この話はさっきゅん様の方も見ていただいくことによって、
此方の主人公が知らないことなどが明かされます。
まぁ、楽しんでいってください(笑)
?『おはようございます、【
どこを見渡しても赤黒い惑星で、コントラストのように目立つ氷の館
その館の主の寝室にて、私は御嬢様に声をかける。
創晶『
火焔『今日は私と一緒に何処かの惑星へ行きませんか?赤黒い景色ばかり見ていると、
心まで赤黒くなりそうで...』
創晶『それならば...あの木がいっぱいある惑星に行こうではないか、ついでに其方の
眷族修行もしてやろう』
火焔『木? あぁ、[ナベリウス]のことですね? して、修行ですか?』
創晶『其方はまだケオトウツしか出せぬじゃろ?』
火焔『それ以外も出せるのですか?』
創晶『結構出せるぞ。 疲れるがの。それに、其方を今戦わせぬのは、
能力をまだ使いこなせておらぬからじゃよ』
火焔『よろしいですが、アークス達にだけは気をつけてくださいよ?』
創晶『それを言うなら、
火焔『
その言葉に、私は一週間前のあの出来事を思い出す。
そう...私がこの世界に生まれたあの日を...
ーーー一1週間前ーーーー
?『私は...それに
赤黒い...とにかく赤黒い...何処を見ても赤黒い...
何も思い出せない私の耳に、何処からかコチラに向かう足音が聞こえる。
?『ここかなぁ?』 ?『絶対にココだよ!』
どうやら二人居るようだ...
?『見つけた!』
声のした方を見ると、全く同じに見える二人の子供が私の目を見つめていた。
?『君は?』 ?『貴女は?』
?『私...ワタシは...』
全く思い出せない...
?『貴方達は私の名前を知りませんか?』
?『僕は知らな~い』 ?『私も知らな~い』
どうやら二人とも知らないらしい...
?『なら僕が君に名前を付けてもいいかい?』
どうやら男の子らしい片割れが、私に問う。
?『いいですけど...その前に貴方達は...?』
?『僕は』 ?『私は』
?『僕たちは、
?『ダークファルス...ダブル...』
聞き覚えもない...
双子・男『君の髪の毛は灼熱の様な赤!』 双子・女『君の目は鮮血の様な赤!』
そうこうしている内に、二人による私の名付けが始まっていたようだ。
?『赤ですか...』
そう言われて、私は今この瞬間まで気づいてもいなかった自分の髪の色を確かめる。
...深紅の髪が、腰まで届いていた。
双子・男『赤と言えば全てを燃やす炎!』 双子・女『赤と言えば全てを灰にする炎!』
双子 男・女『【
火焔『カエン...?』
どうもしっくり来ない...
?『ならば、【
それならしっくりくる...ってか誰が言ったの?
そう思った私が振り返ると、浅黒い肌で、黒っぽい服を着た巨漢がいた。
火焔『貴方は?』
巨躯『我か? 我が名はエルダー、DF【
火焔『はぁ...ところでさっきから話に出てくるDFとは何ですか?』
双子・男『DFとは、深遠なる闇の分裂体』 双子・女『DFとは、全てを壊す者』
巨躯『我も、貴様も、ここに居る者は全員DFだ』
火焔『私が...DF?』
巨躯『詳しい話は追々話そう...』
火焔『ありがとうございます...ところで此処は何処ですか?』
私がここで意識を覚醒してからずっと疑問だった事を聞いてみた。
巨躯『此処は、我々が生まれた場所...そして我らの
惑星【オスクリダ-】』
火焔『オス...クリダ-...』
どうやら血のような赤い水や、黒い地表が特徴的な惑星は【オスクリダ-】と言うらしい。
巨躯『さて、貴様のダーカーはどのような者なのだ?』
火焔『確か...私達の
巨躯『左様...我等の身体の中に流れる
火焔『私の
私の身体の中に流れる赤いナニかを、目の前の空間に具現化させようと念じる。
すると、私の目の前の空間に赤黒い粒子と共に炎が凝縮されていく...
そして...
?『キュィィ!』
その声と共に、炎がウサギの形を持ってオスクリダ-の地表を踏みしめる。
巨躯『むぅ...コイツは...』
火焔『うわっ! なにか出た!』
具現化したウサギの様なナニかは、私の方へ飛び跳ねてくる。
火焔(か...カワイイ...)
下僕と言うからにはもっとグロテスクな者が生まれるのかと思っていたのだが、予想外の可愛さに
巨躯『コイツはあの【
火焔『【
双子・男『【創晶】とは、僕達と同じDF』 双子・女『【創晶】とは、氷のDF』
?『つまり
オスクリダ-の赤い水をを凍らせながら、その人は歩いてきた。
?『
創晶『妾と正反対の能力を持つDFが生まれたと聞いての、来てみたのじゃが...』
火焔『初めまして、DF【火焔】です』
双子男・女『久し振りだね、【創晶】』
創晶『久しぶりじゃの、ちびっ子共よ』
双子・男『ちびっ子とは失礼な! 僕は前に会った時から2cmも伸びてるんだからね!』
火焔(それはあまり変わってないんじゃ...)
創晶『ところで、其方はもう
創晶が、私の足元を飛び跳ねているダーカーを指差して言う。
火焔『名前...ですか...』
創晶『そうじゃ、名付けることによって使役しやくすなるのじゃぞ』
創晶『例えばこのようにな、ほれ』
そう言って彼女が力を集中させると、赤黒い粒子と共に私とは正反対な氷の結晶が凝縮され、
氷?で出来た武士のようなダーカーが出現する。
創晶『そして...フリーライよ、そこの木を斬れ!』
どうやらフリーライという名らしいダーカーは、その場にあった黒い木を斬りだした。
火焔『成る程...確かに名前を付けることは大事なようですね...』
巨躯『名前を付けておくと、召喚も楽になるのだぞ』
火焔『少し考えてみます...』
火焔『炎...ウサギ...燃える...』
私の中で、何かが閃いた。
火焔『君の名は今から、[ケオトウツ]だ!』
どうやらこの子も、その名前が気に入ったようで、さっきよりも嬉しそうな気がする。
巨躯『名付けも決まったようだな、それならば我は帰るとしよう』
双子・男『僕も!』 双子・女『私も!』
そう言うと、三人はもはや見慣れた赤黒い粒子と共にテレポートするように消えてしまった。
創晶『妾も帰ろうかの...』
火焔『今のは...ってか少し待ってください!』
慌てて私は、三人と同じようにどこかへ行こうとした彼女を引き止める。
創晶『...なんじゃ?』
火焔『私はこれからどうすれば...?』
創晶『そうじゃったの、ふむ...まずは、適当な惑星を観察にいくのがよかろう』
火焔『そんなことが出来るんですか?』
創晶『そこからであったか...』
面倒くさそうに、彼女は言う。
というか、既にコチラとは完全に逆方向を向いている。
創晶『ダーカーを召喚する時のように、そこに行きたいと念じるのじゃ』
火焔『行きたい場所...』
今日は色々ありすぎて疲れたから、とりあえず景色が綺麗な場所に行きたいな...
火焔『どこか綺麗な場所に行きたいです!』
創晶『ならば、綺麗な場所に行きたいと願うのじゃ』
それを聞いた私は、景色が綺麗な場所に行きたいと強く念じる。
すると私を包み込むように、赤黒い粒子が集まってくる。
そして次の瞬間には、私は全く知らない場所に立っていた。
火焔『うわぁ~、なんていうか...高いなぁ~!』
今、私は惑星【アムドゥスキア】の浮遊大陸エリアに来ているのだが
火焔『下の方は火山かな? 此処はどういう仕組みで浮いてるんだろう?』
その時、何も知らなかった私は、初めて見る物全てに興味を抱いて○○←ここどうしようか?
火焔『あ、そうだ! あの子にもこの景色を見せてあげよう!』
そういって私はケオトウツを召喚する。
火焔『どう? 君も此処を綺麗な場所だと思わないかい?』
『キュッ! キュィィィ!』
全く何と言ってるのかは分からないが、多分喜んでいるのだろう。
それから
戯れるのであった。
ここまで読破いただきありがとう御座います。
ほぼ同時刻に後編も上がっているはずなので『まだまだ大丈夫だ!』
という方は頑張ってみてください(笑)
あ、そうそう今回出てくるケオトウツは何処かの国の言葉で
『燃える』という意味のケオと『ウサギ』という意味のトウツ
を合わせて名付けられました。