人理継続保障機関『カルデア』
本来ならば、多くのマスターによりその原因を調査、解明をしていくはずだった。
しかし、現在は特異点と呼ばれる人類のターニングポイントの修正を行っている。
それを行うマスターは現在一人のみ。
他マスターは、レフ・ライノールの策略により冷凍状態となっている。
現在では、第三特異点まで修正がすんでいる。
現在は特異点調査の最中、サーヴァントや聖杯によって起こされるさまざまな怪奇現象の対処も行っている
……季節関係のことが多く、楽しんでいたりはするようだが。
◆
「つまらん」
多くのサーヴァントたちが集う、カルデアの一角に存在する食堂。
そこにいる、黒いドレスを着た金髪の少女がそうつぶやいた。
彼女の名は、『アルトリア・ペンドラゴン』。
カルデアのメンバーからはオルタと呼ばれている。
女性ではあるが、かのアーサー王伝説で知られるアーサー王本人だ。
本来の姿であったなら、物語どおり誠実な人物なのだろうが……
特異点F『冬木』で敵として現れた彼女は、冬木に存在していた聖杯の呪いに汚染されていた。
それにより生前の迷い、葛藤、怒り、嘆きが呪いにより表面化することになった。
今の彼女は、本来の性格とは異なり気まぐれな暴君となった。
本質は変わらないだろうが……
それは、カルデアに再び召喚されたときも変わらない。
「……何がつまらないのだね?騎士王」
またか、という様子で赤い外装を来た褐色の肌、白い髪をした男が話しかける。
彼の名は『エミヤ』。
人類を継続させるためのアラヤの守護者。
そんな彼もまた、カルデアで召喚されサーヴァントとして戦っている。
正確に言えば、英雄王から触媒を渡され召喚されたのだが。
なお、カルデアの食事は彼を中心に作られている。
そんな彼は現在コック長としての役割も担っている。
本人は不服そうにしているが、調理器具を投影して用意しているため態度どおりに受け取っているものはほとんどいない。
「エミヤか。なに、最近は刺激が足りないと思ってな」
そう言うと、オルタはエミヤの方を見る。
エミヤはため息をつきながら、クッキーとティーセット用意する。
そして、カップにポットから紅茶を注ぎオルタの前へと出す。
「平和が一番だと思うがね、それに最近は謎の生物を大量に切り捨てていただろう?」
そういいながら、エミヤは魔人アーチャー、織田信長とよく似た謎の生物たちとの戦いを思いだす。
あれに何度攻撃を受け、消滅しかけたことか。
カルデアの設備により強制送還されていなければあのままやられていただろう。
……エミヤ自身としては、あれにやられて消滅するのは是が非でも断りたいところだろうが。
「確かにあれもまた刺激があるいいものではあった。だがな」
紅茶を飲んだ後机の上におく。
「貴様はフル参戦だったからよかっただろうが、私はあの時スタメン落ちだぞ?ノブナガとの戦いのときなど参戦すら許してもらえず、あの金ぴかやクー・フーリンに戦いの場を奪われた!」
オルタの脳裏には、普段からいけ好かない態度をとるギルガメッシュの姿と、謎の生物退治に大きく貢献したランサーのクー・フーリンの姿が思い浮かぶ。
「君はカルデアの中でもかなりの古株で、戦う自体はかなり多いだろうに。それでも不服なのかね?」
あきれた様子でエミヤはオルタを見る。
ここに来てから日常茶飯事なため、慣れてはいるがそれでも消耗した記憶の中にいる彼女、汚染はされているがそんな彼女の姿を見るのは少々気が重くなる。
「不服に決まっているだろう?私は退屈が嫌いだからな!それに、だ」
「それに?」
「あの金ぴかに、遅れをとるなど腹立たしい!」
そう言った後、オルタは怒り任せに目の前のクッキーを食べ紅茶を飲む。
「……まあ、君がギルガメッシュを嫌いなのはカルデアにいるものなら誰でも知っているが」
カルデア内でオルタとギルガメッシュが出会うと、オルタの機嫌が3段階ほど悪くなるのは、マスターはもちろんのこと、サーヴァントたちも知っている。
それを知っているのだろう、ギルガメッシュはその様子を楽しむためオルタに会っている。
そのため、ギルガメッシュがオルタをからかう様子はよく見られる。
カルデア内で宝具を撃つ前に、ヘラクレスやジャンヌがよく止めにいく光景もいつものことだ。
「しかし、なぜそこまであの男を嫌う。君とて、そんな態度があの男を喜ばせるのは知っているだろう?」
オルタは、正確に言えば“冬木の聖杯戦争に参加していた“サーヴァントならギルガメッシュがどういうものなのか、少しは知っている。
とくに、汚染される前はよく求婚を迫られていたオルタならなおさらだろう。
「……私でもわかっている。だが、な」
オルタは言葉にするのを戸惑うが、言葉を続ける
「マスターはいつも私を頼っていたからな。それを、あの金ぴかに奪われるのが腹立たしいだけだ」
少し恥ずかしそうにしながら、彼女は答える。
それを聞いたエミヤは、少し驚いた表情を見せる。
今の彼女は暴君だ、無論人間性が悪いわけではない。
元の彼女とは、また違った魅力も持っている。
しかし、今の彼女は好意を表に出すのは苦手としている。
そんな彼女が、マスターに対して頼られるのが嬉しいと言っている。
それは、ある種の信頼の形だろう。
「なるほど、つまり君はギルガメッシュに嫉妬というわけか」
エミヤの言葉を聞き、オルタは一瞬思考が止まる。
だが、すぐにその言葉の意味を把握すると手に持っていたカップを机にたたきつけるように置き、立ち上がり声を荒げる。
「な、何を言っている!私があの男に嫉妬しているだと?ありえないだろう!」
その顔は、普段の様子と違い赤面している。
その様子がおかしく、エミヤはつい頬を緩め低く声を出し笑う。
「……何がおかしい?」
その様子を見て、オルタの機嫌は悪くなる
「いや、すまない。君がそのような様子をするのが珍しくてね。悪気があったわけではない」
エミヤはこのままだと宝具も撃たれかねないと思い、すぐに謝罪する。
オルタは少し不服そうにしながらも、気を落ち着けたのか席につく。
「気を悪くしたお詫びとして話そう。君の心配は、おそらく無用だろう」
「……どういう意味だ?」
エミヤの言葉を聞き、オルタは気になった様子でエミヤに聞き返す。
「確かに、マスターは多くのサーヴァントのことを信頼してくれているだろう」
事実、エミヤ自身もマスターが自分のことを信頼してくれており、自分もマスターのことを信頼しているのはわかっている。
だからこそ、マスターのことを気にかけるからこそわかることもある。
「だが、君はマスターがまだ力不足だったときに来てくれたサーヴァントだ。その絆は、私たちよりもより深いものだろう」
マスターは、最初は力不足だったらしい。
最弱のマスター、元一般人の魔術もろくに習っていない。
だからこそ、マスターには自らを守る
しかし、盾だけでは戦い抜くことはできない。
生き抜くには、戦わなくてはならない。
だから、最初は強大な敵として立ちふさがった。
二回目は、仲間として
そんな彼女のことを、マスターは深く信頼している。
「それに、君だってマスターがそんな心が狭い人物だとは思っていないだろう?」
エミヤは少し笑みを浮かべて、そう話す。
「……そうだな、あのマスターは表裏がない。誰でも受け入れようとする、大馬鹿者だ」
そういうと、彼女は笑みを浮かべる。
最初に会ったとき、あのマスターは未熟だった。
しかし、手が緩んでしまったとはいえ敵であったオルタを倒した。
そして、二回目にあったとき。
少しはマシになったマスターは言った。
『俺の剣になってほしい』
最初から信頼していたわけではなかっただろう。
だが、表裏なく理解しようとかかわるマスターに。
オルタは、信頼をするようになった。
「まあ、あの大馬鹿は私かキリエライトが世話をしてやらねばならないほど無茶をするがな」
「まったくだ、オケアノスのときは肝が冷えたぐらいだからな……」
同意するように、エミヤも苦笑する。
「……さて、よい暇つぶしになった。礼を言うぞ、エミヤ」
そう言うと、オルタは席を立つ。
「なに、たまにはこういうのも悪くない」
エミヤはそう言って笑みを浮かべる。
少し話しに付き合ったが、彼自身よいものだと思っているようだ。
しかし、そんな余韻にも浸る暇はなく食堂の外から声が聞こえる。
『フハハハハハッ!雑種、早く支度をしろ!
『ま、待てってギルガメッシュ。ま、まだ準備が』
声の後、ドタドタと走る音が聞こえる。
「……あの金ぴか、また私のマスターを私の許可なく雑に扱っているな」
青筋を立て、怒った様子でそのまま歩き出す。
そしてそのまま扉を開けると、二人を追うために走り出す。
『待て、金ぴか!マスターには今から私の素材集めに付き合ってもらう!』
「……まったく、マスターも大変だな」
少しため息をつき、エミヤはオルタが残していった食器の片づけを始める。
カルデアは、今日もいつもと変わらない。
我が家のカルデア
・マスター
男にも女にもなれる一般人枠の人間。性格に関しては、おそらくゲームどおり
来るもの拒まず、敵だったものでも受け入れる限りマスターはすごいというか、たちが悪い。
たぶん、シリーズで続くとしてもほとんどしゃべらないと思います。
・アルトリア・ペンドラゴン[オルタ]
最終再臨済み、LV80。フォウ全部食わせ済み
一番最初に最終再臨しました。
現在スキル上げ中、冬木クリア後、10連回したら出てきてくれた我がカルデアのエース
単発で二体目も出て地味に宝具LV2だったりします。
オルレアンのときから、ずっとチームでがんばっています。
モルガーンほんと強い!
マイルームの破壊力が強く、何度も破壊されてます。
小説では、なんだか恋愛っぽく見えていますが信頼です。
もともとギルガメッシュが嫌いなのと、マスターを自分の所有物などと思っているため喧嘩する感じです。
まあ、オルタが突っかかってるだけが多いのですが(ぁ
・エミヤ
最終再臨済み、LV80。英雄王からの贈り物
ノブナガイベントのときは、大活躍してもらいました。
同時に、ランサークラスのノッブや槍兄貴にぼろぼろにされて……
アーチャーでギルガメッシュがいるため結構不遇な立場です。
チームは槍兄貴やギルと組むことが多いのでさらに不遇。
演出と元々エミヤが好きだったので採用しました
我がカルデアでは、食事係筆頭ですね。
食事の質と量を求めそうな人が多いですし……
同時に相談役だったり、結構苦労人だったりします。
女難の相は相変わらずだと思います
個人的に、リリィとの絡みをすごく書きたいです。
アルトリア関係と話をするのは、エミヤ的には複雑でしょうが。
・クー・フーリン[ランサー]
第三再臨済み、LV60。
我が家にいる、もっとも出番の多いランサー。
というか、まともに殴れるランサーが兄貴しかいません。
アーチャー相手のときは兄貴にがんばってもらっています。
月見イベントのとき、一気に再臨させてレベル上げました。
さすが兄貴!死なない!
という感じに、最後の最後に決めてくれる頼れる人です。
ノブナガイベントのときも皆勤賞でした。
ただし、マタ・ハリの相手はかんべんな!
魅了かかりすぎ!
我がカルデアでは、常識人その2
彼もまた、苦労人でしょう
苦手とするエミヤやギルガメッシュと組まされる時点で不運でしょう。
マスターからの相談に関しては、エミヤよりクー・フーリンのほうが多いです。
気さくな性格なので、話しやすいのでしょう
会話はなかったけど、出番……あるかなー?
・ヘラクレス
最終再臨済み、LV75
我が家の頼りになる唯一育てているバーサーカー。
二体目のオルタを引いた次に出てきて驚きました。
四騎士が少ないため頼りにしています!
育てるのがかなり遅くなってごめん!
我がカルデアでは、ジャンヌに並ぶ喧嘩を止める係。
戦闘に発展しそうなら、間に入って止めます。
続行するなら、そのままヘラクレスのバスターカード+宝具の攻撃が飛んでくるぞ!
・ジャンヌ・ダルク
最終再臨済み、LV90
我が家に現れた二番目の星5 サーヴァント。
アルトリア出現確立アップのときに来ました。
素材が楽だったので早めに最終再臨できました。
ボス戦など、長期戦になるときはすごく頼りになる存在です!
スキルも対サーヴァント戦で有能なので、有意義に使わせてもらっています。
イベント中はお留守番が多いですが……
後、最終再臨絵と衣装がほんとかわいい。
我がカルデアの良心。
喧嘩をして、戦闘まで発展しそうになったら止めてくれます。
いろんなサーヴァントがいますが、彼女から真正面に喧嘩を売るのはしない模様。
オルタ同様、食事に関しては結構な量を食べます。
え、魔力供給十分?しらんな
・ギルガメッシュ
最終再臨済み、LV90。フォウ全部食わせ済み
fateシリーズの裏の顔、英雄王。
10連+単発をまわしたら出てきました。
むちゃくちゃ驚いていました、初星5サーヴァント
なんだかんだで、頼りにしています。
対セイバー相手は任せろー!ただしアーチャーはオルタに任せます!
なんだかんだで、オルタと一緒のパーティが多いです
カルデアでは、自由に動く王様。
マスターのこと自体は、雑種ながら働くなと思っておりある程度は動いてくれる。
慢心は相変わらずです、はい。
最近の趣味はオルタ弄り。
本命は青いほうだが、オルタのほうを弄り倒すのもまた一興。
だから、求婚しても断られるんだよ。
よく、ヘラクレスから戦闘する前の制裁を食らったりします。
兄貴とエミヤと組まされたときは、機嫌が悪くなる
閲覧ありがとうございました!