突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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異世界へ1 平和な日常後編

 

「直哉君はそこまで追い詰めたんですか?」

 

それはわかりませんけど、何かが起きる前兆なのかも知れませんね」

 

「それはわからないですね」

 

 

「そうですね、だから米田支配人は、直哉差からの要請を受けて、私と直哉君をこちらに移動させたんです」

 

 

 

「まあこちらも厄介事が起きましたけどね」

 

 

 

「そうですね、だから米田支配人は、直哉差からの要請を受けて、私と直哉君をこちらに移動させたんです」

 

 

「それはわからないですね」

 

「まあこちらも厄介事が起きましたけどね」

 

「厄介事ですか?」

 

「さくらさん貴女と直哉君と、レイジさん達とコジロウさんとミウさんは、以前貴方達の世界を中心に起きた現象が僕達の世界にも起き始めているんです」

 

「ええーーあの世界融合事件がですか?」

 

「ええ、そうですただ違うのが、帝都、巴里、紐育に謎の鎖が出現したのです」

 

「その鎖の周辺から、異世界の怪物や、以前倒した敵等が、復活したりしてるんです」

 

「それじゃあ私達の世界と同じような事が、起きているんですね」

 

 

「そうです本来ならさくらさん達も協力してもらいたかったんですけど、直哉君があの状態じゃ戦闘は無理ですね」

 

「すみません」

 

「それでは皆さんの所に行きましょう」

 

「はい」

 

移動中・・・

 

「あらさくらさんどうしてこちらに?」

 

「さくらちゃん、貴女佐谷君はどうしたの?」

 

「直哉君は、今治療中です」

 

「治療中て、どういう事?」

 

そして直哉は、二人のさくらを連れて皆が集合している食堂へ向かった。

 

 

食堂・・・

 

「いやだ、放して僕はお姉ちゃんの所に行くんだーー」

 

「駄目だよ直哉君お姉さんはもうすぐ来るから待ってようよ」

 

「嫌だーー」

 

「「「きゃあ」」」

 

感情的になった直哉は、霊力を放ちさくら達から逃げ出す。

 

その直後、直哉と二人のさくらが食堂にやって来た。

 

「これはどういう事かなさくら、君の弟が幼児化したのかい?」

 

 

コジロウが、さくらに聞く。

 

「ええコジロウさんその通りですよ

 

さくらの言葉にこの場にいた全員が驚いていた。

 

「「「「「「えええーーー直哉君が幼児化したーーー」」」」」」

 

 

「そうなんですよ皆さん」

 

「お姉ちゃん抱っこしてよ」

 

「直哉君少し待ってね」

 

「嫌だお姉ちゃん抱っこ」

 

「直哉君私嫌いになるよ」

 

「えーんえーんお姉ちゃんの意地悪」

 

「「「「これは見事に子供だ」」」」

 

そして事件が起きた。

 

帝劇を中心に局地的地震が起きて、地震が収まり、直哉達が外に出るとそこは、なのは達の世界の海鳴市だった。

 

 

「えええーーーどうなってるのこれー」

 

なのはが驚きの声をあげていた。

 

「なのは今の話は本当かい?」

 

「うんここは間違いなく海鳴市だよお兄ちゃん」

 

「それじゃあどこか落ち着けるところはないかい?二人の直哉君があの状態だし、朴達も状況を整理したいからね」

 

 

「わかったお兄ちゃん。それじゃ私の家に行こう」

 

「「「「「えーなのはの家ーーー」」」」」

 

「直哉達全員なのはの言葉に驚きつつもなのはの家である翠屋に移動を開始した。

 

翠屋・・・

 

店内・・・

 

いらっしゃいませ何名様ですか?」

 

「えーと10人以上だよ美由紀お姉ちゃん」

 

「へ、・・・」

 

なのはの言葉を聞いて、きょとんとした店員さん・・・そして。

 

「ああああーーーーなのはーーー今ままで何処に行ってたの?」

 

「あはは、ごめんねお姉ちゃんお母さんとお兄ちゃんと、お父さん居るかな?」

 

「お兄ちゃんは、道場に居るよ、父さんと母さんは今休憩で、家に戻ってるよ」

 

「お姉ちゃんありがとう。家に行って見るよ」

 

「行こう直哉お兄ちゃん」

 

「わかったよお邪魔しました」

 

そしてなのは達は、なのはの両親に会う為、なのはの家に向かった。

 

その頃佐谷直哉は・・・

 

 

紫藤直哉達とは別行動を取り、翠屋のケーキとオレンジジュースを食べていた。

 

 

そして直哉とさくらは翠屋にいる仲間と合流した直後、そこに現れたのは、黒い影のようなフェイトの姿をした者と、はやての守護騎士シグナムの姿をした影が、直哉達と、コジロウとミウ達に襲い掛かって来た。

 

「うわあああ」

 

闇シグナムの剣が直哉を捕らえたその時・・・

 

「お兄ちゃん」

 

「パパ」

 

「直哉君」

 

さくら、なのは二人のヴィヴィオが直哉の名を叫んだ。

 

だが直哉には、闇シグナムの剣は、直哉には届かなかった何故なら・・・

 

「まったく直哉は、油断しすぎだよ」

 

「まったくです」

 

「まあそんな奴だからユーリが好きになったんじゃろうな」

 

「えええーーーなんでシュテル達がーーーお兄ちゃんの中から出てくるの?」

 

「あ、なのはお久しぶりです」

 

「久しぶりだねだねなのは」

 

「王様あれは何なの?」

 

「あれは闇の書の残留思念が、我らの魔力と霊力に引かれて動き出したんじゃろう」

 

 

「要は俺達の敵だな」

 

「そういう事だ」

 

そしてコジロウ達とレイジ達も協力して、闇の書の残留思念と戦っていると、一人の少女がやって来た。

 

「あ、いたいた、ねえお願いがあるんだけど聞いてくれる?」

 

「何このおばちゃんは?」

 

「酷いよおばちゃんなんて」

 

「貴方達砕けぬ闇の居場所知ってる?」

 

!!

 

少女の言葉を聞いた直哉とさくらは驚いていた。

 

「あの子ユーリちゃんを探してるよ直哉君」

 

「そうだね・・・大丈夫だからね、ユーリ」

 

「はいマスター・・・」

 

「お主は何ゆえ砕けぬ闇を探している?」

 

「それはね私の計画に必要だから」

 

「計画じゃと」

 

謎の少女と王様が、話してると地震が起こり、その直後降魔兵器と、魔装機兵闇神威鬼王版が現れた。

 

「きゃああなにあの気持ち悪い生物は」

 

「あれは降魔兵器と言うやつだ、戦わなければ死ぬぞオバサン」

 

「オバサンじゃないわよ」

 

そして海鳴市に、突如現れた降魔兵器との、戦いが始まった。

 

 

 


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