ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
フェニックス家
特訓が終わり、リックはライザー眷属を集めて言う。
「…今日で特訓期限の10日だ。延々と組手、多対一でのチームワーク、魔力の一定量の放出、自分より強い相手との魔力の撃ちあい、案外、効果が出ていないかもとか思っているかもしれないがこの10日間でお前たちは個人差はあるが確実に強くなっているだろう。俺たちの仲間の白音、グレモリーのルークには敵わないとしても、それ以外の相手との勝負は向こうが急な進化を遂げていない限り、問題なく勝てるだろう。」
「すまないな。今回のゲームのためにわざわざ頼んでしまって。だが、俺たちがお前らから受けた特訓の成果を見せつけてくる。…今回は本当に感謝する。」
とライザーが頭を下げ、眷属も頭を下げる。
「問題ない。リーダーの指示だし、同盟を結んでいる相手が強いほうが俺たちの目的も果たしやすくなる。」
「そうか…。そうだ、報酬を渡していなかったな。」
そう言ってライザーは家にいるメイドに小箱と3枚のローブを持って来させた。
箱の中身は綺麗に並べられたフェニックスの涙が入った小瓶だった。
「フェニックスの涙を12瓶とこの耐火ローブだ。ローブはユーマが使っているものと同じ奴だ、竜のブレスにも耐えることができる。使ってくれ。」
「…確かに受け取った。これにて依頼は完了だ。俺たちはもう戻る。また機会があれば、ここに来るさ。」
そう言って、リックたちは帰って行った。
「さぁ!お前たち!今日は早めに休んで明日のゲームでリアスとその眷属を圧倒するぞ!!」
「「「「「はい!!ライザー様!!」」」」」
こうして、ライザー眷属の激闘の10日間は終了した。
グレモリー家別荘
小猫と祐斗は10日間ずっと模擬戦を繰り返し、疲労と傷がいっぱいできていた。
それに対して、リアス、朱乃、誠二は体に傷などなく、たいした疲労も見せていない。
「…部長たちはどんな特訓をしていたんですか?(聞かずとも解りますが。)」
「私たちは体を使って、もっと眷属同士が親密になるように鍛えていたわ。」
「はい、おかげで誠二君ともっと親密になることができましたわ。」
「小猫ちゃん、ボロボロになってしまって可哀そうに…。僕が癒してあげようか?」
「結構です。むしろ汚れてしまいます。」
「そうかい。」
誠二は祐斗を連れ、少し離れた場所に行く。
「ねぇ、木場。小猫ちゃんと仲が良いみたいだけど、彼女は僕のモノだ。勝手に奪ったりしないでよね。」
「別に僕は塔城さんと付き合ったりしていないよ。共通の友達がいるから、自然と仲良くなったようなものだしね。…兵藤君、君のお手並み拝見させてもらうから、がんばってね。」
「ハハ、当然さ。僕は誰にも負けない最強の赤龍帝なんだからね!」
そう言って、誠二はリアスたちの元へ戻る。
「…君じゃ彼には勝てないよ。」
祐斗は一人呟く。
グレモリー眷属の合宿はあまり効果があるとは思えない合宿だった。
駒王学園生徒会室
ゲームの会場は駒王学園を用いたレプリカとなるので、ライザー眷属は本陣である生徒会室に試合開始時間まで待機している。
「ごめん、遅くなったかな?」
紅いローブを纏い、フードで顔を隠しているユーマがやってきた。
「問題ない。まだ試合開始の30分前だ。…なぁ、お前の見立てで今回はどう転ぶと思う?」
「何事もなく進めば、こちらの勝ちだと思う。小猫以外はそれほど強くない。…ただ――」
「ただ?」
「赤龍帝が以前暴走していた。もし、今回もそれが起きればゲームは中止となるかもしれないし、死人が出るかもしれない。」
「何!?」
「いざとなれば僕が止めるけど。」
「そうか。…まあ、それまでにチェックメイトを掛ければこちらの勝利だ。」
とライザーが意気込んでいると、グレイフィアがやってくる。
「ライザー様。今回は両家の御家族と魔王様が見物しておられます。くれぐれも粗相のない様にお願いします。…ん?こちらが例の妹君の代理人ですか?」
「ええ。基本は俺の眷属が戦いますので、こいつは出番はほとんどないかと。」
「そうですか。それでは私はリアス様の元へ向かいますので、失礼します。」
グレイフィアは転移してリアスの元へ向かう。
「さぁ、そろそろ開幕の時間だ!お前たち!特訓の成果を俺に見せてくれ!」
「「「「「はい!!」」」」」
オカルト研究部部室
それぞれゲームに向けて準備をしていた。
祐斗は紅茶を飲み、リラックスしていた。
小猫は手にグローブをはめ、足にすね当てをつけて、戦闘の準備をした。
リアス、朱乃、誠二は相も変わらずイチャイチャとしていた。
そこにグレイフィアが転移してくる。
「お嬢様。…はぁ、仲が良いのは構いませんがそろそろ試合のお時間です。」
「ええ、わかってるわ。」
「それと今回のゲームは両家の御家族と魔王様が見ておいでです。」
「そう…。お兄様がいるのね。」
「最後に一つ。…相手を甘く見すぎていては、あなたは負けますよ?」
「そんな心配いらないわ。誠二がいるもの。」
「…わかりました。(これは勝敗は決したようなものですね)失礼します。」
グレイフィアは転移していった。
「さあ!私のかわいい下僕たち!!ライザーを叩き潰してあげましょう!!」
「「「「はい!!((無理だと思うけど…))」」」」
まともに特訓していないお嬢様はこの勝負に勝てると本気で思っていた。
観戦室
ここにはレイヴェルとフェニックス家の者、グレモリー家の者、四大魔王と悪魔の重鎮がいた。
「ふぉふぉふぉ。赤龍帝がおるリアス嬢はこのゲーム勝ったも同然ですな。」
「しかし、眷属の数はライザー殿が上。数を活かした勝負運びをすれば、わかりませんぞ?」
と重鎮は勝手な憶測で解説をしている。
「なぁ、レイヴェルよ。今回、彼は動くと思うか?」
「何も起こらなければあの人は動きませんわ。恐らく、兄と共に本拠地で待機していると思います。」
と代役で入ったユーマの行動を予想するフェニックス親子。
「全く、リアスにも困りましたね。」
「だが、サーゼクスもかなり難しい恋愛をした。似ているのかもな。…ただ、自分のわがままが何時までも通ると思われては困る。」
「次に家に戻ってきた際には、きちんと決めていただきませんとね。」
と我がまま娘のことについて話すグレモリー夫妻。
「ねぇねぇ、サーゼクスちゃん!リアスちゃんとライザー君はどっちが勝つのかな??」
「個人的にはリアスに勝ってほしいが、赤龍帝の彼がいたとしてもフェニックスの彼に勝てるかどうか。」
「それにライザー君の妹の代わりに来た人物がどれほどの実力なのか気になるしね。」
「そーだねー。あのローブの人物はー、そーとーな実力者だと思うよー」
魔王セラフォルーの問いにサーゼクス、アジュカ、ファルビウムが答える。
『それでは、時間が来ましたのでこれより、婚約を決めるためのリアス・グレモリー様とライザー・フェニックス様のレーティングゲームを行います。審判は私、サーゼクス・ルシファー様のクイーン、グレイフィア・ルキフグスが行います。今回のステージはリアス様の通っている駒王学園のレプリカです。本陣はリアス様が旧校舎、ライザー様が新校舎です。ポーンの方は相手本陣に入ったときのみ、プロモーションを行うことができます。今回の試合は両チームにフェニックスの涙を二個配布しております。それでは、レーティングゲーム、スタートです。』
両チームの足元に魔方陣が描かれる。
「さあ、行くわよ!!」
「お前たち、敵は灰にする勢いで倒せ!!」
今、二人の悪魔によるレーティングゲームがスタートする。
今回でゲームが開始されました。
両眷属はどんな試合をするのでしょうか?
実際、勝ちは見えているものですが・・・
感想、アドバイスお願いします!