夢幻航路   作:旭日提督

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艦艇設定集その二


間章・夢幻縁起(弐)
艨艟縁起・弐


艨艟縁起・弐 艦艇解説

 

 

~博麗艦隊~

 

 

*改スーパーアンドロメダ級戦略指揮戦艦 〈開陽〉

 

全長:1780m

価格:62000G

艦載機:常用36機(その他輸送機、艦載艇、試作機多数)

武装:艦首ハイストリームブラスター×2、160cm65口径3連装砲×5、SSM-890〈グラニート〉超長距離艦対艦ミサイルVLS×12セル、8連装多弾頭対艦ミサイルランチャーx1、30,5cm連装副砲x4、40mmCIWS×16、対空パルスレーザー、対空ミサイルVLS×多数

 

性能値

耐久:9100

装甲:98

機動力:36

対空補正:38

対艦補正:81

巡航速度:138

戦闘速度:130

索敵距離:20000

 

解説:霊夢艦隊の現旗艦〈開陽〉のクラス。大昔の水上戦闘艦を彷彿とさせる、上甲板に並んだバレル付き砲塔に、背の高い艦橋を持つ。サナダが風のない時代の遺跡から発掘した設計図を空間通商管理局の規格に合わせて改設計を行った艦。しかし、元設計は現代の技術よりも高度な技術を基準として設計されていたため、性能は完全には再現されていない。

霊夢艦隊の旗艦として建造された〈開陽〉1隻のみが存在しており、持ち前の高性能で艦隊の中核として活躍している。

艦体の塗装はハイストリームブラスターの砲口が金、艦全体は白に近い灰色で、舷側中央には赤いラインが入っている。その塗装と小マゼラン艦船を遥かに上回る圧倒的な性能から、特に略奪の対象となることが多い海賊からは「紅白の海賊狩り」または「紅白の死神」などと恐れられている。

マゼラニックストリームの戦闘において僚艦〈ネメシス〉と共にハイストリームブラスターによりヤッハバッハ艦隊に大きな損害を与え、この際偶然発生したエネルギー流の拡散現象は艦隊の誇るマッド陣営のインスピレーションを刺激した。その後ボイドゲートを封鎖しヤッハバッハ艦隊の進撃を阻止するため、全機関を全力運転してのハイストリームブラスター発射を敢行し赤色超巨星ヴァナージの超新星爆発を誘発、作戦に成功するも超新星の衝撃波に呑まれ大破する。

 

外観はヤマト復活編のスーパーアンドロメダ級だが、主砲が増加し艦橋形状は原案のものになっている。また艦体も原作のスーパーアンドロメダに比べて太めであり、初代アンドロメダ級との中間といったところ。

 

 

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*大戦艦〈フソウ〉

 

全長:???

価格:???

武装:???

 

解説:???

 

 

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*大戦艦〈ブルーアース〉

 

全長:???

価格:???

武装:???

 

解説:???

 

 

 

*大戦艦〈パールヴァティ〉

 

全長:???

価格:???

武装:???

 

解説:???

 

 

 

*改アンドロメダ級前衛武装航宙戦艦

 大戦艦〈ネメシス〉

 

全長:1456m

全幅:342m

全高:430m

価格:69500G

艦載機:96機(+分解状態の予備機×12機搭載可能)

武装:艦首ハイストリームブラスター×2、160cm65口径3連装収束圧縮型レーザー砲×2、、艦首対艦ミサイルランチャー×4、4連装対艦グレネード投射装置×2、3連装高角パルスレーザー砲×4、格納式パルスレーザーCIWS×24

 

性能値

 

耐久:10400

装甲:102

機動力:27

対空補正:42

対艦補正:75

巡航速度:131

戦闘速度:125

索敵距離:22000

 

解説:サナダ率いる博麗艦隊の誇るマッド陣営が"風のない時代"の遺跡から発見した設計図を改設計した航空戦艦。ゼーペンスト戦後〈ネメシス〉が建造される。『紅き鋼鉄』では〈開陽〉に続く戦力を持った戦艦であり、大口径レーザー主砲と正規空母並の艦載機搭載量を誇り、ヴィダクチオ戦、マゼラニックストリームでのヤッハバッハ戦で活躍。マゼラニックストリームでは〈開陽〉のハイストリームブラスターと本艦のそれが干渉し、拡散現象を見せた。小マゼラン編終盤で〈開陽〉のクルーを回収し、サナダ指揮の下『紅き鋼鉄』暫定旗艦に就任した。現在は残存艦を纏め上げ、大マゼランを目指す。

 

 

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*マゼラン級戦艦

 

全長:800m

価格:27500G

武装:120cm連装レーザー主眼×7、魚雷発射管、パルスレーザー砲多数

 

耐久:5100

装甲:62

機動力:25

対空補正:25

対艦補正:70

巡航速度:126

戦闘速度:140

索敵距離:13000

 

解説:ファズ・マティ攻略後、艦隊拡張計画の一環としてにとりが設計した戦艦。連装レーザー主砲を艦体全体に満遍なく配置し、射角から死角を排除した設計となっている。ただ、そのため艦体の表面積に対して主砲の占める割合が大きくなったことにより被弾危険箇所が増加したことが欠点として指摘されている。結局建造されることはなく、このとき実際に造られたのは後述のオリオン級だった。現在はにとりの手で改設計が行われている模様。

 

外見は初代ガンダムやORIGINのマゼランではなく、MS IGLOO(EXモデル)のマゼラン。そのため箱っぽい形状。

 

 

 

 

*オリオン級航宙巡洋戦艦

 

全長:811m

価格:30700G

艦載機:24機

武装:80cm60口径連装レーザー主砲×3、連装レーザー副砲×2、対空ミサイルVLS(32セル)×2、パルスレーザー砲多数

 

性能値

 

耐久:5220

装甲:65

機動力:25

対空補正:30

対艦補正:65

巡航速度:127

戦闘速度:140

索敵距離:15000

 

解説:前述のマゼラン級戦艦の艦首を改造し、艦載機用のカタパルトや格納庫を設置した航宙戦艦。元はそれ以外の仕様はマゼラン級と共通だったが、建造にあたってはメンテナンス性やコストダウンの観点から主砲はクレイモア級重巡と同口径のものへと換装され、艦尾の主砲はガラーナ級駆逐艦のものと換装され副砲とされた。そのため巡洋戦艦と名乗りながら純粋な対艦攻撃力ではクレイモア級に劣る。

カルバライヤのバゥズ級重巡と同程度の艦載機搭載能力を持つが、現在は予算不足のため定数一杯まで搭載されておらず、少数の戦闘機と偵察機のみが搭載されている。

艦橋直下にはスペースを生かして大容量の演算装置が搭載されており、無人艦ながら限定的な旗艦能力を有する。また武装を元のマゼラン級より削減したため艦内容積には余裕があり、有人艦としての運用も可能である。

〈オリオン〉〈レナウン〉の2隻が建造され、機動兵器〈ジム〉の母艦として運用されていたが、2隻ともマゼラニックストリームで轟沈。

 

外見はセンチネルのマゼラン改級。

 

 

 

*改ブラビレイ級空母 〈ラングレー〉

 

全長:1400m

価格:42500G

艦載機:常用70機

武装:対空ミサイルVLS×36セル、対空パルスレーザー×多数

 

性能値

耐久:3000

装甲:80

機動力:35

対空補正:68

対艦補正:7

巡航速度:130

戦闘速度:127

索敵距離:17000

 

解説:サナダがヤッハバッハのブラビレイ級空母を無人艦として再設計した艦。『紅き鋼鉄』では、〈ラングレー〉1隻が運用されている。外見はブラビレイ級をひっくり返したような形状で、雛壇状に並んだ3層の飛行甲板と、艦中央から後方にかけてのアングルドデッキを持つ最上甲板を備える。設計にあたっては、無人化の上で不必要な居住設備を削り、武装も個艦防衛用に限定することで、元になったブラビレイ級と比べて大幅なコストダウンを実現した。

竣工後は博麗艦隊の機動戦力の中核として運用され、当初はスーパーゴーストを搭載した防空空母として扱われていたが、対艦攻撃機の充実に伴い攻撃空母としても運用されるようになり、監獄惑星〈ザクロウ〉近海ではザクロウ防衛隊の装甲空母群と本格的な機動部隊戦を戦った。

ゼーペンスト戦で大破して以来格納庫が拡張され、100機以上の搭載が可能になる。それ以後も『紅き鋼鉄』の主力空母として運用され続けた。

 

外観はヤマト2199のランベアです。

 

 

 

*クレイモア級自動重巡洋艦

 

全長:890m

価格:32600G

武装:80cm60口径3連装砲×3、SSM-890〈グラニート〉超長距離艦対艦ミサイルVLS×20セル、8連装対艦ミサイルランチャー×1、艦首魚雷発射管×8、対空ミサイルVLS×32セル、対空パルスレーザー×20

 

性能値

耐久:5200

装甲:98

機動力:28

対空補正:28

対艦補正:74

巡航速度:125

戦闘速度:132

索敵距離:16000

 

解説:『紅き鋼鉄』の重巡洋艦。〈開陽〉同様、サナダの手により遺跡から発掘された設計図を元に開発された。その姿は〈開陽〉のように水上戦闘艦に似ており、重圧な威容を持つ。性能も対艦に限れば戦艦に匹敵し、実際小マゼラン各国で運用されている戦艦では性能で本型に叶うものはいないどころか、大マゼラン、ヤッハバッハの戦艦とも強化次第では互角に戦うことができる。ただし、その高い対艦攻撃力と引き換えに、対空性能は巡洋艦としては低い。

『紅き鋼鉄』では主力として5隻が建造され、マゼラニックストリームでのヤッハバッハ戦を前にして〈伊吹〉が追加建造された。〈クレイモア〉はヴァランタインの〈グランヘイム〉との戦いで、〈トライデント〉はマリサ艦隊の狙撃戦艦との戦いで戦没、〈ピッツバーグ〉〈ケーニヒスベルク〉の2隻はその後も艦隊戦力の中核を務め続け、数多の海賊を葬った。重巡とは名ばかりの強力な砲撃と壊滅的な威力を誇るグラニート対艦ミサイルの矛は小マゼランにおいては強力無比であり、下手なレーザーではその重圧な装甲を貫くことは叶わず、海賊にとっては〈開陽〉と並ぶ死神として立ちはだかっていた。その実力は自治領を前にしても変わらず、マゼラニックストリームでのヤッハバッハ戦で轟沈するまで常に第一線で戦い続けた。小マゼラン編最終時では艦首に超遠距離射撃砲が搭載された。

現在は〈伊吹〉一隻が残存。

 

 

 

ヤマト的デザインの戦艦。大ヤマトに出ていた艦がイメージ元。

 

 

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*改ヴェネター級機動巡洋艦 〈高天原〉

 

全長:1137m

価格:28700G

艦載機:常用40機

武装:中口径連装レーザー砲×12、対空ミサイルVLS×多数、対空パルスレーザー×多数

 

性能値

耐久:3120

装甲:65

機動力:38

対空性能:37

対艦補正:35

巡航速度:135

戦闘速度:148

索敵距離:18000

 

解説:霊夢艦隊の初代旗艦、〈高天原〉のクラス。マゼラニックストリームでのヤッハバッハとの戦いに先立ち、二番艦〈ガーララ〉が建造された。サナダが古代異星人の遺跡から発掘した戦艦を空間通商管理局の規格に適合するように改設計している。艦容は中央よりやや後方が抉れた楔型の艦体に、2棟の艦橋が立っている姿をしている。巡洋艦として見ると火力は低めだが、正規空母並の搭載機数を誇り戦闘空母的な運用が可能。性能値は巡洋艦としては平均的な部類に入るが、その大きさに対しては機動力や航行性能は優れている。また、大気圏への突入能力を有する。

旗艦時代にあった装備も残されており、分隊旗艦を任されることもある。ファズ・マティ攻略戦ではショーフク指揮の下別働隊の旗艦として使われ、スカーバレル海賊団主力と対峙した。また対ヴィダクチオ戦では全軍の旗艦としても使用された。普段はその搭載機数を生かして軽空母的な運用をされることもある。

一番艦〈高天原〉はヤッハバッハとの戦いの前にレミリア達を乗せ、ショーフクの指揮のもと本隊に先立って大マゼランへと退避。二番艦〈ガーララ〉はヤッハバッハ戦後も健在である。

 

外見はスターウォーズのヴェネター級まんま。共和国カラー。流石に艦載機の数は調整している。

 

 

 

*マハムント/AC級強襲巡洋艦 〈ブクレシュティ〉

 

全長:748m

価格:25000G

艦載機:18機+大型シャトル2機、中型シャトル8機

武装:連装プラズマ砲塔×2、61cm連装レーザー砲塔×1、40、6cm連装レーザー砲塔×10、SSM-716〈ヘルダート〉大型対艦ミサイルVLS×14セル、大型連装パルスレーザー×6、対空クラスターミサイルVLS多数、対空パルスレーザー多数

特殊装備:ODST投下用HLV射出ポータル×3、拡張艦隊戦闘指揮システム

 

性能値

 

耐久:3500

装甲:71

機動力:34

対空補正:35

対艦補正:40

巡航速度:120

戦闘速度:137

策敵距離:18000

 

解説:グアッシュ海賊団が保有していたマハムント級巡洋艦を鹵獲、改造した艦。クラスはマハムント/AC級(Aは強襲assault、Cは指揮commandを意味する)。独立戦術指揮ユニットの下での運用を想定した改装が施され、同時に火力の向上や艦載機運用能力、HLV運用能力の付与も行われた。

元となったマハムント級などのロンディバルト製艦艇は蓄積されたバトルプルーフによる高い完成度と信頼性を誇り、〈ブクレシュティ〉も海賊が所有していたモンキーモデルが基とはいえ、その例に漏れず非常に高性能な特務巡洋艦として完成している。性能は全体的にモンキーモデル仕様からオリジナル仕様に匹敵する程度、あるいは凌駕するほどまで引き上げられているが、艦載機やHLV搭載能力など元設計になかった仕様を盛り込んだため耐久性能は低下している。

就役後は同名の独立戦術指揮ユニットの下で運用され、一個駆逐戦隊を任された。ゼーペンスト戦に先立つ艦隊再編以来、駆逐艦を中心とする空間打撃部隊の旗艦として運用されている。

搭載AIであるアリスの手によりストライカー装備なる増加装備が計画されたが、そのうち狙撃用長距離レーザーのみが対ヴィダクチオ戦で実現。初期不良に悩まされたがヴィダクチオ空母群に多大な損害を与えた。

 

 

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*アレキサンドリアI級指揮航宙巡洋艦

 

全長:590m

価格:23000G

艦載機:24~28機

武装:連装レーザー主砲×4、単装レーザー砲×2、3連装大型対艦ミサイルランチャー×2、パルスレーザー砲多数

 

性能値

 

耐久:2850

装甲:60

機動力:35

対空補正:35

対艦補正:38

巡航速度:132

戦闘速度:142

索敵距離:15000

 

解説:サナダが独自に設計中の巡洋艦。大型の艦橋には有人運用を前提とした各種指揮通信設備、旗艦設備を搭載。また艦前半が飛行甲板となっており、バゥズ級重巡と同程度の艦載機搭載・運用能力を持つ。

グアッシュ海賊団との決戦に間に合わせるべく設計作業が進められていたが、設備の調整に難航したため間に合わなかったようだ。本来は独立戦術指揮ユニットの下での運用が想定されていたが本級がグアッシュとの決戦前には完成しない見込みが高かったため、サナダは鹵獲したマハムント級を本級のテスト艦として活用する方針に転換した。

 

ガンダムに登場するアレキサンドリア級を無限航路サイズに拡大した艦だが、本来のアレキサンドリア級との一番の違いは艦首カタパルト直下まで胴体が拡大されている点。そのためカタパルトは艦の上面のみ。

本来〈ブクレシュティ〉はこのクラスの一隻になる予定だった。艦首に見える「07」の文字は〈ブクレシュティ〉が本級7番艦として予定されていたための数字。

 

 

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*スタルワート級重フリゲート/重巡洋艦

 

全長:778m

全幅:380m

全高:248m

武装:艦首大型対艦レーザー砲塔×2、連装レーザー砲塔×2、小型連装レーザー砲塔×2、アーチャー多目的ミサイルVLS×56セル、対空パルスレーザー

艦載機:スーパーゴースト無人戦闘機16機、ペリカン強襲降下艇×10機、機動歩兵改×120体

 

性能値

 

耐久:1840

装甲:41

機動力:32

対空補正:38

対艦補正:27

巡航速度:125

戦闘速度:135

索敵距離:16000

 

ゼーペンストから賠償艦として得たネージリンスのフリエラ級巡洋艦を改造した重巡洋艦。〈スタルワート・ドーン〉と〈イージス・フェイト〉の2隻がゼーペンスト艦から改装され、レミリア護衛の為に〈フォワード・オントゥ・ドーン〉が新たに建造された。艦首に大口径レーザー砲を搭載するために艦のレイアウト全体が見直されており、原型艦では艦首にあった両舷のエンジンブロックは艦後部に、艦首直下に張り出した艦体ブロックは艦体中央下に移設された。また艦首に大口径レーザーユニットを増設した関係で全長は100m近く延長され、重巡洋艦に類別された。

さらに原型艦にはなかった艦載機の運用能力も獲得しており、少数の戦闘機と陸戦用の降下艇、機動歩兵改を搭載する。これらの改装は〈ブクレシュティ〉建造で培われたノウハウが生かされている。

〈スタルワート・ドーン〉がマゼラニックストリームで失われ、他の2隻は健在。

 

艦級及び艦名は〈HALO〉に登場するUNCFフリゲートの艦級名、個艦名に由来。

 

 

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*改サウザーン級航宙軽巡洋艦

 

全長:450m

価格:18000G

搭載機:18機

武装:艦首レーザー砲塔、上部3連装レーザー砲、下部レーザー砲塔、パルスレーザー砲

 

性能値

 

耐久:2820(1620)

装甲:53(35)

機動力:45(30)

対空補正:41(30)

対艦補正:48(30)

巡航速度:148(132)

戦闘速度:160(145)

索敵距離:23700(16000)

 

解説:サナダとにとりがスカーバレルとの決戦に向けてエルメッツァのサウザーン級を改修した艦。モジュールを予め設計に組み込むことでコストダウンと高性能化を実現したが、その代わり拡張性は皆無となってしまった。決戦に向けて〈エムデン〉〈ブリュッヒャー〉の2隻が建造される。基本的に有人での運用は想定されていない。艦艇が充実したゼーペンスト戦以来は後述のサチワヌ級に取って代わられた感が否めず、単純な巡洋艦戦力として運用されていた。〈エムデン〉がゼーペンスト、〈ブリュッヒャー〉がマゼラニックストリームで失われた。

 

カッコ内の数値が設計図単体の性能値。モジュールが固定されているため、その分他艦に比べれば性能が高いように見える。(他艦の性能値は設計図単体のみ)

 

 

 

*サチワヌ級航宙護衛艦

 

全長:430m

価格:16500G

搭載機:18機(うち2機は大型シャトル)

武装:連装レーザー主砲×2、単装レーザー砲×2、艦首ミサイル発射管、パルスレーザー砲

 

性能値

 

耐久:2750

装甲:51

機動力:28

対空補正:52

対艦補正:39

巡航速度:133

戦闘速度:148

索敵距離:16000

 

解説:スカーバレル戦後、ファズ・マティの資源を利用した艦隊拡張計画で建造された巡洋艦。設計はサナダが行っており、サウザーン級の設計コンプセントを継承した多目的中型艦として纏められている。そのためサウザーン級の完全上位互換とも言うべき存在であり、一からの設計のため前述の改サウザーン級のように性能向上のために拡張性を潰すといった措置は取られていないどころか、将来の発展を見越したリソースもある程度は有している。

〈サチワヌ〉〈青葉〉〈ユイリン〉〈ナッシュビル〉の4隻が建造され、駆逐艦隊の旗艦や工作艦の護衛艦として運用されている。工作艦の護衛を担当する〈サチワヌ〉〈青葉〉はその性質上ほとんど被弾したことがないが、前衛の第三分艦隊に配属されている〈ユイリン〉〈ナッシュビル〉の2隻は戦闘がある度にだいたい被弾している。

なお全ての同型艦がマゼラニックストリームで轟沈。

 

ガンダムシリーズの各種サラミス級を混ぜ合わせたような外見で、Zのサラミス改をベースに両舷にフジ級のカーゴブロックを追加し連装主砲は艦底部に移動、エンジンブロックは0083のサラミスになっている。また主砲はガラーナ級、ゼラーナ級と同一のデザイン。

原案の段階ではリーリス級駆逐艦の胴体にサラミス改のカタパルトと艦橋、フジ級のカーゴブロックを載せて艦尾を0083のサラミスにしたデザインだった。

艦名については何れかのガンダム作品に登場したサラミス級から取られている。(〈サチワヌ〉はZガンダム、〈青葉〉はガンダム・センチネル、〈ユイリン〉〈ナッシュビル〉は0083より)

 

 

 

*ルヴェンゾリ級軽巡洋艦

 

全長:430m

価格:17000G

艦載機:12機

武装:連装レーザー主砲×4、単装レーザー砲×2、艦首ミサイル発射管、パルスレーザー砲

 

性能値

 

耐久:2830

装甲:52

機動力:28

対空補正:52

対艦補正:41

巡航速度:133

戦闘速度:148

索敵距離:16000

 

解説:サチワヌ級は400m級巡洋艦としては優れた艦であったが、グアッシュ海賊団との戦いでは次第に火力不足が指摘されるようになった。そこでマッド陣営はサチワヌ級の設計を見直し、カーゴブロックを撤去した上でその跡地に連装主砲を増設する改設計を行ったのが本級である。

対ゼーペンスト戦に先立ち建造され、以来小マゼランでの『紅き鋼鉄』の主力巡洋艦となる。〈ボスニア〉〈ブルネイ〉と改装された〈サチワヌ〉が運用されていたが、マゼラニックストリームの戦いで〈ブルネイ〉を残し全滅。

 

 

 

 

*ヘイロー級駆逐艦

 

全長:320m

価格:13000G

武装:連装速射レーザー砲塔×1、SSM-770〈サンバーン〉長距離艦対艦ミサイルVLS×27、魚雷発射管×12、40mmCIWS×8、対空パルスレーザー×6

 

性能値

耐久:1620

装甲:68

機動力:42

対空補正:32

対艦補正:36

巡航速度:140

戦闘速度:151

索敵距離:15000

 

解説:サナダが風のない時代の遺跡で発見した艦を駆逐艦として調整したもの。艦は葉巻型で、艦首は水上船の球状艦首を尖らせたような形状をしている。駆逐艦としては対空性能が高く巡洋艦に近い性能をしており、『紅き鋼鉄』においては対艦、対空、索敵、護衛など様々な用途に使われている。建造時は6隻存在したが、〈バトラー〉、〈リヴァモア〉、〈ウダロイ〉の3隻は戦没し、〈ヘイロー〉、〈春風〉、〈雪風〉の3隻が残存していたが、残りの3隻はマゼラニックストリームで行われたヤッハバッハとの戦いに於いて軒並み沈められた。小マゼランでは海賊に対する前衛や補助艦艇の護衛など、多彩な任務に使われていた。

 

YAMATO2520の3話に一瞬だけ登場した地球側軍艦が元ネタ。その艦の第三艦橋を一段低くした上で武装等を追加している。

 

 

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*ノヴィーク級駆逐艦

 

全長:300m

価格:8100G

武装:連装レーザー主砲×2、艦首量子魚雷発射管×4、パルスレーザー砲

 

性能値

 

耐久:1440

装甲:40

機動力:35

対空補正:28

対艦補正:35

巡航速度:134

戦闘速度:150

索敵距離:13700

 

解説:スカーバレルのガラーナ級駆逐艦を霊夢艦隊のマッドが一人、シオンが改良した艦。主に耐久性の強化や汎用駆逐艦としての武装調整、無人化改装、不要な強襲接舷用設備の撤去などの改装が施されている。それらの改装により、元となったガラーナ級とは外見こそほぼ変わらないものの、部分的に大マゼランの駆逐艦並の性能を手にするに至った。〈ノヴィーク〉〈タシュケント〉〈ズールー〉〈タルワー〉〈パーシヴァル〉〈早梅〉〈秋霜〉〈霧雨〉〈叢雲〉〈夕月〉の10隻が建造され、そのうち〈パーシヴァル〉が"くもの巣"での決戦にて失われ、〈早梅〉はヴィダクチオ自治領で轟沈、そして〈霧雨〉〈叢雲〉を除く他の同型艦はマゼラニックストリームでのヤッハバッハとの戦いにて喪失。

 

クラス名の元ネタは英語版無限航路(infinite space)におけるガラーナ級のクラス名に由来する。

 

 

 

*グネフヌイ級航宙駆逐艦

 

全長:280m

価格:8500

艦載機:12~16機

武装:単装レーザー主砲×2、単装レーザー砲2、パルスレーザー砲

 

性能値

 

耐久:1280

装甲:35

機動力:33

対空補正:29

対艦補正:26

巡航速度:130

戦闘速度:148

索敵距離:14000

 

解説:ノヴィーク級同様、スカーバレルのゼラーナ級駆逐艦を改修した艦。主な改造ポイントはノヴィーク級とあまり変わらない(海賊船としての設備を撤去し高性能化、無人化)が、元のゼラーナ級が駆逐艦としては珍しく艦載機の搭載が可能であったため、格納庫を拡大し12~6機程度の偵察機か防空戦闘機を搭載して艦隊の前衛警戒部隊を構成している。

〈グネフヌイ〉〈ソヴレメンヌイ〉〈ヴェールヌイ〉〈アナイティス〉〈コーバック〉〈コヴェントリー〉の6隻が建造され、〈グネフヌイ〉が"くもの巣"での決戦で、〈アナイティス〉はゼーペンスト、〈ソヴレメンヌイ〉がヴィダクチオ自治領で失われ、残りはヤッハバッハとの決戦で轟沈した。

 

クラス名の由来はノヴィーク級同様、英語版無限航路でのゼラーナ級のクラス名。

 

 

 

*改アーメスタ級駆逐艦 〈ブレイジングスター〉

 

全長:360m

価格:9800G

武装:連装レーザー主砲×3、舷側ミサイルVLS(30セル)×4、パルスレーザー砲×4

 

性能値

 

耐久:1580

装甲:45

機動力:41

対空補正:15

対艦補正:47

巡航速度:138

戦闘速度:165

索敵距離:14000

 

解説:エルメッツァの最新鋭駆逐艦アーメスタ級を改良した艦。元設計が非常に拡張性に優れたものであるため、火力面ではノヴィーク(ガラーナ)級を多少上回る程度だが、それ以外の性能ではスカーバレル改造艦を凌ぐ。また加速性能と機動力にも優れ、無人艦のためGを無視した高度な機動を取ることも可能である。グアッシュとの決戦に向けて〈ブクレシュティ〉の随伴艦として建造された。

本級は現段階では〈ブレイジングスター〉1隻のみが運用されている。艦名は霊夢の親友が持つスペルの名前から取られた。

 

英語版での艦名はスコーリィ。ソ連の30-bis型駆逐艦のクラス名に由来すると思われる。

 

 

 

*改アリアストア級駆逐艦

 

全長:340m

価格:9000G

武装:艦首レーザー主砲×1、格納式レーザー砲塔、SSM-716〈グラニート〉大型対艦ミサイルランチャー×4、パルスレーザー砲

 

性能値

 

耐久:1490

装甲:44

機動力:36

対空補正:10

対艦補正:35

巡航速度:135

戦闘速度:158

索敵距離:13000

 

解説:エルメッツァが運用するミサイル駆逐艦のアリアストア級を改良した艦。全体的に性能の底上げが図られ、またミサイルも(霊夢艦隊の水準では)非力だったものを〈ブクレシュティ〉に搭載されたものと同型の大型対艦ミサイルとすることで対艦攻撃力を大きく向上させた。その性格から、機動力を生かして雷撃位置につき、ミサイルによる攻撃を行うという水雷戦術の下での運用が想定されている。

グアッシュとの決戦に向けて〈東雲〉〈有明〉の2隻が建造され、ヤッハバッハとの決戦まで運用された。なお、塗装は地方軍カラーよりやや薄めの黄色。

 

 

 

*改テフィアン級駆逐艦

 

全長:340m

価格:8200G

武装:艦首レーザー主砲×1、格納式レーザー砲塔、舷側レーザー砲塔×2、パルスレーザー

 

性能値

 

耐久:1370

装甲:44

機動力:36

対空補正:10

対艦補正:32

巡航速度:136

戦闘速度:158

索敵距離:13000

 

解説:エルメッツァの主力駆逐艦テフィアン級を改良した艦。主に耐久性と火力の向上に主眼を置いた改造が為されている。現在は設計図のみであり、まだ建造はされていない。

 

 

 

*改リーリス級ミサイル駆逐艦

 

全長:265m

 

武装:多目的大型ミサイルVLS×32セル、艦首レーザー砲×1、対空ミサイルVLS×24セル、パルスレーザー砲

 

解説:『紅き鋼鉄』で運用されるミサイル駆逐艦。元はゼーペンストからの賠償艦であるが、フリエラ改級とは異なるモジュールの載せ替えと武装の付け替えだけ行われた。〈アーデント〉がヴィダクチオ自治領で沈没、〈フレッチャー〉〈スコーリィ〉〈ドーントレス〉はヤッハバッハとの決戦に先立ち、大マゼランへ向かうレミリア達の護衛艦として使用された。

 

 

 

*改アクラメーター級工作艦 〈サクラメント〉

 

全長:752m

価格:35000G

艦載機:36機

武装:連装レーザー砲塔×6、対空パルスレーザー×多数

 

性能値

耐久:2890

装甲:62

機動力:22

対空補正:30

対艦補正:21

巡航速度:128

戦闘速度:133

索敵距離:16000

 

解説:サナダが改ヴェネター級同様の経緯で、発掘した宇宙船の設計図を使って建造した工作艦。主に艦内工厰で艦載機や専用のミサイル等の製造を担当する。外壁部分にはデブリやジャンク解体・回収用のクレーンを備えており、普段はこれらの設備は格納されているため楔型の滑らかな形状の艦容をしている。また、ヴェネター級同様に大気圏突入能力を有する。

他の艦の所有者名義は霊夢だが、この艦のみ所有者はサナダとなっている。

 

外見はスターウォーズのアクラメーター級。共和国カラー。

 

 

 

*改クレイモア級工作艦 〈プロメテウス〉

 

全長:890m

価格:33600G

武装:対空ミサイルVLS×16セル、対空パルスレーザー×20

 

性能値

耐久:4300

装甲:88

機動力:22

対空補正:26

対艦補正:20

巡航速度:123

戦闘速度:118

索敵距離:13000

 

解説:クレイモア級重巡を工作艦に転用した艦。一切の対艦武装を撤去し、修理設備を備えている。〈サクラメント〉は主に補充品の生産を担当するが、此方は艦艇の修理を担当している。

 

 

 

*ムスペルヘイム級特大型工作艦 〈ムスペルヘイム〉

 

全長:1280m

価格:54000G

武装:対空ミサイルVLS、対空パルスレーザー

 

性能値

 

耐久:1280

装甲:40

機動力:10

対空補正:16

対艦補正:3

巡航速度:116

戦闘速度:120

索敵距離:13000

 

解説:サナダ率いるマッド陣営が野望達成(=設計した艦艇の建造)のために建造した超大型工作艦。スカーバレルから奪ったビヤット級輸送船を2隻横に連結した双胴船で、中央には艦船建造用のドックを有する。その大きさはエルメッツァのグロスター級戦艦がぎりぎり入るほど広く、駆逐艦や巡洋艦クラスなら問題なく建造できるほど。

竣工後はノヴィーク級やグネフヌイ級、サチワヌ級といった艦船を建造し博麗艦隊の戦力増強に貢献し、普段はそのドックの広さを生かして航行しながら駆逐艦等の本格的な整備、修理作業に供されている。

 

 

 

*改ボイエン級高速戦闘支援艦 〈蓬莱丸〉

 

全長:410m

価格:―

武装:対空パルスレーザー砲×4

 

性能値

 

耐久:980

装甲:66

機動力:15

対空補正:15

対艦補正:3

巡航速度:121

戦闘速度:124

索敵距離:12000

 

解説:スカーバレルが保有していたボイエン級輸送船を改造した艦。博麗艦隊では戦艦や航空機用ミサイル等の弾薬補給艦として運用されており、戦闘終了後、迅速にこれらの物資を他艦に補給する。その性質上装甲はかなり厚くされており、大マゼランの巡洋艦並である。また艦隊に随伴させるため機関も改良されており、通常のボイエン級と比べても優速である。

 

 

 

バクゥ級捕虜輸送船 〈亜里山丸〉

 

全長:550m

価格:7500G

武装:―

 

性能値

 

耐久:760

装甲:34

機動力:15

対空補正:18

対艦補正:22

巡航速度:80

戦闘速度:115

索敵距離:11000

 

解説:グアッシュ海賊団から鹵獲したバクゥ級の1隻を捕虜輸送船に転用したもの。武装は全て撤去されている。モジュールでの改装により艦隊に随伴できるだけの速力や耐久性の底上げは為されているが、元設計には手を加えられていないので他のバクゥ級より本体性能が優れている訳ではない。

主に乗艦を奪われた海賊達が詰め込まれる。そのため艦内はむさ苦しく、常時監視を兼ねた清掃ロボットと機動歩兵改が艦内を徘徊している。

 

 

 

*小型コルベット 〈スターゲイザー〉

 

全長:150m

価格:―

武装:連装レーザー砲塔×2、パルスレーザー砲×8

 

性能値

 

耐久:580

装甲:38

機動力:30

対空補正:11

対艦補正:16

巡航速度:114

戦闘速度:150

索敵距離:15000

 

解説:サナダが霊夢を発見した際に運用していた小型艇。艦自体が発掘された遺物であり、性能は低いものの自力でワープが可能である。現在は〈サクラメント〉のドッキングポートに接続され、保管されている。

 

外見はスターウォーズのCRコルベット。序盤のみ登場。

 

 

 

 

~その他勢力~

 

【ヤッハバッハ帝国】

 

 

*ゼーグルフ級戦艦

 

全長:3700m

 

解説:ヤッハバッハ帝国が運用する超大型戦艦。宙域艦隊(テリトリアルフリート)旗艦として宙域支配、監視の為に使用される他、上級将校の専用旗艦や進攻軍の旗艦としても運用される。本編中では言及のみの登場。

 

 

 

*ダウグルフ級戦艦

 

全長:2250m

 

解説:ヤッハバッハ帝国の一般的な主力戦艦。その体躯は小マゼランはおろか大マゼランの標準的な戦艦を凌駕し、性能も大マゼランの旗艦級戦艦に匹敵する。艦隊旗艦や主力として運用され、それなりの規模を持つヤッハバッハ艦隊なら必ず見ることができる。

同級の一隻〈プリンス・オブ・ヴィクトリアス〉はイベリオ星系のデッドゲートが復活したという報告を受けて同地の調査に赴いていたが、そこで霊夢率いる〈開陽〉以下の艦隊と遭遇し、戦闘により大破した。

ヤッハバッハ小マゼラン先遣艦隊旗艦〈ハイメルキア〉もこのクラスに属する。

 

 

 

*ブラビレイ級空母

 

全長:2000m

 

解説:対艦能力のなさを艦載機の火力で補うという思想の下建造されたヤッハバッハの攻撃機動空母。艦そのものは艦載機キャリアーとしての性能に特化し、被弾からの誘爆を防ぐための重装甲や迅速な発着艦を可能とする三段の飛行甲板を持つ。霊夢艦隊で運用される〈ラングレー〉のベースとなった艦である。小マゼラン先遣艦隊では3075艦隊など多数の部隊に運用が確認されている。

 

 

 

 

*ダルダベル級重巡洋艦

 

全長:980m

 

解説:ヤッハバッハの標準的巡洋艦。巡洋艦としては大型だが、ヤッハバッハ国内では小型艦と見なされている。4基の大型単装主砲と左舷のクラスターミサイルランチャーを主兵装とし、右舷には長大な艦載機カタパルトを有する。ヤッハバッハ国内では大量配備されており、警備艦隊の旗艦から進攻艦隊の主力までさまざまな任務に充当されている。

 

 

 

*ブランジ級突撃駆逐艦

 

全長:340m

 

解説:ヤッハバッハの突撃艦で、全面投影面積を小さくするという設計思想の下建造されている。そのため艦体はスティック状のシルエットとなった。戦場では真っ先に突撃し、全方位に向けてレーザーやクラスターミサイルを発射することで敵艦隊を撹乱する。

なお、国内ではミサイルを撤去してレーダーや居住設備を拡張した警備隊仕様の艦(ブランジ/P級)が就役している。

 

 

 

【エルメッツァ・ユーリ艦隊】

 

 

*グロスター級戦艦

 

全長:800m

 

解説:エルメッツァで生産されている唯一の戦艦。5度の改修によるマイナーチェンジによる性能と高い拡張性を誇り、政府軍高官が運用する本級は設計段階とは比較にならないほどの性能を有すると言われている。民間でもエルメッツァ政府の許可を得れば入手することが可能であり、若き0Gドッグ、ユーリはスカーバレル討伐の戦果を評価されて本級を入手、〈ミーティア〉と名付け旗艦として運用している。

 

英語版での艦名はボロディノ級。ユーリが運用する艦の名前は英国繋がりが由来。(グロスター=英国巡洋艦、ミーティア=英国戦闘機の一機種)

 

 

 

*サウザーン級巡洋艦

 

全長:450m

 

解説:エルメッツァ中央政府軍が制式採用している標準的な巡洋艦。基本設計のバランスが良く拡張性が高いため、艦長や勢力次第で様々な改修が施される。ユーリはグロスター級を購入する以前は本級の〈スレイプニル〉を旗艦としていた。

 

 

 

*アーメスタ級駆逐艦

 

全長:360m

 

解説:エルメッツァの最新鋭駆逐艦。海賊対策の為にテフィアン級を改良し、性能を向上させている。本編中では描かれていないがユーリの初代旗艦であり、彼がサウザーン級に乗り換えた後も2番艦を建造した上で艦隊の主力として運用されている。尚、ユーリ艦隊の艦は本艦から全て赤を基調としたカラーリングで塗装されている。

 

ユーリ君の初代旗艦。無限航路本編PVで登場したものと全く同一の塗装。サウザーン級もPVでの仕様。

 

 

 

 

【カルバライヤ・スカーレット社】

 

 

*改ドーゴ級戦艦 〈レーヴァテイン〉

 

全長:850m

艦載機:18機

武装:330cm長距離連装対艦レーザー砲「スターボウブレイク Mk.8mod2」×1

88cm3連装対艦レーザー砲「イゾルデ Mk.73」×2

180mm連装大形パルスレーザー ×12

16連装対空ミサイルVLS ×2

格納式パルスレーザー砲 ×36

 

解説:カルバライヤで活動する軍事企業「スカーレット社」が保有する戦艦。カルバライヤ正規軍から払い下げられたドーゴ級戦艦を改造し、自社製装備のテスト艦や出張時の護衛艦として運用されている。

主な改造点は艦首の超遠距離射撃砲を撤去し防空戦闘機の格納スペースに充て、艦底部にはそれに代わる長距離対艦レーザー砲を搭載している。また艦橋両脇にも中口径のレーザー砲を追加し打撃力を高めている。

〈レーヴァテイン〉はスカーレット社警備部門所属のメイリンの指揮下で運用され、グアッシュ海賊団と死闘を繰り広げた。

 

 

 

*バゥズ級重巡洋艦

 

全長:630m

 

解説:カルバライヤの主力重巡洋艦。高い火力、耐久性と艦載機運用能力を併せ持ち、汎用性に優れる。それ故に輸送船や主力艦の護衛、宙域内の哨戒など様々な任務に投入される。設計図は広く売り出されており、スカーバレル、グアッシャ等の名だたる海賊団も使用していた。保安局を抜けた後のバリオの乗艦もこのクラスである。

バリオの乗艦〈イサリビ〉は『紅き鋼鉄』に編入されるにあたってワープドライブの設置や部品をバゥズⅡ相当に改めるなど大規模な改修が実施された。

 

 

*ディゴウ級重巡洋艦

 

全長:580m

 

解説:カルバライヤ宙域保安局の旗艦として配備されている艦艇で、佐官クラスに充当される。ザクロウ制圧作戦の際、シーバット宙佐の旗艦としても使用された。

 

 

 

*バハロス級高速巡洋艦

 

全長:400m

 

解説:カルバライヤ宙域保安局が運用する高速巡洋艦。警備隊の主力として配備される。艦首の青いライトは保安局所属を示すものであり、ディゴウ級など他の保安局艦艇にも採用されている。

 

 

 

*シドゥ級高速駆逐艦

 

全長:270m

 

解説:カルバライヤ宙域保安局が運用する高速駆逐艦。バリオ宙尉に与えられているのもこのクラスである。

 

 

 

*グルガ級強襲揚陸艦

 

全長500m

 

解説:海賊拠点に対する強襲制圧任務の為に開発されたカルバライヤ保安局の強襲揚陸艦。艦首下部に兵員降下用のHLVを格納しており、艦底部には地上攻撃用大型ミサイル〈プラネットボンバー〉を搭載する。ザクロウ制圧作戦の際は3隻が動員された。

 

 

 

*ダガロイ級装甲空母

 

全長:680m

 

解説:カルバライヤが保有する唯一の空母だが、重巡洋艦であるバゥズ級と比べても火力が高く、搭載機数が少ないという何かを間違ったような設計をしている。

監獄惑星ザクロウに配備されたタイプは格納庫の拡張と航続能力の改良が施されていた。

 

 

 

*レベッカ改級警備艇

 

全長:120m

 

解説:一般に売り出されている警備艇を改装したもの。スカーバレルの同型艦より1ランク上の性能を持つが、元が警備艇のため基本的に非力な存在。

 

 

 

 

【アイルラーゼン共和国】

 

 

*クラウスナイツ級戦艦先行生産型

 

全長:1900m

 

アイルラーゼン宇宙軍の新型戦艦。現行主力艦であるバゼルナイツ級の老朽化に伴って開発中の次期主力艦であり、本格的な量産が始まる前に建造された試作艦数隻が艦隊旗艦任務などに充当されて試験運用されている。本来は新型の火器管制システムが搭載される予定であったが開発が遅れているためバゼルナイツ級のシステムを代用として使用している。

ユリシア中佐の特務艦隊に〈ステッドファスト〉が旗艦として配備され、僚艦に〈ドミニオン〉〈リレントレス〉が在籍している。またバーゼル大佐麾下の近衛艦隊旗艦として〈ガーディアン〉が配備、運用されている。

 

 

 

*タイタレス級砲艦

 

全長:18000m

全幅:5000m

全高:5000m

 

全長18000mの巨体を誇るアイルラーゼンの巨大砲艦。本来は対ロンディバルトを見越して開発された決戦兵器であり、主砲であるエクサレーザー砲と艦後部に装備されたリフレクションレーザーユニットと放熱機構を兼ね備えたオクトパス・アームユニットを展開し、重力レンズリングユニットにレーザーを収束して放たれるエクサレーザー・フルバーストは超新星を誘発するほどのエネルギー量を誇る。

ヤッハバッハの小マゼラン侵攻に乗じて試験運用のためマゼラニックストリームに回航されたが、目立ちすぎる巨体ゆえ戦闘宙域後方にあったにも関わらずヤッハバッハ艦隊に補足され猛攻を受けた。エクサレーザー砲の発射にこそ成功するもヤッハバッハの攻撃により射線が僅かにズレた影響でヴァナージの超新星爆発誘発には失敗する。その後不安定化したヴァナージは〈開陽〉の全機関最大出力でのハイストリームブラスターにより超新星爆発を起こし、本艦はその衝撃波に呑まれる形で放棄された。その後95%の完成率にあった二番艦は封印された。

 

 

 

*バゼルナイツ級戦艦

 

全長:1300m

 

アイルラーゼンの現行主力戦艦。火力、耐久性に優れ長年の運用により信頼性も高い。ヤッハバッハの存在が明らかとなってからは能力不足が指摘されている。

バーゼル麾下の近衛艦隊に主力として多数が配備されていた。

 

 

 

 

*ヴィナウス級空母

 

全長:1400m

 

ネージリッドの技術支援を得て建造されたアイルラーゼンの主力空母。艦体上下にカタパルトデッキユニットを持ち、その間に艦載機格納庫となるコンテナユニットがある。その構造上搭載量に優れるが、艦体自体の耐久性は高くない。

バーゼル艦隊には防空用として十数隻が随伴していた。

 

 

 

*バスターゾン級重巡洋艦

 

全長:870m

 

アイルラーゼンの主力巡洋艦で高い火力を誇る。主にランデ級駆逐艦からなる宙雷戦隊の旗艦として運用され、哨戒や主力艦隊の随伴といった任務に充当されている。艦前方にある武装ブロックは分離して運用することも可能だが、ユリシア艦隊に配備されていた後期型はコスト削減のためこの機構はオミットされている。

 

 

 

*グワンデ級護衛艦

 

全長:670m

 

空母艦隊の護衛や哨戒部隊の主力として運用されているアイルラーゼンの中型戦闘艦。巡洋艦クラスのサイズと攻撃力を持ち、他国からは巡洋艦として扱われている。艦中央に円筒形の全周攻撃用砲塔ユニットを4基装備する。

 

 

 

*ランデ級駆逐艦

 

全長:360m

 

アイルラーゼン艦隊で使用されている一般的な駆逐艦。対艦攻撃力と耐久性に優れるが汎用性は他国の駆逐艦に劣る。バーゼル艦隊やユリシア艦隊に多数が配備されていた。

 

 

 

【ゼーペンスト自治領】

 

 

*ペテルシアン級空母

 

全長:1800m

 

ネージリッドの主力空母であり、大マゼラン空母の中でも最大級の搭載量を誇り、艦体の耐久性も高くその巨体に見合わない機動力も持つ。裏ルートで流れた設計図がゼーペンストの手に渡り、親衛隊によって使用された。ヴルゴ艦隊の旗艦〈アルマドリエルⅡ〉はセンサー機能が強化されている。

 

 

 

*ドゥガーチ級空母

 

全長:640m

 

ネージリンスの主力空母。ゼーペンスト領内でも主力空母として使用されており、国境警備や本国艦隊、親衛隊の主力として運用されていた。ZNS級はオリジナルのドゥガーチ級と同程度の搭載量を持つが、Z級は右舷側の大型コンテナがオミットされており左右対象の艦型である。そのため搭載量は低い。『紅き鋼鉄』に賠償艦として引き渡されたZ級の一隻が〈ロング・アイランド〉として運用されている。

 

 

 

*フリエラ級巡洋艦

 

全長:680m

 

空母の護衛として開発されたネージリンスの巡洋艦。ゼーペンストでは哨戒用のZ級と艦隊主力の重巡洋艦ZNS級の二種類があり、両舷ブロックの位置が異なる。『紅き鋼鉄』に引き渡された艦は魔改造されスタルワート級となった。

 

 

 

*リーリス級駆逐艦

 

全長:265m

 

ネージリンスの標準的な駆逐艦。リリースではない。ゼーペンストではコスト削減のため一部ブロックを撤去したZ級とオリジナルほぼそのままのデザインのZNS級の二種類が存在した。『紅き鋼鉄』に引き渡されたZNS級はそれぞれ〈アーデント〉〈フレッチャー〉〈スコーリィ〉〈ドーントレス〉と命名された。

 

 

 

【ヴィダクチオ自治領】

 

 

*リサージェント級戦艦

 

全長:3000m

 

ヴィダクチオ自治領の旗艦として運用されていた巨大戦艦。楔形のデザインを有する。ワープドライブを搭載した発掘戦艦で、表面には多数の中~小口径レーザーを持ち(他の発掘戦艦も同様)、近~中距離では非常に高い火力を発揮する。また底部には特殊武装としてLLサイズの反射レーザー砲と拡散レーザー砲を持ち、『紅き鋼鉄』を苦しめた。この砲は収束/拡散の切り替えが可能であり、搭載した専用の艦載機によってレーザーを反射させて死角にいる敵に攻撃が可能なほか、拡散モードでは下面から侵入する敵機に対する対空システムとしても機能する。

艦首脳陣が霊夢に殺害され鹵獲されたのち重要部位を破壊した上で売却された。

 

出典はスターウォーズシリーズ(カノン)

 

 

*ペレオン級戦艦

 

全長:1600m

 

ヴィダクチオ自治領の主力戦艦。リサージェント級を縮小したような艦型を持ち、被弾経始に優れた艦体デザインや背の低い艦橋や全てのレーザー砲塔を前方に指向可能な設計など、後述のテクター級より洗練されたデザインを有する。しかし中小口径のレーザーを主砲としていたため大火力長射程兵器を多数有する『紅き鋼鉄』の敵ではなかった。

 

出典はスターウォーズシリーズ(レジェンド)

 

 

 

*テクター級戦艦

 

全長:1600m

 

ヴィダクチオ主力艦隊の旗艦として運用されていた楔形戦艦。発掘戦艦群のなかではペレオン級よりも設計が古く弱点が多いが、艦橋に巨大なセンサーやレーダーユニットを有することから旗艦クラスと考えられていたようだ。

 

出典はスターウォーズEP6。徹底的にインペリアルを排除するスタイル(笑)

 

 

*ヴィクトリー級戦艦

 

全長:900m

 

ヴィダクチオ艦隊を小型戦艦。テクター級を縮小させたような艦型を持つ。発掘された設計図を元に多数が量産されておりヴィダクチオの高い技術を見せつけたが、ペレオン級同様『紅き鋼鉄』相手には苦戦した。

 

出典はスターウォーズシリーズ。

 

 

 

*セキューター級空母

 

全長:2200m

 

ヴィダクチオの楔形巨大空母。他の楔形戦艦とは異なり、このクラスのみ艦体中央に艦橋を持つ。非常に大型の艦船であり艦載機搭載量もその分高いが、それがかえって『紅き鋼鉄』の警戒を受け集中的に攻撃され真価を十全には発揮できなかった。

 

出典はスターウォーズシリーズ。

 

 

 

*ヴェネター級空母

 

全長:1155m

 

ヴィダクチオの主力空母。『紅き鋼鉄』の同型艦とは異なりオリジナルほぼそのままの設計で耐久性はやや劣る。『紅き鋼鉄』、アイルラーゼン、スカーレット連合艦隊との決戦では長射程レーザーによる集中砲火を受けて序盤に多数が脱落し、充分な制空権を友軍に提供することができなかった。

 

出典はスターウォーズEP3。こちらは帝国カラー。

 

 

*マハムント級巡洋艦

 

*シャンクヤード級巡洋艦

 

*ナハブロンコ級水雷艇

 

 

 

 

【ロンディバルト連邦共和国】

 

 

*改レオンディール級強襲揚陸艦

 

全長:850m

 

ロンディバルト軍の強襲揚陸艦。本来は戦闘空母として設計された艦種だが火力と空母機能に加え揚陸艦機能まで付け加えたため器用貧乏に陥り使い勝手が悪く、前線からの評価は芳しくなかった。そのため同型艦の多くが武装を一部撤去した上で格納庫の増設工事を受け、艦種も強襲揚陸艦へと変更された。航続力と指揮通信能力は高いため小規模艦隊の旗艦として使用されるケースもあり、オーダーズ艦隊に属する〈ダウロン〉はハミルトン少佐が指揮する特務艦隊の旗艦として運用されていた。

 

 

 

*ギャラクティカ級戦闘空母

 

全長:1350m

 

レオンディール級の失敗を受けて開発されているロンディバルト軍の新型空母。艦体を大型化することにより火力と搭載量を両立させており、搭載量確保のため揚陸艦機能はレオンディール級に比べると低下しているが空母としての機能は他国正規空母並にまで上昇した。

開発中のデータがヴィダクチオ自治領に流出していたが、ハミルトンの手で破壊されている。

 

外見はラーカイラムを芯にロンディバルト風味を加えたもの。レオンディール級との共通性を意識している。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

*マハムント級巡洋艦

 

*オーソンムント級巡洋艦

 

全長:605m

 

ロンディバルトの主力軽巡洋艦。特筆した性能は持ち合わせていないが信頼性が高く、汎用性を買われて前線部隊の数的主力として様々な任務に充当されている。

 

 

 

*バーゼル級駆逐艦

 

全長:340m

 

ロンディバルトの旧式駆逐艦。前時代に活躍した巡航艦がベースとなっており、艦尾に剥き出しで装備されている亜高速エンジンなどにその古いデザインを垣間見ることができる。設計こそ古いがその分汎用性と信頼性が高く様々なバリエーションが展開され、軍民問わず重宝されている。最近では後継の新型駆逐艦が開発中であるとのこと。

 

 

 

 

【海賊・その他】

 

 

*グランヘイム級戦艦

 

全長:2200m

 

解説:0Gランキング一位に君臨する大海賊ヴァランタインの乗艦。あらゆる戦艦を凌駕するほどの圧倒的な性能を誇り、さらに正規空母並の艦載機搭載能力も有する。霊夢艦隊とはマゼラニックストリーム近くの七色星団宙域で交戦し、霊夢達に圧倒的な力を見せた。

 

 

 

*ファンクス級戦艦

 

全長:910m

 

解説:大マゼラン、ゼオスベルトで設計された戦艦。翼を広げた鳥のような意匠の艦型をしており、これは同所で設計されたシャンクヤード級にも共通する。

小マゼランではグアッシュ海賊団が保有しており、霊夢艦隊と砲火を交えた。

 

 

 

*カッシュ・オーネ級戦艦

 

全長:1200m

 

解説:大マゼランで活動する海賊達の旗艦として用いられる戦艦。正面から見ると三菱をひっくり返したような形状をしている。

何故かグアッシュ海賊団が保有しており、ドエスバン所長を逃がすべく霊夢艦隊に砲撃戦を挑んだがあえなく撃沈された。

 

 

 

*シャンクヤード級巡洋艦

 

全長:780m

 

解説:輸送業に携わることが多い0Gドッグの為に設計された巡洋艦で、非常に艦内容積が広く拡張性が高い。そのため大マゼランでは好んで使われる艦種の一つである。

グアッシュ海賊団が保有するタイプは性能がオリジナルより劣化したモンキーモデルであった。

 

 

 

*マハムント級巡洋艦

 

全長:750m

 

解説:ロンディバルト軍の各部隊に配備されている一般的な巡洋艦。突出した性能はないが信頼性が高い。また同国艦艇の特徴であるプラズマ砲を装備しており、その火力はけっして低いものではない。

何故かグアッシュ海賊団にモンキーモデルの設計図が流出しており、同海賊団高級幹部の手により運用されていた。そのうち一隻が霊夢達の手により鹵獲され、徹底的な改造を施されて〈ブクレシュティ〉となった。

 

 

 

*ゲル・ドーネ級ミサイル巡洋艦

 

全長:450m

 

解説:スカーバレル海賊団がサウザーン級を改造して設計したミサイル巡洋艦。3基のミサイルコンテナからは合計198発のミサイルが発射可能であり、その威力はビーム対策に重点を置いている現代の艦艇にとっては非常に脅威である。

 

ちなみに英語版での艦名はグロムキィである。

 

 

 

*オル・ドーネ級巡洋艦

 

全長:450m

 

解説:スカーバレル海賊団の標準的巡洋艦。機動性が高く、状況に応じて敵艦に接舷し白兵戦を挑む。殆ど面影が残っていないがサウザーン級巡洋艦がベースとなっており、エンジンノズルや艦後部の底部などで僅かにその面影が見れる。艦首には2門の大型軸線砲を有し、対艦攻撃力も高い。

 

ちなみに英語版での艦名はリューリクである。

 

 

 

*ガラーナ級駆逐艦

 

全長:300m

 

解説:スカーバレル海賊団の駆逐艦。手下のみで出撃する際に旗艦として用いられる。

 

 

 

*ゼラーナ級駆逐艦

 

全長:280m

 

解説:スカーバレル海賊団の駆逐艦。手下のみで出撃する際に旗艦として用いられる。9機程度の艦載機を搭載することが可能。

 

 

 

*アルク級駆逐艦〈スターライト〉

 

全長:320m

 

民間輸送船を改造したジュノー級駆逐艦をベースとした艦。ジュノー級と比べるとモノコック構造の採用や兵装を正規軍仕様に改めるなど、戦闘艦としての能力が向上している。安価なので民間で広く使用されている艦種であり、蓮子とメリーが所有するこの〈スターライト〉もそのような中の一隻である。

この艦は一般のアルク級と比べると機関と兵装を重点的に改良され、また高性能モジュールの搭載により限定的ながら大マゼラン艦と渡り合えるだけの性能を有する。また光学迷彩を搭載し、高い隠蔽性を持つ。乗員は基本的に二人だけであり、艦の運航はコントロールユニットとドロイドが担う。

蓮子達はこの艦の他にも、考古学的調査に用いる各種機材を満載した工作母艦や護衛艦として数隻のフランコ級水雷艇を保有しているようだ。

 

 

 

*エクリプス級戦艦

 

解説:霊夢が惑星ボラーレで遭遇したシュベインと名乗る男が乗艦としていた艦艇。艦型は紡錐形で艦首形状は明治期の水上艦の衝角を伸ばしたようなものとなっている。。艦橋は艦の中央部にあり、その前方の上甲板には2基の連装主砲を装備する。艦橋の真下の艦底部には、2基の筒型エンジンモジュールがあり、舷側中央には翼状の構造物レーダーアンテナが接続されている。艦尾にはメインノズルと2本のスタビライザーが接続されている。

 

要は天クラのエクリプス級(敵用の青いカラー)に砲塔を載せた形状。

 

 

 

*ファフニール級戦艦

 

解説:謎の少女マリサがカルバライヤで乗っていた戦艦。艦体は4つの胴体を菱形に組み合わせたような形状で被弾面積を減らし、側面にはシールドが装備されている。艦中央にはアンテナと艦橋があり、エンジンノズルは4つに分かれた形状をしている。

 

ようは天クラのファフニールまんまの形状。

 

 

 

*狙撃戦艦

解説:マリサが霊夢達を迎撃する際に最初に持ち出した戦艦。超遠距離から極めて正確な砲撃を行う。旗艦タイプは2000m級の黒い大型艦であり、主砲は底部にある。随伴艦は巡洋艦サイズで超遠距離射撃砲は艦首直上に装備され、艦尾付近には背の高い艦橋と3基のエンジンブロックを有する。

その正確無慈悲な攻撃で霊夢達を苦しめたが、〈開陽〉のハイストリームブラスターを用いた逆転劇により全艦殲滅された。

 

随伴艦の元ネタはイデオンに登場したサディス・ザン級戦艦。これの艦首上部に長砲身の主砲を装備したのが狙撃戦艦・随伴艦となる。狙撃戦艦のコンプセント自体はPS2版宇宙戦艦ヤマトに登場する暗黒星団帝国軍のそれに影響を受けて発想に至ったもの。

 

 

 

~艦載機~

 

*YF-19 VF-19A エクスカリバー

 

サナダが開発した可変戦闘機。人形、鳥人、航空機の3形態に変形する。滑らかな機首にカナードと前進翼を持ち、大気圏内での機動性に優れる。試作機と量産型の間にはそれほど大きな改変はない。

元ネタはマクロスプラスのYF-19

 

・VF-19A改 バルニフィカス

 

上記のVF-19をレヴィ専用に改修した機体。主に機動力と近接格闘戦能力を強化しており、脚部(エンジン部)には装甲と一体化したサブブースターを増設、シールド内部には元のナイフに代えてジムのビームサーベル技術を流用したビーム刃を持つ円形の投擲格闘武装〈ハーケンセイバー〉を格納し、ガンポットの先端にはジム用のツインビームスピアがそのまま取り付けられている。機体色は変わらずレイヴンズの塗装に準じる。マゼラニックストリームでの対ヤッハバッハ戦に投入されたが、本編未登場。

 

 

 

*YF-21 VF-22A/S シュトゥルムフォーゲル

 

サナダが開発した可変戦闘機。人形、鳥人、航空機3形態に変形する。デルタ翼のステルス機で、ペイロードと最高速度はYF-19を上回る。脳波コントロールを採用し、パイロットの思考を読み取って操縦するシステムだが、それを搭載したためコストが高い。量産型のVF-22ではこの機構はダウングレードされている

元ネタはマクロスプラスのYF-21

 

・VF-22HG改 ルシフェリオン

 

上記のVF-22をシュテル専用に改修した機体。操縦系統は量産型で補助システムにダウングレードされた脳波コントロールシステムを全面的に採用し、パイロットのイメージにより飛行、攻撃、回避等の機動が行われる。その点パイロットの素質に依存した操縦システムとも言えるが、適性を持つ者が操れば非常に高い性能を発揮できる。武装面では新型の大出力レーザーライフルが機体下面に装備されており、これは次期VFの試作武装を兼ねている。またバトロイド形態の左手部にはビームサーベルと一体化したガントレットを装備しており、近接戦闘にも対応している。マゼラニックストリームでの対ヤッハバッハ戦に投入されたが、本編未登場。

 

 

 

*VF-11B サンダーボルト

 

VF-19の高コストを受けて開発された廉価版VF。設計は性能不足で没となったVF-19のデータを流用してコストを削減しているが、各部のパーツはVF-19と共用しているため小マゼラン機を圧倒できるだけの性能は有している。またオプションとして機体上部に2基のブースターミサイルランチャーを装備可能。

外見はマクロスのVF-11ほぼそのまま。

 

 

 

 

*F/A-17S

*RF/A-17S

 

霊夢艦隊で運用されるステルス戦闘機。マルチロール機としても運用可能。スカーバレルとの決戦ではステルス性を生かした伏兵として活躍した。RF/A-17は機体背面にレドームを搭載した早期警戒型。

元ネタはマクロスFのVF-171だが変形はしない。

 

 

 

*Su-37C

 

流麗なフォルムを持つ戦闘機。機動性と制宙戦闘に優れ、大気圏内での性能も高い。現実のSu-35に37のカナードを付けてエンジンノズルをベクタードノズルにした機体。カラーリングはエスコン4の黄色中隊仕様。

 

 

 

*T-65B

 

4門の重レーザー砲を主翼先端に装備した重戦闘機。サナダが遺跡から発掘した設計図を元に開発した。主に〈高天原〉の艦載機として用いられる。

モデルはスターウォーズのXウィング。

 

 

 

*DMB-87 スヌーカ

 

『紅き鋼鉄』の艦上爆撃機。中翼配置の逆ガル翼に固定脚を装備している。武装は機首のロケットランチャーと翼下に懸架した爆弾類、操縦席後部の旋回式パルスレーザー。対艦攻撃の他に偵察にも用いられる。

 

 

*FWG-97 ドルシーラ

 

『紅き鋼鉄』の艦上雷撃機。高翼配置の逆ガルウィングを持つ全長20mを越える大型機で、機首部には包み込むような形で量子魚雷を格納している。搭載している武装が極めて威力の高い量子魚雷のため対艦攻撃力は高いが、その分鈍重で機動力と速度性能は他機種に劣る。

 

 

 

*XQF-01 A-wing

 

シオンが設計した高速偵察機。通称アーウィン。無人偵察機ゴーストの発展型でステルス性と航続距離に優れる。機体が比較的小柄であり、前衛艦隊のノヴィーク(改ゼラーナ)級に搭載される。

モデルはスターフォックスのアーウィン。だがチート性能はまだない。

 

 

 

*AIF-9V スーパーゴースト

 

市販の無人偵察機に大口径レーザー砲を載せ、機体をフルチューンした無人戦闘機。無人機のためGを無視した急激な機動が可能。しかし航続距離が短いため、主に防空用として使われる。〈ラングレー〉のほか前衛の改ゼラーナ級にも配備されている。

性能はマクロスFのゴーストV9だが、外見はルカ機のゴーストにV9のレーザーを載せて赤くしたもの。なのでマクロスFのゴーストV9とは細部が違う。

 

 

 

*RRF-06 ザニー

 

市販の土木建築用二足歩行ロボットに装甲を施して各部をグレードアップした機体。人形機動兵器の実験機としてにとり率いる整備班が製作した。実験機なので実戦配備は考慮されていない。

元ネタはガンダムシリーズのザニー。

 

 

 

*RGM-79A/GS ジム

 

ザニーの運用で得られたデータをベースに開発された汎用人型機動兵器。両腕のマニピュレーターの他に、背部に2基のガンマウントを持ち最大4丁のライフルを運用することが可能。また両腕部の武装はライフルの他にシールドやサーベルも装備することができる。A型は一般機、GS型は指揮官機。

出典はガンダムシリーズだが、ガンマウントの元ネタはマブラヴシリーズのの戦術機。A型の形状はジム改で、GS型はジムコマンド。

 

・RGM-79SP ジムスナイパー

 

上記のGS型に狙撃用のスナイパーライフルを装備させた機体。狙撃に対応するため頭部センサーが強化されており、ライフルもSクラスの艦載レーザーに匹敵する威力を持つ。カラーリングは青系統を基調としている。

元ネタのジムスナイパーⅡとほぼ同形状。

 

・RGM-79F/SF ジムストライカー

 

格闘戦に特化したタイプのジム。A型ベースとGS型ベースの二種類が存在し、それぞれ頭部形状が異なる。汎用ライフルの他にツインビームスピアとパイルバンカーとシールドが一体化したスパイク・シールドを装備し、機体各所にはリアアクティブアーマが増設され防御力を高めている。

元ネタはジムストライカーとジムスパルタン。

 

・RGM-79SC スタークジム

 

高機動戦闘への対応を主眼に改良されたジム。後述のペイルライダー用のものと同一の高機動型バックパックと装甲と一体化した脚部スラスターにより機動力を向上させている。ガンマウントは装甲プロペラントタンクに換装されて本体の攻撃力は低下しているが、肩部ミサイルランチャーでそれを補っている。またこのミサイルランチャーは大型対艦ミサイルに換装することもできる。

本体の外見は脚部にバーニアを増設してバックパックの横にプロペラントタンクの付いたパワードジム。

 

 

 

*RGM-80 ペイルライダー

 

ジムの上位互換として開発された機動兵器。GS型がベースとなっているが細部の造形はかなり異なる。ガンマウントの方式は変更され、ジムでは前方射撃の際に銃口が両肩部の上に来る設計だったが、此方は脇部から銃口を前方に向ける。ジェネレーター出力の向上によりジムでは断念された180mm中隊支援砲かハイパーガトリングレーザーをオプション無しで運用できる。開発時には機体AIの暴走事故を何度も起こしていたが、現行モデルは性能を犠牲にジムの改良型AIを搭載することで解決している。そのため、本機の限界性能は現状有人パイロットでなければ引き出せないため、機動兵器パイロットには優先的に支給されている。

元ネタはガンダムのペイルライダー。物騒なシステムはありません。

 

・RGM-80SP

 

狙撃装備のペイルライダー。基本的にジムスナイパーと装備は同一。

 

・RGM-80FC

 

近接戦闘仕様のペイルライダー。背部ガンマウントはハイパーガトリング固定であり、スパイク・シールドとツインビームスピアを装備する。元々ジムに比べて機体の防御力が高いため、増加装甲は最低限。

 

・RGM-80SC スタークスライダー

 

高機動型ペイルライダー。基本的にはスタークジムと同一の改造だが、バックパック形状はより元ネタのスタークジェガンに近い。

 

 

 

*GP-02 サイサリス

 

重圧なシルエットを持つ機動兵器。全身を重装甲で覆っているため防御力は高い。またシールドや脚部など各所にブースターがあるためその外見に似つかわず機動力も高い。さらに脚部にはホバーを装備しているため、地上での機動力も高い。量子魚雷を格納したバズーカと背部にミサイルコンテナを装備した対艦攻撃機で、これ一機で中型戦闘艦を撃破できるだけの火力を有する。が、コストが高いため数機の試作のみに留まっており、対艦攻撃任務は対艦ミサイル装備のスタークジムが基本的に担うことになった。

 

 

 

*N-WGⅨ/i グリント(試作一号機)

 

単独で敵艦隊中枢に突撃し、その制圧力を以て敵の指揮系統を破壊、戦線を自軍有利に押し進めるというコンプセントで開発された強襲型機動兵器。そのコンプセントを達成すために変形時には高い速度性能を持ち、機体両腕には4連装対艦ミサイルランチャーを装備可能なハードポイントが設けられ、専用の手持ち式レールガン・ライフルも開発されている。また長距離強襲用として開発されたオプションユニットのVOB(Vanguard Overed Boost)は、機体に接続することで通常の航宙機を遥かに上回る速度を発揮し、これにより遠距離から敵艦隊中枢に突撃を仕掛けることができる。

そしてこの機体最大の特徴は、APFシールドとデフレクターユニットの装備である。機体にAPFSとデフレクターを装備することにより艦載機としては破格の防御力を手にする予定だったのだが、流石に艦船用デフレクターユニットの小型化は容易ではなく、霊沙が乗機とした試作一号機にはデフレクターユニットは装備されていない。APFSの装備には成功しているので、既存機よりも高い対レーザー防御力を誇る(ただ小型化の代償として出力は当然ながら大きく低下しているため、艦船や航空機のパルスレーザー程度しか防げない)

機体自体も、APFSとデフレクターユニットを小型化して装備するとはいえジムサイズでは搭載不可能と想定されたため、全高18mのジムに対して26mと凡そ1,5倍のサイズとなっている。機体の外観もジムやペイルライダーと異なり、鋭角的なシルエットだがこれは機体の設計時にネージリンス/ネージリッド系の航宙機技術を一部採用しているため。機体の塗装も、宇宙での視認性低下を狙って黒を基調とした塗装が施されている。

搭載機関については他機体用に用意されたジェネレータではなく、新規設計の大出力ジェネレータが装備されている。これはAPFSやデフレクターユニットに供給するエネルギーを確保するという目的もあるが、その副産物としてブースター切り離し後は高い機動性を発揮することができ、速度性能もジム、ペイルライダー等の既存機を遥かに上回る。しかし現時点では冷却に難があり、試作一号機では動力パイプが露出していたり、両肩部にはわざわざ冷却用のケーブル状ユニットが接続されているぐらいである。(本来の設計では両肩部にもブースターと兵装のハードポイントを設ける予定であった)

 

元ネタのACVDのN-WGIX/v

 

 

*強襲艇

 

兵員輸送用の中型機。30名程度の人員を輸送可能。戦車を牽引するために改造されたタイプも存在する。外見はスターウォーズのLAAT,iガンシップにオスプレイの尾翼を追加してより現代テイストにした機体。

 

 

 

*D77H-TCI ペリカン

 

上述の強襲艇を一部代替する新型輸送機。輸送能力に特化しており、攻撃力は強襲艇に劣るが兵員輸送量では上回る他、無改装で重車両一両の空中輸送が可能。

 

 

 

*M61重戦車

 

155mm砲2門を装備する重戦車。高い機動力と火力、堅牢な装甲を持ち、対人用レーザー程度では傷一つつかない。その火力と頑丈な装甲で地上での海賊掃討戦を支援する。

モデルはガンダムの61式戦車5型。

 

 

 

*ゲパルト

 

地上に上陸した部隊を海賊航空戦力から守るために開発された対空戦車。2門のレーザー機銃と索敵、照準用レーダーを装備する。

外見はドイツ軍のゲパルト対空戦車・・・ではなく自衛隊の87式自走高射機関砲にサイドスカートを装備したもの。素人目で見たらどっちも変わらない。

 

 

 

 

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