ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
この前、9か月ほど前に友人に貸したD×Dの2巻がようやく帰ってきました。
もしかしたらこのまま帰ってこないのかと思ってましたが、なんとか無事でした。
それでは・・・
作戦会議の翌日、学校は休みだったので予定通りにアーシアの使い魔を決めに行くこととなった。
「ゼストさん!私今日が楽しみで仕方ありませんでした!!」
「お、おう、そうか。」
「アーシア、ゼストがテンション高すぎて少し引いてるよ。」
「はう!?す、すみません!!」
アーシアはゼストに頭を下げる。
「ところでユーマさん、今日はどこへ向かうんですか?」
「北欧でオーディンにいろいろと見繕ってもらってるから、北欧のアースガルズに行くよ。」
そう言うと、ユーマは転移魔法を発動し、アースガルズへ一同は向かう。
――――――――――――
アースガルズ
アースガルズの中の広い草原のある地域に転移したユーマたち。
「おお、ひさしぶりじゃの、お主ら。」
声がした方を向くと、オーディン、ロスヴァイセ、ロキが居た。
「久しぶりだね、オーディン、ロキ、ロスヴァイセ。」
「ええ、お久しぶりです。」
「そうだな。…使い魔を見に来たのだろう?お前たちもついでに選んでいけばどうだ?」
ロキはシャイニング・フォースの面々に言う。
「俺らもいいのか?神様。」
「まあ、構わんさ。…色々揃えている。見てくれ。」
ロキが魔力でできた檻を取り出すと、様々な精霊がいた。
三日月を象ったしっぽを持つ月の精霊ルナリス
小さな火竜の炎の精霊サラマンダー
水の雫のような体をした水の精霊ウンディーネ
木の実のような体に葉っぱがついた木の精霊ドライアード
子狐の体に頭部に赤い宝石が埋められている雷の精霊カーバンクル
モグラの体に頭部にドリルの付いた土の精霊ノーム
太陽のような体をしている光の精霊ウィル・オ・ウィスプ
白い体にスラット長いたれ耳の風の精霊シルフ
小さなペンギンの体で目元に氷のつららが印象的な氷の精霊ペンゴオル
鳥のような体に頭に音符マークの付いた音の精霊フロマージュ
小悪魔のような真っ黒な体に小さな羽と赤い蝶ネクタイが特徴の闇の精霊シェイド
の11体だった。
「わぁ!どれもかわいいですね!」
アーシアはそれらの精霊を目を輝かし、見つめている。
「かわいいのは見た目だけだ。こいつ等の実力は下級悪魔位なら軽々と葬れるだけの力がある。」
「そ、そうなんですか…。」
ロキからそれを聞き、アーシアは冷や汗を流す。
「さぁ、気に入ったヤツを選ぶとよい。」
「はい!ありがとうございます!」
アーシアは精霊たちをじっと見つめている。
すると、
「ピィ!」「モィ!」
「ほへ?」
何処からか二匹の黒い精霊が飛んでくる。
「おお、珍しいな。鋼鱗丸と鋼刃丸が人になつくとわな。」
「あの、ロキ様?この精霊は?」
アーシアは頭の上を回っている二匹の精霊の事について聞く。
「鋼の精霊の鋼鱗丸と刃の精霊の鋼刃丸だ。普段は姿を見せない希少な奴らだが、お前に懐いているようだ。」
「モィ!」「ピィ!」
「でしたら、この子たちを使い魔にします!」
「ほほほ、好きにせい。こやつらはお主に付いていく気満々だからのぅ。」
「はい!…よろしくお願いしますね!鱗、刃!」
「さっそく名前を付けたんだ。相当気に入ったみたいだね。」
「もう満足です!」
こうしてアーシアは使い魔として鋼鱗丸の鱗と鋼刃丸の刃を得ることとなった。
「ユーマたちはどうするんじゃ?」
オーディンがユーマたちに尋ねる。
「ぼくたちはいいよ。…それよりオーディン、聞きたいことがある。」
「?なんじゃ?」
「フォース・ソングについてなんだけど。」
「フォース・ソング?それならローゼリンデに聞いた方が早いと思うぞ?」
「「「「「「え…?」」」」」
「わ、私ですか?」
「そうじゃ、お主の先祖はワシらの所では
「いえ、全く聞いたことがございません。」
「…そうか、まあ良い。フォース・ソングについてワシが知ってることを話そう。まず、フォース・ソングとは精霊の加護を受けたものが歌える歌じゃ。精霊の加護を声にして大地に伝えることで、その土地を繁栄させたり、民の希望となることができる。ローゼリンデが覚えていないのは、もしお主が歌姫なら精霊の加護に目覚めていないからじゃ。加護を受けたものは頭の中に歌のメロディが流れるとお主の先祖は言っておったわ。」
オーディンはフォース・ソングとローレライについて説明する。
「つまり、私にはローレライに成り得る可能性があると?」
「うむ。ただし、それが何時かは誰にもわからん。まぁ、神器のバランス・ブレイクのようなものじゃ。」
「…そうですか。」
「ワシが知っておるのはこの位じゃ。参考にはなったか?」
「まあ、大体ね。もし、敵にローレライが場合の対処法はこっちにローレライのフォース・ソングをぶつけるしかないの?」
「あるにはあるが、そもそも、歌わせなければいいんじゃ。」
「結局はそうなるのか。」
「聞きたいことは以上か?…ワシはこの後用事があっての。」
「?何かあったの?」
オーディンはユーマに聞かれたので答える。
「魔王の奴から連絡が有ってのう。天使、堕天使と同盟を結ぶからぜひこことも、とな。」
その言葉に一同は驚く。
「OKしたの?」
「今のところは保留じゃ。考えとしては、このまま同盟を結ばないか。同盟を結んだふりをして、後ろから討つかのどちらかじゃ。」
「でも、僕と小猫とレイヴェルは向こうに顔が割れてるからね。」
「まぁ、その話はまた今度に詳しくするわい。今はお主らは目先の目的を成し遂げい。」
「…うん。そうだね。それじゃあ、そろそろ戻るとするよ。またね。」
「おう、いつでも来い。」
「フン、気をつけろよ。」
ユーマたちはこうして、アーシアの使い魔を無事にいただき、拠点へと帰還する。
――――――――――――――――――――
拠点に着くと、見知らぬ魔力反応があった。
「誰だ!」
「ま、待ってください!敵ではありません!」
「?
「兵藤、いえ椎名 一誠様はおりますか?」
「…俺だけど?」
「我らの主、ハーデス様があなたに会って、お渡ししたいものがあると。」
「?なんだ?ユーマ、行ってきてもいいか?」
「うん、行ってきなよ。ハーデスはゼウスの兄弟だ。仲間のところに行くようなものさ。」
「ああ、じゃあちょっと行ってくる。…案内頼むぞ。」
「お任せください。それでは皆様、少しお仲間をお預かりします。」
こうして死神と一誠はハーデスのいる冥府へと向かった。
――――――――――――――
冥府
「ここが、冥府…。」
「ハーデス様は此方です。」
一誠は後を着いていく。
しばらく歩くと、大きな扉にたどり着き、中に入ると骸骨の体に司祭服、ミトラを着けた冥府の主ハーデスがいた。
「ハーデス様、お連れしました。」
「うむ。主は下がれ。」
「はっ!」
死神は後方へ下がり、部屋の前に立つ。
「よう来たな。兵藤一誠。」
「なぜ、おれの本名を?」
「表で名を偽っても魂を見ればすぐわかるわい。」
「俺を呼んだ要件は何でしょうか?」
「まずはお主の神器のさらなる一歩のためじゃ。」
「更なる一歩?」
一誠にはよく分からず、ハーデスに聞き返す。
「このカード…。これを見ればお主にならわかるはずじゃ。」
ハーデスは紫色のカードを一誠に見せる。
「それは、俺の神器のカードと同じ…。」
「うむ。これはお主にしか扱えんものじゃ、だから、これを渡そうと思ってのう。試してみぃ。」
一誠はハーデスからカードを受け取る。
「これで六枚目か…。七色の霊刃、発動!」
一誠は神器の名を叫ぶ。
すると、カードが発光し、一誠の身を包んでいく。
光りが止むと、一誠の姿は紫のコートに身を包み、左手に大きな鎌。右腕に鎖が巻き付き、鎖の先には三つ又の槍が付いていた。
「この形態はヴァイオラ…か。武器は鎌と鎖、また変わったのが出たな。」
「ほう、面白い神器じゃのう。他にも後5種類あるんじゃろう?」
「ああ。でも、名前が七色なのにこれで終わりなわけがないよな?」
「今、どんなカードを持っておるんじゃ?」
「火のクリムゾン、氷のセルリアン、樹のグリューネ、地のゲルブリッツ、影のノワールそれと闇のヴァイオラだ。」
「…あと1種類は恐らく闇の対になるカードだと思うぞ。」
「てことは光ってことか?」
「多分な。」
一誠はカードをしまい、ハーデスに向き直る。
「渡したかったものは以上じゃ。…さて、本題に入ろうか。」
「え!?今のは本題じゃなかったのか!?」
ハーデスは一誠の突っ込みを無視する。
「お主、兄がおるんじゃろう?」
「あ、ああ。それがどうしたんだよ?」
「そやつは本当に主の兄なのか?」
「?どういうことだよ?」
「一応、人間の魂を管理しておるからな。その人間の情報なんかも見ることができる。…だが、お主の兄の情報はある一定期間からしかないんじゃ。」
「何時からだよ…?」
一誠はハーデスに問う。
「お主が自分の家を去ることになった日からじゃ。」
「!?。…それじゃあ、やっぱり。」
「兵藤 誠二という男は主の兄では無い。肉体や社会的なところはそうだが、兄弟というものは魂が似る。ましてやお主らは双子のはずだ、似ない筈がない。なのに、ほとんど一致せず、ましてや全く違う人物のような魂をしておる。…なぜかは解らんが、お主には兄弟はおらん。これだけは絶対じゃ。」
一誠はその言葉を聞き、ひとつ深呼吸をする。
「…はは、くはは。ならいい。これで心置きなく奴を殺すことができる。」
「殺すのはいい。しかし、お主、壊れるなよ?」
「壊れるものか。俺には守りたい奴や共に戦ってくれる仲間がいる、そいつらがいる限り俺は大丈夫さ。」
「ふっ。なら安心じゃ。…そろそろ、主を返すとしよう。」
「ありがとう。世話になった。」
「よい。かつては別々の勢力だが今は同じ仲間だ。協力ぐらいさせんか。」
ハーデスと一誠はニィと笑う。
一誠はハーデスの部屋から出ていく。
(待っていろ。兵藤誠二、お前の化けの皮を剥がして、必ず正体を暴いて見せる。)
いかがでしたか?
今回は本編では無く少し寄り道をしたお話になりました。
…はぁ、最近ISの方が中々、上手くかけずに困っています。
一度、リメイクしたほうがいいんでしょうかね…?
感想、アドバイスお願いします!!