ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
フェニックス家と手を組んでからは悪魔の情勢についてより詳しく入手することができた。
例えば、黒歌と白音が潜入した貴族悪魔フラウロス家の次期頭首ガダルが眷属悪魔の黒歌に暗殺され、主犯の黒歌は≪SS級はぐれ悪魔≫に認定され現在指名手配犯となり、各地を逃亡しているとか。といっても黒歌は既にシャイニング・フォースの元に戻ってきており、最愛の妹の帰りを待っていた。しかし、白音は帰ってこず、何があったのかライザーに聞くと
「黒歌は暴走し自分の力に溺れてしまい、主を殺した。だから、その妹である白音も暴走する恐れがある。」
と悪魔の上層部は白音を殺そうとしていたが、魔王サーゼクス・ルシファーにより処刑は免れ、魔王の妹、リアス・グレモリーの元で眷属悪魔に転生させられ、名前を
それと、ライザーが小猫の主、リアス・グレモリーとの婚約を上層部に決められたらしい。なんでも、純血悪魔の血を途絶えさせないための婚約らしいがリアスはライザーとの婚約を頑なに拒否しているそうだ。
そのリアス・グレモリーが高校生の年齢になる頃、悪魔の治めている(勝手に)駒王町の管理者になることが決定したらしい。その補佐として、魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹であるソーナ・シトリーも向かうことになったそうだ。
次にゼスト、フリード、シャオメイが堕天使の領地にある神器研究所に赴いた際、人間の神器使いは皆、キメラのエサとなっており、施設は既に放棄されていたので大した情報は得られなかったが、シャオメイが隠密行動を行った際、黒刃の狗神《ケイネス・リュカオン》という
リックと一誠からの収穫は聖剣計画で犠牲になった子供たちに秘められていた聖剣を扱える因子を摘出し、教会の戦士に植え付ける、という行為を繰り返している、バルパー・ガリレイが教会から追放されたらしいという情報だった。しかし教会は、異端だとバルパーを追放したのちにもその技術を使い、聖剣使いを増やしているそうだ。
以上の事柄を踏まえ、神話同盟は未熟な悪魔が治める駒王町にシャイニング・フォースのメンバーを潜伏させることに決めた。
「ああ~白音に会いたいにゃ~!!」
黒歌がいまだに駄々をこねている。
「もう何十回目だよ?その台詞。俺たちは駒王町に向かうんだから、会えるからそれまで我慢してろよ。」
駄々をこねている黒歌に一誠が言う。
「でもさ~白音も駒王学園に通うんでしょ?じゃあ、一誠とは会えても私とは会えないじゃない!ずるいにゃ!!」
「そんなこと言ってもお前は指名手配中なんだから悪魔の居る学校には行けないだろ?」
「うぅぅぅ~白音~。」
黒歌は拗ねてしまっている。
「あれ~黒歌?どーしたの?泣いてるけどどこか痛いの?」
パニスは無邪気な笑顔で黒歌に尋ねる。
「ぱ、パニス~。一誠が虐めるにゃ。」
「ええ~。一誠!いじめちゃだめだよ?」
「イヤ、虐めてないし。・・・はぁ、フリード、パス。」
フリードにパニスを丸投げする。
「ええ!?俺!?・・・パニス、パンでも焼こうか?」
「ホント!!パニスね!クリームパンがいい!」
「はいはい、じゃあ、パニスも手伝ってね。」
フリードとパニスはパンを焼きに行く。
「あ、一誠、黒歌。そろそろ駒王町の方に向かうから。」
ユーマが入ってくる。
「「了解(にゃ)」」
駒王町に向かうメンバーはユーマ、ゼスト、一誠、ローゼリンデ、黒歌の5人で決まった。
「残ってるメンバーの中でリーダーは・・・リュウガ、フリードに頼んでおいてね。」
「分かった。」
リュウガは了承し、フリードの元へ向かう。
「さあ、行こう!人が安心して暮らすために!」
5人は駒王町へと向かう。
――――――――――――
駒王学園 オカルト研究部
「朱乃、いよいよ私たちも3年生ね。」
「ええ、リアス。・・・ですが、そろそろあなたの婚約の期限が迫っていることをお忘れなく。」
「はぁ、そうよね。・・・ええ、わかってるわ。」
駒王学園の旧校舎、ココには上級悪魔のリアス・グレモリーが根城とする、オカルト研究部が存在していた。
「塔城さん、お茶のおかわり要るかい?」
「・・・はい、お願いします。祐斗先輩。(はぁ、早く一誠さんや姉さんに会いたいです。)」
新学期には1年になる白髪の小柄な少女塔城 小猫(白音)は自分の家族ともいえる人との再会を望んでいるが、そんな感情は決して表には出さない。
「わかったよ。(いつになるんだろう、みんなの復讐を果たすことができる日が来るのは・・・)」
新学期には2年になる少年木場 祐斗はかつての仲間の敵を討つことができる日を今か今かと待ち望んでいる。
オカルト研究部(グレモリー眷属)はココにはいないもう一人を合わせた5人でできている部活である。
そんな場所に一人の男が現れる。
「失礼します、オカルト研究部はここでいいかな?」
茶髪の髪が跳ねた少年が部室に入ってくる。
「ええ、そうだけど、あなたは一体誰かしら?」
「1年の兵藤誠二です。(そろそろ、【魅了】の魔法を使うか。)」
誠二の目が一瞬、妖しく光るが誰も気づかない。
「そう。兵藤君は一体何のようが有ってここに来たのかしら。(何かしら?彼の眼を見てると、胸が熱くなってきちゃう)」
リアスの誠二を見る眼が少しずつ変化していく。
「いえ、入部したいと思っていたんですが、忙しいみたいなので、また日を改め――――「待って!!」?何か?(ククク、掛かった。)」
「よ、よければ少し、お話しないかしら?祐斗、彼の分のお茶と茶菓子を用意してくれる?」
祐斗は訝しみながらも
「?わかりました。」
と主の命に従う。
「いえいえ、祐斗君!ここは私にやらせて下さらないかしら?(あら?何かしら、この気持ち・・・)」
リアスのクイーン、姫島朱乃が代わりにお茶を入れに行く。
「そうですか?わかりました。・・・ねえ、塔城さん、二人ともどうしたんだろうね?」
「・・・さあ?(この男!コイツのせいで一誠さんは!!)」
首をかしげながらも小猫は一誠の兄をにらむ。
「そうですか、ではお言葉に甘えて。(ククク、リアスと朱乃はこれで堕ちた。小猫がまだみたいだが、時間差かも知れないし、このままでいいだろう。)」
部室にあるソファにリアスと朱乃が座り、向かい側に知らんぷりの小猫と誠二が座る。
「改めて、俺いえ僕は兵藤誠二、駒王学園1年、この春から2年ですが。――——それと、赤龍帝です。」ニコッ
「「せ、赤龍帝!?(その笑顔は反則よ・・・)」」
誠二の言葉にリアス、朱乃は声を出して驚き、祐斗も驚いている。小猫は、
(この男がリュウガさんとドライグが言っていたもう一人の赤龍帝。)
別の意味で驚いていた。
「上級悪魔のリアス先輩に眷属にして欲しくて来ました。」
「ええ!いいわ!!赤龍帝だもの!歓迎するわ!!」
「私も賛成です!よろしくお願いね?兵藤君!」
リアスが誠二の右手を朱乃が左手を掴む。
「ぶ、部長!?いいんですか!?いきなりやって来て眷属にしてくれだなんて。」
祐斗は考えを改め否定してくれることを望んだが、
「祐斗?あなたは主の意見に逆らうのかしら?」
望んだ答えは帰ってこなかった。リアスと朱乃にはもう誠二のことで頭がいっぱいであったからだ。
「そうですか、よろしくお願いします。・・・君もよろしくね?」ニコッ
「・・・はい。(この笑顔【えが汚】を見ていると、気分が悪くなってきました。)
こうして、兵藤誠二はポーンの駒8個でリアスの眷属として転生した。
ここから物語は大きく歪み、崩れていく。
ELSです。
今回、転生者のクズ君が出てきましたが、彼とグレモリーはこれからどうなっていくでしょう?
こうご期待
感想、アドバイスお願いします。