ソードアート・オンライン もう一つの物語   作:獣王

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今日にヒロインを登場させます。


第三話

出会いのきっかけはいつも突然だ。しかも思わず見とれてしまうこともある。それが恋なのか、興味本位なのかはわからない。

とにかく今コウの前にいる人物を見て思ったことは。

何で転けてるんだ?

 

 

番犬所に世話になってから一週間、ギルドに入ったのはいいものの、あまり周りと協調しないコウ。そんな中。

 

コウ「依頼?俺一人で?」

 

エリス「ええ。レベル上げを手伝って欲しいというプレイヤーから依頼なのですが、初仕事でコウさんに行って欲しいんです。」

 

コウ「何で俺だ?ゼンとガイはどうした?」

 

エリス「ガイさんは別の依頼、ゼンさんは何処かに遊びに行ってます、多分いつものでしょう。今度きっちりとしごかないと。というわけでお願いしたいんですが?」

 

コウ「前にも言ったが俺は好きにさせてもらう。じゃあな。」

 

コウはギルドを出て行った。

 

ノエル「ありゃりゃ、行っちゃったね。どうする?私が行こうか?」

 

エリス「いいえ。もうすでに手は打ってます。」

 

ノエル「?」

 

 

 

コウはギルドを出てからというもの。

 

コウ「さてどこに行くか・・・」

 

ザルバ「なら気分転換に狩りにでも行くか?」

 

コウ「狩りねぇ。まぁいいか。何処かいいところはあるか?」

 

ザルバ「なら四十九層のアリの谷に行って見たらどうだ?あそこならちょうどいいだろう。」

 

コウ「そうするか。」

 

コウは四十九層の主住区ミュージェンに向かった。

 

コウ「着いたか・・・さてと」

 

?「あの?」

 

不意に後ろから声をかけられ驚き素早く相手の背後をとった。その時に声を掛けた人物はびっくりして壮大にこけた。コウは思わずあっけにとられた。何度かこのやり方はやっているが、ここまで転んだのは初めてである。原因は驚いた瞬間後ろに下がった時、どこにあったのかバナナの皮があり、それを踏み転けた。

 

コウ「(あんなので転ぶ奴がいたんだな?ある意味奇跡だな。)あー何だ、悪い。」

 

コウは手を差し出し起こすのを手伝おうとした。

 

?「あ、ごめんなさい。ありがとう。」

 

コウ「!!」

 

その顔を見て思わずあっけにとられた。白いドレスのような服装で、長い白銀の髪、そして左目が情熱を感じさせるような赤、右目が光を備えているような黄色のオッドアイ。世間で言うところの美少女である。

 

?「あの?」

 

コウ「あ、ああ。こっちこそすまん。」

 

?「いいえ、こっちが急に声をかけちゃったから。もしかしてなんだけどコウさんって貴方かしら?」

 

コウ「確かにそうだが、なんで知っている?」

 

?「やっぱり。特徴どうりね。私は今回番犬所に依頼したアネットです。今日はよろしくね。」

 

コウ「はぁ?」

 

アネット「え?どうかしたの?」

 

コウ「待て、依頼って、俺が?」

 

アネット「ええ。貴方がここに来ると知らせが来たから。」

 

コウ「おいザルバ!どう言うことだ!?」

 

ザルバ「さぁーな偶然だろう。」

 

コウ「お前、エリスと組んでたな。」

 

アネット「あの〜?」

 

コウ「!! 何だ?」

 

アネット「それでレベル上げを手伝ってくれるんですか?」

 

コウ「いや、俺は・・・というか近いぞ。」

 

気がつくとアネットがすぐ顔近くまでいた。

 

アネット「あ、ごめんなさい。あなた強そうなのだけど、何処か悲しそうな目をしてるから。」

 

コウ「!! 何のことかわからんな?(この女・・・)」

 

ザルバ「いいんじゃないのか付き合っても?」

 

コウ「ザルバ!」

 

ザルバ「どうせ俺たちも狩りに行くんだ。ついでにいいんじゃないのか?」

 

アネット「へー指輪が喋るのね。サポートアイテムなの?」

 

コウ「そうだが・・・ついて来たかったら勝手にしろ。」

 

ザルバ「照れ隠しだから安心しろ。」

 

コウ「ザルバ!」

 

アネット「ふふ。ええ、よろしくコウさん。」

 

二人はアリの谷に向かった。

 

アネット「はぁ!」

 

コウ「(この女、素早い剣撃で結構やるな。ソロで生きてきたのもわかる。)」

 

ザルバ「嬢ちゃん、少し休憩したらどうだ?」

 

アネット「! ええ、そうさせてもらうわ。」

 

ザルバ「ああ嬢ちゃん、その付近に落とし穴が・・・・」

 

アネット「え?きゃあ!」

 

アネットが落とし穴に落ちそうになった瞬間、コウが手を掴み難を逃れた。

 

コウ「たく、世話が焼ける。」

 

アネット「ありがとう。・・・・・どうかしたの?」

 

コウ「あ、いや、すまん。変わった目だったから。そういう設定にしたのか?」

 

アネット「ああ、この目ね。これはリアルでかな。やっぱり変よね。」

 

コウ「いや、俺は綺麗だと思うぞ。」

 

アネット「え?」

 

コウ「あ!深い意味はないからな!純粋に目が綺麗ってことだ!」

 

アネット「ふふ。ありがとう、そう言われたのは家族以外だと初めてだわ。」

 

コウ「そうか。」

 

アネット「それにしても、噂で聞いた通りの実力ね、さっきの反応速度といい。でも・・・」

 

コウ「でもなんだ?」

 

アネット「思ったよりも優しいのね。」

 

コウ「!! 気のせいだ。休憩は終わりだ。続きだ。」

 

アネット「ええ。よろしくお願いね。」

 

再び戦闘を開始した。その間、いろいろなことを話した。

 

コウ「お前、なんでソロなんだ?」

 

アネット「私、運が悪くてそのせいで周りを不幸にしてしまうの。」

 

今になって考えてみたが確かに奇跡的に運が悪いと思う。

 

アネット「私の周りではいつも争いばっかりで、私のせいで皆が傷つくのはいやなの、だから・・・」

 

コウ「ソロで動いてるわけか。だったらなんでうちに依頼したんだ?迷惑かけたくないんなら矛盾してるだろう?」

 

アネット「理由があるなら・・・」

 

ザルバ「お話のところ申し訳ないが、どうやら強敵みたいだぞ。」

 

コウ・アネット「!!」

 

二人の前に現れたのは鉄球を持った強靭な体を持ったインバーシュだ。

 

コウ「見たところここのボスクラスか!いけるなアネット。」

 

アネット「ええ!」

 

インバーシュは鉄球を投げつけてきた。二人は素早く避けた。

 

コウ「こいつ、パワーと防御力は高いがスピードは全然だな。アネット!二人でスピードで翻弄してダメージを与えて行くぞ!」

 

アネット「わかったわ!」

 

二人はヒットアンドアウェイの作戦で行った。幸い二人のスピードなら余裕だった。

 

ザルバ「相手のHPももう少しだ。ふんばんれ!」

 

コウ「ああ!」

 

アネット「はぁ!」

 

ザルバ「!! 嬢ちゃん!焦りすぎだ!」

 

アネット「え?きゃあ!これは!?」

 

あせって攻撃しようとしたが、足元にトラップに引っ掛てしまい動きを封じられてしまった。

 

アネット「しまっ! !?」

 

もちろんそれを見逃すわけもなくインバーシュは鉄球を投げつけてきた。アネットは何かを覚悟した顔して目を閉じた。

 

アネット「(やっぱり私は・・・でもこれで周りには・・・ごめんね、ルチア)」

 

しかしいくら経っても鉄球が当たる気配はなく、その代わりズシンと音がなった。目を開けてみるとコウが前に立って鉄球を真っ二つにしていた。そして

 

コウ「諦めんじゃね!自分が不幸だからこんなことが起こると思ってるのか!?ふざけるな!だったらその不幸すら超える強さを身につけてお前が周りを守れ!」

 

アネット「でも・・・」

 

コウ「その時は俺を、俺達を頼れ!」

 

アネット「コウ・・さん」

 

コウはそのままインバーシュに向かって行った。そして剣を突き刺そうとしたが、巨大な腕でガードした。しかし前に進むことをやめないコウ。

 

ザルバ「一押しが足りないぞコウ!」

 

コウ「くっ!」

 

その時はコウの隣で剣を突き刺したものがいた。アネットだ。

 

コウ「お前!」

 

アネット「私も立ち向かう、自分の不幸を振り抜いて見せる!」

 

コウ「だったらこれが最初の一歩だ!行くぞ!」

 

二人で一気に踏み込みインバーシュを貫いた。インバーシュは消滅した。

 

アネット「や・・・った?」

 

コウ「ああ。意外と手こずったな。大丈夫か?」

 

アネット「ええ、大事な一歩だからね。後、手・・・」

 

コウ「え?あ//」

 

気がつくとコウはアネットの手を握っていた。

 

コウ「ごめん!今日はこんなもんでいいだろう?帰るぞ。」

 

アネット「ええ。」

 

二人はミュージャンに戻って行った。

 

アネット「今日はありがとうコウさん。」

 

コウ「まぁ結構楽しかったし。」

 

ザルバ「手に入れた素材で武器を強化したらどうだ嬢ちゃん?」

 

アネット「そうね、やってみようかしら。」

 

二人は鍛冶屋に向かった。

 

アネット「成功率は90%か・・・」

 

コウ「結構な高確率だろう?」

 

アネット「前に95%で3回連続でエンド品を作ってしまったことがあるの。」

 

ザルバ「ある意味奇跡だな。」

 

アネット「・・・・ねぇ?手を握ってもらってもいい?」

 

コウ「はぁ?」

 

アネット「あなたが握ってくれたら成功すると思うから、お願い。」

 

コウは顔を背けながら、アネットの手を握った。アネットも少し頬を赤くして強化を頼んだ。結果は成功した。

 

コウ「とにかく!依頼は完了だ。じゃあな!」

 

アネット「ええ、また・・・」

 

コウはギルドに戻ってきた。

 

ノエル「あ、おかえり♪遅かったね。」

 

コウ「相変わらず元気なやつだ。なんでニヤニヤしてる?」

 

ノエル「な〜んで〜かな♪」

 

エリス「お帰りなさいコウさん。ご苦労様です。」

 

コウ「よく言うぜ、ザルバと共闘してはめたろうが?」

 

エリス「さて何のことでしょうか?」

 

コウ「たく。依頼があったら早めに言えよ。」

 

エリス「ようやくやる気になってくれましたか。これもザルバさんとアネットさんのおかげですね。」

 

ザルバ「それほどでもないがな。」

 

アネット「私も助けられたから。」

 

コウ「・・・・・・何でお前がいる!?」

 

アネット「私も今日からここにお世話になるの。」

 

コウ「はぁ!?」

 

エリス「お二人が別れた後、アネットさんから入りたいと言われたので、もちろん許可しました。」

 

アネット「これからよろしくお願いするわね、コウさん」」

 

コウ「呼び捨てでいい。」

 

ノエル「私はノエルって言うの、よろしく♪」

 

アネット「ええ、よろしくね。コウノエル。」

 

ノエル「それにコウもなんだかんだ言って私達を仲間って言ってくれたしね 。俺を、俺達を頼れって。」

 

コウ「なぁ!?」

 

エリス「ええ。私もそれを聞いて嬉しかったです。」

 

コウ「ザルバ!」

 

コウが二人を追いかけ始めた。そんな光景をみてアネットは微笑んだ。

 

アネット(やっぱりここに、コウに頼んでよかった。このギルドに頼ったのは、コウの戦いを見て、希望を見れたから。)」

 




オリジナルキャラで一位だったアネットヒロインにします。
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