比企谷八幡は893の跡取りである   作:曉 焔

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うぼぁ..........

電車に乗るたびに人波に飲まれて窒息しかけている私です。
なぜか背の高い人たちが周りに来て囲むせいで、息が碌にできないよ。
やめろぉ!(冗談  やめろぉ!(マジ切れ

まいどまいど更新ペースが遅くなっているような.......。

そんなダメダメグダグダな小説ですが、皆さんの暇つぶしにでもなれば私としては幸いです。


絶滅危惧種は大切に

生暖かい風が俺の肌を撫でて空のかなたへと消えていく。

すれ違う数えきれぬ車も、そこかしこで聞こえる人々の話し声も。

空も地面も今見えている景色さえもが、これから起こりそうな不幸によって歪んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もあまり見慣れてほしくなかった光景を尻目に、体を起こす。

だんだん暖かくなってきたせいだろうか、もこもこ毛布布団は暑かったらしい。

俺の体には汗が浮かんで見える。その傍らには愛しき妹の姿。

さすがに俺の布団は二人で入って余りあるほどの超ビックサイズではない故に、お互いの体が接触してしまう。

接触することによって体温が上昇、もこもこ布団がその熱を逃がす訳もなくその領域で滞留を始める。

まあ、そんなことを繰り返していれば汗もかくわな。

 

 

小町を起こさぬよう体を慎重に動かしていく。やがて体が完全に外に出ると、着替えを持って風呂に直行。だって汗のにおいを漂わせながら教室に入ったら、クラスの皆さんが授業どころか下手したら昼食まで食べる気をなくしてしまうかもしれない。それはいけない。だんじていけない。ご飯食べない絶対いくない!

 

さすがに朝から湯を沸かしたら、100%学校に間に合わないと思われる。

個人的には物足りないが、シャワーで汗を流す程度で我慢するか。

因みに俺の家の風呂は、直接風呂の下に火を焚きつけて穴を作った竹だの大きいうちわだので火を大きくしなくちゃならない。あれ?俺これ前にも似たようなこと言ってた気がする。

 

はっきりいうならめんどくさいことこの上ないし、それをしてる間に時間は過ぎていく。最悪の場合は、朝食抜きで滝のように汗を流した状態で登校。そしてものすごい匂いを放ちながら侮辱と蔑みの視線と言葉で申し訳なくなってきちゃう。

 

あっ、それいぜんに首に丸いわっかがかかってそうだね!

......................俺死んどるやん.........。

 

数十分を犠牲にしたものの、汗をキレイキレイすることに成功した。

そのあとのことは、だいたいいつもと変わりがない。

 

小町が起きてきたから、シャワーに入るようにいって厨房に入り組の奴らの朝食を作る。シャワーから上がって天使から熾天使へと究極進化した妹を脳内フォルダに永久保存しつつ、家を出た。

 

朝から脳内フォルダにコレクションが増えたことを喜びたいのだが、これから起こりそうな嫌な予感がそれを阻止する。

 

ええい、人の幸福をそれを上回る不幸で押しつぶそうというのか!だがまあ、小町の湯上り写真(映像も確保した模様)をもつ俺が、負けるはずないだろう。(フラグ

 

 

 

 

 

 

 

こちら大蛇。朝のHRの終了を確認した。これより音楽によって外部の影響を遮断する。

 

「まじかよ!隼人マジパナイわ~!!」

 

うわ、一瞬でミッション失敗だわ。どこぞの闇の魂みたいにコンテニューボタン連打だわ..............。

 

しかしホントにっべ~っべ~煩いこと極まりない。

え?飛べだか十部のあつかいが酷いって?

 

 

知らんな!!そんなことよりおうどん食べたいキリッ

 

 

顔を腕組んだ上に載せて伏せながら言う。途中からまったく違うこと言ってるとか、朝飯食ったんじゃねぇのかよとか言わないで。しまいにはうちのカマクラみたいにわんw............ああ、カマクラって猫だったわ。

 

またひとつ関係ないことだと思ったのだが、葉山がいるだろう?あいつの髪は恐らく染めてるんだろうけど金髪だ。そ こ で だ !あいつの頭のだいたい天辺あたりだけを染め落としスプレーかなんかで落としてみたらどうなると思う?想像できる奴はできただろう。完全に予測ではあるが、みんな大好きプリンヘッドになるんじゃないか?あれ?プリンヘッドなのにボッチになってる未来が見えない...........あいつから洩れてるリア充オーラが阻止しているというのか.........ちくせう。

 

プリンヘッド.........不良.............ハーレム............うっ............頭がッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

時は経ち..........。

 

 

お昼だわっしょい(棒)

授業終了の合図とともに窓に駆け寄りそのままfry high 。トラップカード発動!!ステルスヒッキーの効果により、クラスや先生の俺への知覚は無効化される!落下の衝撃を受け身で流し、前転した勢いのまま購買に向かって走り出す。

結果、誰にも気づかれずに最短のショートカットに成功した俺は、当然ともいえるが一番乗り。人気商品のカツサンド、命の源焼きそばパン、なぜにあるんだフランスパン。その他もろもろ(マッカン)も自販機で購入し、マイベストプレイスへとホクホク顔で歩を進めた。

 

「む!?............フランスパンが柔らかい.........だと............?」

 

ふわふわとしながらもしっとりとした舌触りの良い触感。無味かと思いきや噛めば噛むほどあふれだす蜂蜜の甘味。さっぱりとしながらも飽きを感じさせない魅惑のフランスパン。俺は夢中になって食べ始め、気づいたころには手から跡形もなくなくなってた。

 

 

..............................................................。

 

 

.............あ、ありのまま今起こったこt(ry

 

 

ふう......ポルナレ風に実況するのは難しいものだ。

ため息をつくと同時に吹くこの場所にしかない風。ため息は出た瞬間に捕まえて戻せば福は逃げないと言うが、白黒の魔法使いよろしく風に盗まれた場合はどうすればいいのか................。

 

テニスコートと自転車置き場に近いこの場所は、ある一定時間になると変わった風が吹く。三回にわたって風向きが変わるのだ。恐らくこのこと知っているのは俺だけだろう。自転車小屋には誰もいないし、この時間帯に毎日テニスコートを使用している者は少ない。

 

「あっヒッキーだー!お~い!」

 

「――――――――――――」

 

この声は..........。

 

「由比ヶ浜か、なんでこんなとこにいんだよ」

 

「ゆきのんとの勝負に負けたから、罰ゲームとして飲み物買いに来たの」

 

「そうか...........じゃあさっさと買って帰れ」

 

「ちょ!?酷くない!?少しくらいお話ししてくれたっていいじゃん!!」

 

「うるせぇな............俺はここで空を眺めてるだけで精いっぱいなんだよ。あんまり邪魔ばっかしてるとパイルスクリュードライバー決めるぞオイ。だからここで話しなんてしてる場合じゃないの、わかった?」

 

「ねぇねぇ、なんでヒッキーはここでご飯食べてるの?」

 

「なぁ、今、俺の話きいてた?」

 

「もしかしてずっとここで食べてるの!?うっわキモッ!!」

 

「あっ.........(察し」

 

聞いてないんですねわかります。それどころか言語中枢と一緒に会話機能もボイコットしたか。人類は一部だけ衰退しましたってか?妖精さんは可愛い、はっきり分かんだね。

 

「いいからさっさとどっかいけ。雪ノ下を挑発でもしたんだろ?だったら今すぐ買って行かねえとパシリ以上の罰が待ってると思うぞ。あいつはたぶんそういうやつだ」

 

「えっ!?まじ!?ありがとヒッキー!この恩は三十分くらいなら覚えてるよ!!」

 

.....................お前の記憶能力役立たず過ぎじゃね?

 

「いいからさっさといけ」

 

こういっちゃなんだが、あの見た目からそこまで勉強が得意そうには見えなかったのだ、がしかしだ、これはもう確定だわ。完全にあほの子だ。ナルホドさんとかオドロキ君とかでも逆転できないよ。やった!俺の勝訴だ!................と思っているのか?俺は突然参加の女性に打ちのめされる。いったい何ペディアなんだ...........(すっとぼけ。んで最終的に最高裁判所にキマシタワ―が建設されたと。これもう最初の話が影も形もねぇじゃん。

 

「ああぁあぁ...............なにからここまで脱線を通り越して銀河鉄道になったんだっけ...............あれ?」

 

思い出せないだと?たった数分前の自分の思考がすでにおじゃんしてるとは.........。あれもこれもすべてあほの子ウイルスが悪いんだ。俺は悪くない。

 

「あの~、比企谷君だよね......?」

 

「えっと.............誰?」

 

俺に話しかけてきたのは、ジャージを着てタオルで汗を拭きながらこちらを見つめる美少女。

初対面の相手に対して失礼だとは思うが、こればかりはしょうがないと思う。てかすくなくとも輝く銀色の髪に同じ目の色。儚くも存在そのものから発される可愛いオーラを全開の女子生徒を、常に外界から切り離されたとこにいる俺が知っているはずがない。

 

「あっはは......これでも同じクラスメートなんだけどなー。初めまして、戸塚彩加です。これからよろからよろしくね!」

 

「.........アッハイ。コチラコソヨロシク」

 

だめだ、例えるなら咲き誇る花々のような笑顔と輝きに気圧されてる!聖なる輝きが..........いろいろと邪悪な俺を浄化していくぅぅぅぅぅぅ!!!!!^^あぁ~心がぴょんぴょんするんじぁ~

 

「比企谷君って、中学校の時なにか部活やってたの?」

 

「いや、特に何も。それこそ戸塚.........さんのほうこそ何かやってたのか?テニスがうまいから女子テニスとかか?」

 

「あはっ、僕のことは彩加でいいのに........。それに比企谷君ったら変なの!だって僕は男の子だよ?」

 

「.................................................は?」

 

今この子はなんといった?男?誰が?このそこらにいる女子より女子してるこの子が?

可愛い(確信。..............守りたいこの笑顔。

 

「お、男?」

 

「うん、男」

 

あの、いや、そんな嬉しそうな顔されても...........ついナデナデしたくなるだろうが!むしろそのかわいらしさにマジ告白して即刻振られるまである。いや、ふられちゃうのかよ.........。

あ、なんかだんだん気持ちが暗くなってきた。なんだか今日は電車が止まりそう。

 

「ああっ!もうこんな時間?そろそろ着替えなくちゃ。じゃあね比企谷君!」

 

彼女......改め男の娘彩加は、この後の授業のために着替えに行った。

彩加の目を見たときに少しだけわかったんだが、すごく楽しんでいるような気がした。俺みたいなのと一言話して何が楽しかったのかは不明だが、自らと同じ視線で会話してくれる人物がいなかったのだろうか。俺に話しかける時も、目は伏せがちでなるべく目が合わないようにしてたような気がする。

 

自らの意見が認められないと、人は、自分を心底に閉じ込めるようになっていく。

自分を殺し、他者と合わせるペルソナも作り始める。

彼には、そんな気の弱い『弱者』としての一面が強すぎるような........。

 

何となくと言ってしまえばなんだが、彼......彩加とはまたすぐに邂逅するような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

今更だが同じ教室だけど、俺たち初対面ですよね?オーラを放出しておこう。

かっこつけていろいろ言ったんだから、その位のメンツは保させてほしい(切実

じゃないと、教室の廊下側の席に花瓶に入った花が置かれちゃうからな。

 

放課後になって無意識に奉仕部へと足を運んでいた俺は、出来るだけ回避しようとしていた雪ノ下の精神汚染宝具EXに晒されてしまった。

ANOTHARを見つけた主人公ばりに心が折れていく音が聞こえてくるようだったよ。

もう..........ゴールしても、いいよね?

 

 

 

 

時は経ち_________

 

 

 

 

あっけない再会だがここ奉仕部にて、戸塚彩加の練度上達を願う依頼がされる。

男の娘(誤字に非ず)の願い故にある程度のことはできるだろうが、横で桜色の唇を三日月のようにして不気味な笑いをしている我らが部長を見て、本気で生きて朝日を望むことができるのか、本当に心配になってきた。




結局何がやりたかったんだ..............?(困惑


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