ソードアート・オンライン もう一つの物語   作:獣王

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今回の話は牙狼の話を参考にしました。


第四話

アネットが加わってから三日。ギルド番犬所の裏庭にて。

 

ノエル「とりゃあ!」

 

エリス「はぁ!」

 

ノエルとエリスが訓練していた。その様子をアネットが見ていた。結果ノエルが武器を弾かれた。

 

ノエル「うぅ、負けた!」

 

エリス「今日はここまでにしましょうか。」

 

アネット「二人ともお疲れ様。ノエルもだいぶ強くなったんじゃない?」

 

ノエル「そうかな?まだエリスに勝てないし。」

 

エリス「いえいえ、ノエルもずいぶん成長しました。おそらくは大抵のクエストならソロでも大丈夫でしょう。」

 

ノエル「本当に!?」

 

エリス「でもだからといって、一人でクエストに行こうと思わないでください。」

 

アネット「いざという時の対処が困難になってしまうしね。」

 

エリス「うちの三騎士みたいになりますからね。」

 

アネット「三騎士?」

 

ノエル「そっかアネットは最近入ったからまだ知らないかもしれないけど、」

 

エリス「コウさん、ガイさん、ゼンさんの三人です。最近になってそう呼ばれることが多いですね。」

 

アネット「コウもそうなの?他の二人はまだあったことないけど。」

 

ノエル「三人共攻略組クラスの実力があるんだよ。でも協調性がないからスタンドプレイが多い。」

 

エリス「ちょっと性格に難ありってことですね。」

 

コウ「誰が難ありだって?」

 

そこにコウがやってきた。

 

ノエル「! コウ!?いたの!?」

 

コウ「さっきな。別に俺は誰かとつるむ気は無いからいいんだよ。」

 

アネット「でもこの間は私に付き合ってくれたわよね?」

 

エリス「そうですね。私のギルドの勧誘も受けてくれましたし。」

 

ノエル「ゼンと同じで女に弱いの?」

 

コウ「あいつと一緒にするな!?」

 

コウが何処かに行こうとしたが、エリスが呼び止めた。

 

エリス「あ!コウさん、新しい依頼が来ています。お願いしますね。」

 

コウ「あの二人は?」

 

エリス「ガイさんは自身のレベル上げで。ゼンさんはいつものです。」

 

コウ「いい加減あいつどうにかしろ。どんな依頼だ?」

 

エリス「クエストの調査依頼です。新しいクエストなんですが情報が少ないから一緒に調べて欲しいと。」

 

コウ「わかった。」

 

エリス「あ!ノエルも連れて行ってください、いい経験になりますから。」

 

コウ「はいはい。二人はどうするんだ?」

 

エリス「私は別の依頼があるので、アネットさんはどうします?」

 

アネット「そうね、私もコウ達と一緒に行ってもいいかしら?」

 

エリス「ええ、構いませんよ。それではお願いしますね。あ!それと依頼者は有名人ですよ。」

 

ノエル「有名人?」

 

 

 

三人が依頼のあった場所に行くとそこで待っていたのは。

 

アスナ「今日は依頼を受けてくれてありがとう。血盟騎士団のアスナです。今日はよろしく。」

 

コウ「依頼者ってお前だったのか?」

 

ノエル「へー、血盟騎士団の副団長さんだったなんて。」

 

コウ「だったら俺達は必要ないんじゃないのか?」

 

アスナ「今日の私はあくまでプライベートよ。気になるクエストがあったから調べたかったのよ。」

 

ノエル「血盟騎士団のメンバーを使えばいいのに?副団長なんだから簡単じゃない?」

 

アスナ「私用で流石に使えないから。エリスさんとは面識があったから頼みやすくて。」

 

アネット「そうなの?」

 

アスナ「攻略でよく一緒になったから。あなたは始めてみるけど?」

 

アネット「ええ、新しく入ったアネットよ。よろしくね。」

 

アスナ「よろしく。」

 

コウ「お前、なんだか随分変わったな?なんだか柔らかくなったな。」

 

アスナ「え?そうかしらね?」

 

ノエル「恋でもしたんじゃない?」

 

アスナ「な//それよりも今日行くクエストなんだけど!?」

 

アネット「(図星って反応ね)」

 

そう言いながら目的の場所に向かった。着いた場所は洞窟だった。早速入って進んでいくコウ達。

 

アネット「クエスト名は迷いのトンネル。討伐系クエストみたいね。」

 

ノエル「迷いのトンネルね〜。入ったら出て来れなかったりして。」

 

アスナ「その可能性はありそうね。」

 

ノエル「ええ!?」

 

コウ「そうかもな。 !」

 

進んで行くと宝箱を発見した。

 

ノエル「宝箱!レア物入ってるかな?」

 

アネット「待ってノエル!」

 

しかし遅くノエルは宝箱を開けてしまった。しかし入っていたのは一枚の札だった。

 

ノエル「びっくりした!どうしたのアネット?急に叫んで?」

 

アネット「その宝箱、普通の宝箱と形が違うから何かあると思って。」

 

アスナ「そういえばそうね。もしかしてクエスト中の特別なアイテムなのかも。」

 

ノエル「そうなんだ。えーと、道標の札だって。」

 

アスナ「道標の札・・・」

 

その時トンネルの奥から声が聞こえた。どうやら誰かが戦っているらしい、その声を聞きコウは一人走り出した。

 

ノエル「あ!コウ!また一人で突っ走って!」

 

アスナ「私達も追いましょう!」

 

 

 

その先にいたのは

 

ゼン「くそが!」

 

ゼンが人型のモンスター、パルケイヤハンドと戦っていた。どうやら不意を疲れたらしくおされていた。

 

コウ「はぁ!」

 

そこにコウが参戦してきた。パルケイヤハンドは傷を負いその場を逃げて行った。

 

ゼン「コウ!?なんでお前がここに!?」

 

コウ「そりゃあ、こっちのセリフだ?なんでここに?」

 

ゼン「そりゃー、お前、あれだよ、レベル上げだよ。」

 

コウ「本当か?」

 

ゼン「あ!? 何いってるんだが!?」

 

アネット「コウ!」

 

そこにアネット達も合流できた。

 

ノエル「あれ?ゼンがいる?」

 

アネット「誰?」

 

ノエル「ほらさっき話した三騎士の一人。基本面倒見がいいけど、気をつけなよ、女好きだから。」

 

ゼン「あ?見ない顔がいるな?」

 

アネット「ええ、新しく入ったアネットよ。あなたがゼンねよろしく。それにコウも突っ走りすぎ。」

 

ゼン「へーコウ!お前もすみにおけねぇーな、よろしんじゃね?」

 

コウ「何を勘違いしてるのか知らんがそういうのではない。それに血盟騎士団のバーサーカーもいるぞ。」

 

アスナ「誰がバーサーカーよ!?」

 

ゼン「なるほど依頼な訳ね。だがこのクエストを受けたらトンネルから出られねぇーぞ。」

 

ノエル「えぇー!?本当に!?」

 

ゼン「ああ、現に俺がもう二日経ってる。どうやらボスを倒さないと無理らしい。」

 

コウ「2日もいたのかよ?どおりで連絡が取れないわけだ。」

 

ノエル「どうせ女絡みでここにいるんでしょう?」

 

ゼン「あ!?んなわけねぇーだろうが!?」

 

アネット「あんた達ね、仲間なんだから喧嘩しないの。」

 

アスナ「皆!誰か来る!?」

 

全員が一斉に戦闘態勢をとった。コウとゼンが前に出た。ゆっくりと足音が近づいてくる。そして攻撃を加えたが受け止められたその相手は

 

ノエル「ありゃ?ガイじゃん!ガイも来てたんだ。」

 

ゼン「んだよインテリ様かよ!」

 

しかし会話せずもくもくと進んで行った。

 

ゼン「おい!無視するなよ!?」

 

コウ「! お前その札!」

 

ガイは札を通路に貼って行った。

 

コウ「やっぱりそれは攻略に必要なんだな!」

 

ガイ「君達には関係ない。」

 

ゼン「おい!んな言い方ねぇだろ?」

 

ガイ「そうだな、言い方が悪かった。君達の力は必要ない。」

 

ゼン「なめてんのかてめ!」

 

コウ「おい!」

 

 

アスナ「あれ、止めなくていいの?」

 

ノエル「いいのいいの。いつものことだから。」

 

アネット「彼が最後の一人?」

 

ノエル「うん、ガイっていうんだけど、冷静で作戦を立てるのがうまいんだけど、ちょっと、いや、かなり堅物でさ。しかもプライドも高いし。あの二人のこと認めてないみたいでさ。」

 

アネット「それであんな風になるわけね。先が思いやられそうね。」

 

アスナ「それにしても、こんなクエストは始めてね。」

 

アネット「さっきゼンが話していたから、もしかしてと思って試したんだけど、転移結晶も使えないわね。」

 

ノエル「ええ!?それじゃあどうやって出るの!?」

 

アネット「いえ、これが討伐系クエストなら、きっと目標のモンスターを倒せば出られると思うわ。」

 

アスナ「そうね、でもどうやって行くかね。」

 

ノエル「二人とも冷静だね。それに比べて・・・」

 

 

ゼン「だ!か!ら!協力すれば早く方がつくだろうがよ!?」

 

ガイ「君達の力が役に立つとは思えない、女好きに、孤高になりきれない半熟者。」

 

コウ「何がわかるんだよ、お前に何がわかる!?」

 

その様子を見てアネットが近づいて行き パンッ 三人の頬を叩いた。

 

コウ・ゼン・ガイ「!!?」

 

アネット「いい加減にして。わかってると思うけどこのゲームで負ければ死ぬのよ。私はできることなら誰も死んで欲しくない。だから協力しなさい。」

 

コウ「アネット・・・」

 

ゼン「おいおい、エリスみたいにおっかねぇーな」

 

アネット「ガイ、教えて?」

 

ガイ「・・・・この札を君たちも持っているだろう?普通に進んでもただ迷うだけだ。目的のモンスターに会う為には、この札を洞窟の至る所に張らなくてはならない。そして先ほど貼った場所で最後だ、後は月の光だ。」

 

アスナ「月の光?」

 

ガイ「夜の時間帯になれば月の光が札を通して道を作る。」

 

コウ「そこに目標がいるわけだな。」

 

アスナ「夜まで・・・もうそろそろね。」

 

やがて時間が来て月の光が入り込んで来た。光は札を通して光の道ができた。その光が壁に当たると、その壁が動きだし新たな道が現れた。

 

ノエル「道ができた!」

 

アネット「ならこの先に!」

 

一行はその道を進んで行った。その先にいたのはトンネルの道を防ぐくらい巨大なモンスター、パルケイヤがいた。その横には先ほどのパルケイヤハンドがいた。

 

アスナ「さぁ!ボス戦よ!皆気をひきし・・・」

 

コウ「はぁ!」

 

ゼン「おりゃ!」

 

ガイ「ふん!」

 

アスナ声を発する前に三人は前に飛び出した。コウとゼンは二体のパルケイヤハンドと戦い始めた。ガイは弓を本体のパルケイヤに放った。

 

アスナ「ちょっと勝手に!」

 

ノエル「また勝手に動いちゃってるよ。」

 

アスナ「私達も加勢しないと!」

 

アネット「待って。」

 

ノエル「アネット?」

 

アネット「意外と、連携が取れてる?」

 

 

ゼン「コウ!」

 

コウ「ああ!」

 

片方と戦っていたが、前の戦っていたパルケイヤハンドがコウに向かった。しかしそれを返り討ちにし、自分が相手をしていたパルケイヤハンドはゼンが高くジャンプして来て切り倒した。ガイもガイで弓で本体のパルケイヤが二人に近づかないようにうまく狙っている。そしてコウとゼンがパルケイヤハンドを撃破した時、パルケイヤが前に進んできたのだ。

 

ノエル「動き出したよ!?」

 

ガイ「HPはもうすぐだ。」

 

コウ・ゼン「はぁああ!!」

 

コウとゼンがパルケイヤに剣を突き刺し、押し返して行く。そこをガイも見逃すわけはなく。弓のソードスキルを発動してとどめの矢を放った。矢を受けたパルケイヤは後ろに進んで行き最後はポリゴンとなって消えた。それと同時に全員にクエストクリアのウィンドが出てきた。

 

ノエル「クリアだ。結局三人で倒しちゃったね。」

 

アネット「実力はあるけどそれでもなかなか三人で攻略にでないのは・・・」

 

ゼン「だから!俺たちが協力したから勝てたんだろうが!?」

 

ガイ「君達がいなければもう少しスムーズにいけた。」

 

コウ「素直じゃねぇーな。」

 

ガイ「何!?」

 

アスナ「連携が取れないのね。」

 

その後喧嘩しながら街に戻ってきた一行。

 

アネット「それじゃあ今回の依頼はこれで。」

 

アスナ「ええ、おかげで不明だったクエストもわかったわ。でも本当に報酬はいいの?」

 

ノエル「うん、うちの方針でクエストで手に入れた物以外は受け取らないことになってるんだ、自己責任で。」

 

アスナ「それじゃあいつか攻略で。」

 

アネット「ええ。その時はよろしく。」

 

アスナは自身のホームに戻って行った。

 

アネット「それじゃあ私達も帰りましょうか。」

 

ノエル「そうだね、おーい、帰るよ!」

 

しかしそこにいたのはコウだけだった。

 

ノエル「あれ?二人は?」

 

コウ「それぞれどっか行っちまったよ。」

 

アネット「仲良くできないのあなた達?」

 

コウ「個性が強いからな、難しいだろう。まとめれるのはエリスか、後はお前だな。」

 

アネット「私?」

 

コウ「そうそう、言おうと思ったんだけど、お前大人しそうだと思ったけど、結構怖いんだな。じゃあ帰るか。」

 

ノエル「あ!ちょっと待ってよ!」

 

アネット「・・・・・・え?」

 

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