ラブライブ! 記憶を失くした少年と歌を歌う女神達   作:凛乃空

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まず読んでくれている皆様に謝罪しなければいけません。

春休みという学校の縛りがなくなった長い休み期間だというのに、本編の更新を1ヶ月もしていませんでした。
大変申し訳ないと思っておりますm(_ _)m

これからはこういう事がないように気をつけたいと思っております。
これから多々こんな事があるかもしれませんが、読んでもらえると嬉しいです。

さて、前書きが謝罪文になってしまいましたが本編はシリアス?な感じだと思われます。

では本編どうぞ!


第5話 夢の中は記憶の中で 2部

引越してから約1年。

 

あれから俺は学校に通い始め、学校帰りには駄菓子屋に行って、希と遊んだ。

そして今日も俺はいつものように学校を終えて、駄菓子屋に向かった。

 

「おじさんこんにちは!希いますか?」

 

「いらっしゃい!希ちゃんならまだ来てないけど」

 

あれ、まだ来てないのか?珍しいなぁ、いつもならもう来てるはずなんだけどな。まぁ、待ってればそのうち来るだろ。

俺は駄菓子屋で希が来るのを待つ事にした。

 

 

 

 

 

 

「希遅いな〜」

 

待ち始めてから30分が経とうとしていたが、希は一向に来る気配がなかった。

 

「心配なら家にでも行ってみればいいんじゃねーか?」

 

「え?でも俺、希の家知らないですよ?」

 

俺だって希の家を知ってたら、ここで待ってないですぐに家に行くんだけど、まだ教えてもらってないんだよな。

俺は希とは遊んではいたが、お互いの家を教え合ったりはしていなかった。

 

「ほんなら、おいちゃんが教えてあげるから行っておいで!」

 

「おじさん、あいつの家知ってるんですか?」

 

「当たり前だ!希ちゃんはご近所さんだからな!」

 

俺はおじさんに希の家まで案内してもらった。

 

「ここが希の家か」

 

案内された希の家は普通の家だった。

 

「じゃあ俺は店に戻るから、後は頑張れ!」

 

「おじさん!ありがとうございました!」

 

「これくらいでお礼なんかいらねーよ!」

 

俺がおじさんにお礼をいうと、おじさんは笑って去っていった。

 

「さてと、とりあえずインターホンを鳴らすかな」

 

インターホンを鳴らすとピンポーンという音が鳴ったが、何の反応もなかった。

 

「あれ?いないのか?」

 

念の為にもう一度鳴らすと、今度はすぐにインターホンから声が聞こえた。

 

『どちら様でしょうか……?』

 

聞こえてきたのは希の声だったけど、いつもの元気な希の声とは全く逆のものだった。

 

「希か?俺だけど……」

 

『蒼空君か……ごめんね、今日は外に出れないんだ……ごめん』

 

「なんかあったのか?」

 

俺はいつもの希とは遠くかけ離れている声にとても心配になった。

 

『別に…何もないよ……』

 

「嘘つくなよ」

 

『嘘なんか……ついて……ないよ…』

 

「だったらなんで!……なんでお前はそんなに暗いんだよ!」

 

『………』

 

「顔だけでも見せてくれよ、お前がなんでもないって事がわかったら俺は帰るよ」

 

『嫌だ……』

 

「やっぱり何かあったんだろ?」

 

『………』

 

「なんでだよ…」

 

『蒼空君…ごめんね、今日は帰ってくれないかな…』

 

「……明日は来いよ」

 

『………』

 

彼女の言葉に俺はこう返す事しかできなかった。

今はこうする事しかできないと思ったから。

そうして俺は仕方なく家に帰る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰ると時刻は7時をまわっていた。

俺は風呂に入って、今日希と話したことを思い出す。

 

「あいつ、どうしちまったんだろ……」

 

俺の頭の中には不安が積もっていた。自分の中で嫌な予感、胸騒ぎがしてならなかった。

 

「はぁ………」

 

風呂の中で希の事を考えていると、いつの間にか逆上せている自分がいた。

 

「今考えても仕方ねぇよな……そろそろあがろっと」

 

俺は考えるのをやめて、自分のベットで次の日の事を思いながら目を閉じた。

 

 

 

 

 

翌日俺は珍しく早く起きたので、軽く散歩をする事にした。

 

「たまには早くから起きて散歩するのも悪くないかもな」

 

俺が適当に歩いていると、いつもの駄菓子屋が見えてきた。だがそれは、昨日の希との会話を思い出すきっかけになった。

 

「希……」

 

気がつけば俺は、希の家に向かって走っていた。その行動が自分の見たくは無いものにたどり着くなんて知りもせずに。

 

「確かここら辺だったよな。えっと、ここの角を曲がればすぐ…だ?」

 

角を曲がった所にあったのは、スプレーでめちゃくちゃに荒らされた希の家と、そのスプレーの後を消そうとしている紫色の髪でショートカットの少女がいた。その少女からはぽたぽたと涙が流れているのがわかった。

 

「こんなところ、蒼空君に見られたら笑われちゃうよね」

 

嘘…だろ…?

待てよ、そんな訳ない。だって希は…あいつの髪はあんなに短くないはずだろ?

俺は認めたくなかったのだ。その少女が、自分の親友であると言う事を。

だがその考えは少女の一言で全てが消える。

 

「助けてよ……蒼空君………」

 

「馬鹿野郎…」

 

「え…?……蒼空…君……?」

 

「なんでだよ……なんで昨日相談してくれなかったんだよ!!」

 

俺は昨日この事を話してくれなかった希に対してではなく、昨日無理矢理にでも聞き出せば、何かが変わったかもしれないのに、直ぐに諦めた自分に対して、怒りが込み上がっていた。

 

「な、なんで蒼空君がここにいるの?」

 

「誤魔化すなよ…お前昨日言ったよな?何にもないってよ……」

 

「うん…」

 

「だったらなんでそんな髪になってるんだよ……」

 

「こ、これは……イメチェン……だよ…」

 

そんなはずはない。希の髪は全く揃ってなくて、まるでど素人が切った様なそんな髪だった。

 

「嘘つくなよ…」

 

「嘘なんか…」

 

「それが美容院や床屋で切られた様なもんじゃない事ぐらい、俺にでもわかるんだよ」

 

「っ!」

 

「何があったか話してくれよ……俺がお前を助けてみせるから!」

 

俺がそう言うと希は涙を流して首を縦に振った。

 

「あのね蒼空君…」

 

その後俺は、希が酷いいじめを受けている事、そのいじめで髪を切られた事を聞いた。

 




次で蒼空の昔の希との記憶が全て明かされると思います!
それが終わったらアニメ本編の方も進んで行くと思うので、気合入れて頑張ります!!!
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