~数日後、黒鉄家の道場にて~
ードガァァァァァァン!
転生した少年、金守右京こと"黒鉄一輝"は自身に宿している神器(セイクリッド・ギア)、"護龍の円盾(ガードラゴ・サークルシルド)"の力を確認していた……
「ふむ……輪刃の龍盾(チャクラム・ドラゴンシールド)も正常だな……」
[五年間の記憶も覗いてみたが……どうやら俺を封じるために魔力を無意識に使っていたから魔力が少ないと思われていたようだしな……主の得意な付加(エンチャント)も問題ないな]
神器を一通り確認した一輝にそう言うガーディオ……
そして、あることに気付く
[……主よ?]
「ん?何だ?」
[いや、これは不味いのではないか?]
「何が?」
[いや、この家の人間は主を毛嫌いしているのにこんなことをしたら……]
その言葉を聞いて納得、すぐに逃げようとする一輝に……
「おい」
声を掛ける一人の男……
一輝は声のした方を見て察する……
ーーーあ、これ終わったわ……
その先にいたのは……
「これは一体どうなっている?」
一輝の父……
黒鉄厳(いつき)その人だった
●○●○
黒鉄本家の一室では黒鉄厳を筆頭に分家の人達が揃っていた……
一輝を囲むように
「(き、気まずい)」
其に対して一輝はものすごく気まずくなっていた
「一輝よ」
「は、はい!」
厳の言葉に返す一輝……
「この際、道場を吹き飛ばしたのは不問とする、しかし、この質問には答えろ……
何故、魔力が上がっている?」
厳の言葉にざわつく周り……
本来、魔力の量は生まれ持った際に決まるもの……
其が上がったとなれば驚くのはあたり前である……
どう答えれば良いか解らない一輝はと言うと……
「えっと……俺では説明するのは難しいのでこいつに任せて良いですか?」
こいつ?と頭に?を浮かべる周りを無視しながら"護龍の円盾(ガードラゴ・サークルシルド)"を展開する
[……主よ、他人に説明を任せるのは悪い癖ではないか?]
宝玉を点滅させながら呆れた様に言うガーディオに……
『……へ?』
全員が驚く……
[初めまして……と言うべきだろうな、我が名は"城壁の優龍(ランパード・ユウ・ドラゴン)、ガーディオ"……主、黒鉄一輝に宿るドラゴンだ]
『……喋ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!????』
ガーディオの声に改めて叫ぶのだった
●○●○
「成る程な……」
少しして、落ち着きを取り戻した一族全員がガーディオの話を聞き、大いに納得していた……その内容と言うのが
1、自身は神器(セイクリッド・ギア)というものであって固有武装(デバイス)とはまた違うものである事
2、自分で言うのもなんだがセイクリッド・ギアの中でも上位に入るもので危険だと一輝は無意識に判断してしまい、自分自身に宿る魔力の大半を使って目覚めないようにしていた
3、目覚めてからは魔力が元に戻ったので魔力が上がっている様に見えただけである
以上の三つである
「となると……もう一度測り直す必要があるな、おい、誰か測定器用意しろ」
厳の声に反応する分家……
そして、改めて厳は一輝を見るやいなや
「一輝よ……済まなかった」
そう言いながら頭を下げた
其に驚く皆
「え、いや、ちょっ……待って、頭あげて、ね?」
そして慌てる一輝……
「お前にそんな事情が……ましてやそんな凄い力を持っていたというのに上部しか見ていなかったせいで辛い思いをさせてしまった……許してくれ」
[厳殿、主がテンパっているので頭を上げてほしいのだが……]
ガーディオがテンパっている一輝の変わりにそう言って厳の頭を上げさせたのだった
そして、一輝は黒鉄家の一員として、改めて迎えられた……
●○●○
黒鉄一輝(原作開始時)
ステータス
ランク:不明(ある事情で測っていない)
身体能力:A+
魔力制御:A
魔力量 :B
防御力 :A+
攻撃力 :C
運 :D
二つ名:守護騎士(ガードナイト)
人物概要:恐らく世界で唯一の神器持ち
チェック
まだ調べていないが恐らくこの世界で唯一の神器持ちである……
又、自身が転生者であることは秘密にしている
防御力に特化した神器持ちである事、サポートするのに適した能力を持つため攻撃力は少し低めである
又、前世同様にラッキースケベを起こしやすい体質のため、運も少し低めである