ラブライブ! 記憶を失くした少年と歌を歌う女神達   作:凛乃空

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どもども!みなさんお久しぶりです凛乃空です!
真姫ちゃんの生誕編以来の投稿かな!
もう学校始まって結構たってるのになんで本編全く進んでねんだよ………
本当に申し訳ないです……
これからちゃんと執筆していきたいと思いますので気長に待ってもらえればうれしいですm(_ _)m

さて今回はのんたんの誕生日ということで久しぶりに頑張りましたよ!(できがいいとはいっていない)

今回は最近自分が好きな曲の歌詞をちょっと変えて強引に入れてみました!あとがきで答え合わせをしますよ!
タイトルはなんかふざけてるなぁって思ってもらえればいいですwww
それではのんたん誕生日編どうぞ!




希ちゃん誕生日記念編 梅雨に花火に缶ジュース

今日は6月2日、春もすぎてそろそろ梅雨に入ってもおかしくはない時期。

俺は希と一緒に自分の家で遊んでいた。

 

「ねぇ蒼空君」

 

「なんだ?」

 

「来週の木曜日………」

 

「来週の木曜日がどうしたんだよ」

 

「あの…その…」

 

急にもじもじしてどうしたんだ?来週の木曜日がどうしたんだ?

喋り方もいつもの希じゃない気がするぞ。

 

「花…」

 

「花?」

 

「花火大会が来週の木曜日にあるんだけど…蒼空君は暇……かな?」

 

来週の木曜日って言ったら確かなんちゃら記念日で学校が休みになっていたはずだな。何記念日かは忘れたが……。

花火大会か……そういえばそろそろ祭りとかそんな時期だもんな。

でも俺は……

 

「暇ではないんだけど、あーゆー人が多いとこ苦手なんだよな」

 

希には悪いがこればっかしは仕方ないよなぁ。あーゆーとこって場所が狭いのに人が集まるからちょっときついんだよな。

 

「ふ、ふ〜んじゃあ誰か他の男の子と行ってくるよ」

 

「え?!いやいや、別に苦手ってだけで行けないとは行ってないからさ」

 

「別に無理して来んでもええんよ?」

 

「や、やっぱめっちゃ楽しそうだなぁ!結構行きたいぜ!」

 

ってなわけで俺は来週の木曜日に、希と花火大会に行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は過ぎて今日は6月9日木曜日、希との約束の日である。現在の時刻は13時。

俺は珍しく昼に起きて、祭りに行く準備をしていた。まぁ準備っていってもそこまで用意する物が多いわけじゃないけどな。

 

「親父は昼ご飯何食べたか?」

 

「蒼空…お前今頃起きたのか?昼ご飯なら弁当買ってあるからそれ食べろよ」

 

「あぁわかったよ、それじゃいただきます」

 

昼ご飯食べてから準備に取り掛かるかな、希との約束の時間は17時だったはずだし、時間には余裕があるな。

そう思って俺はゆっくりと時間を潰しながら準備することをきめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごちそうさまでした!さてと、準備に取り掛かるかな」

 

「おいちょっと待て蒼空」

 

 

ご飯を食べ終わって、準備に取り掛かろうとしていると親父に声をかけられた。

 

「なんだよ親父、俺はこれから」

 

「なぁ蒼空……父ちゃんは今疲れに疲れきっているんだ」

 

俺の発言を無視して、親父は涙目になって俺に語ってきた。

 

「それで?」

 

「今の父ちゃんには部屋の片付けができないんだ」

 

「ふむふむ、で?」

 

「父ちゃんはこの部屋で寝ると病気になって死んじまうんだよなぁ〜」

 

「はぁ………はっきり言ったらどうだ」

 

「疲れてるから部屋の片付けを任せたぜ!」

 

「………なんでだよ!!!殆ど親父が散らかしてるじゃねーか!自分が散らかしたものくらい自分で片付けろよ!」

 

「いやぁだって〜父ちゃん疲れてるし〜」

 

「俺はこれから希と約束があるんだよ!」

 

「え……そ、そっか…それは悪かったな……部屋は父ちゃんが片付けるよ……」

 

あっ、結構言いすぎたかもしんねえな。

まぁ時間余ってるし時間潰しに片付けするかな……。

 

「仕方ねえから片付けてやるよ…」

 

「本当か!そんじゃ父ちゃんちょっと寝るからよろしく!」

 

「は?おい、ちょっと待てこのクソ親父!ってもう寝てんのかよ」

 

今は14時か、まだ余裕あるなちゃっちゃと終わらせて行くとするかな。

こうして俺は部屋の片付けを強引に押し付けられてするのことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、やっと終わった〜」

 

時刻は16時になっていた。

 

「予想以上に時間掛かったなぁ、ちょっと急がなくちゃな。遅れたら誘ってくれた希に申し訳ないしな……」

 

人混みは苦手だが希が誘ってくることなんてあんまりないから、ちょっとは頑張らないとな。

準備を素早く終わらせて俺は希の家に向かう事にした。

 

「お?蒼空もう行くのか」

 

「起きてたのかよ親父……部屋の片付けはおわったから、行ってくるぞ」

 

「へーい、せいぜい希ちゃんとイチャイチャしろよ!」

 

「は?そんなんじゃ……まぁいいか」

 

親父に煽られたが、構うのもめんどくさかったので無視した。

希との約束の時間は17時だからだから

 

「お!晴れてんじゃん」

 

家を出ると梅雨の時期とは思えないほどの雲ひとつない晴れだった。

 

「最近梅雨に入ったけど晴れててよかったぜ〜」

 

折角の花火大会なんだ、こんな日ぐらいは神様も空気を読んでくれたのかな。

そんな事を思いながら俺はしばらく空を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在の時刻は16時50分……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

「ごめんって言ってるだろ…」

 

今現在の時刻は17時15分。

完全に約束時間に遅れていた。

そして俺はある人物に何回も謝っている途中。

 

「謝り方が違うんやない?」

 

「まじでごめんなさい…」

 

そう、俺は希に謝っているのだ。

あまりの天気の良さに空に見とれていると、あろう事か約束の時間を過ぎていたのだ。

 

「いや、だって、梅雨でこんなに晴れることってないじゃん?だからつい」

 

「へ〜、言い訳するんやなぁ」

 

「機嫌直してくれよ〜これから楽しい楽しい花火大会だろ?」

 

「まっ、いっか……それじゃあ行こか」

 

一応許してもらったみたいだが、まだ少し不機嫌そうだ……後で何か奢ってやるかな。

 

「それより、花火大会ってどこであるんだ?」

 

「あれ?言っとらんかったかな?」

 

「いや、全然聞いてないけど」

 

「神田明神やで!」

 

「ほぇ〜なるほどなぁ〜」

 

神田明神か〜そりゃあたのしそうだなぁ、すぐ近くだから疲れなくて済むしな〜

 

「そっか、神田明神か」

 

「そうやけど、どうかした?」

 

「いやぁなんか希が神田明神に私服で行くのって珍しいなぁって思ってさ」

 

「せやな〜いつもは巫女さんの格好やもんな」

 

そんな話を続けながら俺達は目的地の神田明神へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希の家からしばらくして、俺達は神田明神についた。辺りはいい感じに暗くなっており、神田明神には出店が並んでいた。

 

「おぉ、なんか祭り!って感じがするな」

 

「せやね!それよりちょっとだけ待っててほしんやけどええ?」

 

「ん?あぁ別にいいけど」

 

「すぐに戻るから」

 

そう言って希は神田明神の中に入っていった。

希の事だろうからたぶん、ここの人への挨拶とか、神様に挨拶とかだろうな。

 

「喉乾いたしとりあえずジュースでも買うかな。えっと、確か近くに自販機が……おっ、あったあった」

 

出店にジュースを売ってる場所がないのか、それかまだ開いてないのか、どちらにしてもちょっと人が並んでるけどまぁいいか。

そう思いながら俺は自販機に並んで、缶ジュースを1本買った。

 

「殆ど売り切れてるってどういう事だよ……まぁオレンジジュース嫌いじゃないからいんだけどさ……」

 

「お待たせ!」

 

俺が独り言のように好きなジュースを買えなかったことを悔やんでいると、後ろから希に声をかけられた。

 

「ん?割と遅かった……な…?」

 

後ろを振り返るとさっきまで私服だった希が着物を着て俺の前に立っていた。

 

「たまには着物を着てみるのもいいかとおもってさー」

 

「めちゃくちゃ似合ってるぞ!すげぇ可愛い!」

 

「っ!や、やめてよ!恥ずかしい…から……」

 

いや、これはお世辞無しにまじで似合ってるし可愛い、後ちょっとエロい……。

希は顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしていた。

 

「そんじゃまずどこ行く?」

 

「花火が始まるのが20時からで、今の時間は18時だから……どこ行こっか?」

 

「それを今俺が聞いたんだけどな……まぁ、とりあえず出店回って時間潰そうぜ」

 

「せやね!」

 

「そんじゃ行くか」

 

「ちょっと喉乾いたなぁ」

 

「あぁ、ならこれ飲むか?」

 

「え…でも…」

 

「ん?なんだ?」

 

「あの…これって…」

 

「これ?」

 

なんだ?なんで急に顔が赤くなってんだ?

 

「いわゆる間接キッス……だよね……」

 

「あっ……」

 

「………」

 

俺は馬鹿かよ!やばい全然考えてなかった!相手は女子だぞ?こう考えるのが普通だろうが!いや、待てよ……うまく誤魔化すんだ。

 

「…意識したのか?」

 

「…うん、それは蒼空君のやから!じ、自分で買うからええよ!」

 

「お、おう!そうだな」

 

ダメじゃん……完全にやらかした…絶対嫌われるやつじゃんかよ……。

俺の馬鹿野郎!!!

 

「そんじゃあ出店回ってみるか!」

 

「そうだね…」

 

希のテンションが完全に下がってるまま、俺達は出店を回って花火までの時間を潰した事にした。

 

「まずは飲み物売ってる場所だよな、人多いからはぐれないようにしろよ」

 

「う、うん」

 

俺達は食べ物を買ったり、ジュースを飲んだりして時間を潰していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今何時だ?」

 

「今は19時30分でそろそろ花火やから場所探さんとなぁ」

 

「そうだなそれじゃあ」

 

「うちが探してくる!」

 

「え?あっ、ちょっと待てよ希!」

 

希はそう言って人混みの中に消えていった。

ったく、はぐれないようしろって言ったのに……。まぁすぐ戻ってくるだろうしここら辺で待っとくかな。

 

 

ポタッ ポタッ ポタッ

 

 

え?嘘だろ?

 

 

ポタン ポタン ポタン

 

 

タイミング悪すぎないか?

 

 

ポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタ

 

 

「このタイミングで雨かよ…!」

 

なんと花火開始30分前にしてかなりの雨が降ってきたのだ。

その時不意に目に入ったのは男の集団にナンパされている女子高生達だった。

 

「希を探さねーと!」

 

何故かわからないが胸騒ぎがした。だから俺は希を探すために走った。

だけど、人混みの中をいくら探しても希は見つからなかった。

 

「今は…19時55分か……」

 

希を探し回って25分全く見つかる気配がなかった。すると巫女姿の人が何かを言っているのに気がついた。

 

「花火の開始は21時に変更しまーす!」

 

ここの巫女の人なら希の事を知ってるはずだよな、聞いてみるか。

 

「すいません!」

 

「はい?!なんでしょうか?」

 

「ここら辺で希をみませんでしたか?!」

 

「東條さんならあっちの森の方に入っていきましたよ」

 

「なんで森なんかに……!」

 

「たぶん花火を見る場所を探していたんだと思います」

 

「わかりました!ありがとうございます!」

 

なんで!なんで森なんかに入ってるんだよ!

俺は森の中に入って、森の中を探し回った。

時刻は既に20時30分を過ぎていた。

森の中を探していると月の明かりが照らされている場所があるのに気づいた。

そしてそこには綺麗な紫色の髪をした着物を着た少女が立っていた。

 

「の、ぞみ?」

 

「あっ、蒼空君!ここやったら花火が綺麗に見えるで!」

 

「………は?花火が綺麗にみえるだって?」

 

「蒼空…く…ん?」

 

「お前……どれだけ俺が心配したと思ってる!どれだけ探したと思ってる!」

 

「ご、ごめん……」

 

「でも、なんにもなかったならよかった…。そろそろ21時になることだから、花火が始まるな」

 

「そう…だね…でも雨がまだ……」

 

すると、さっきまで降っていた雨が一気に止んだ。それと同時に夜空に綺麗な花が咲いた。

 

 

 

バンッ!!!バンバンッ!!!

 

 

 

「綺麗だな」

 

「うん、綺麗だね」

 

いろんな色、形の花火が夜空に舞っていた。

 

「あのね蒼空君、うち今日誕生日なんよ」

 

「あっ!そうだった!すまんなんにも用意してねえ!」

 

「ふふふ、ええんや。今日1日中が蒼空君からのプレゼントって事にしてあげる」

 

「それでいいのか?」

 

「うん!素敵なプレゼントありがとね!ほら、花火また上がったで!」

 

そう言って花火に夢中になっている希の左手は少し寂しそうだった。

なら、俺がすることは一つだよな…。

 

「えっ?!」

 

俺は黙って希の左手をぎゅっと握った。

すると希は黙って俺の右手を握り返してくれた。

その時、夜空は月の光と花火の光で輝いていた。

 




さて答え合わせです!
実はHoneyWorksさんの東京サマーセッションっていう曲の歌詞を強引に入れてみました!
みなさんどうでしたか?合ってる人もいれば合ってない人もいるかもしれませんね。
もしかしたらそんなの知らねーし考えてねーよっていう人もいるかもしれませんが、まずは読んでいてくださってありがとうございますm(_ _)m

本編の方もゆったりと進めていきたいと思ってるのでよろしくですm(_ _)m

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