ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
シャイニングのフリードと下衆神父のフリードがかぶってる・・・・
どうしたことか・・・
シャイニング・フォースが発足してから、全員の実力を把握するために模擬戦が行われた。
結果はユーマVSゼストの時に決着がつかず、ユーマ、ゼストがトップ、その下にリュウガ、パイロン、リック、一誠、黒歌、ローゼリンデとなり残りのメンバーはそれほど高い勝率を得られなかった。
「えーと、今日は黒歌と白音に長期の任務を行ってもらいます。」
ユーマに集められたメンバーはそれを聞き、内容を急かす。
「そんなに急かさなくても、ちゃんと話すよ。今回、事前調査で悪魔の内部事情を把握したところ――」
ユーマは一枚の写真を出す。
「この男、次期フラウロス家頭首の長男のガダルと言うんだけど、この男に近づいてより正確な悪魔の情報を抜き出してきて欲しい。もし、眷属にされたとしても【英雄の駒】なら【悪魔の駒】よりも優れてるから、上書きできる。・・・もし、その男がどちらかに危険を及ぼそうとするのなら―――殺せ・・・。」
「殺せ。」とユーマが言ったとき、部屋の中は殺気で満たされていた。
「「分かったにゃ。(分かりました。)」」
「次、ゼスト、フリード、シャオメイ。・・・三人には堕天使勢力の神器施設を破壊してもらう。その際、人間は救出、堕天使は排除だ。・・・ここには人間だけでなくキメラの情報もある、中々、苦戦すると思うよ。」
「「うん、わかった(いいぜ、やってやる。)」」
「リック、一誠は天使勢力のというか教会の非人道施設の破壊を頼むよ、これもゼストたちと同様だから教会の戦士は可能な限り殲滅。・・・それと、全員、ばれないようにフードを付けといてね。あ、後、僕も魔界に行って悪魔の内部調査を行ってくるから、ココの防衛は任せたよ?ローゼリンデ、ジンガ。」
「分かったわ。」「任せろ。」
「よし、じゃあ、行こうか。ミッションスタート。」
魔界
人の目につかない場所に転移し、ユーマと黒歌、白音は森の中に居た。
「じゃあ、黒歌たちは潜入任務頼んだよ?・・・あと、白音?一誠に会えないけどゴメンね?」
「!!」///
「ホントよ~」ニヤニヤ
白音は顔を真っ赤にし、黒歌はそれを見てニヤニヤしている。
「じゃあ、ここで別れよう。また、任務が終わった時にね。」
そう言ってユーマは森の中に入っていき、探索を開始する。
「・・・ここは場所的にフェニックスの領土か・・・。【フェニックスの涙】は悪魔の随一の回復アイテム。何とか数が増えるのを避け、こっちに流通させたいな・・・。」
とユーマが呟いたその時、
「キャァァァァァ!」
少女の悲鳴が聞こえた。
「悲鳴?・・・様子を見てくるか・・・」
ユーマは悲鳴のあった方へと駆け出す。
金髪のドレスを着た少女【レイヴェル・フェニックス】は屋敷を出て、自分のお気に入りの散歩コースを歩いていた。
(ここは、お屋敷のすぐ近くですもの、何も出て来やしませんわ。)
そう考えながら鼻歌を歌い、スキップしながらどんどん進んでいく。
途端
「え?」
体が硬直し動けなくなる。
「な、なんで体が動きませんの!?」
足を見ると、近くのツタが巻き付いていて、すぐさま、ほどこうと手を伸ばそうとしたら、腕も拘束されてしまう。
「へへへへ、ようやく掛かったな?御嬢さん?」
「だ、誰ですの!?」
レイヴェルは近くの茂みから出てきた男に問う。
「俺ははぐれ悪魔のガイルだ、あんたを捕まえて、フェニックスの涙を製造しようと思ってな。まさか、簡単に俺の罠にかかるなんてな。所詮は貴族のお嬢様か?へへへ、さあ、その綺麗な顔を涙色に染め上げてやるよ!!」
「キ、キャァァァァァ!」
レイヴェルは叫びを挙げる。
「無駄だ、ココはもう結界を張ってある、外からの助け何て来るはずねぇよ!!――」
ザンッ・・・ボタ
「あん?」
ガイルはナニカが落ちた音がして、自分の足元を見ると、そこには・・・自分のひじから下の右腕があった。
「へ・・・・?ぎゃぁぁぁぁぁ、オ、俺の腕がぁぁぁぁ!!誰だ!出てきやがれ!!」
近くの森の中から黒いローブをまとった男【ユーマ】が出てきた。
「てめぇ、何モンだ!!」
「うるさいよ。」
ユーマは加速し、すれ違いざまに男の足を切る。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
「この程度なんだ・・・」
「まだだよぉ!」
ガイルは魔力を5発の魔力弾を放つ。ユーマは4発は切り裂くも1発をフードに掠めて、フードを燃やしてしまう。
「しまった、フードが!?」
フードをユーマは取り払う。中から綺麗な銀髪の少年が出てきたことにレイヴェルは驚き、見惚れてしまう。
「へ!なかなか、かわいい顔じゃねえかよ!てめえも捕まえて売りさばけば――――」
「もう消えてくれないかな・・・」
男は台詞を最後までいうことはできなかった、ユーマが男を真っ二つに切り裂いたために・・・
ユーマは剣を消し、レイヴェルの元に歩み寄る。
「大丈夫?怪我はなかった?」
しかしレイヴェルは反応しない。
「ねぇ?」
「・・・は、はい!?なんでございましょうか!?」
ようやく動き出し、レイヴェルは反応する。
「怪我はない?」
「は、はい!あの、本当にありがとうございますわ!助けて下さらなかったら、わたくし・・・。」
レイヴェルはもしもの事を考え、肩を震わせている。
「あ、僕はユーマ・イルバーン。君は?」
「レイヴェル・フェニックスですわ。」
「ねえ、レイヴェル?そろそろ、家に帰った方がいいんじゃない?」
「そ、そうなのですが、腰が抜けて、た、立てませんの。」
ユーマは震えているレイヴェルを抱える。所謂、お姫様抱っこという抱え方で。
「ちょ、いきなり何をされますの!?」///
「え?だって、立てないんでしょ?ならこうするのが手っ取り早いと思って。あ、君の家ってどっち?」
「そ、そうですが。ワタクシのお屋敷は此方ですわ。」
誰にも見つからず家の近くまで行けることをレイヴェルは願いながら、ユーマに運んでもらうが、
「レイヴェルーー!どこだーー!」
前からホストのようなスーツの着こなしをする男がやってきた。
「お、お兄様!?ユ、ユーマ様?もう降ろしてくださっても構いませんわ!」
「え?まだ家についてないけど?「おい・・・」?何?」
男はレイヴェルとレイヴェルを抱えたユーマを見つけ、
「貴様~人の妹に何手を出していやがる?」
「イヤ、別に何もしてないけど――「問答無用!!今すぐレイヴェルを離しやがれ!!」話くらい聞いてよ。」
男は炎の翼を生やして、ユーマに突進する・・・が、
「お兄様!止めてください!!」
レイヴェルに止められる。
「なぜだレイヴェル!?この男はお前に手を――「ユーマ様は私を助けてくださいましたの!今は歩けなくなった私を運んでくださっているだけですわ!!」あ、ああ。」
レイヴェルの雰囲気に【お兄様】は萎縮する。
「申し訳ありません、ユーマ様。この人はライザー・フェニックス。私の家の三男で私の兄ですわ。」
「そうなの?君のお兄さんは妹思いだね?」
「そ、そうですわね・・・さあ、早く家に参りましょう!お兄様も!何をしておられますの?」
「あ、ああ。」
ユーマはレイヴェルを降ろし、レイヴェルに案内されるまま、フェニックス邸へと向かう。
フェニックス邸
豪華な屋敷が見えてきた。ユーマは
(ここが、悪魔の72柱の37柱のフェニックス家か・・・。ずいぶんとデカいな。)
「着きましたわ。ユーマ様、よろしければお茶でもいかかですか?」
「何!?レイヴェル、こいつを家に上げるのか!?見たところコイツは人間だぞ!?」
ユーマを家に上げようとするレイヴェルをライザーは止める。
「あら?人間だろうと悪魔だろうと助けられたのに何もお礼をしないというのは、いささか無粋ではありませんか?お兄様?」
ライザーの静止を無視し、レイヴェルはユーマを案内する。
少し大きめの客間に着いたところで、
「ここのソファーでお待ちになってください、私、紅茶を入れて参りますので(後、以前作っておいたクッキーもお出ししませんと!)」
そう言って、レイヴェルは駆け足で客間を出ていく。
レイヴェルが出て行ったすぐ後に一人の男性が入ってくる。
「君かい?娘を助けて送ってくれたのは?・・・私はハサン・フェニックス。フェニックス家の当主でレイヴェルの父親だ。娘を助けてくれて感謝する。」
ハサンは頭を下げてくるので、
「頭を上げてください、フェニックス卿。たまたま通りかかった際に助けただけですので。」
「そうか。・・・しかし、人間である君がなぜこの地に?」
そう質問した時、レイヴェルが戻ってくる。
「お待たせしましたわ。ユーマ様。あら、お父様もいらしていたんですの?ちょうど、カップを多めに持ってきておいて良かったですわ。」
レイヴェルは紅茶を入れ、ユーマとハサンの前に並べ、クッキーを二人が座っているソファーの間のテーブルに置く。
「ん?レイヴェル、このクッキーは――「お、お父様、言わないでくださいまし!!」いいじゃないか。ユーマ君、このクッキーはね、娘が作ったんだ。君も食べてみるといい。」
「いただきます。」
ユーマはクッキーを手に取り、口に入れる。
「ど、どうですか?」
「うん、おいしいよ。」
ユーマは微笑みながら、レイヴェルに言う。
「ほ、本当ですか!?」
「(ほう・・・。まさか、レイヴェルが・・・ね。)ユーマ君、先ほどの質問の答えを聞いてもいいかな?」
「先に、僕からも質問良いですか?」
ユーマの言葉にハサンはうなづく。
「・・・フェニックス卿、あなたは今のこの世界の現状をどうお考えですか?」
その質問にハサンは少し顔をしかめ、
「どう、とは?」
と聞き返す。
「言葉のとおりです。今の天使、堕天使、悪魔の三大勢力は戦争での人口の疲弊を人間で補ったり、人体実験に罪もない子供たちを悪用したり、ということを行っています。悪魔では【悪魔の駒】を用いて無理やり眷属化させている上級悪魔がいるそうですが、この現状についてどうお考えかと聞いています。」
ハサンは紅茶を少し口にし少し考え、
「私はフェニックス家の当主として表だって反論はできないが、一悪魔として言うなら、今の悪魔社会は腐っているとしか言いようがない!・・・レイヴェル、この部屋の鍵をすべて掛けなさい。」
「は、はい!!」
レイヴェルはバタバタと駆け回り、部屋の鍵をかけていく。
部屋の鍵をかけ終えたところで、ハサンが話し出す。
「いくら戦争で純血の悪魔が減少し、悪魔の総数が減ったからと言って、人間を犠牲にしていいはずがない。我が家の子供たちの眷属の中にも人間からの転生悪魔がいるが、その者達は望んで眷属になっているし、人間だからと我々は不幸な暮らしなどさせていない。先ほども言ったが私はこの家の当主だ。だから、反論などできないし、もししたとなれば、魔王の元でのうのうとしている、老害どもに処刑されるだろう。だから、この家を守るためにも私はこの気持ちを抑えなくてはならないのだ・・・」
ハサンはすべてを話した後、ハァハァと息を荒げている。
「なら、僕たちと手を組みませんか?」
「は?」
「もし、あなたからそのような答えが返ってこなければ、このまま立ち去るか、殺していたかもしれません。ですが、腐ったこの社会を変え、そのために少しでも抗う覚悟があるというあなたの気持ちを確認しました。だから、手を組もうというのです。」
「君は、一体?」
「僕、いえ我々は神話勢力直属の勢力、シャイニング・フォースです。」
「し、神話勢力!?」
「はい、我々の目的は今の3大勢力の社会を根本的に作り替えるために、腐った連中や非人道的な行いをする者を殲滅することです。・・・ですが、この家のように今の社会を作り替えたいと願う人を此方側に引き込み、情報の提供や物資の調達をお願いしています。いかがでしょう?フェニックス家当主ハサン・フェニックス殿。」
「君たちと手を組んだら今の社会を変えられるのか・・・?」
「変えて見せます、必ず!」
ハサンは少し考え、
「・・・レイヴェル。今家にいる家族を連れてきてくれ。」
「はい。わかりました。」
「協力したいと思うが、少し待ってくれ、家族にもこのことを伝えておきたい。」
しばらくすると、ライザーとその兄弟、レイヴェルとフェニックス夫人が入ってきた。
ハサンは事のあらましを手短に家族に告げる。
「――ということで、わがフェニックス家は神話勢力と個人的に手を組もうと考えているのだが、どうだ?」
「私は賛成です、父上。この社会を少しでも変えるために私も手を尽くします。」
と、長男のルヴァルが賛成し、
「僕も賛成です。老害どもを駆逐するいい機会になりますよ。」
次男のマーシャルも賛成する。
「私はあなたの考えに従いますわ。」
と、フェニックス夫人も答える。
「俺も賛成です。ですが、一つお願いがございます、父上。」
「なんだ?ライザー。」
「この男の実力を見たいので、俺に決闘をさせてください。」
「・・・ふむ、ユーマ君構わんか?」
「はい、構いません。実力を見せることでより、強固な信頼を築くことができると思うし。」
そうして、フェニックス家の地下にある、トレーニング用の大部屋へ赴き、ユーマVSライザーの模擬戦が始まる。
「フェニックスの力の前にひれ伏しやがれ!」
ライザーは炎の翼を生やす。
「早く始めよう。」
ユーマはヴァンデルホーンを召喚する。
「立ち合いは私が勤める、では、始め!!」
結果は・・・・
・・・
・・
・
「ぐはぁ。」
ライザーの瞬殺、でこの決闘は終了した。
ユーマの禁手後のシャイニング・ブレスを回復できるとモロに受け、回復できないほどの大ダメージを受け、そのまま敗北した。
「弱っ!」
グサッ
ライザーのメンタルに追加ダメージが加わる。
「ま、まさか、これほどとは・・・」
「ライザーは若手の中でも有力な人材の一人ですよ、それを一撃で・・・」
「僕も戦ってみたいね・・・」
こうしてライザーもユーマを認め、正式にシャイニング・フォースとフェニックス家で同盟を組むことに決定した。
再び客間に戻り
「改めて、これからよろしく頼む、ユーマ君。」
「こちらこそ、フェニックス卿。」
「そうだ、君にこれを渡しておこう。」
そういって、ハサンは部屋を出ていく。
「あの、ユーマ様。・・・ユーマ様にはお慕いしている女性はいらっしゃるんですの?」
レイヴェルは顔を赤らめながら尋ねる。
「?これといって特には・・・なんで?」
「で、でしたら、そ、その「いやぁ、待たせたね、ユーマ君。」あぅぅぅ。」
ハサンが戻ってくる。
「ん?何か話してたかな?」
「い、いえ、なんでもございませんわ!?」
とレイヴェルは否定し、ユーマは
「レイヴェルが僕が慕っている女性はいるかって。」
「ちょ!?」
「ほほう?レイヴェル、さすがに気が早いんじゃないか?(まあ、娘の恋だ、手助けしてやるか・・・)で、ユーマ君、レイヴェルの質問の答えはどうなんだい?」ニヤニヤ
「も、もう!?お父様!?」
レイヴェルは顔を真っ赤にしハサンを止めようとする。
「別に特にはいませんが、僕らの勢力に女性はいますが、僕自身、家族のように思ってますし。」
「そうか、そうか。・・・さて、改めて、ユーマ君にこれを渡しておく。」
そう言ってハサンが持ち出してきたのは、炎のように赤いローブと一つの魔水晶だった。
「このローブは、フェニックスの魔力を込めて編まれた特注のモノでね。耐火の性能はバッチリで破れたりしても元通りになる正に不死鳥のようなローブだ。これを同盟の証にあげようと思ってね。もう一つは、この水晶だ。これは魔力を流すだけで、転移ができるアイテムでね。出口はこの屋敷につながっている。紙に書かれた魔方陣のように一度きりの物じゃないからね。好きな時に来てくれたまえ。」
「ありがたく頂戴します。「それとだ。」?」
「ユーマ君、ウチのレイヴェルと婚約を結ぶ気はないかね?」
「は?」「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませ!?お父様!?いきなり何を!?!?」
ユーマはポカンと口を開け、レイヴェルは今まで以上に顔を真っ赤にし、ハサンを問い詰める。
「いいじゃないか、お前も彼のことは好く思っているんだろ?」
「そ、そうではございますが、もっと、こういうことは、おたがいの・・・・」ゴニョゴニョ
後半は何を言っているのかユーマは聞き取れなかった。
「で、どうなんだい?ユーマ君!!」ワクワク
ハサンはユーマに笑顔で返答を急かす。
「別に、構いませんよ。婚約してからお互いのことを知るというのもアリだと思いますし。」
「そうか!そうか!いやぁ、今日はめでたいな!!人間界の風習に習って、赤飯でも炊いてもらうかな?・・・ユーマ君、ぜひ今夜は泊って行ってくれたまえ。今夜は新たなる門出の祝いだ。」
そう言ってハサンは部屋を出ていく。レイヴェルとユーマは客間に残される。
「ユ、ユーマ様。本当に私なんかで良かったんですの?」
「なんか、なんて言わない方がいいよ?レイヴェルは綺麗なんだし、後、様をつけるのはやめてもらってもいいかな?なんか、変な感じで。」
「で、ではユーマさんと。」
「それならいいかな。これからよろしくね、レイヴェル。」
「はい!ユーマさん!!」
その後、フェニックス邸では、ささやかなる宴を開き、お祭り騒ぎとなっていた。
その際にライザーがユーマとレイヴェルの婚約を聞き、再びユーマに挑むことになったが、また瞬殺されることになった。
こんにちはELSです。
今回の文字数は6953でした。初めてこの位の字数で書くことができました。
その分、読みづらいかもしれませんが、その際はすみません。
それと、ユーマのヒロインを増やそうか悩んでます。
今回でレイヴェルがヒロインになりましたが、あと、一人か二人増やそうかな・・・
感想、アドバイス、お願いします。