私の名前はエヴェイユ。つい最近番犬所に入った新人です。メンバーの人達はとてもいい人ばかりで、私も少しずつ強くなっていってます。
エリス「さぁ!今日も頑張りましょうね。」
ノエル「少しは手加減してよ!」
エヴェイユ「エリスさん、ノエルお姉ちゃん何やってるの?」
アネット「いつもの特訓よ。」
エヴェイユ「あ!アネットお姉ちゃん!」
今話してるのはこのギルドのリーダーで私に戦い方や生活の仕方を教えてくれたエリスさん。ギルドに入った時によくしてくれた元気なノエルお姉ちゃん。ギルドに入ってから優しく教えてくれるクールなアネットお姉ちゃん。
エヴェイユ「いつも特訓して偉いね♪」
ノエル「ま・・・まぁね!私は真面目だからね!」
エリス「そうですね、だったら頑張りましょうね。真面目のノエルさん?」
ノエル「うぅ、墓穴を掘った気がする。」
アネット「先輩なのだからいい所を見せないとね。」
ノエル「うぅアネットも厳しいよ。」
エヴェイユ「そういえばコウさんは?」
アネット「そういえば朝から見てないわね。うちの三騎士は勝手が多いから。」
アネットお姉ちゃんが言う三騎士。このギルドで攻略組ばりの強さを持ってる三人。一人は私を守ってくれたコウさん。もう二人はそういえばまだあったことがありません。」
エヴェイユ「あたしまだ残りのメンバーに会ってない。」
エリス「ここにいることの方が珍しいですしね。無理もありません。」
ノエル「しかもいたらいたらで喧嘩ばっかりだしね。」
アネット「実力は確かなのにね。」
エヴェイユ「う〜ん、会ってみたいな。」
エリス「機会があれば紹介できるんですが、中々帰って来ませんし。」
アネット「今どこにいってるのか?結局いつもいるのってコウよね。」
ノエル「仲間なんていらないって言ってたのに、一番依頼をこなすよね。」
エヴェイユ「どうしてそんなこと言うの?」
エリス「わかりません。前に何かがあったのかもしれません。」
エヴェイユ「う〜ん。あ!」
ノエル「どうしたのエヴェイユちゃん?」
エヴェイユ「ううん、なんでもないよ。 フフ。」
それからしばらくしてからコウが帰って来た。偶然なのかゼンとガイも帰って来ていた。三人とも離れた場所で休んでいた。
ノエル「久しぶりに三人が揃ったと思ったら・・・」
アネット「相変わらずまとまりがないわね。あら?」
するとエヴェイユがコウに近づいていった。そして腕を掴んで引っ張ろうとしていた。
コウ「なんだ!?」
エヴェイユ「ちょっと来て♪」
エヴェイユに引っ張られて中央の席に連れてこられた。席に座らさせられると、今度はゼンの元に行き、同じく中央の席に座らせた。ガイも同じくだ。
コウ「どうなってる?」
ゼン「こっちが聞きてーよ。」
ガイ「理解不能だ。」
さらにエリスにノエル、アネットまでも集められた。
コウ「何が始まるんだ?エヴェイユに何を吹き込んだ?」
エリス「さぁ?でも原因はあなたたち三人だと思いますが?」
ゼン「なんで俺たちなんだよ?」
ガイ「一緒にされるのは不服だな。」
ゼン「どう言う意味だよ?」
ガイ「言葉通りの意味だよ。君達と一緒にされるのは不快だ。」
ゼン「ああ!?」
ノエル「また始まったよ。」
しかしその時に二人の口に何かが放り込まれた。
ゼン「!」
ガイ「!」
エヴェイユ「喧嘩はダメだよ!」
ゼン「何入れた?」
エヴェイユ「スイーツ♪みんなでお菓子食べながらお話ししたいの♪」
ノエル「もしかしていいこと思いついたってこれの事?」
エヴェイユ「うん♪こういう話すれば皆仲良くなれるよ♪」
コウ「そんな事必要ない。」
ゼン「おいおい、折角用意したんだし食おうぜ。」
ガイ「ならお前だけ食え。」
コウとガイが立ち去ろうとしたが、エヴェイユが二人の腕を掴んで強引に椅子に座らせた。
エヴェイユ「一緒に食べよう♪」
エヴェイユは笑顔で答えた。コウもガイもしぶしぶ座ることに、そしてみんなでお茶会が始まることに。
アネット「んー。この紅茶いい香りがするわね。」
エヴェイユ「前にエリスさんに教えてもらったの!」
コウ「お前、戦闘を教えたんじゃないのか?」
エリス「戦うだけが全てじゃないですからね。他にも楽しみ方があることを教えたかったんです。まぁ、教えたいのはここに三人ほどいますけどね。」
コウ・ガイ・ゼン「誰のことだよ!?」
ザルバ「息ぴったりだな。」
エヴェイユ「ごめんね、ザルバには何もできなかったけど。」
ザルバ「気にするな。ここにないのか止めてくれただけでも俺様は嬉しいぞ。」
エヴェイユ「うん♪」
それからというもの、度々衝突はあるものの、何だかんだで丸く収まってしまうようになった。エヴェイユが来てからというもの、ギルド内が何だかいい空気になった。
エリス「コウさん、頼みたい依頼があるのですが。」
コウ「ああ、何だ?」
エリス「あ、でももう一人必要で、今行けるのがガイさんだけなんですが。」
ガイ「別に構わんぞ。」
エリス「え?」
コウ「俺も構わないぞ。どっちが強いか証明もできる。」
ガイ「こっちのセリフだ。力量を見定めてやる。」
言い争いながら二人は出て行った。
ノエル「どういう風の吹き回しかな?」
エリス「わかりませんが、エヴェイユさんのおかげかもしれませんね。」
ノエル「エヴェイユちゃんが?」
エリス「ええ、本人には自覚はないのかもしれませんが、自然と人と人を結ぶことに長けてるのかもしれません。それがエヴェイユさんの才能ですね。」
ノエル「エヴェイユちゃんの才能か・・・ねぇねぇ!私の才能は?」
エリス「もちろんありますよ。」
ノエル「何何!?」
エリス「・・・・またにしましょう。」
ノエル「ちょ!今の間は何!?」
オチが思いつかない