ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
放課後になり祐斗と小猫は再び呼ばれたので、オカルト研究部の部室に向かった。
部室に着くと、リアスたちは今までのような感じではなく、何かを待っているような感じだった。
「あら、祐斗、小猫。来てくれて悪いんだけどもう少し待ってくれる?そろそろ来ると思うから。」
すると、部室に赤い魔方陣が描かれ、一人の銀髪の女性が転移してきた。
彼女はグレイフィア・ルキフグス。魔王サーゼクス・ルシファーの女王である。
「お嬢様、眷属の皆様ご無沙汰しております。…初めて見る方もいますね。はじめまして、グレイフィア・ルキフグスと申します。グレモリー家のメイドをしております。以後お見知りおきを。」
と誠二に向け挨拶をする。
「初めまして、赤龍帝兵藤誠二です。よろしくお願いします。(ニコッ。(この女を堕としておけば、何かと役に立つかもしれない。)」
そう考えた誠二はグレイフィアに魅了を使うが、
「グレイフィアさん、今回あなたがやってきた目的は何なんです?」
と祐斗がグレイフィアの意識をそちらに持って行ったので、魅了は失敗する。
(クソっ!邪魔しやがって!)
「お嬢様、私がお話しても?」
「私がするわ。実は――」
その時、再び魔方陣が描かれ、一人の男が転移してくる。
「いやぁ、人間界は久しぶりだな。会いに来たぞ?我が妻リアスよ。」
「…ライザー。」
「この方はライザー・フェニックス。フェニックス家の3男でリアス様の婚約者です。」
男はライザー・フェニックス。以前ユーマがフェニックス家で戦った相手であり、レイヴェルの兄である。
今、ライザーとリアスはソファに向かい合って座っている。
「粗茶ですわ。」
と朱乃がライザーにお茶を出す。
「ああ、ありがとう。…うん、旨い。リアスのクイーンが淹れたお茶は上手いな。」
「そうですか?うれしいお言葉ですわ。」
口ではそう語っているが朱乃はそんなことを全く思っていない。
「さぁ、リアス。式場の手配はしてある。早速、下見にでも行こうじゃないか?」
「嫌よ。私は貴方と結婚するつもりなんてないもの。」
「そんな強情な事を言うな。今回の婚約は悪魔の今後に関わると上の方も仰っていた。(まあ、もうじきあいつ等が動き出したら、伝統など関係ないがな…。)」
「それに私はこの子を愛しているもの!」
とリアスは誠二を示す。
「なんだ?このガキは?」
「リアス様のポーン、兵藤誠二、赤龍帝さ。」
「ふーん。…まあいい、リアスよ。俺はお前の眷属を燃やし尽くしてでもお前との婚約を果たすぞ?(まあ、俺程度では敵わない相手もいるが…)」
と心の中でライザーは考え、少し小猫を見る。
「へぇ、やれるものならやってみるといいわ。」
とリアスは魔力を撃つ構えをし、ライザーも炎を手に生み出す。
「そこまでです。これ以上もめ事を起こすなら私が力づくで介入します。」
「おお、怖い怖い。さすがにあなたには敵いませんから、大人しく退きましょう。」
「お嬢様は何があってもライザー様と婚約するつもりは無いという意思でいいですね?」
「当然よ!私には誠二がいるもの。」
グレイフィアは、はぁ、とため息をつき、
「それではこのような事態となったための案をサーゼクス様から伺っておりますので、…お嬢様とライザー様でレーティングゲームをしていただきます。」
レーティングゲーム…悪魔の駒を持った上級悪魔同士による決闘のようなもので、ひとつの大きなフィールドで争う【コンクエスト方式】、王が代表でサイコロを振り、出た眼の数に相当する実力の者同士で争う【ダイスロール方式】、一人ずつ選んで戦い、最後に残った人数が多いほうの勝ちとなる【デュエル方式】などがある。(作者の独自の設定、名前)
「レーティングゲーム。いいわ!やってあげる!」
「いいのか?俺の眷属は全員居るがお前たちの眷属はたったの5人じゃないか。俺たちの勝ちはもう見えているぞ。」
「こっちには誠二がいるもの負けるなどあり得ないわ!」
「では、レーティングゲームは10日後とします。各陣営は準備をお願いします。ちなみに今回のルールはコンクエスト方式です。…何か事前に言っておきたいことなど質問はありますか?」
すると、ライザーがグレイフィアに問う。
「すまないが今回、ウチのビショップの一人が余り乗気で無いんだ。だから、一人補充要因を使ってもいいか?」
「特例ですが、わかりました。サーゼクス様に伝えておきます。」
「感謝します。…さて、これから妹の顔でも見に行くか!なぁ、リアスのナイト君。案内してくれないか?」
「ちょっと!?ウチの眷属を勝手に――「わかりました、ご案内します。」祐斗!?」
リアスは祐斗を連れて行こうとするライザーを止めようとしたが、祐斗が遮る。
「別に獲って食いやしないさ。さぁ、案内してくれ。」
「はい。」
「…私も行きます。」
「小猫!?ちょ、待ちなさい!?」
リアスの静止を振り切り、二人はライザーについていく。
「全く、部長にも困ったものです。」
と小猫は愚痴を述べる。
「お前は何ともないのか?リアスのルーク。」
「別に兵藤先輩の事は何とも思っていません。むしろ、憎らしいです。」
「僕も彼の事はそこまでよく思っていません。」
「あらら、嫌われてるね。」
「ところで、ライザー様はレイヴェルの代わりに誰を入れるんですか?」
と小猫が問う。
「知りたいか?では、レイヴェルの所に着いたら教えてやる。」
3人は談笑しながら、ユーマたちとレイヴェルの居る元に向かった。
そして、ユーマたちのもとに着く。
「お、お兄様!?」
「あれ?ライザーどうしたの?」
とレイヴェルとユーマが反応する。
「妹の顔を見に来たのさ。やはり、家にいるより生き生きとしているな。」
「も、もう!そんなことは言わないでくださいまし!」
「まあいい。本題に入ろう。…レイヴェルは今回、俺とリアスのゲームには参加しなくていい。」
「そうですの。迷惑をおかけしますわ。」
「代わりに補充要因として……ユーマ。お前に出てもらいたい。」
「へ?僕?」
「はぁ!?お兄様!?」
ライザーの発言にユーマもレイヴェルも驚く。
「まさか彼を誘うなんて…。これはかなり、いや、ほとんど勝機が無いかも。」
「…ユーマ先輩が攻撃したら、あの人たちは即敗北でしょうね。」
「別にいいけど、なんで僕?」
「単純に面白いからだ。だが、お前は最後まで出なくても構わん。俺の眷属が全滅した場合のみ行動してくれ。」
「わかった。準備は?」
「顔がバレナイ方がいいのなら以前父上が渡したあのローブを持ってきておけ。試合は10日後だ。その際にはレイヴェルを通して伝える。それと、できれば俺の眷属を鍛えてほしい。今後、俺はゲームの上を目指さなくてはならない。もしリアスなんかで苦戦していては今後の戦いではまず勝てないだろう。だから、頼む!」
とライザーはユーマに頼む。
「わかったよ。ウチのメンバーを何人かそっちに送っておくね。」
「すまない。お前は来ないのか?」
「僕は学校があるからそこまでは来れないかもね。」
こうして、不死鳥と竜という異質のチームが完成した。
「ねぇ、塔城さん。僕ら必死で鍛えなきゃ不味いね。」
「…はい。部長たちでは話にならないと思います。」
本日二話目、今回でユーマは暫定的にライザーの眷属入りをします。
彼の力にグレモリーは立ち向かえるのか!?
がんばれ~グレモリー!!(勝てるとは思わないが)
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