夢幻航路   作:旭日提督

20 / 109
忌々しいテストが終了したので、投稿再開です。


第一八話

【イメージBGM:西方秋霜玉より「二色蓮花蝶〜Ancients〜」】

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜戦艦〈開陽〉第3倉庫〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、来なさいヴァランタイン・・・!私のエピタフが欲しければ、力尽くで奪ってみなさい――――!!」

 

 

 私は、右手の刀を構えて、ヴァランタインを睨む。彼はまだ動かないが、取り巻きの手下共は此方の反応を見て、既に銃口を向けている。

 

 

「ああ―――なら、奪ってやろうじゃねぇか。野郎共、行くぞ!!」

 

 

 

 ――ウオォォォォォォ!!!――

 

 

 

 ヴァランタインが号令を掛けると、彼の手下達が一斉に雄叫びを上げ、ある者はレーザーライフルを撃ちながら、ある者はスークリフ・ブレードを抜いて此方を目指してくる。

 

 

 ―――霊符「夢想妙珠」―――

 

 

 私は御札を構えて、スペルを発動する。

 赤、黄、緑と、色取々な弾幕が放たれて、ヴァランタインの部下達が撃ったレーザーを吹き飛ばす。

 邪魔なレーザーが消えたところで、私は足に力を入れ、突撃する手下共の方向に飛んで、一気に肉薄する。

 

「ぬぉっ―――!?」

 

 

 此方の肉薄に驚いたのか、手下共が間抜けな表情をしているが、もう遅い。

 

 

 ――霊珠「夢想封印 玉」!―――

 

 

 

「グハッ――――!」

 

 私の廻りに浮かぶ陰陽玉を、全て手下共の腹にぶつけて、壁際まで吹き飛ばす。これで少しはすっきりしたかしら。

 

「チッ、舐めんなよ!」

 

 手下の一人が、吹き飛ばされた仲間の影から躍り出て私に斬りかかるが、これを陰陽玉で受け止めて、一旦距離を取るために空中へ退避する。

 

 

 ――霊符「夢想封印 散」―――

 

 

 空中に離脱するついでに、御札をばら蒔いて牽制する。

 

 

 ―――!?―――

 

 

 殺気を感じて、咄嗟に身を翻す。見ると、私の左側にあった陰陽玉に罅が入り、煙が立っていた。

 

「こっちを無視して貰っちゃあ困るぜ?お嬢さんよ?」

 

 どうやら、先程の攻撃はヴァランタインが放ったレーザーだったようだ。彼の右手に握られている大きめのライフルの銃口には、煙が立っているのが見える。

 

「やってくれるじゃない。これ、中々新調できないのよ。」

 

 陰陽玉の数は無限ではない。さらに、此方に飛ばされてからは録に霊具の新調もできないのだから、ここで陰陽玉が一つ壊されかけたのは痛い。

 

 

――こいつ、出来るわね―――

 

 

 

 

「―――構えなさい。死ぬわよ。」

 

 

 刀に手を掛けて霊力を込め、空中を蹴って一気にヴァランタインに斬りかかる。

 ヴァランタインはスークリフ・ブレードでそれを難なく受け止めて、互いの刀が鍔競り合い、火花を散らす。

 

「フンッ!」

 

 

「しまっ――――」

 

 ヴァランタインが刀から左手を放すと、一瞬で腰のサーベルを抜いて、それが私の右眼に突き刺された。だが、それはバラバラと音を立てて崩れ、辺りに御札が散らる。

 

「なにっ!」

 

「お頭、後ろです!」

 

 私は彼が一瞬無防備になった隙を突いて背後から斬りかかるが、それに咄嗟に応じた手下の刀に阻まれた。

 

「―――――チッ」

 

 襲撃が失敗すると、再び距離を取って、弾幕をばら蒔きながら撤退する。

 

「やってくれたな、お嬢さんよ。やっちまえ、野郎共!」

 

 ヴァランタインが指示すると、まだ残っている部下達が一斉にレーザーを放ってくる。一体辺りは大したことはないのだが、やはり数がいると面倒だ。

 私はそれを躱し、あるいは弾幕で打ち消しながら、次のスペルを発動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――「夢想天生」―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 身体中に霊力を通して、内と外を結界で仕切り。私は文字通り「宙に浮く」。

 発動前に幾らかレーザーが掠ったが、問題ないだろう。

 

 

「なっ、なんだ!!」

 

 

 手下達が此方の様子に驚いたようで、統率が乱れる。無理もない。今の状態では、私にレーザーが当たろうが「当たらない」のだから。

 

 そのまま私はヴァランタインに一直線に肉薄して、刀に霊力を込める。

 

「舐めん、なよっ!」

 

 私が刀を振るう寸前、ヴァランタインのスークリフ・ブレードが降り下ろされるが、それは私を貫くことなく、虚しく虚空を切り裂いた。

 

「―――!?っ」

 

 それを尻目に、ヴァランタインの脇の下から、反対の肩まで刀を振るい、切り上げる。

 

 

 ―――浅いか。―――

 

 

 ヴァランタインは一瞬崩れかかったが、踏ん張って立ち留まる。先は本気で殺しに掛かったが、感じた通り、傷が浅かったようだ。

 

「お頭!」

 

「艦長、大丈夫ですか!?」

 

 ヴァランタインを心配して、手下達が駆け寄ってくるが、彼はそれを左手で制して、私に向き直る。

 

「霊夢、とか言ったな。」

 

 

「―――ええ。」

 

 

「今回は、此方が一本取られた。此所で一旦退いてやる。だが―――」

 

 ヴァランタインは、言葉を続ける。

 

「一度俺を負かした位で調子に乗ると、痛い目見ることになるぜ―――」

 

  彼はそんな台詞を吐くと、手下を率いて、倉庫を後にする。追撃する気は起きなかったので、私は彼の手下が、私が適当に吹っ飛ばした別の手下を運んでいくのを見届けた。

 

 

「そんな状況で言われても、ただの負け犬の遠吠えにしか聞こえないわよ―――まぁ、艦隊戦ではこっちが劣勢なんだけどね。」

 

 そう独り言つと、通信機を取り出して、一先ずヴァランタインを撃退したことを艦内放送で告げた。

 

「こちら艦長より、皆、聞いてるかしら?艦内に進入した賊は私が撃退したわ。各員は戦闘配備のまま役割を続けて頂戴。念のため、保安隊は機関室で待機よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ヴァランタイン御一行を撃退した私は、そのまま艦橋へ移動する。しかし、撃退したといっても外での戦闘はまだ続いているだめ、わざわざ空間服に着替える暇もないと思い、巫女服のままだ。

「戻ったわよ。」

「あ、艦長―――って、その服何ですか!?」

 一番に出迎えてくれたノエルだが、私の見慣れない姿を目にして驚いているようだ。

「ああ、これ?なんというか、まぁ・・・戦闘服みたいなものよ。」

 私はそれを適当に受け流すと、艦長席に立ち、艦橋の窓から、外の宇宙を見遣る。

「それで、戦況はどうなってるの?」

《はい、艦長が撃退報告をなされてから、ヴァランタイン以下、侵入者の生命反応は〈グランヘイム〉まで後退しました。ですが、〈グランヘイム〉は此方から離舷後、砲撃戦を展開しつつ後退しています。此方も応戦していますが、戦果は芳しくありません。この砲撃戦で、重巡〈トライデント〉、〈ピッツバーグ〉は損害拡大中です。》

 早苗の報告によると、ヴァランタインは懲りずに此方に砲撃戦を挑んでいるようだ。此所へ来る途中、艦が何度か揺れたのはこのせいだろう。

「艦載機隊のほうは善戦しており、敵機の空襲による損害は軽微です。しかし、無人機隊の消耗率は50%を越えており、かなり危険な状態です。パイロットの疲労度も蓄積されており、そろそろ帰艦させるべきかと。」

 ノエルさんは空戦の状況を報告する。此方は何とか五分の勝負が出来ているようだが、報告通り、そろそろ危ないだろう。

「加えて敵艦載機隊の動向ですが、此方も損害拡大のためか、今は積極的な動作は見せていません。引き上げるなら今かと。」

 ここはミユさんの言うとおり、一旦艦載機を引き上げさせるべきかしら。敵の艦載機隊も大分痛手を負っている筈だし、積極的に空襲は仕掛けて来ないだろう。

「分かったわ。艦載機隊は、直掩を残して帰艦させて。艦隊は複縦陣を取り、〈グランヘイム〉に応戦するわ。」

「了解!艦載機隊に帰艦命令を出します。」

 ノエルさんが帰艦命令を出すのを確認して、私は次の指示に移る。

「全艦、取り舵一杯、回頭しつつ、次の陣形変更を行う!左列、〈クレイモア〉を基準に〈ピッツバーグ〉、〈開陽〉、〈高天原〉、〈ケーニヒスベルク〉、〈トライデント〉の順で縦陣を組め!右列、〈ラングレー〉、〈プロメテウス〉、〈サクラメント〉の順で布陣せよ!駆逐艦は右列隊の前後でこれを護衛しなさい!」

《了解、指示送信します。》

  早苗が私の指示を各艦に転送し、各艦のコントロールユニットが自動で指定の位置に艦を滑らせる。本来、回頭しながらの陣形変更はかなりの練度を要するらしいが、幸いうちの無人艦はサナダさんのお陰である程度高度な艦隊運動も可能らしい。

  艦隊は、〈グランヘイム〉から右列の高価値目標を守る形で左列の戦艦、重巡洋艦が展開する形になるが、元々〈グランヘイム〉が輪形陣の内側に現れた関係で、左側の〈ピッツバーグ〉と駆逐艦〈ヘイロー〉、〈雪風〉の3隻の展開が遅れている。

「艦長、左舷側の3隻が遅れています。」

「今は仕方ないわ。それより〈グランヘイム〉に集中して。」

 こころが陣形の乱れを指摘するが、いくらうちの無人艦が優秀といっても、限度というものがある。多少の遅れは仕方ない。

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

(陣形:輪形陣時)

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

(陣形:変更後)

 

 

 

 

 

「第4射、〈グランヘイム〉に主砲2発命中確認・・・クソッ、まだピンピンしていやがる!」

 相変わらず〈グランヘイム〉の防御は強固で、此方の砲撃を中々通してくれない。フォックスが怒るのも無理はない。

「徹甲弾は効いていないの?」

「効いちゃいるが、装甲がクソみたいに分厚い。レーザーはAPFシールドに阻まれて駄目だ!」

 此方が有効打を与えられないのは、歯痒い状況ね―――

《艦長、〈トライデント〉より入電、『我此ヨリ〈ぐらんへいむ〉ニ対シ近接砲撃戦ヲ敢行ス!本隊ハ離脱サレタシ!』です!》

「はぁ?何言ってるのよ!重巡1隻であの〈グランヘイム〉と渡り合えると思ってるの?って、サナダさんは何難しい顔してるのよ!」

 〈トライデント〉からの進言を聞いて、なにやらサナダさんが考え込んでいる様子だ。

「―――クレイモア級重巡の装甲なら、10分程度の時間なら稼げる筈だ、艦長。」

「艦長、〈トライデント〉が隊列を離脱、〈グランヘイム〉に最大戦速で接近しています。」

 こころが、レーダーに映る〈トライデント〉の動きを報告する。―――〈グランヘイム〉は確かに後退しているが、それでも砲撃戦は続行中、このまま遣り合っても徒に此方の損害が拡大するばかり―――これは、仕方ないわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【イメージBGM:東方紅魔郷より「紅楼〜Eastern Dream」】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「命令を変更するわ。各艦は可能な限り〈トライデント〉を援護しつつ最大戦速で戦闘宙域を離脱、艦載機隊を回収次第、i3エクシード航法に移行、当初の予定航路を進むわよ!」

「了解。舵を戻すぞ。」

 艦隊は面舵を取って、〈グランヘイム〉からの離脱を図る。

 〈トライデント〉は誘爆を避けるため、一斉に対艦ミサイルを〈グランヘイム〉に向けて飛ばすと、横腹を〈グランヘイム〉に晒しながら、3基9門の主砲を以て同航戦を挑む。しかし、重巡と戦艦、それも宇宙最強の戦艦とでは話にならず、〈トライデント〉のミサイルは悉く撃ち墜とされ、僅かな対艦ミサイルが着弾したに留まる。主砲弾は〈グランヘイム〉の巧みな回避機動に躱されて、届いた砲撃も、強固なAPFシールドに阻まれて、あらぬ方向へ弾かれる。そのお返しとばかりに、〈グランヘイム〉の3連装主砲から緑のレーザーが放たれて、〈トライデント〉のシールドを削り、赤いプラズマの砲弾が装甲を焼いていく。だが、〈トライデント〉は戦艦並の強度を誇るその装甲で〈グランヘイム〉の砲撃に絶え続ける。

「全艦、対艦ミサイル一斉射、目標、〈グランヘイム〉!」

「了解、対艦ミサイル〈グラニート〉リミッター解除、全弾斉射!」

 フォックスが発射ボタンを押して、〈開陽〉のVLSから8本の〈グラニート〉対艦ミサイルが放たれる。他のクレイモア級重巡からも、せめて姉妹の奮戦を援護せんと、〈グラニート〉対艦ミサイルが発射される。

 此方の大型対艦ミサイルの発射を見て、〈グランヘイム〉は一旦攻撃の手を緩め、その火力をミサイルに向ける。〈グランヘイム〉の3基の主砲が、的確にミサイルを迎撃するが、うち3発は主砲の最低射程を抜け、〈グランヘイム〉に肉薄する。うち1発は副砲の迎撃を受けて撃墜されたが、2発は着弾し、炸裂する。遂に〈グランヘイム〉の装甲に穴を開けた。

「〈グランヘイム〉に2発命中確認、しかし尚も健在!」

 ミユさんが、グランヘイムの様子を報告する。装甲を破ったといっても、〈グランヘイム〉の損傷は小破程度に留まり、再び〈トライデント〉との砲撃戦を再開する。

 〈グランヘイム〉の砲撃は以前にも増して激しくなり、〈トライデント〉は忽ち火達磨になる。クレイモア級の強固な装甲といえども流石に耐えきれず、艦体の一部で爆発が起こる。主砲は2基が破壊され、残った2番砲も最早1門しかなく、此も排熱が追い付かず沈黙した。しかし、最後の手向けと言わんばかりに、〈トライデント〉は艦首を〈グランヘイム〉に向け、持てる最大の速度で〈グランヘイム〉に突撃する。

「か、艦長―――あれを―――」

 こころがモニターに映る、〈トライデント〉の艦橋部を指す。〈トライデント〉の艦橋は煙と炎に包まれ、レーダーやアンテナは悉く脱落しているが、それは確かに、はっきりと見えた。

 

 

 

 

 

 

 ―――我奮戦虚シク、全火器沈黙ス。我此ヨリ〈ぐらんへいむ〉ヘ突撃ヲ敢行シ、一矢報イントス。短期間デアルガ、艦隊司令トノ航海、光栄デアッタ・・・―――

 

 

 

 

 

 

 煙に包まれる艦橋の中で、〈トライデント〉は此方に信号灯でモールス信号を送っていた。

 

「―――返信しなさい。『貴艦の奮戦に感謝す。我も貴艦を誇りに思ふ。―――』」

 

《・・・了解です。》

 別れの挨拶として、此方からも信号灯で返信する。信号を送信し終えると、〈トライデント〉はそれを見届けて力尽き、〈グランヘイム〉への突撃は叶わず、蒼いインフラトンの光となって爆発四散した。

 

「―――――総員、敬礼。」

 

 その様子を見届けると、一度立ち上がり、モニターに映る火球となり果てた〈トライデント〉に敬礼する。

 コーディーやフォックスに、ノエルさんといった元軍人組も敬礼し、他のクルーもそれに続く。

 

「――――――〈グランヘイム〉、戦闘を停止、反転していきます。」

 

「―――艦載機隊の収容、完了しました。」

 

 ミユさんとノエルさんは敬礼を終えると、席について状況を報告する。

 

「全艦、i3エクシード航法に移行、イオン乱流に注意しながら進むわよ。」

 

「了解。インフラトン・インヴァイダー、巡航モードに移行します。」

 ユウバリさんは機関を巡航モードに調節して、舵を握るコーディーがi3エクシード航法に移行させ、〈開陽〉は戦闘宙域を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜〈グランヘイム〉艦橋〜

 

 

 

 

 ―――終わったか。

 

 戦闘の終了を見届けると、肩の力を抜いて、艦長席に腰かける。

「最後の敵艦、中々根性ありましたね。それに此方の装甲も一部抜かれました。被弾箇所は総取っ換えです。」

「艦載機のほうも随分やられたな・・・・これからEVA(船外活動)かぁ〜〜」

 部下も緊張が抜けたようで、所々だらりと椅子に腰掛けていたり、背伸びをしている様子が見える。

「おい、まだ仕事は終わっちゃいねぇぞ。これから宇宙遊泳中のパイロット共を迎えにいかなくちゃならねぇからな!」

 俺はそんな部下を一喝し、艦を艦載機パイロットの回収に向かわせるよう指示する。

「しかし、割りに合わない勝負でしたね。まさか、お頭が一矢報いられるとはねぇ・・・」

 部下達にも、今回の戦闘は予想外だったらしい。かくいう俺も、あの霊夢とかいう小娘の実力には心底驚かされた。あんな「生きるか死ぬか」の気分は久々だ―――俺もランキング1位に、どこかで浮かれていたかも知れねぇな―――

「―――ああ、初心忘れるべからず、ってか。よし、野郎共、パイロットを回収したら、一旦小マゼランに戻るぞ。」

「艦長、進路は?」

 部下が、次の目的地を問いかけてくる。

 

「そうだな――――――取り敢えず、ゼーペンストだ。」

 

 

「「アイアイサー!」」

 

 

 艦橋内で、部下達の声が木霊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜???〜

 

 

 

 

「どうやら、彼女はアレを耐えきったみたいだね―――」

 

 

 薄暗い宇宙船の艦橋で、一人椅子に腰掛ける人影が呟く。

 

 

「さて―――こうなったら、私の出番かな?」

 

 

 彼女は、艦橋の外を見遣り、自艦隊を眺める。

 

 

 

 ―――どこまで楽しませてくれるかな、博麗霊夢―――

 

 

 

 

 




冒頭の白兵戦のシーン、スペルの描写が上手く出来ているか少し不安です。こうした描写はあまり慣れていないので。それよりも、書いてるうちに霊夢がラスボスに見えてきた(笑)

原作ではヴァランタインの白兵値はチートですが、霊夢はそれ以上にチートです。まぁ、しょっちゅう弾幕勝負やって鬼畜弾幕躱したり、夢想封印とか撃ってるので仕方ないよね(笑)具体的には、ヴァランタインが白兵値99なら、霊夢は350位あります。次は、多分スカーバレル辺りが鬼畜霊夢の餌食になるかもしれません。


後一戦程度挟んだら、いよいよ小マゼラン篇に入ります。

本作の何処に興味がありますか

  • 戦闘
  • メカ
  • キャラ
  • 百合

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。