎の鎖が出現したよ、後紐育にも同じ鎖が出た様だよ」
「「「「「「「「「ええーー」」」」」」」」」
「取り合えず、巴里の方ではムッシュとエリカしか現在居ないから二人に頼むけど紐育を直哉とさくらにお願い出来ないかい?」
「でも僕達が帝都を離れるわけには・・・」
「大丈夫だよお兄ちゃん帝都の事は、私とマリアさん達に任せて」
「「なのはちゃん何時来たの?」」
「さっきだよ」
「直哉パパ、さくらママ」
「「ヴィヴィオまで来たの?」」
「うんパパとママの手伝いがしたくてえへへ」
「「ヴィヴィオ」」
「おやおや可愛い子だね、二人もやるね」
「「止めて下さいライラック婦人」」
「そういう事だから頼むよ」
そして通信を終えた直哉達は、久しぶりの親子の時間を過ごし、紐育に行く準備をしていると、大帝国劇場内が、まるで異次元空間のようになってしまった。その中には見慣れない怪物や蒸気獣ポーンや魔装機兵が混じっていた。
果たして直哉達はこの異常な空間から脱出できるのか?
大帝国劇場地下・・・
「直哉君これから如何するの?」
「ひとまず、佐谷直哉君と、さくらさんと合流するよ」
「「「「了解」」」」
医務室・・・
「さくらさん大丈夫ですか?」
「皆さんも無事でしたか?」
「ええ、今この大帝国劇場内では、不思議な事が起こりやすくなっているので、直哉君を連れて、私達と来てください」
「わかりました」
そして直哉達は1階ロビーを目指し、移動を開始したが、その間にも魔装機兵や見知らぬ機械群が直哉達を襲っていた。
「くっ一体こいつらは何なんだ?ガジェットも居るようだけど、敵の統一性がまったく無い」
「なのはこいつらの正体わかる?」
「いやわからないよ、お兄ちゃん」
その時また大帝国劇場に現れた一つの影があった。
その影とは・・・
「あ、なのはさん、直哉さんさくらさんお久しぶりです」
「「「え、ジェミニどうしてここに?」」」
その影の正体は、かつて行動を共にした女性ジェミニ・サンライズだった。
「実は直哉さん達と別れた後新真宮寺直哉君と今回のような事件に巻き込まれたんですよ」
「「「「そうなんだ」」」」
「おや五輪の戦士じゃない?」
!!
「誰だ!!」
「僕達の事忘れたの?酷いなジェミニ」
「まあ親方様より弱いしねえ」
「お前達は・・・蘭丸と黒龍姫お前達はこの僕達紐育華撃団が倒したはずなのに・・・」
「さあ五輪の戦士よ今度こそ殺してやるよ、出でよ怪蒸気よそして、お前達にもいい物を見せてやるぜ帝国華撃団よ」
「「出でよ降魔兵器よ」」
!!
「「「「何でお前達が降魔を操れるんだ」」」」
直哉が蘭丸に聞いた。
「そんな事誰が教えるかよ、行け怪蒸気そして降魔兵器よやつらを殺せ」
そして戦いが始まり暫くして新たな乱入者達が現れその中には、かつてジェミニと共に旅をした、コジロウとミウの姿もあった。
「コジロウサンミウさん」
「あっジェミニ元気だった?」
「ジェミニ君もここに来ていることは、君もあの鎖に関わる事に巻き込まれたのか?」
「まあそうですね」
「ねえ、ここ大帝国劇場よね、真宮寺直哉君は何処に居るの?」
「ああ、ミウさんここは、真宮寺直哉君のいる世界ではないですよ」
「え、どういう事?」
「こら僕達を無視するな爆乳娘!!」
「あら誰かと思えば、兎小僧じゃない」
「何だと!!」
「ミウ行くぞ!!取り合えずやつらを叩くぞ」
「了解」
「何だか凄い人達が来たね、お兄ちゃん」
「そうだねなのは」
「・・・直哉君あの人達てあの時の?」
回想・・・
「ヤーン直哉君かっこいい」
「うわあ、ミウさんやめてください」
ミウは、直哉を抱きしめ、直哉の顔にミウの胸が当たるようにしていた。
その状況を見つけたさくらが、慌ててミウを止めた。
「ちょっとミウさん、直哉君に何してるんですか?止めてください」
「もがもが・・・」
「いいなあ直哉さん僕もしてもらいたい」
「ジェミニさんはいどうぞ」
「何?エリカさん」
「遠慮しないでどうぞ」
「いやあ、遠慮します」
「エリカ嫌われました。えーんえーん」
「ええーーその程度で泣かないでよエリカさん」
「「ジェミニ何してんの?」」
回想終了・・・
「そうかも知れな、まさか直接会えるなんて」
そして直哉達は、戦いを再会し、見事紐育の魔人蘭丸と黒龍姫を撃退した後、この事件の発端から関わる特殊部隊と合流したのだった。