今更だと思うんですが、もともとひどかった駄文が今回はトランスフォームしてスーパー駄文ゴットになっています。
しかも一万字を超えるという苦行になってます。
壮絶なキャラ崩壊に加え、オリキャラまで登場しアレルギー持ちの人には即死レベルの酷いものになってしまいました。
あ、いや、ほんとにまじであかん方向にメタモルフォーゼしてます。
このキャラだれ?ってまじでなります。(経験済み
そんな世界崩壊レベルの駄文でもいっこうに構わん!!!という覇王みたいな素晴らしい包容力を持つかたはどうぞです。
朝、妹から実に多彩な罵詈荘厳を浴びて、俺の一日が始まった。
最初はM249のように超高速で普通は思いつかないような豊富な罵声を浴びせてきたのだが、何を思い出したのか顔を赤くして伏せて静かになってしまった。
........き、気まずい。そもそも、俺が寝ているときに俺は何をしたんだ?
互いに無言のまま時間が過ぎ、ふと小町が立ち上がる。
襖まで一直線に進み、開けたまま突然立ち止まった。
そしてこちらを見ずに、消え入りそうな声でこう言った。
「責任......とってよね...お兄ちゃん...」
「え......え?.........何のことだ?」
大事なことだから二回も聞いてしまった。
だが小町は俺の問いに何も返さず、そのまま行ってしまう。
ホントに何をしたんだ俺よ......。
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朝から俺と目を合わせてくれない小町に落ち込みつつ、学校へ向かう。
温かい空気が俺の体をなでて過ぎ去ってゆく。
そのまま温かい風が小町の機嫌も治してくれればいいのに.......。
自転車をこぎつつ、今日の朝のことを思い出してみる。
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朝飯を食べているときふと視線を感じそちらを見てみると、半目でこちらをにらむ小町の姿が。
一瞬目があったと思えば顔を真っ赤にしてすぐに逸らし、何事もなかったかのように食事を再開させる。
一見ふてくされてるように見えなくもない。
そんな小町の様子に違和感を覚えたのか、親父が声をかけている。
しかし、突然親父が目を見開くとこちらに向かって爆走してきた。
「おいこら八幡、お前一体小町に何したんだ?さっさと吐いた方が楽になるぞ?」
「朝から行儀が悪いぞ親父。あいにくだが俺にも分からん...なんせ朝からずっとこの調子だからな。寝てるときになんかあったみたいだが、俺も寝てたからよく知らん」
「ふんっ.............どうだかね.......小町も八幡も言う気が無いようだが、いずれ必ず聞き出してやるからな?」
親父は、不満と疑問の顔を隠しもせずに言ってきた。
どうせ小町には聞かないんだろ?今までの経験ですでに分かってるんだよ!
_______結局小町は、俺が家を出るまでついぞ目を合わせてはくれなかった。
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「はぁ~......なにをしでかしたのか分からんが謝んないとな」
家に帰ったら速攻でDO☆GE☆ZA☆をしなくちゃな、なんて覚悟を決めているうちに総武校の校舎が見えてきた。
自転車を自転車小屋に置き、毎度おなじみのステルスヒッキーを展開して校舎を進む。僅かな音さえも立てないように教室へ向かい、中に入る。
いざ入ってみるが驚いたことに教室には誰一人としておらず、がらんとした静かで冷たい空気が漂っていた。
教室を間違えたのかと思い、廊下のカードを見てみるも間違えではない。
何がおかしいのか分からずに頭の中を思考が駆け巡る。
なにがおかしい?教室も間違いではないし、俺の腕時計もいつもの時間を差している。本来ならもうHRが始まってる時間だぞ..........。どうなってる.........?
授業を受けてる時の癖で、教室の時計を見てしまう。
その時計がさしているのはいつもの時間の一時間半近く早い時間で...。
「ほら時計もいつもの時間を差して........ねえええええええええ!!!!嘘だろ!?俺の時計はちゃんと調整して......」
腕時計をよく見ていると、秒針がピクリとも動かいてないことに気付く。
「故障かよ!!」
くっそ......だから誰もいないんだな?まあ読書の時間が増えるから良しとしよう。
最近新しく本を購入し、続きが気になってるものがあったからちょうどいい。
鞄から魔法瓶に入れたコーヒーを取り出す。
自家用コップにコーヒーを注ぎ、背もたれに背中を預けて本を開く。
そして目覚まし用の苦いコーヒーを啜り一言。
......ゆったりとした姿勢で読む読書は格別だな、でもやけどしたでござる。
自分で入れておきながらなんだが、この温度はどうかと思う。
そんな自ら自爆して崩壊した格別(笑)な空間は、あっという間に過ぎて行った。
遥か昔に覚えた授業を聞き流しつつ、六時間という無駄な時間をすごした。
唯一違うのは、昼休みぐらいである。
ベストスペースに行き、購買で購入したぱパンを食べながらマッカンを飲むことは、もはや悟りの領域。
ああ、御仏さま......これが、これが悟りの境地なのですね......!
まあ、そんな幸せな時間が長く続く訳もなく、放課後平塚先生にフルネームで名指しをされ部活に行くことを約束された(強制である。ここ大事)俺は、奉仕部へと続く廊下を気ダルげに歩いていた。
部室にたどり着いても、その扉を開けることは困難を極める。
君たちには開ける事が出来るかい?扉の隙間から某星の一族の体をのっとった吸血鬼並みに冷気が溢れだしている所に。
恐れずに向かっていけるかい?手を伸ばせるかい?俺には無理ぽ。
なんでただの人間がここまでの圧迫感を放てるんだよ...。
あと、裏方さん仕事頑張りすぎぃ!!!
一歩ずつ離れるたびに強まる冷気に戦慄してしまう。
試しに扉の隙間越しに覗いてみるとばっちり目があった、いや合ってしまった。
「何をしているのかしらこの覗き谷君。さっさとこっちに来ないと首から上が無くなっても知らないわよ?」
あいつ、壁越しに俺の気配を感じ取っていただと!?
まさかあの冷気はこいつ専用の感知罠だったというのか!クッ早く逃げねば...
『きこえていないのかしら変態谷君。さっさと白状しないとあなたの命が塵になってしまうわよ?』
......ッ!?こいつ....直接脳内に...!?ってか内容酷くなってね?
もう逃げられないと悟った俺は、観念して部室に入ることにした。
「一体何をしていたのかしらドM谷君。自らの醜態を異性に見せつけて罵ってもらうことに性的興奮を覚えるなんてとんだ変態ね。ごめんなさい、私はあなたのその異質に歪んだ性癖を満たす訳にはいかないわ。最後に私の三十万キロの範囲に近づかないでと言ったはずよ。」
俺が部室に入るなり開幕早々フルオープンアタックな氷の女王の罵声。
「俺はドMでもないし、んな性癖持ってないし、満たしてもらわなくていい。因みに三十万キロは地球を七周半だから、つまりここから地球の反対側になるわけだ。ここから正反対の位置はポルトアレグレ(ブラジル)から数十キロ離れた海の中になる。俺はそんなとこ行きたくないし、行く気もない。いや、それ以前に地球を回ってるんだから答えは宇宙空間になるのか?」
「そ、そうね......」
「おい、なんでお前が引いてるんだよ...........」
たわいもない?会話をしているとノックの音が響く。
「どうぞ」
雪ノ下がいうのが早いか、かなりくい気味に勢いよく扉が開きノックの主が現れる。
「やっはろ~!ゆきのん!ヒッキー!」
「ええ、こんにちは由比ヶ浜さん。それとゆきのんとはなにかしら?」
「ゆきのんはゆきのんだからゆきのんなの!因みにヒッキーはなんかキモいからヒッキーだけどね―!」
こいつ、無害そうな雰囲気だしといて心を抉りに来てるぞおい。
頭お花畑なくせして、俺の名前だけが妙にリアルで納得に行く回答しやがって...。
というよりは、説明どころか会話になってねぇだろこれ。
「答えになってない回答をありがとう。それよりもここに来たのはまた依頼かしら?」
「え?私奉仕部員なのに来ちゃいけないの!?」
「来る来ない以前に、入部届すらもらってないのだけれど...」
「うぇ!?.............入部届なんていくらでも書くよ~!だから仲間はずれにはしないでぇ~!」
由比ヶ浜は雪ノ下に涙目で抱き着き、そのまま入部届を書いている。
なんなん?まじこいつらなんなん?こいつらどんだけ仲良くなってんの?
昨日の夜に一体何があったの?ナニがあったの?
雪ノ下は口ではやめろとかいってるけど顔少し赤いし、口元ゆるんでるし...。
いきなり展開されたゆるゆり空間に吐糖を押さえるのが限界なんだけど......。
この後は何事もなく時間が過ぎていき、下校の時間になっていた。
待ってましたと言わんばかりに行動に移した俺は、一瞬で扉の前に移動して開ける。
「おつかれさん」
それだけ言って振り返らずに歩き出す。
扉を閉めた瞬間に左手を口に当てて、口から出そうになってる砂糖をこらえる。
くっそ!あのゆるゆり空間が永久展開されるんじゃないかと諦めかけてたぜ。
俺のボッチフィールド飲み込んでいくとかあれなの?使徒が心に侵蝕してきたの?あと少しチャイムが鳴るのが遅かったら、今頃精神崩壊おこしてゆるゆり色に染まっちゃうとこだった。いや染まっちゃうのかよ...。
そのままふらふらと歩いていると、後ろから原因一に呼び止められる。
「どうかしたのか?」
「あの...その.....これ!」
由比ヶ浜が、きれいにラッピングされているものを放り投げてくる。
体が安定しないが何とか受け取り、疑問の意思を目で伝える。
「あの...........この前の依頼のお礼......ありがと」
「お、おう....もらっておくわ...」
まぁ、なんだ......。
顔真っ赤にして目を逸らしながら言われちゃ、なんか頑張った感があるなぁ...。
俺何もしてないんだけどさ...。
けっ...こんな顔されて本命もらう奴恨めしいなちくしょうが。
ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱる.......。
______________________はっ!
いきなり金髪緑眼の美少女に操られて心からあふれ出す嫉妬心が抑えられなくなった。
いっそ忘れられて橋を守ってみるのも悪くないかもしれない。
そんな碌でもないことを頭の中で考えながら、由比ヶ浜に背を向け歩き出す。
正直俺は、これで努力が報われたとは思わない。
むしろ、より一層困難になったとしか思えない。
これからも由比ヶ浜が努力をし続け、奉仕部への依頼が功をなして変化が訪れたとしても、絶望的な壁が障害となり挫折するのだろう。
かつて、存在そのものが禁忌と言われた俺のように。
諦めた先の末路は、『死神』と呼ばれた俺のようになるだけ。
守るために磨いた力が、いつの間にか他者を傷つける力になっていった。
必要以上の警戒と攻撃で、かつての俺が出来上がった。
血を流して海となった場所に、数えきれぬ屍を踏みつけて立つ死神。
あの時の俺も今の俺も、そう変わりはしないのだけれど。
顔を合わせて数日、そんな奴にこう考えるのも俺らしくないとは思うが構わない。
諦めずに困難に立ち向かえ。
諦めた先にあるのは、空虚な現実と絶望だけだ。
自分の行き先を決めるのは、自分自身だ、と。
楽観視はよくないだろうが、由比ヶ浜ならうまくやれそうな気はする。
俺には持ちえない明るさと第三者ゆえの見える景色は、きっといい影響を及ぼすだろう。
夕日が照らす歩道を自転車で颯爽と駆けぬけ、俺は家へと歩を進める。
過去を振り返り、気落ちしたまま帰宅した俺を迎えたのは小町だった。
やはり目を合わせてくれはしなかったのだが、雰囲気が気遣ってくれていた。
「ただいま、小町」
「うん、お帰りお兄ちゃん」
「なあ小町...ごめん、俺自身が何をしたのかは覚えていない...無責任で酷いとは思うが本当に分からないんだ。こんな謝罪で許されるとは思わないが、機嫌を直してくれないか?代わりとしてはなんだがお願いを一つだけなんでも聞くから」
「_________ぇ?今何でもするって....」
「なんか言ったか?」
「う、ううん...ナンデもないよ?そう、なんでも....」
一瞬何か言っているのかと思ったが、俺の耳でも聞き取れなかったからホントに何も言っていないのだろう。しかし、これが五体倒置の力なのか.........小町が目をあわせてくれているぞ................!!!気になるのは目が輝きすぎてて怪しいことくらいだが。
「別に小町は気にしてないのです。ただ、あれだけのことをしておいて覚えてないってのが一番許せません!なんだか無性に腹が立ってきました!だから小町のお願いは、あと三つお願いできる回数を増やすことです!」
えっ、ちょっ、そんなのありか!?
たしかに俺が悪いことは明白で事実だけどさ......理不尽すぎるだろ妹よ......。
一つのお願いを三つにするということは、三つ目のお願いを消費して残り二つの願いが残るってことか....。
だからもう一個増やすにしなかったんだな?この短時間でよくそんなことまで頭が回ったもんだ、我が妹ながらその回転速度に感服するぜ。
察すが小町ィ!俺に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこに痺れる憧れるゥッ!!!
「じゃあ!早速小町のお願いを聞いてもらいますよ、お兄ちゃん!」
「おう!どんとこいや妹よォォォ!!」
どうやら機嫌を直してくれたらしい。
声にも明るさが戻って、弾むようなリズムを奏でている。
ひまわりのような朗らかな笑顔がひたすらに眩しい。
そのうち太陽の畑に住むアルティメットサディスティッククリーチャーにメガ進化して、「死ぬがよい」なんて言いながら傘から極太ビーム放ってきそうだな。
あらやだ、なんだか怖くて影分身出来そうなほど震えてきちゃった。
小町の情操教育上、いけないものはすべて排除しよう.........うん。
だが、マイラブリーエンジェルには笑顔が良く似合う。
いまなら奴隷になれと言われても素直にうなずいてしまいそうだ。
「お兄ちゃんの望み通り、小町の奴隷になってもらおうかな!!」
「ああ!.....は?.........はああああああああああ!!?」
「いいでしょお兄ちゃん」
「ちょちょちょ待ってくれませんかねぇ妹よ!ナチュラルに心読むのはいいとして...いや、よくないよ?良くないからな!?お兄ちゃんのプライバシー侵害されすぎでしょ!二人で一つの最強ゲーマー兄妹の兄貴並みに立場ないよ?」
「ふっふっふ........お兄ちゃんはさっき何でもと言っちゃったから拒否権なんてものは存在しないのだよワトソン君」
「いや俺は医者兼助手じゃねぇよ」
小町が壊れた.......!誰だ俺の小町を壊しやがったのは!!先生怒らないから挙手しなさい!
「はーい!!」
「自分自身で........だと......?」
『私に出来ないことなんてないんだよ、ワトソン君』
......こいつ、直接脳内に.....!!出来る........!!
あと俺は助手じゃないって。
「まあ、俺がなんでもって言っちまってんだから仕方ないか」
「やったぁ~!じゃあわが奴隷よ!私の手となり足となり、すべてを我に捧げて見せよぉ~!」
むちゃくちゃ楽しそうだな妹よ。
やるなら根っからとことんまでが信条だ。
中途半端など、小町が許しても俺が許すわけにはいかない。
少し間小町に俺の部屋で待ってくれるよう頼み、倉庫へと向かう。
「確かここに......あったあった、これだ」
目的のもの見つけたze!
少し埃を被っていたが即行で綺麗にした後、それを身につけて服装を整える。
一応目の濁り緩和用伊達眼鏡を装着して、小町のいる我が寝室へと向かう。
「ようやく来たんだねお兄ちゃん!さっきなに........し.....て.....」
目を見開き、小町の声が途中で途切れる。
まぁ、こんな恰好をしていれば固まるのも当然だろうか?
そう...小町の願いを叶えるために、俺は__________
「長らくお待たせいたしました、桔梗姫」
「お、お兄ちゃ....そのかっこ........」
__________燕尾服を着ている執事姿なのだから。
「桔梗姫、我が主よ」
恭しく膝をつき、頭を垂れる。
右手は指を伸ばして胸の前に、左手は緩く握りこぶしを作って足のそばに。
「は、はい....」
小町の様子がおかしいことにも気づかずに話を進めていく。
「我がすべては主のもの。我が思考我が権利我が体の一片までも主のものでございますれば、どうか最大限利用し活用し、その意思の礎として下されば至上の悦びにございます」
小町の親指以外の指をそっと持ち、手の甲に触れたかどうかのキスをする。
手の甲へのキスは、相手に対しての敬愛を示す。
執事としてこの行為はどうかと思ったが、口で伝えるのは恥ずかしかったので行動で示すことにしたのだ。
そこまでやりおえて、小町の様子がおかしいことにやっと気づく。
小町は耳まで赤く染め、なにか呟きながら硬直している。
ぷるぷるとふるえているような気がしないでもない。
「おい、おい小町?大丈夫か?」
執事モードが終わってしまったが、そんなことより小町だ。
「......キス...お兄ちゃんの....唇が.........」
ついに顔を伏せ、見て分かるように震え始めた。
やばい...何がヤバいのか分からんがとにかくヤバい!!
思い立ったが吉日、その精神で言葉を紡ぐ......
「にゃ....」
にゃ?
「にゃあああああああああああああああ!!!!!」
前に、目で追えぬほどの速度で駆けて行ってしまった。
やはりまちがっていたのだろうか。
確か、小町の要求は『奴隷』。
だとしたら俺に求められたのは、隷属となる。
つまり本来であれば、俺は足の甲にキスしなければいけないのだ。
今更気づいたとんでもないミスに気が付き、盛大に心が荒れていく。
「おおお落ち着け俺。まだだ、まだ慌てる時間じゃない。はっ!?もしや俺が答えが分からず苦しむのが本当の目的だというのか!?おのれ孔明の罠か!!」
自分でも何言ってるのか分からなくなったところでふと思い出す。
俺が、小町のことを『桔梗姫』と呼んだのには意味があるのだ。
小町が良い大人になるように『誠実』と『清楚』を、争いを好まずに自らの心に『従順』であれ、と願ってつけたのだ。
確かあと一つ何か意味があったはずなのだが、どうにも思い出せない。
まあ、いいか。
思い出せないなら、そんなに重要ではないのだろう。
というかそんなことより、慌てるのが一周まわって冷静になってきた。
さっさと小町探しの冒険に出るとするかね。
無駄に広いから.....この家って..........。
因みにセーブポイントはない。
_______________________________
昨日、お兄ちゃんからの痛いしっぺ返しを食らった小町。
まさか本当にしてくれるなんて思わなかった。
しかも、き、き、き.....キス....までしてくるなんて思ってなかったです。
朝は何とか普通に乗り越えられましたが、今日の夕方は小町の執事として過ごすとお兄ちゃんは言ってました。
正直言って、もうもちきれません。
一緒に寝たときもあんな恥ずかしいことをいわれて......はっ!考えちゃダメです!
その前になぜ桔梗姫と呼ばれたのか不思議でなりません。
小町の名前は小町なのに、何故桔梗姫と呼んだのか。
あまりにも気になって、学校の中でも有名な雑学王と呼ばれる女生徒に聞いてみました。
雑学王さんと小町はあまり話す機会がないので、混乱していたようなのですが少し真面目に聞いてみるとちゃんとした姿勢で問いかけてきました。
「で、小町ちゃんは私になにを聞きにきたの?」
「えっとですね?昨日の夜のことなんですが......」
そうして話を切り出して、状況と内容を説明していきます。
自分の兄が謝罪してきて、ひとつだけ要求を聞くといったこと。
ならばと、要求数を増やす要求をして、見事勝ち取ったこと。
その一つを使って奴隷になるよう要求したら、本当にやってくれて痛いしっぺ返しされたこと。
桔梗姫と呼ばれ、手の甲にキスされたこと。
ここまでいって、雑学王さんの顔が引きつっていることに気が付きました。
「小町ちゃんのお兄さんって、なんか凄い人だね.....」
「否定しない....というよりはできませんねー」
「それで、さっきの話を踏まえて何を聞きにきたの?」
「小町はですね~、なぜ小町が桔梗姫と呼ばれたのかが気になるのです!」
「だね。なんで桔梗なんだろう...綺麗な花はいっぱいあるし、小町ちゃんの性格や雰囲気にあう花言葉もいっぱい.....ん?花言葉.....桔梗の花言葉......桔梗の花言葉.......確か.........え?ええ?でも、ちょっとこれはどうなんだろう......?」
「何か意味があるの!?」
思わず身を乗り出して聞いてしました。
もしちゃんと意味があるのなら、とても重要なことなはず!
雑学王さん...別名博士さん(本名)は、おずおずと聞いてきます。
「ねえ小町ちゃん。小町ちゃんは、そのお兄さんのことどう思ってるの?できればそこ詳しく教えてくれるとありがたいな~なんて......」
「お兄ちゃん?お兄ちゃんは、いうなら自己犠牲の塊かな~...あと理不尽そのもの」
「なかなかに表情豊かな人だね.....ってそうじゃなくて!お兄さんは小町ちゃんにどんなふうに接してるのってことよ」
「極度のシスコン」
「ア、ハイ。そうですか....じゃあ、そのときなにかもらった?ほら、仲直りのしるしに~っての」
実はもらっています。
執事事件の後、逃げた私を追いかけて見つけてくれたお兄ちゃんはネックレスをくれたのです。
お兄ちゃん曰く瑠璃...ラピスラズリだっけ?のネックレスだそうで。
あまりにもうれしくて学校にもつけてきてるのです。
本来は校則違反ですからね。
周りのこたちにきずかれないように博士さんにこっそりと見せます。
すると博士さんは目を見開き、こう呟きました。
「もうだめだ...おしまいだ....逃げるんだ..........」
そこから離脱しようとする博士さんを必死に呼び止めて会話を再開します。
「分かったことを一つだけいうわ。あなた、お兄さんに随分と愛されているのね....文字通り」
「.......へ?あの、最後何言ったのか聞こえなかったのでもう一回お願いします」
最後だけ顔を逸らされたせいで何を言ったのか聞き取れませんでした。
「いやよ...これ以上はこっちが耐えきれそうにないもの。最後に聞いてもいいかかしら?」
「どうぞ!なんでも答えちゃいますよー!」
博士さんは、全人類の運命がかかっている会談で最後のチェックメイトを差そうとしているかのように、真剣なまなざしでこういいました。
「そう?なら遠慮なく聞くよ?小町ちゃんはお兄ちゃんのこと好き?」
「ふぇ!?べべべ別にあ、あんなお兄ちゃんなんてす、す、す、好き....なんて.....」
予想だにしない質問にどもりまくってしまいました。
お兄ちゃんが、私に向かって好きだって、愛してるってそういってる姿を想像したら、顔が熱くてやけどするんじゃないかってほどになってしまいます。
「あぁ~...........こっちも既に手遅れだったなんて.......この反応を見れば誰だってわかるわね」
「あの、別に、そんなんじゃないんです.....」
「はいはい、隠さなくてもいいの。じゃあ、私が教えてあげよう」
「な、何をですか....?」
「いい?今しがた出てきた桔梗と瑠璃には、それぞれ花言葉、石言葉っていうのがあるの。桔梗には全部で4つ。瑠璃は3つね。まず桔梗には、『誠実』『清楚』『従順』瑠璃には、『健康』『永遠の誓い』よ」
「あの....両方とも1つ足りてないですよ?」
「わざとよ。これホントにいっていいのかな~...ねえ小町ちゃん、これ聞いたら多分普通の兄妹ではいれなくなると思うけどそれでもいいの?」
兄妹ではいれなくなる?
お兄ちゃんと私が別々になるんですか?
互いが別々の赤の他人として?
それでも聞かなくちゃならない、そうサイドエフェクトが言っている。
「お願いします。お兄ちゃんが私に隠し事なんて許せませんから」
「この子..........最終的に病みそうね」
なんて失礼なことを!ただお兄ちゃんは小町だけをみていればいいだけですよ?そのお兄ちゃんをたぶらかそうとする人たちはどうなるかわかりませんが。
「桔梗、瑠璃に共通するものはね__________」
桔梗 『誠実』『清楚』『従順』
瑠璃 『健康』『永遠の誓い』
___________『永遠の愛』
永遠の愛、そう聞いた瞬間、心臓が異常な速度で高速で鼓動しているのが分かりました。
「あなたのお兄さんは、遠回しに愛の告白みたいなことしてんのよ」
あのお兄ちゃんが、私に、愛の告白。
顔どころか耳まで伝わっていき、全身が焼けるように熱いです。
まるで砂漠に、冬の完全装備で放り出されたような暑さがおそってきました。
両手で顔を隠しながらほほを押さえます。
そうでもないと緩みにゆるんでおかしくなっちゃった顔をみられちゃうから。
「~~っ!~~~~~~っっ!!!!」
どうにかしてあふれ出しそうな声をおさえます。
やばいです。すごくやばいです。あとやばいです。
悶えに悶えて自分でもこれはいけないそう思った瞬間、指の間から博士さんの顔が見えました。
その顔は物凄く引きつっていてドン引きしていました。
「博士さん、今日はありがとうございました~!」
なるべく顔を見せないようにふせながら感謝をのべてその場をさります。
会いたい、早くお兄ちゃんに会いたい。
そんな気持ちをかみしめながら、自分の家へと走り出しました。
「いやいやいやいや、あの反応はさすがに予想外なんですけど.......。小町ちゃんお兄さんのこと好き過ぎだろがよ..........なに?あの一方的な片思いだと思ってたけど実は両思いだとわかって嬉しいけど恥ずかしいみたいなリアクション。さすがにドン引きするのは禁じえなかったわ.........。しかもその相手が血のつながった兄とかさらにあかんやつでしょ.........。兄妹としての一線は越えないよね?ね?_________あれ?もしかして越えちゃったら意味を教えちゃった私のせい?つまり私が背を押した共犯になるの?嘘でしょ...................」
その日、いや、その日から俺の妹は異様にテンションが高くなった。
あとスキンシップが違う方向にメガ進化していた。
かえってきた愛しの妹を迎えて、最初の一言。
「名前とネックレスの......あれって嘘じゃないの?」
...?ああ、執事のときの名前とそのあとの贈り物か。
名前は説明した通り、ネックレスには小町を守り続けるという永遠の誓いという意味で渡したのだ。そこに、嘘偽りなどあるはずがない。
「当たり前だ。嘘なんてあるわけねぇだろ」
直後の妹からのヘッドバット。
腕を背中に回して、頭をこすりつけてきた。
はがそうとしたのだが、どこにあるのか分からない力と『奴隷』という言葉で黙らされてしまった。
皆がいるところではいつもと変わらない普通の天使なんだが、二人だけになると豹変する。
さすがに風呂には入ってこないが、布団には必ずいるようになってしまった。
就寝時は一番ヤバい。
小町が抱きついて来るのは当たり前。
俺の脇の下に腕を通して抱き着き、足を絡めて来るのは当たり前。
なんか体全身が密着していていろいろとヤバい。
女の子としての柔らかい体や、漂ってくる甘い香り、中学生にしては大きい胸部装甲などが全身に押し付けられ、まずいのだ。
最近は、どんな夢を見てるのか知らないがすごく色っぽい声で俺の名前を呟くのだ。
もうほんとに、そろそろ男としての尊厳が危うくなってくる。
こんなのがほかの奴らに聞かれたらホントにヤバい。あ、いや、まじで。
我が妹ながらどんな夢見てるんだよ畜生めぇぇぇ!!!
まったく眠れないんだよ!隈がえらいことになってんだよ!由比ヶ浜と雪ノ下の罵倒がどこぞの某ACのオーバードウェポンみたいな超弩級の一撃必殺技みたいになってんだよ!
だれか.....だれか助けて.......。
どうですか?まじで誰だよってなったでしょう。
私にも分かりません(悟り
これはまずいと思うので、何か思ったらお伝えください。
即座に変更します。
てか、本来のヒロインそっちのけで妹といちゃいちゃしてるんですけど......。
まぁ、どこぞの部室にキマシタワ―が立っているのでどうしようもないですね。
皆さんは何も見なかった、いいね?