夢幻航路   作:旭日提督

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今回は人物と艦載機の設定になります。
艦載機は霊夢艦隊のオリジナルのみです。
人物設定については無限航路以外が由来のキャラについては無限航路原作のような特殊技能を表記している場合があります。ランクは原作ではLv1~5と表記されていましたが、ここではそれに対応する形でE~A、EXと表記しています。


艦隊念報・壱

~艦載機~

 

*YF-19

 

サナダが開発した可変戦闘機。人形、鳥人、航空機の3形態に変形する。滑らかな機首にカナードと前進翼を持ち、大気圏内での機動性に優れる。

元ネタはマクロスプラスのYF-19

 

 

 

*YF-21

 

サナダが開発した可変戦闘機。人形、鳥人、航空機3形態に変形する。デルタ翼のステルス機で、ペイロードと最高速度はYF-19を上回る。脳波コントロールを採用し、パイロットの思考を読み取って操縦するシステムだが、それを搭載したためコストが高い。

元ネタはマクロスプラスのYF-21

 

 

 

*F/A-17S

*RF/A-17S

 

霊夢艦隊で運用されるステルス戦闘機。マルチロール機としても運用可能。スカーバレルとの決戦ではステルス性を生かした伏兵として活躍した。RF/A-17は機体背面にレドームを搭載した早期警戒型。

元ネタはマクロスFのVF-171だが変形はしない。

 

 

 

*Su-37C

 

流麗なフォルムを持つ戦闘機。機動性と制宙戦闘に優れ、大気圏内での性能も高い。現実のSu-35に37のカナードを付けてエンジンノズルをベクタードノズルにした機体。カラーリングはエスコン4の黄色中隊仕様。

 

 

 

*T-65B

 

4門の重レーザー砲を主翼先端に装備した重戦闘機。サナダが遺跡から発掘した設計図を元に開発した。主に〈高天原〉の艦載機として用いられる。

モデルはスターウォーズのXウィング。

 

 

 

*XQF-01 A-wing

 

シオンが設計した高速偵察機。通称アーウィン。無人偵察機ゴーストの発展型でステルス性と航続距離に優れる。機体が比較的小柄であり、前衛艦隊のノヴィーク(改ゼラーナ)級に搭載される。

モデルはスターフォックスのアーウィン。だがチート性能はまだない。

 

 

 

*AIF-9V スーパーゴースト

 

市販の無人偵察機に大口径レーザー砲を載せ、機体をフルチューンした無人戦闘機。無人機のためGを無視した急激な機動が可能。しかし航続距離が短いため、主に防空用として使われる。〈ラングレー〉のほか前衛の改ゼラーナ級にも配備されている。

性能はマクロスFのゴーストV9だが、外見はルカ機のゴーストにV9のレーザーを載せて赤くしたもの。なのでマクロスFのゴーストV9とは細部が違う。

 

 

 

*RRF-06 ザニー

 

市販の土木建築用二足歩行ロボットに装甲を施して各部をグレードアップした機体。人形機動兵器の実験機としてにとり率いる整備班が製作した。実験機なので実戦配備は考慮されていない。

元ネタはガンダムシリーズのザニー。

 

 

 

*強襲艇

 

兵員輸送用の中型機。30名程度の人員を輸送可能。戦車を牽引するために改造されたタイプも存在する。外見はスターウォーズのLAAT,iガンシップにオスプレイの尾翼を追加してより現代テイストにした機体。

 

 

 

*M61重戦車

 

155mm砲2門を装備する重戦車。高い機動力と火力、堅牢な装甲を持ち、対人用レーザー程度では傷一つつかない。その火力と頑丈な装甲で地上での海賊掃討戦を支援する。

モデルはガンダムの61式戦車5型。

 

 

 

*ゲパルト

 

地上に上陸した部隊を海賊航空戦力から守るために開発された対空戦車。2門のレーザー機銃と索敵、照準用レーダーを装備する。

外見はドイツ軍のゲパルト対空戦車・・・ではなく自衛隊の87式自走高射機関砲にサイドスカートを装備したもの。素人目で見たらどっちも変わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

~人物図解~

 

【博麗艦隊】

 

 

*博麗霊夢

 

本作の主人公。元楽園の素敵な巫女で、現在は博麗艦隊の巫女艦長。永遠の巫女。

幻想郷で病に倒れてそのまま息を引き取ったが、何故か宇宙に放り出されていた。本来なら年齢は45~50歳程度なのだが、転生の際に何故か若返ったため外見は16歳相当。転生のついでに自分が知らない世界である宇宙を見て回ろうと思い立って、そのまま0Gドックとなる。原作主人公のユーリとは異なり、その動機はそこまで強くはない。

本人はこの転生のことをあまり気にしていないが、当の幻想郷では大騒ぎになったであろうことが容易に想像できる。転生の原因には、もしかすると生前の四季映姫の言葉が関係しているのかもしれない。

0Gドックとなってからはヤッハバッハから逃げ回りながら宇宙を回っていたが、エピタフの伝説に触れて少し興味が出たようだ。財という言葉に惹かれたのかもしれない。ロマンチストではないのでそれ以外のエピタフの伝説には興味がないらしい。小マゼランに渡ってからは艦艇の圧倒的な性能差を背景に無慈悲な海賊狩りを続けて資金繰りをしている。宴会では幻想郷の頃とは違って一歩引いた位置にいることが多い。だが最近ではマッドの暴走により被害を被ることがあり、彼女の怒りゲージを溜めつつある。スカーバレル壊滅祝いの際に撮られた写真が裏取引されていることは知らないようだ。

実は神社の裏手にひっそりと塚を立てて、戦闘で犠牲になった人々を供養している。

 

容姿は前述の通り16歳相当の外見なので、よく歳を間違われる。本人はその度に少なくとも酒は飲める年齢だと抗議している。

容姿は端麗でまっすぐな黒髪をセミロングに切っている。瞳の色は茶色だが、真剣な場面では赤色に変わることがある。普段しているリボンがなくなると一見誰だか分からないただの美少女に。

基本的な服装は巫女時代のものを参考にした空間服を纏っているが、本気で戦うときは専用の巫女装束に袖を通す。頭の大きなリボンがトレードマークなのは生前と変わらない。腋の露出も欠かせない。なお、腰に差したスークリフ・ブレードは本人の趣向で完全な日本刀に改造されている。

 

性格は単純で表裏がなく、喜怒哀楽が激しい。暢気なときは暢気で、戦闘時は気性が荒い。だが、本気で戦う際は冷酷に見える。生前は誰に対しても優しくも厳しくもなく、誰と行動しても仲間と見ない平等な性格だったが、今は少なくともクルーのことは仲間と認識しているようだ。あくまでそう認識しているだけで、他人に対して平等なのは以前と変わらないのかもしれない。

見た目は非常に少女的なのでその性格に面食らう者もいるが、不思議となぜか他人を惹き付けるカリスマがある。

かつての霊夢は他人と価値観がずれていたが、長く生きているうちにある程度は一般的な物の価値観を認識できるようになり、少なくとも金銭の価値は理解しているのでカツアゲじみた行動を取ることはなくなった。(ただし海賊から巻き上げるのは止めない。彼女の中では海賊=資金源の図式で固定されている)

艦長を務めるにあたっては艦長職に必要な最低限の知識は勉強しているようだが門外漢なだけあって基本的なことしか覚えておらず、戦術や運行の面ではサナダやコーディの助言を当てにしているところがある。ただ発想力はあり、本人が立案することもない訳ではない。

 

趣味は午睡とお茶。しかし艦長職が忙しいので以前ほどのんびりできる日はない。だが暇なときはよく神社で寛いだりしている。生前から酒好きで、宴会も嫌いではない。ただ、酒の飲み過ぎで死因となる病を患った経験から、現在の飲酒の量は生前に比べて少ない。

 

特殊技能、能力

 

・艦隊指揮:D

0Gドックとして艦隊を率いてはいるが、まだ経験が浅く、指揮能力はそれほど高いとは言えない。今は艦の性能に頼った戦いが中心。

しかし、生前は異変解決や日々弾幕ごっこをやっていたこともあり、白兵戦になると無類の強さを発揮する。白兵戦に限れば0Gドックランキング一位に君臨するヴァランタインすら圧倒するほどの力を見せる。後述の夢想天生を発動した場合はもはや彼女に傷一つ追わせることすらできない。

 

・空を飛ぶ程度の能力

霊夢の代表的な能力であり、その効果は物理的に空を飛ぶだけに留まらず、文字通り「宙に浮いた状態」となる。即ち何物からも浮遊し、自由となる。本気で発動した際は自身に対するあらゆる干渉をはね除け、彼女には物理的、精神的に一切触れることができなくなる。平時でもこの能力は限定的に発動しており、彼女に対しては如何なる重圧も力による脅しも一切の意味を成さない。

夢想天生はこの能力をスペルカードに使用した技であり、ありとあらゆるものから宙に浮き無敵となる。例えるなら実体のある幽霊のような状態。ただ、本人が巫女として修行不足なせいでそれほど長持ちさせることはできず、技の使用時間は10分程度が限界である。(スペルカード戦で使用する際は2~3分に制限していた。)

またこの能力を使用すれば、有毒ガス等の人体に有害な物質が充満する空間でもある程度活動することができる。

 

・幸運:A

・直感:A

生前から運が良く、それが絡むゲームでは敵無しの強さを誇る。また直感にも優れ、危険を寸でのところで回避する。また、この直感のお陰で、手掛かりがなくとも勘に従って動けば物事の真相を掴むこともしばしばある。

 

・巫女としての能力

陰陽玉、お札などを使って妖怪を退治する。妖怪がいない現在では、それらは専ら白兵戦のために使われる。神降ろしの能力も未だ健在である。

 

・身体能力

生前の職業柄身体能力にも優れ、基礎体力も高い。

前述の直感と合わせてほとんど隙がなく、寝込みを襲っても返り討ちにされるだろう。

 

 

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*東風谷早苗

 

旗艦〈開陽〉のコントロールユニットに宿る人格、というよりその義体。本来はただのAIであった筈なのだが、何時の間にか何かが憑いて今の彼女になったらしい。義体の彼女は殆ど人間と変わらない振る舞いをする、というより魂は人間そのもの。端末を介して直接会話する場合やコントロールユニット本来の能力を使用する際はAIとしての側面が強く出ているようだ。

サナダが義体を作ってからは大好きオーラが滲み出るほど霊夢にアタックを仕掛けているが、当の霊夢が鈍感なので空振りに終わることが多い。

また最近は尋問官に目覚めたようで、捕虜にした海賊に恐怖を与えている(笑)

自然ドームの一角に秘密裏に守矢神社の分社を建てている。それ以来、自然ドームではときどき幽霊騒ぎがあるようだが関連性は不明である。コントロールユニットのAIなので自艦で起こることは全て把握していると言っても過言ではないが、一部の区画はは意識的に自動監視モードにしている。女の子なのであまり見たくない部分もあるという訳だ。

そのため霊夢がひっそりと供養塔を立てていることには気づいているが、その事を話したりはしない。

 

義体の容姿は緑色の髪をストレートのロングヘアーにしており、左側の髪を一房留め具で纏めている。蛇の髪飾りは本人に合わせてよく動く。なお双葉は無い模様。髪飾りは蛙ではなく太極を描いた艦隊紋章が記されたもので、太極の配色は霊夢の陰陽玉と同じ紅白である。蛙の髪飾りは、首飾りにしたので衣服の中に隠れている。瞳は普段は髪と同じ緑色だがときどき黄色に変わる。主に大尋問官サナエちゃんのときは黄色。なお胸はけっこうある模様。ときどき霊夢に妬まれる。

衣装は風祝としての服に近いが、それを複雑にしてスカートを短くしたようなもの。霊夢と同じく腋が露出している。ようは金剛型改二の服。大尋問官サナエちゃんのときは黒を基調とした空間服に軽度の装甲と同じ意匠のスカートを着用している。

 

AIとしての性格は真面目できっちり命令に従っているが、義体のほうは天然が入ってやや惚けたところがある。それに多少の加虐嗜好が混ざっているので達が悪い。ただ、根は純粋で真面目なので、他人の影響を受けやすい性格とも言える。またかなりの自信家で、テンションの振り幅が大きい。

嗜好については自分が格好いいと思ったものには目がなく、時々マッドと裏取引をしているようだ。そのためにはコントロールユニットのAIでありながら彼等の暴走をお目こぼしすることもしばしばある。王道なデザインよりも悪役っぽいものが好き。SF的なもの全般に興味があるようで常時ハイテンションな状態。あと艦長(霊夢)大好き。早苗さんかわいい。

 

特殊技能、能力

 

・艦隊指揮:C

艦隊を指揮する程度の能力。元のコントロールユニットが複数の艦船での艦隊行動を制御できるよう想定されているので、中規模な艦隊ならある程度の戦術機動を取らせることができる。上限はおよそ30隻程度。最初は艦載機のコントロール全般も担っていたが、艦隊が増えた今ではそちらの制御は個々の艦載機に搭載された簡易AIに任せている。

 

・自己改造:EX

本来コントロールユニットは開発者であるサナダに最大限のアクセス権限があったのだが、義体となってからは勝手にこれに改造を施してブラックボックスを増やしている。女の子の内面を覗こうなんて破廉恥です!

なお、霊夢には依然として最高レベルのアクセス権限が用意されているが、それが使われたことはない。

また義体自体もナノマシンの自己増殖を制御することにより自由自在に変形させることができる。主に肘から下をガトリングにしたりと白兵戦でもけっこう役に立つ。見方によっては腕から直接武器が延びているので少々不気味だが、思いの外彼女は気に入っているようだ。本人にとっては格好いいかどうかが選好基準。

 

・さでずむ:A

相手を虐めたくなる。戦闘時、自身の攻撃力にプラス10の補正...

冗談はさておき、実際虐めたくなるのは確かなようだ。大尋問官サナエちゃんの姿になるとこれが全面的に発揮されて海賊を追い詰める。本人曰く、悪人が酷い目に合うのは因果応報、当然の報いだそうだ。この世界の海賊一般は惑星上や客船から女性をさらって(禁則事項)なことをしているので、彼女なりの制裁なのだろう・・・と思いたい。

これが海賊退治、楽しいかもしれない・・・

 

・信仰の加護:EX→E

・奇跡を起こす程度の能力

二柱の祝福を受け、自身に振りかかる厄災を遠ざける。また二柱の力を借りて天・地・海すべてを操ることができる、風祝としての能力。奇跡の力を振るっているうちに風祝であった自身にも信仰の対象が移ってしまったため、力の境界は曖昧になっている。

しかし、艦隊では信仰が得られないので現在は大きく弱体化しているようだ。

 

 

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*博麗霊沙

 

サナダが霊夢を発見したのと同じ場所で見つけたという少女。サナダの話では怪我が酷かったのでリジェネレーションポッドに入れられており、そのため目覚めるのが霊夢より遅かった。ちなみに霊沙という名前は咄嗟の思いつきで名乗ったもの。

自身と瓜二つな容姿に加えて妖怪じみた気配を発していたため霊夢は警戒していたが、今では問題なく艦隊に馴染んでいる。本人も霊夢のことは警戒していたようだが、時間が経つにつれてそれは薄れていったようだ。現在では主に航空隊のメンバーに弄られてたり、時々艦橋に顔を出したりする。宴会ではマッドの所業で獣化したりする。そのときには何故か霊夢に甘えるようになるが、獣化が解けた後は一人ベッドの上で悶絶していたりする。残念ながらその様子を見れた者はいない。

普段の乗機は可変戦闘機YF-21。コールサインはアルファルド1。開発者のサナダからはレポート提出をしつこく言われたりするが面倒くさいので適当にやっている。素質があったのか戦闘機の操縦にはあっという間に手慣れたような技量を示す。ボイドゲートが嫌い。

容姿は前述の通り霊夢と瓜二つだが、彼女の方が少し背が低い。加えて霊夢以上につるぺた。髪の色は霊夢と対照的な白髪で、着ている服は霊夢の巫女服と同じデザインだが色は黒。肌には血走ったような赤い紋様があったが今は隠している。一言で言えば容姿は禍霊夢(ロリ)。

性格は猫のように気紛れで艦内をうろついていたりする。艦橋に行くときも気分によってその時間帯は変わる。また非常に好戦的で、敵と直に戦えるパイロットの仕事は気に入っているようだ。最近は相手に張り合いがないのでマンネリ化しているのが悩みの種。

意外と声がかわいい。

 

特殊技能、能力

 

・エース:C

艦載機を乗りこなす程度の能力。航空機の操縦経験は殆ど無いのだが、天性の直感とセンスで巧みに可変戦闘機を操る。短い飛行時間とフライトシュミレーションでもこの実力なので、乗り続ければ化ける可能性もある。ただ自信過剰なところがありスタンドプレーに走りがちな性格故、小隊での連携には向いていない。訓練ではバーガーやタリズマン相手に憂さ晴らしも含めて挑んでいるようだが、経験の差のため未だに勝てたことがないという。

 

・空を飛ぶ程度の能力

元が霊夢なので、彼女も同様の能力を持つようだ。物理的な飛行だけでなく概念的な効果も共通。ただ「夢想天生」のように無敵状態にはならない。

 

・次元を司る程度の能力

詳細不明。このスキルは失われている。

 

 

 

*ブクレシュティ

 

サナダが開発した独立戦術指揮ユニットの一人。義体は早苗のそれをベースに開発されているが、ナノマシンによる自己改造能力はない。早苗とは違って何かが憑いていたりはしないので、稼働初期のAIらしく冷淡な性格・・・と思いきや意外と好戦的。元々乗艦にはアレキサンドリアⅠ級指揮航宙巡洋艦が与えられる予定だったが、同級の設計が遅れたためグアッシュから鹵獲したマハムント級を改造の上、彼女の旗艦として運用されることになった。

 

容姿は人形に例えられるほど端正で整った顔立ちに、肩まである金髪をストレートにしている。服装は青を基調とした軍服に白い短めのケープを着用。前髪には赤いカチューシャをつけている。言ってしまえば軍服アリス。原作アリスとは違い髪がストレートなことがポイント。表情を変えることが滅多にないので周りからは堅い人物だと見られているようだ。

性格は前述の通り冷淡で機械的だが、敵艦隊と遭遇すると一気に好戦的になる。ただ表情が動かないので傍目に見れば分かりにくい。サナダは性格データを構築する際に早苗を参考にしたらしいのだが、出来たのは似ても似つかないものとなった。早苗がいろいろブラックボックスにした影響で性格データの中枢が拾えなかったのだ原因らしい。好戦的な一面は彼女のさでずむが流れ込んだのかもしれない。

自身のことにはあまり頓着せず、必要かそうでないかで判断することが多い。彼女自身は、AIは人間と違って自己管理を適正に行うことができると判断しているので自身に対する気遣いは不要だと考えている。霊夢はその辺りに疎いので、彼女に対しては普通の人妖と同じように接している。

ただ根まで機械的かと言われればそうでもなく、前述の通り戦闘時には感情らしきものを見せるほか、紅茶に執着している仕草が見られる。〈ブクレシュティ〉のブリッジを訪ねると、艦長席のデスクにはだいたいティーカップが置かれているのを見ることができる。何故紅茶に執着するのか、本人もいまいち分かっていない様子。

 

特殊技能、能力

 

・艦隊指揮:B

そもそも彼女は艦隊の指揮を前提に生み出されたので、必然的にその能力は高い。旗艦〈ブクレシュティ〉に搭載されている拡張艦隊戦闘指揮システムに接続することにより僚艦を手足のように操る。早苗の場合は主に指示を飛ばして細かい挙動は僚艦のコントロールユニットが操作しているのだが、彼女のそれは僚艦の全てを制御下に置く。イメージとしては、自分から僚艦の各所に糸を伸ばして操作すような感覚。これにより瞬発的な対応を取らせることが可能であり、有人艦では考えられないような加速と機動戦術で敵艦隊を翻弄する。

一応僚艦の操作はコントロールユニットの自立制御に任せることもできる。

 

・最後の咆哮:A

彼女自身の能力、というよりは艦そのものの能力。通常の120%のエネルギーを用いた全砲斉射を敢行する。艦にプールされたエネルギーを一時的に殆ど使い果たすので、使い所の見極めが非常に難しいプログラムである。

 

・限界機動:EX

制御下にある友軍艦全てのジェネレータやメインノズル、核パルスモーターの動きを直接制御することにより、一時的に艦のポテンシャルを越えた戦術機動を行わせる。プログラム使用後はエネルギー回路に大きな損傷を与える恐れがあり、上記の最後の咆哮同様に使い所には細心の注意が必要である。

 

・予測計算:A

拡張艦隊戦闘指揮システムの中核を成すコントロールユニットの演算リソースを最大限に使用することにより、通常よりも極めて精度の高い敵の射撃パターン分析と弾道予測を可能にする。ブクレシュティは戦闘時に自動でこのプログラムを起動しているので、彼女の隷下の艦船に攻撃を当てることは非常に難しい。

 

 

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*サナダ

 

霊夢艦隊が誇るマッドサイエンティストその1。科学班班長。艦隊立ち上げ時からの創設メンバーである。見た目はヤマト2199の真田さん。服装は茶色の制服のようなものを主に着用している。

表情の変化が少なく一見冷静な人物に見えるが、根はどこまでも自身の研究欲を追及するマッドサイエンティスト。艦船設計からおふざけマシンまでお手のもの、彼に作れないものはない。決め台詞は"こんなこともあろうかと"。だが実際言ったかどうかは不明。

当初は発掘した宇宙船を駆ってヤッハバッハの目を盗みながら研究をしていたが、その途中で霊夢を拾い、〈高天原〉の建造後は彼女の下で研究開発に精を出す。異性人の技術や古代技術であっても現代の規格に適合させ、霊夢艦隊の異常な戦力拡張に貢献した。

艦隊の立ち上げ当初は副長的なポジションにいることが多かったが、人員の充実と共に本業である研究開発に専念するようになった。

 

特殊技能、能力

 

・マッドサイエンティスト:A

研究に熱中する程度の能力。自身の研究が全てであり、その結果がどうなろうと知的好奇心を追及する。彼のスタンスは"使えるものを創る"であり、徒に"最強"を目指さない辺り、ユーザーの声に応える姿勢も忘れていない。彼が有能である所以である。

 

 

 

*コーディ

 

サナダと同じく、艦隊立ち上げ時からのメンバーの一人。以前は軍人だったが、コールドスリープについていた所をサナダに発見され、彼と行動を共にするようになった。霊夢艦隊には操舵手に適した人物が中々いないので、彼が度々旗艦の舵を握っているほか、副長的な役割に就くことも。

元ネタはクローンウォーズのコーディ。装甲服は以前のままだが、ヘルメットはしていない。服には頓着しないので、今ある装甲服で充分と考えているようだ。

性格は実直で真面目。冷静な視点で物事を見渡すことができる。

 

特殊技能、能力

 

・制圧射撃:A

白兵戦において、援護射撃により敵の動きを封じて味方を援護する。軍事訓練を受けていない一般人は敵を狙うことに重点を置きがちだが、軍隊による実際の戦闘で用いられるのはこちらの方が多い。以前の彼は陸戦につくことも多かったので、その例に漏れずこの技能を習得している。

 

・部隊指揮:B

陸戦において部隊を指揮する能力。彼は将校としての教育も受けており、戦場では自らの部隊を率いて前線を戦い抜く。大部隊を直接指揮するというよりは、中隊規模の部隊を指揮する方が向いている。

 

 

 

*エコー

 

元はコーディと同じ国で兵士として働いていたが、上層部の陰謀を同僚に知らされて脱走を決意した。国で政変が起こった後は仲間と共にコルベットを奪い、軍を脱走したがワープした先でヤッハバッハのパトロール部隊と交戦してしまう。そこで霊夢達に助けられ、以後彼女と行動を共にする。博麗艦隊では保安隊長の役職に就き、同時に保安隊クリムゾン分隊の隊長も務める。当初は装甲服も以前のものを使っていたが、現在ではサナダが開発した「Mk.3 トルーパー・ミョルニルアーマー」を愛用している。

出典はクローンウォーズ。トルーパー達の経歴は見ての通り、原作とは異なる。装甲服はクローントルーパーのものとHALOのスパルタンアーマーを足して割ったような感じ。

性格は真面目で堅物だが、適度に砕けた会話もする。落ち着いた歴然の兵士といった風格。

 

特殊技能、能力

 

・制圧射撃:A

射撃技術により敵の動きを封じ、友軍を援護する。彼のそれは迂闊に動けば確実に当たるほどなので、敵は動こうにも動けなくなる。

 

 

 

*ファイブス

 

エコーと同じ部隊に所属していた元軍人。上層部の陰謀を掴み、それを仲間に伝えて阻止を試みた。しかしそれが失敗に終わると脱走を決意し、仲間を募ってコルベットを奪う。他の5人に話を持ち掛けたのは彼である。

コルベットがヤッハバッハの警備艦隊と交戦した所を霊夢に助けられ、以後艦隊の一員となる。保安隊では副隊長を務め、スパルタン分隊の隊長も兼任する。装甲服はエコーと同じく新型のものだが、ヘルメットは以前のものを使い続けている。元ネタは他のトルーパー勢と同じくクローンウォーズ。

実直かつ素直な性格で曲がったことを嫌う。忠誠を誓った国の上層部が陰謀を働いていたことを知ってからは、その手の陰謀に手を染める人間を軽蔑している。ザクロウ強襲戦の最中の彼が何を思っていたのかは語るまでもないだろう。

 

特殊技能、能力

 

・制圧射撃:A

射撃技術により敵の動きを封じ、味方を援護する。

 

 

 

*フォックス

 

本国で起きた政変に反発し、仲間を募って軍から脱走した元軍人の一人。奪ったコルベットで逃走を図ったが、ワープした先は何故かヤッハバッハの領内でそこにいたブランジ級の哨戒部隊と戦闘に陥ってしまう。そこを霊夢達に助けられたことにより、彼女の艦隊に参加した。元々は治安維持に携わっていたが、コルベットを奪った際には砲手を務めていた。その縁もあって霊夢達と合流してからは砲手の席についている。

元ネタはクローンウォーズのフォックス。装甲服はコーディと同じように以前のものを使い続けているが、彼と違って戦闘時にはヘルメットを着用する。ヘルメットには改造が施され、射撃を補佐するシステムが組み込まれている。

治安維持部隊を任されていただけあって性格は真面目だが、砲術長の席に座ってからはやや熱くなりやすい一面も見られる。だが冷静さを失うことはなく、戦闘時は照準に集中している

 

 

 

*チョッパー

 

エコー達と共に元いた軍を脱走した兵士の一人。ガラクタでアクセサリを作ることが趣味で、右目は戦闘の影響で変色している。脱走時には奪ったコルベットの艦首砲座に座っていた。霊夢達と合流してからはサナダの助手的なポジションについていたが、人員の充実によって科学班と整備班を分ける際、彼は整備班に振り分けられにとりの下で副整備長の座に就いている。科学班も整備班もマッドの巣窟なので、彼もその空気に感化されている頃だろう。登場以来あまり出番がない。元ネタは同じくクローンウォーズのチョッパー。

 

特殊技能、能力

 

・メカオタク:D

元はドロイドの残骸でアクセサリを作る程度の趣味だったが、今では機械弄り全般に目覚めてしまったようだ。マッドの空気は彼にも多大な影響を与えたらしい。今ではにとりの下で機動兵器の研究開発に精を出している。

 

 

 

*ジョージ

 

エコー達と共に軍を脱走した元兵士。衛生兵の役職に就いており、装甲服には赤十字のマークがある。霊夢達と合流してからは以前と同様に衛生兵の役割に就いている。一時期はシオンの下にいたが、現在では保安隊に所属して白兵戦での負傷者に応急処置を施すことを仕事にしている。チョッパー以上に出番がない。

 

特殊技能、能力

 

・応急隊:D

戦場で味方に医療処置を施し、生還させる技術。彼のそれは軍隊仕込みの実践的なものであるため、その効果も高い。伊達に衛生兵をやっていた訳ではないのだ。

 

 

 

*タリズマン

 

他の5人と同様に軍を脱走した元兵士。追撃戦で負傷していたため、霊夢達に合流した際には医務室に担ぎ込まれた。本業がパイロットだったため霊夢達と行動を共にするようになってからは艦載機パイロットに就き、ガルーダ1のコールサインを用いる。同じパイロットのバーガーは競争相手と見ており、出撃の度にスコアを競っている。艦載機パイロットという仕事の性質上、0Gドッグとなった現在でも死の危険と隣り合わせだと自覚しているため、軍人時代の緊張を維持することと今を楽しむことに意識を傾けている。

他の脱走軍人組と同じくトルーパーだが、名前の元ネタはエースコンバット6の主人公。

 

特殊技能、能力

 

エース:B

艦載機を操縦する程度の能力。当初こそ怪我によるブランクと慣れないシステム体系に苦戦したが、往年の感覚を取り戻した今では霊夢艦隊のパイロット筆頭格として活躍している。現在の愛機はYF-19。

 

 

 

*ノエル・アンダーソン

イベリオ星系で霊夢達に合流したクルーの一人。艦隊ではオペレーターの任に就いており、主に航空管制を担当する。個人的に空間戦闘の研究を趣味にしており、そこで身につけた戦術や知識をもって航空隊をサポートする。外見は濃い赤色の髪をセミロングにした若い女性。かわいいものが好きで、マッドが開発したマシンにより獣化した霊夢に飛び付いたことがある。

元ネタはガンダム戦記のノエル・アンダーソン。

 

 

 

*ミユ・タキザワ

ノエルと同じくイベリオ星系で霊夢艦隊のクルーとなった。ブリッジクルーの一人で主に通信管制を担当する。ノエルよりは少し年上で、髪の色は似ているが彼女の方が短い。同じオペレーター仲間のノエル、こころとは上陸休暇時に一緒に行動するような仲。元ネタは「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに」に登場するミユ・タキザワ。

なお普段の服装はノエルと同様連邦軍の制服。

 

 

 

*シオン・エルトナム・ソカリス

マッドその2。イベリオ星系でのクルー募集時にサナダと意気投合して艦隊に加入した。医学の心得がある貴重なクルーのため現在は医務室勤務となっているが、本業は研究者である。ただサナダ同様いろいろな分野に手を出しているので、専攻が何かよく分からない。生物学と機械工学に詳しい。"ふもふもれいむマスィン"の基礎設計は彼女が手掛けたらしい。

霊夢に(研究対象として)興味があり、色仕掛けを試みたが失敗したようだ。

出典はMELTY BLOOD。名前は主人公シオンの旧名から。外見はメルブラのシオンに白衣を着せただけ。

 

特殊技能、能力

 

・マッドサイエンティスト:A

研究に全てを懸ける。研究のためなら如何なる代償を払うことも厭わない。今日もサナダやにとりと研究と発明品の研鑽を続けている。

 

 

 

*バーガー

元軍人のパイロット。母国がヤッハバッハに滅ぼされ、以後領内を転々とする生活を送っていたところ霊夢に拾われる。その頃はベレー帽にコートの労働者風な服装だったが、パイロットに返り咲いた今ではパイロットスーツにジャケットの服装でいることが多い。非番の時は以前の服装になったりする。同じパイロットであるタリズマンはライバルと見ており、霊沙は弄り対象。

ヤマト2199のバーガーの肌を肌色にした外見。

 

特殊技能、能力

 

エース:B

艦載機を乗りこなす程度の能力。当初は数年のブランクがあったようだが、今では昔の勘を取り戻したようだ。愛機はYF-19

 

 

 

*ルーミア

イベリオ星系の酒場を訪れていたところ霊夢に出会い、閉塞感からの解放を目指して艦隊のクルーになった。貧しい惑星で働いたころと比べて霊夢艦隊の福利厚生はそれなりに充実していたので、現状には満足しているようだ。艦隊では主計長の役職に就いている。

東方のルーミアをそのまま大人にしたような外見。いわゆるEXルーミア。けっこうスタイルがいい。髪型合流時は金髪ロングだったが、今はショートにしている。服装は白黒のOLっぽい服。

 

 

 

*ユウバリ

〈開陽〉機関長を務める若い女性。職人気質でだいたいツナギを着ている。霊夢達がビーメラ星系を訪れた際に募集に応じた。現在では〈開陽〉の機関部にすっかり夢中の様子。自力でワープできるシステムは極めて珍しいので強く興味を惹かれたらしい。外見は艦これの夕張。メロンはない。

 

特殊技能、能力

 

・メカオタク:C

機械が大好き。巨大なフライホイールやエンジンの振動に痺れる。週に一度は機関室に籠って一日中点検作業をしているらしい。大抵は寄港中にやっており、そのため滅多に上陸しない。

 

 

 

*秦こころ

ユウバリと同じくビーメラ星系で艦隊に加わった少女。表情をあまり変えることはなくやや内気な性格だが、感情が乏しい訳ではない。上陸休暇時は先輩オペレーター二人組によく連れられて過ごしている。名前の通りモデルは東方心綺楼の秦こころだが、表情はちゃんと動く。作中と比べて大人しめ。髪型と色は変わらない。服装は基本和服。

 

 

 

*山城にとり

マッドその3。整備班長を務める。サナダに対抗して機動兵器の開発を進めている模様。片手間で艦船設計やよく分からない機械を作ったりする。艦隊の戦力強化には欠かせない人物だが、同時に予算を浪費するのでサナダと共に霊夢と主計課を困らせている。元ネタは東方風神録の河城にとり。東方のにとりを山童にしたような見た目で迷彩柄のツナギを着ている。普段はツナギの上半身を腰に巻いておりタンクトップかシャツを着ている。霊夢より背は低いが一部分は彼女よりある模様。

 

特殊技能、能力

 

・メカオタク:A

発明しないと死んじゃう病...は冗談としても、いつもだいたい何か作っている。発明品はどきどき早苗に強奪されることも。最近では白兵戦用の試作装備を開発している模様。

艦を修理するついでに、勝手に迎撃装備やセンサーを艦内に追加したりする。次はヴァランタインに踏み込まれても安心だそうだ。

 

 

 

*ショーフク

エルメッツァの元軍人で、軍上層部に疎まれて軍を去った。そこに霊夢艦隊の募集を見かけてこれに応じたらしい。軍人時代は水雷戦隊の指揮を任されており、操艦技術も高い。〈開陽〉ではその経験を変われて操舵手を任されているが、どうも大型戦艦は勝手が違うようで苦戦気味。スカーバレル戦では別動隊を率いて海賊主力と戦火を交えた。人員が充実すれば分艦隊の指揮を任されるかもしれない。帝国海軍の木村昌福中将がモデル。カイゼル髭がトレードマーク。今もエルメッツァの軍服を着ている。

 

特殊技能、能力

 

艦隊指揮:B

現役時代は水雷戦隊の指揮官として一定の評価を得ていたようで、海賊討伐任務を何件もこなしていた実戦派提督。水雷戦隊による雷撃戦術が本懐。

 

 

 

*マリア・オーエンス

 

エルメッツァから艦隊に参加した女性パイロット。腕も優秀だが事務能力にも優れ、その点を変われて普段はにとりから機動兵器のテストパイロットを頼まれている。性格は淑やかだが芯が強い。航空隊ではバーガーの2番機を務め、コールサインはグリフィス2。戦闘時はSu-37Cを駆る。出典はGジェネシリーズ。外見はwars以降に準じる。

 

 

 

*椛

 

霊夢達が保護したモフジの一匹がマッド達の開発した「ふもふもれいむマスィン」により半人半獣となった存在。白狼天狗に似ているので、霊夢から知り合いの白狼天狗の名を与えられた。白髪に狼耳を生やし、もふもふの尻尾がある。性格は素直かつ努力家で、助けられた恩返しのために霊夢に艦で働きたいと申し出た。

現在は保安隊に所属し、可憐な容姿ともふもふによって保安隊のアイドル的な存在として扱われている模様。元ネタは東方風神録の犬走椛。

 

特殊技能、能力

 

・千里眼:C

遠くまで見渡せる程度の能力。モフジは元々目の良い動物だったので、人化した彼女にもその特性は受け継がれている。保安隊では主に警戒要員としても活躍している。

 

 

 

*リア・サーチェス

 

霊夢艦隊で数少ない原作登場組。輸送船で通信士をしていた。行方不明になった恋人を探して宇宙を旅していたがグアッシュ海賊団に船を破壊され、SOSに気付いた霊夢達に助けられて九死に一生を得た。ザクロウでは念願の恋人に会うことができたようだが、彼の素っ気ない態度に怒りを爆発させた。

 

 

 

*ライ・デリック・ガルドス

 

リアの恋人で、ザクロウに監禁されでオールト・インターセプトシステムの研究をしていた。恋人の感情には鈍感で、連絡すら寄越さなかったためにリアの怒りを買う。その気質から霊夢艦隊のマッド達とは気が合いそうな人物である。

 

 

 

 

 

【ユーリ艦隊】

 

 

 

*ユーリ

 

原作主人公の若き0Gドッグ。霊夢の行く先でよく行動を共にする。父が残したエピタフの謎を追って宇宙を旅することを決意し自治領を飛び出した行動力のある少年。性格は穏やかだが負けん気と正義感が強い。現実主義な霊夢とはときどき対立することも。肌と髪は白く瞳は赤い。

 

 

 

*チェルシー

 

ユーリの妹。しかし当人同士はあまり似ていない。髪と瞳の色は緑で、そこだけなら早苗と共通。ユーリと同じく穏やかな性格で、本当は彼と静かに暮らしたいと思っている。

 

 

*トーロ・アダ

 

ユーリ達と行動を共にする少年。彼のエピタフを狙って喧嘩を仕掛けたことが切っ掛けで彼の艦のクルーになった。ガキ大将気質でユーリの悪友的ポジション。

 

 

 

*イネス・フィン

 

ユーリの艦のクルーの一人。エルメッツァの辺境ゴッゾ出身で頭の回転が早い少年。ユーリ艦隊の頭脳ポジション。ゴッゾの酒場では女装させられたことが原因で海賊に拐われ危うくアッー♂、となる所を霊夢に救われた。

 

 

 

*トスカ・ジッタリンダ

 

ユーリが宇宙へ上がるのを手助けした"打ち上げ屋"の女性。本来はユーリを宇宙に連れ出すだけが仕事だったが、色々あって彼の副長を続けている。姉御肌で面倒見が良く、ユーリからは慕われている。彼女もなんだかんだ言ってユーリのことを可愛がっている。

 

 

 

*ティータ・アグリノス

 

トーロの幼馴染で勝ち気な性格の少女。軍人の兄がいるが、海賊に薬物を打たれて意識不明に陥っている。

トーロとの関係は反発はするが仲は良いといった程度。

 

 

 

 

【エルメッツァ】

 

 

*オムス・ウェル

 

エルメッツァ中央政府軍の中佐。改革派として知られ、一方で強引な手法を用いる野心家。スカーバレル海賊団討伐に力を入れ、霊夢に海賊討伐の依頼を持ちかけた。

 

 

 

*テラー・ムンス

 

エルメッツァ地方軍ラッツィオ基地の司令官だったが、スカーバレルと通じていたことが発覚し逃亡した。ボラーレ宙域に潜伏していたところを霊夢達に発見され、あえなく御用となった。

 

 

 

 

【カルバライヤ】

 

 

*シーバット・イグ・ノーズ

 

カルバライヤ宙域保安局の二等宙佐。苦労が絶えない中間職。勢力を増すグアッシュ海賊団の討伐を画策し、霊夢達に協力を依頼する。

 

 

 

*バリオ・ジル・バリオ

 

カルバライヤ宙域保安局の三等宙尉で、前線で海賊掃討の職務に就いている。砕けた性格だが自分なりのポリシーを持つ。

 

 

 

*ウィンネル・デア・デイン

 

バリオの同僚で階級も共に三等宙尉。真面目で職務には忠実な性格でバリオとは凹凸コンビだが、なぜか馬が合う模様。

 

 

 

*メイリン

 

カルバライヤの軍事企業スカーレット社に所属する女性。配属部署は警備部門でトーゴ級戦艦〈レーヴァテイン〉の艦長を務める。

マゼラニックストリームの交易会議に赴くところをグアッシュ海賊団に襲撃され、SOSに駆けつけた霊夢の艦隊と共にこれを撃退するが肝心の護衛対象を拐われてしまう。以後、その護衛対象、スカーレット社社長の息女の奪還への協力を霊夢に依頼し行動を共にする。

モデルは東方紅魔郷の紅美鈴。容姿は基本同一だが服装は緑色の艦長服。帽子も艦長らしいものを着用している。

 

 

 

*サクヤ

 

メイリンの友人で同僚。スカーレット社社長の娘付きのメイドだったが、海賊の襲撃の際に一緒に誘拐されてしまう。監獄惑星ザクロウに収監された後は自力で脱獄し、社長息女の奪還のため行動していたところトスカとサマラに合流する。その後霊夢達とザクロウを攻撃したメイリンとの合流に成功した。

モデルは東方紅魔郷の十六夜咲夜。服装もメイドなので基本的に同一。インプラント化手術を受けているので以外と白兵戦も強い。能力のイメージ元はマクロスFのグレイス。

 

 

 

 

【その他】

 

 

*ミイヤ・サキ

 

惑星ゴッゾの酒場で働く少女。歌手になるのが夢で、貧しい生活ながら仕事に精を出して父を支える。スカーバレルに拐われファズ・マティに幽閉されるがユーリの手により救出された。

 

 

 

*アルゴン・ナラバタスカ

 

エルメッツァ中央宙域に建設した人工惑星ファズ・マティでスカーバレル海賊団を統率する頭領。残忍な手で策略を練ることも厭わない悪党だが、本質はオクビョウナ小心者。キーカードを使った罠でユーリを爆殺しようとしたが、霊夢に見破られて失敗する。しかしそれで霊夢に重傷を与えたことにより霊沙の怒りを買ってボコボコにされた模様。現在は牢獄の中だと思われる。

 

 

 

*ダタラッチ

 

グアッシュ海賊団の幹部。尊大な態度だが打たれ弱く気も弱い。グアッシュ海賊団には属していたが、本人は惑星から人を拐うのを良しとはせず、0Gドッグの誇りを貫いている。ユーリ達に捕虜とされ、グアッシュに関する証言を保安局に与えた。

 

 

 

*ドエスバン・ゲス

 

監獄惑星ザクロウの所長だが、裏では収監したグアッシュを殺害して頭領として成り代わっていた。極度のサディストの変態で太り気味の体形。ザクロウが襲撃された際は真っ先に逃げ出したが、結局霊夢艦隊に補足され、早苗のさでずむ攻撃を受けることになる。

 

 

 

*サマラ・クー・スィー

 

グアッシュと対立していた女海賊。ランキング上位に名を連ね、無慈悲な夜の女王として恐れられる。冷徹な美貌を持ち、常に冷笑を湛えている。乗艦〈エリエロンド〉も極めて高性能の戦艦。実は隠れファンが多い。

 

 

*ヴァランタイン

 

0Gドッグランキング一位に君臨する大海賊。専用の愛艦〈グランヘイム〉もワンオフ仕様の超高性能艦で、宇宙最高峰の性能を誇る。海賊らしく豪快な性格で、腕っぷしにも相当の自信を持つ。七色星団の会戦で霊夢達の艦隊を圧倒したが、逆に白兵戦では霊夢一人に返り討ちに逢う。いくら白兵戦が強くても、流石に空飛ぶ巫女には叶わなかった模様。

 

 

 

 

【???】

 

 

*マリサ

 

霊夢をつけ狙う謎の少女。小マゼランを前にした彼女達の前に立ちはだかり、狙撃戦艦を用いた戦術で霊夢艦隊を苦しめた。最後は〈開陽〉のハイストリームブラスターに呑まれた筈だが、しれっとまだ生きている。

口調は少女らしいものだが自身の意図を見透かさせず胡散臭い面を持つ。容姿は赤髪の魔理沙といった風体で紫色の艦長服を着用する。

容姿のモデルは封魔録魔理沙だが、半分以上オリジナル。

 




設定は以上となります。
霊夢、早苗、霊沙、ブクレシュティの4人は原作クルーの能力からするとチート気味です(笑)。少なくとも無限航路世界の住人は人間やめている訳ではないので、白兵戦になるとどうしても霊夢に勝てなくなってしまいます。霊夢ちゃんが強すぎるんや・・・
主役とヒロイン枠なので解説にも気合いが入ってしまいました。

次回からはネージリンス編に突入します。

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