ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中   作:ELS@花園メルン

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10話 心の形

 

 

一誠、匙、小猫の前に二体の少女型戦闘用オルガロイドが立ちふさがる。

 

 

「わしが密かに聖剣以外に発見し、改良を加えたオルガロイドだ!その力は、並みの奴らでは太刀打ち出来んほどじゃ!どれ、貴様らはどうかの?行け!クイーン!ケルビム!!」

 

 

『『目標、確認。攻撃を開始します』』

 

 

匙に向け、二機は両手に持つ銃を発射する。

匙は攻撃を無数の触手で弾き、防ぎきる。

 

 

『相手の種族、特性を理解。対策します』

 

 

白いオルガロイド【クイーン】が先ほどと同じ銃弾を放ち、オレンジのオルガロイド【ケルビム】が先ほどとは違う種類の弾丸を発射する。

 

 

「へっ!また、同じ攻撃かよ!こんなもん、余裕だ!!」

 

 

しかし、

 

 

「!?匙先輩!その弾は危険です!避けてください!!」

 

 

小猫が警告するが、すでに遅く、ケルビムが撃った弾丸が匙の触手に当たると、匙にかつて無い激痛が走る。

 

 

「!!??が、がぁぁぁぁぁぁ!!」

 

『こちらの攻撃は相手に有効と判断。この攻撃を続行します』

 

 

再びケルビムは匙にダメージを与えた弾丸で攻撃を再開する。

 

 

「!?」

 

「くッ!!」

 

 

しかし、攻撃は小猫が匙を抱え、回避したので、外れてしまった。

小猫は匙をアーシアの元まで抱え、そばに寝かす。

 

 

「アーシア先輩!匙さんの治療をお願いします!」

 

「は、はい!!こ、これはひどい傷です!!」

 

 

匙に手を当て、アーシアは神器による治療を開始する。

 

 

「白音、なんで匙はあんなにダメージを受けたんだ?」

 

「あのロボットたちは、恐らく相手の種族を攻撃によって察知し、それに適した攻撃を相手に行うんだと思います。それで匙先輩はドラゴンの神器を持っていますから、竜殺しの属性を付与した弾丸での攻撃を行ったのだと思います」

 

「相手に対して最適な攻撃を行うのか。厄介な相手だ!」

 

「ええ。ですが、一誠先輩と私で協力すれば倒せない敵ではありません!行きましょう、一誠先輩!!」

 

「ああ、行くぜ、白音!!・・・突き立て、氷柱!!」

 

 

一誠がセルリアン装備の杖を地面に突き立てると、相手の足元から巨大な氷柱が突き出る。

 

 

『認識・・・完了。攻撃を開始します』

 

 

次は一誠に対し、火炎放射を行い攻撃を開始する。

 

 

「へっ!俺が氷しか使えないと思うなよ!!荒れろ、激流!!」

 

 

一誠の前に青い魔法陣が描かれ、そこからケルビムに向け、大量の水が襲い掛かる。

 

 

『・・・視界、遮断。敵の認識、不能』

 

「いまだ!白音!!」

 

「・・・行きます!!」

 

 

白音は青い光を帯びたこぶしで、ケルビムの腹部を殴る。

 

すると、

 

 

『カイロ、セツゾク、フリョウ・・・・セントウゾッコウフフフフフフフフ――――――――――――――――』

 

 

ケルビムは首をたれ、動きを止めた。

 

 

「良し、一機倒した!!」

 

「次、行きます」

 

「ほう?未確認の神器と猫又か。これでは確かにケルビムには相性が悪いな。だが、クイーン、モードローレライ」

 

『イエス、マスター』

 

 

クイーンは了承すると、自分の武器をしまい、一誠の様にカード・・・ではなくディスクを取り出す。

ディスクはクイーンに取りこまれ、クイーンの纏っているアーマーが色を変えていく。

 

 

色は朱色になり、肩にスピーカーのような装備が取り付けられていた。

 

 

「よし、では詠え!!」

 

「「!?」」

 

『イエス・・・行くよ~!!』

 

「「!!??」」

 

 

≪BGM 光と闇の輪舞≫

 

 

クイーンは性格が急に変わり、歌いだした。

 

 

「ぐぅ、こ、これは!?」

 

「ゼスト先輩の言っていた、フォースソング・・・!?」

 

「どうじゃ?こいつの力は?こいつは古代の遺跡から発掘した所謂、古代文明の一種じゃ。こいつが今、取りこんだディスクにはこいつに眠るフォースソングを解き放つ力がある。これがあれば、おぬしらごとき、直ぐに倒せるわ!!」

 

 

バルパーは高らかに笑う。

 

 

「一誠、先輩・・・」

 

「くそっ、身体に力が入らねぇ・・・!」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「おおおおおお!!」

 

「ざーんねん!!はずれ!!」

 

「ぐぅ!!」

 

 

ゼノヴィアは既にボロボロになっていた。

 

 

「ゼノヴィアさん!!」

 

「さぁて!そろそろ飽きてきたとこですし、おしまいにしましょうかね!!」

 

「ぐっ!!(体が、動かない・・・!)」

 

「(くそっ。このままじゃ、ゼノヴィアさんを守れない・・・。昔みたいにまた、仲間を失ってしまうのか、僕は・・・)」

 

 

祐斗は自分の無力さを心の中で嘆く。

 

 

(大丈夫だよ、イザイヤ…)

 

(え・・・?み、みんな?)

 

(確かに君一人の力じゃ、ちっぽけなものかもしれない)

 

(でも、だからこそ、仲間がいるんだ)

 

(今の君には信頼できる仲間との絆が力となる)

 

(復讐なんかに囚われなくてもいい。今、あなたはあなた自身の仲間を)

 

(自分の届く距離だけでもいい)

 

(その仲間との絆が、あなたの本当の力になる)

 

(みんな・・・。うん!そうだね!たとえ、一人で勝てなくても、仲間が近くでいてくれる限り、僕らの絆は決して切れたりしない!!)

 

祐斗の剣が光を帯びる。

 

 

「だからこそ、僕は、みんなの剣となり、みんなの心を力に変えて見せる!!・・・ゼノヴィアさん!!」

 

 

祐斗はフリードからゼノヴィアを守るために、ソード・バースによる剣の壁を築き、ゼノヴィアからフリードを引き離す。

 

 

「す、すまない。助かった」

 

「いいよ、気にしないで。それより、僕も力を貸すよ!だから、ゼノヴィアさん!」

 

「な、なんだ、急に?」

 

「君の心を僕に預けてくれないか?」

 

「な!?こ、こんな時に何を!!」///

 

 

祐斗は手をゼノヴィアの胸の前に持っていく。

すると、鍵穴のような魔法陣が描かれ、そのカギが解かれる。

祐斗はその魔法陣に手を入れ、中から一振りの剣を引き抜いた。

 

その剣はゼノヴィアの髪の様に青く、彼女の力強さを現すような、大きな剣だった。

 

 

「お、おい、木場?その剣は?」

 

「これは僕とゼノヴィアさんの絆を現す剣だよ」

 

「絆を?」

 

「そう、僕の神器が僕の思いに答えて、別の可能性を見出した結果だ。心剣(ソード・オブ・ハーツ)。これが僕の禁手(バランスブレイク)さ」

 

 




木場君のバランスブレイクをシャイニング風にアレンジしました。

まぁ、いろんな剣を使う木場君ですから、やっぱり、シャイニングウィンドの心剣が一番かなと思い、こんな感じにしました。

ネーミングセンスは許してください!!


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