突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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新たな事件4 合流5 真宮寺直哉の異変後編

地下司令室・・・

 

「少し待ってて下さい」

 

「「ああ、わかった」」

 

そして直哉は、通信を繋げた。

 

「おお久しぶりじゃないか、紫藤直哉司令」

 

そう言って通信に出たのは、もう一人の司令官米田一基だった。

 

「米田さんお久しぶりです。直哉君居ますか?

 

「ああ、居るが少し元気が無いがな」

 

「え、元気が無いんですか?直哉君が」

 

「ああ、すまねえが、直哉とさくらと千明を、そちらの世界に行かせてくれねえか?」

 

「ええ、いいですけど如何したんですか?直哉君は?」

 

「その件に関しては、さくらから聞いてくれ」

 

「わかりました」

 

暫くして・・・

 

役千明とさくらに抱っこされた直哉がやって来た。

 

「「あ、貴方はコジロウさんにレイジさん」」

 

「「久しぶりだなさくら、千明、直哉」」

 

「・・・」

 

「「どうしてお二人が、紫藤直哉さんの世界に居るんですか」」

 

「ああ、また以前と同じように俺達に力を貸してくれ直哉君」

 

「・・・貴方達も僕の力が目当てなんですね」

 

「もう僕に関わらないでよーー」

 

そう言って真宮寺直哉は地下司令室を出て行った。

 

 

ロビー・・・

 

「もういいのに僕の事ほっといてよーーーーーー」

 

「あ、直哉君みっけ」

 

 

「わああああミウさんやめてーーー」

 

地下司令室・・・

 

「「さくら直哉君に何があった」」

 

「コジロウさん、レイジさん実は・・・」

 

さくらは二人に説明をした。

 

「「何だと!!直哉君が幼児化しただと」」

 

「はいそうなんです」

 

「さくらさん原因はわかってますか?」

 

「言え以前はわかりましたが、今回はわからないんです

 

 

 

 

「コジロウどうする直哉君の事を聞いた以上、直哉君に協力を求めるのは、無理だな」

 

「そうですねレイジ」

 

そう言って話が終わった。

 

そしてコジロウとレイジは、仲間の元に戻っていった。

 

地下司令室・・・

 

「あのー直哉さん」

 

「はいさくらさんなんですか?」

 

 

 

 

「それは「貴方とさくらさんにだけ今の直哉君の状態を教えますね」

 

「ええ」

 

「実は、直哉君は、ここに来る2日前に自殺未遂をしたんです」

 

!!

 

「直哉君はそこまで追い詰めたんですか?」

 

それはわかりませんけど、何かが起きる前兆なのかも知れませんね」

 

「それはわからないですね」

 

 

「そうですね、だから米田支配人は、直哉差からの要請を受けて、私と直哉君をこちらに移動させたんです」

 

 

 

「まあこちらも厄介事が起きましたけどね」

 

 

 

「そうですね、だから米田支配人は、直哉差からの要請を受けて、私と直哉君をこちらに移動させたんです」

 

 

「それはわからないですね」

 

「まあこちらも厄介事が起きましたけどね」

 

「厄介事ですか?」

 

「さくらさん貴女と直哉君と、レイジさん達とコジロウさんとミウさんは、以前貴方達の世界を中心に起きた現象が僕達の世界にも起き始めているんです」

 

「ええーーあの世界融合事件がですか?」

 

「ええ、そうですただ違うのが、帝都、巴里、紐育に謎の鎖が出現したのです」

 

「その鎖の周辺から、異世界の怪物や、以前倒した敵等が、復活したりしてるんです」

 

「それじゃあ私達の世界と同じような事が、起きているんですね」

 

 

「そうです本来ならさくらさん達も協力してもらいたかったんですけど、直哉君があの状態じゃ戦闘は無理ですね」

 

「すみません」

 

「それでは皆さんの所に行きましょう」

 

「はい」

 

移動中・・・

 

「あらさくらさんどうしてこちらに?」

 

「さくらちゃん、貴女佐谷君はどうしたの?」

 

「直哉君は、今治療中です」

 

「治療中て、どういう事?」

 

そして直哉は、二人のさくらを連れて皆が集合している食堂へ向かった。

 

 

食堂・・・

 

「いやだ、放して僕はお姉ちゃんの所に行くんだーー」

 

「駄目だよ直哉君お姉さんはもうすぐ来るから待ってようよ」

 

「嫌だーー」

 

「「「きゃあ」」」

 

感情的になった直哉は、霊力を放ちさくら達から逃げ出す。

 

その直後、直哉と二人のさくらが食堂にやって来た。

 

「これはどういう事かなさくら、君の弟が幼児化したのかい?」

 

 

コジロウが、さくらに聞く。

 

「ええコジロウさんその通りですよ

 

さくらの言葉にこの場にいた全員が驚いていた。

 

「「「「「「えええーーー直哉君が幼児化したーーー」」」」」」

 

 

「そうなんですよ皆さん」

 

「お姉ちゃん抱っこしてよ」

 

「直哉君少し待ってね」

 

「嫌だお姉ちゃん抱っこ」

 

「直哉君私嫌いになるよ」

 

「えーんえーんお姉ちゃんの意地悪」

 

「「「「これは見事に子供だ」」」」

 

そして事件が起きた。

 

帝劇を中心に局地的地震が起きて、地震が収まり、直哉達が外に出るとそこは、なのは達の世界の海鳴市だった。

 

 

「えええーーーどうなってるのこれー」

 

なのはが驚きの声をあげていた。

 

「なのは今の話は本当かい?」

 

「うんここは間違いなく海鳴市だよお兄ちゃん」

 

「それじゃあどこか落ち着けるところはないかい?二人の直哉君があの状態だし、朴達も状況を整理したいからね」

 

 

「わかったお兄ちゃん。それじゃ私の家に行こう」

 

「「「「「えーなのはの家ーーー」」」」」

 


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