ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
2年教室(誠二の居る方)
「え~、今日は再び外国からの転入生を紹介する。…アルジェント、入ってこい。」
「はい!…初めまして、アーシア・アルジェントと申します。以前は外国でシスターをやってました。向こうでの友人が此方に居りますので、その方と共に暮らしております。まだまだ日本について勉強不足ですので、いろいろ教えてくれると助かります。よろしくお願いします!…あれ?先生、ゼストさんはこのクラスでは無いんですか?」
「グレアムなら隣のクラスだ。知り合いというのはグレアムの事か?」
「はい。向こうでもお世話になってますし、此方でも居候させてもらっております。」
アーシアのその発言にクラスは
「「「「「な、何ぃぃぃぃぃ!!!!」」」」」
「あんな不良みたいなやつと一緒に暮らしてるだと!?」
「イケメンか!?イケメンだからなのか!?」
「ゼスト君とアルジェントさんって付き合ってるのかな?」
「ええ~!?私、ゼスト君狙ってたのに~」
「お前たち静かにしろ!!…アルジェントは桐生の隣だ。桐生手を挙げろ。」
「は~い。」
アーシアは桐生の隣に座る。
「よろしくお願いします。桐生さん!」
「うん。よろしくねアーシア。」
アーシアはすぐにクラスに馴染めることができた。
…例外もいるが。
(なんでアーシアが転入してきたんだ?来るのはリアスによって手続きされてからだろ!?リアスに相談しないと…)
祐斗と小猫は珍しくリアスから呼ばれたので部室に向かっていた。
「一体なんだろうね?」
「…さあ?恐らく、(自分たちはまともに仕事していないのに)部活に参加していない私たちへの説教でしょう。」
「それなら嫌になるね。まぁ、ここ最近はユーマ君やゼスト君と話したりしてたから事実なんだけども。自分たちがあんなのに言われるというのが嫌になるよ。」
と二人は愚痴りながら部室に入る。
すると、中には以前の様なベットは無く、机と椅子が戻っていた。
それと、
「あれ?なんでアルジェントさんがここに?」
「ええ。それは彼女が眷属になるからよ。」
「ええ!?私そんなの聞いてませんよ!?」
リアスの言葉にアーシアは驚く。
「大丈夫だよ、アーシア。さあ、僕の目を見て…(【魅了】発動!)。アーシアは僕と一緒がいいよね?」
「嫌です。」
「(あれ?)何でだい?」
「私は貴方のことなどロクに知りませんし、悪魔になっては主のために祈ることができません。…失礼します。」
アーシアは部室から出ていく。
「(なんでだ!?アーシアは一誠一筋のはずだろ!?しかも、あんなに気が強い子じゃなかったはずだ!?)」
「…部長何で私たちを呼んだんですか?教室でレイヴェルさんを待たせているので手短にお願いします。」
「僕も友人を待たせているので。」
「それよ。なぜあなたたちは悪魔の仕事よりも友人を優先するのかしら?祐斗に至っては人間の友人などと。」
「別に僕が誰と友人になろうと僕の勝手では?それに優先しているというのなら、部長たちだって同じはずです。」
「…なんですって?」
「…どれだけ兵藤先輩の事が好きかは知りませんが悪魔の仕事を優先していないのはそちらも同じです。私たちが仕事をしていた時もあなた方は何もしないでいる。人に言う前に自分が直してから言うのが普通ではありませんか?」
「小猫、あなたは王である私に楯突くのかしら?」
リアスは怒り、体から魔力がにじみ出ている。小猫は平気そうな顔でリアスを見ている。
そこに誠二が割り込んでくる。
「リアス、落ち着いて、綺麗な顔が台無しだ。…それに小猫ちゃん、自分の主に向かってその態度は好くないんじゃない?ほら、僕も一緒に謝るから、ね?(【魅了】発動!)」
と笑顔で小猫に言うが、
「嫌です。謝るつもりはありません。それとその汚い顔で笑いかけるのは止めてください、気分が悪くなります。」
「え…?」
「小猫!誠二になんて物言いをするの!今すぐ謝りなさい!!」
小猫はきつい言葉を投げかけ、部室を出ていく。
「では僕も失礼します。」
そう言って祐斗も部室を後にする。
リアス、朱乃、誠二はポカンと口を開けたままだった。
「…全く、あの人たちにも困ったものです。」
「あはは、そうだね。…ん?はぁ、またか。」
前からは匙の彼女以外の生徒会女メンバーがやって来ていた。
「あら、二人とも。誠二君はいるかしら?」
「…ええ。ではこれで。」
「待って。塔城さん、あなたは誠二君の何が気に入らないのかしら?」
「何って、あんなクズを気に入るはずがありません。」
「…なんですって?」
「塔城さん、彼女たちの前でそれは…」
「いくらリアスの眷属でも彼をバカにすることは許しませんよ!」
とソーナとその眷属は怒りを露わにするが、
「許してくれなくて結構です。」
「「「「「!?」」」」」
小猫は目の前に居らず、ソーナたちの後ろの方に回り込んでいた。
「…別に貴女たちをまとめて相手しても構いませんが?」
そう言って小猫は歩き去っていく。
祐斗もその後を追いかける。
アーシアは部室から出ていき、ゼストたちの元へ向かう。
「皆さん!!」
「ん?アーシア、どうした?」
「先ほど、悪魔の方々に勧誘されました。しかも、男子生徒の方が何か気味の悪いことを言ってきて…。そういえば椎名さんと少し似ている感じがしました。」
すると、小猫、レイヴェル、祐斗もやってきた。
「何の話をしてるんだい?」
「やあ、祐斗。部活はもういいのかい?」
「…またいつものあれが始まりそうだったから、早めに退散したよ。塔城さんは部長と生徒会の人に喧嘩を売ってたけどね。」
「小猫、余り無茶はするなよ?」
と一誠は小猫を心配する。
「ご心配お掛けしました。しかし、あの程度の相手なら問題はありません。」
「で、何の話だったんだい?」
と祐斗は元に戻す。
「ああ、俺とそっちの赤龍帝が似ているって話さ。」
「一誠先輩、まさかあの話をするんですか?」
と小猫は一誠に心配そうな目で問う。
「大丈夫さ、白音。ここにいる皆には話しても問題ない。」
と潜入中の名では無く、本名を言って一誠は小猫を安心させる。
「俺は一度、家族を捨てたんだ。」
そう言って一誠は自分の過去について話し出す。
「いつも通り遊びに行こうとしたら、自分と同じ顔の男が友人と遊んでいたんだ。」
「その男というのが?」
「ああ、赤龍帝兵藤誠二さ。昨日まで仲の良かった幼馴染が手の平返したかのように見ず知らずの男に付いて行ってさ、その時は焦って殴ろうとした。しかし、その幼馴染が平手打ちをしてきてさ。…もう何が何だかわかんなかったよ。その後にはぐれ悪魔の罠にかかり、神器を発動して戦ってる時に小猫とその姉に助けられて今の俺が居る。俺が戦う理由は助けてくれた人たちへの恩返しと、存在していなかった奴を消すことだ。そのために俺は戦っている。」
一誠が言い終えると、小猫が一誠に抱き付く。
「え…?ちょ、小猫!?何やって?」
「泣いてるじゃないですか。一誠先輩は私が見た中では殆ど泣いてません。辛いなら泣いてもいいんです。」
と小猫はやさしく一誠の頭を撫でる。
「おれ、うう、うあ、あああああ。」
「大丈夫です、一誠先輩。私や姉さんや皆は一誠先輩から離れて行ったりしません。約束です。」
「そうだよ、一誠。」
「なに当たり前のこと言ってんだ。」
「そうよ、ここに居ない皆も同じ気持ちよ。」
「そうだよ、一誠君。僕らは友達じゃないか。」
「一誠さん。私たちはみんな一誠さんの味方ですわ。」
「そうです!辛いならみんなで分かち合えばいいんです!」
と泣いている一誠をみんなで励ましたり、慰めたりしている。
「あり、がとう、みんな。もう大丈夫だ。」
『一誠、その意気だ。お前は成すべきことを成すまではくたばるでは無いぞ!』
とユキヒメも喝を入れる。
「そうだな、ユキヒメ。…俺は、こんな所で燻ってられない。」
「頑張りましょう、一誠先輩!!」
「ああ!」
友人の激励を受け、一誠は目標を再確認する。
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駒王学園生徒会室
「ねえ、元ちゃん知ってる?」
と花戒は匙に問う。
「何をだ?」
「グレモリーの眷属も最近すごく仲悪いらしいよ。」
「へぇ、誰と誰が?」
「木場先輩、塔城さんがリアスさん、姫島さん、兵藤先輩とらしいですよ。
「向こうも大変だな。…ん?ということは木場と塔城も付き合ってるのか?」
「いえ、木場先輩はフリーですよ。塔城さんは椎名先輩といい雰囲気だそうです。」
「なあ、木場と塔城に接触してみないか?同じ反兵藤派的な感じで協力できそうだと思うんだが。」
「まあ、そういうのは元ちゃんに任せるわ。」
「はい!私も匙先輩に付いていきます!」
「でも、リアス先輩は今忙しいみたいだから、眷属の彼らと接触するのは難しいかもね。」
「ん?何かあるのか?」
「先輩知らないんですか?リアス先輩のフェニックス家との婚約騒動。」
「へぇ、詳しく教えてくれよ。」
今、紅髪の悪魔と不死鳥が相対しようとしている。
次回 二巻の内容に入りたいと思います。シャイニングフォースがどんな感じでフェニックス家にからむのか。
こうご期待!
感想、アドバイスお願いします!!