ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
近くを通ったときに、ゲームをするのに、名簿に名前を書くなんて初めて見ました❗
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
兵藤誠二は疲労困憊していた。
コカビエルに挑んだものの、見事にボロ負けになり、そのまま放り捨てられていた。
リアスやソーナたちも同じように倒れており、未だ目は覚めていない。
「な、なんだよ、あのコカビエルの、強さは。げ、原作じゃ、普通に攻撃が通ってたのに、なんで、こんな、馬鹿げた強さなんだよ・・・!」
誠二はふと、匙を癒していたアーシアを見つける。
「そ、そうだ、いくら、嫌われていても、アーシアだったら、助けてくれる・・・!」
誠二はアーシアに向けて歩みを進めていく。
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(主は・・・いない・・・・?それなら、今まで私は何に対してお祈りをささげていたんでしょう・・・・?)
アーシアは放心していた。その心はあまりのショックで不安定になっている。
そこに、
「アーシア・・・。ちょ、ちょっと、ケガしちゃったから、治してくれないかな・・・?」
とボロボロになりながらも笑みを浮かべた誠二がアーシアに話しかける。
「・・・・」
しかし、アーシアには誠二の声は届いておらず、ただ、ぼーっとしていた。
(そういえば、リアスや朱乃が言ってたな・・・。相手の精神が弱っている、不安定な時にはその対象への魔法はかけやすいって。試してみるか・・・)
そう考え、誠二は【魅力】の魔法を発動し、アーシアの目を見る。
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コカビエルは再びスティグマを発動させ、傷を回復し、ゼストと戦い始める。
しかし、その顔には明らかな疲れがにじみ出ていた。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「傷は癒せても、体力までは治らねぇみてぇだな!」
ゼストは両手を突き出し、コカビエルに向け、魔力砲を発射する。
「ぐぉぉぉぉぉ!!がぁぁぁぁ!!」
何とか受け止めようとするが、吹き飛ばされ、駒王学園の校舎に直撃し、校舎は崩れていく。
「あ、ヤベェ、やりすぎた・・・」
「ゼスト!もっと威力を押さえてください!!・・・まぁ、復興作業は我々の管轄外ですが・・・」
コカビエルは校舎から這い出てくる。
それと同時に、砂煙が舞い、何も見えない。
「俺が・・・ここまでボロボロにされるとは・・・。もっとだ!俺を殺す気で来いぃぃぃぃ!!!」
コカビエルはそう吠える。
しかし、
「なら、そうしよう」
「!?がはぁぁぁ!!」
コカビエルは後ろから心臓の部分をえぐられる。
その後ろに、誰かが現れる。
青い翼をもつ真っ白な鎧、その人物がコカビエルの心臓をえぐり抜いた。
「な、何者だ・・・!?」
「【白き龍】といえば、分かるかな・・・?」
「ま、まさか、白龍皇だと!?なぜ、貴様がこんなところに!!」
「何、俺の仲間がそっちでお世話になっているようだからね。俺も仲間を手伝ってやろうかと思ってね」
「まさか、あの女の差し金か!?」
「そういうことさ。その命、もらい受けるよ、コカビエル」
「お、おのれぇぇぇ!!竜の巫女ォォォ!!!」
グシャァァ
コカビエルは叫ぶが、白龍皇が心臓を握りつぶすと同時に、バタリ、と倒れ伏す。
「これで、彼女の頼みは終わった。赤龍帝の力も見たことだし、戻るとしようか。・・・アルビオン、ドライグと話さないがそれで構わないか?」
『ああ。どうせ、すぐに会えるさ』
「そうか・・・。スティグマ、発動」
そうつぶやくと、白龍皇の体が消え去る。
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砂煙が晴れるとそこには倒れ伏し、息絶えていたコカビエルのみが残っていた。
「あ?なんで、こいつ死んでるんだよ?」
「わかりません。ですが、死因は心臓を潰されたからのようですね。さて、コカビエルの死体はどうしましょうか・・・?」
パリィィン!
と一誠が張っていた結界が破壊される。
「コカビエルの死体については私が回収いたします」
青い巫女服に身を包むエルフの少女が降り立つ。
「へぇ、一誠の結界を破壊できるってことは相当の腕利きみたいだな。どこの奴だ?」
「いえ、私は結界の脆いところに、多少の魔法を打ち込んだだけですので、戦闘は得意ではありません。それと質問の答えですが、コカビエルと同じところの所属といえばお分かりいただけるかと」
「堕天使陣営か・・・。このタイミングで来たってことはコカビエルの回収が目的か?」
目を覚ました一誠が少女に尋ねる。
「ええ。本来なら、無力化して捕縛する予定でしたが、生死は問わずということと、あなた方が既にコカビエルと戦っていたことを踏まえて、傍観させていただきました。コカビエルを殺してくださって感謝します」
そう少女は笑顔で話す。
「俺たちが倒したわけではないんだが・・・」
とゼストが濁しながら話す。
「・・・そうですか。まぁ、殺したか否かは問題ではありませんので。それでは私はこの辺で失礼します。・・・フリードとバルパーを忘れていましたね」
少女はコカビエルの死体と気絶し、学校の端で倒れているフリードとバルパーに魔法をかけ、その体を異界へと放り込む。
「それでは「待てよ」・・・何か?」
「名前ぐらい、教えてもらってもいいんじゃないか?」
「・・・キリカ。キリカ・トワ・アルマです」
そう言って、少女は頭を下げる。
「それではこれで失礼します。それではシャイニング・フォースのみなさん。煌竜の方にもよろしくお伝えください」
「「「!?」」」
祐斗、ゼスト、一誠が驚く。
キリカはそれを気に留めず、転移した。
「俺たちの事に気づいてやがった・・・?」
「何者だ、彼女は?」
「分からないね、でも、彼女の魔力はどこか不思議な感じだったよ」
「まぁ、これで目的達成だ。帰るとするか!!」
「「待ってくれ(待ってください)!!」」
ゼノヴィア、キルマリアが三人を呼び止める。
「わ、私も、祐斗の、お前たちの仲間にしてくれ!!」
「・・・いいのかい!?そりゃあ、僕はうれしいけど、教会はどうするのさ?」
「(う、うれしい!?)教会にはもういられないだろう。神の不在を知った私はいずれ追い出される。それが早いか遅いかの違いだ。・・・そ、それに、お前には私が必要なのだろう?」///
ゼノヴィアは顔を赤くして尋ねる。
「(ふ~ん?)祐斗、どうするんだ?」
「?僕?僕はぜひとも来てほしいよ!(来てくれなきゃ、僕は力が十全に発揮できないしね)」
「!?そうか!!(来てほしいだと!?私がいなくては駄目だということか!!)」
ゼノヴィアと祐斗。
二人の心の内は全く違う意味を示していた。
「で、お前はどうするんだ?」
「行きます。別に教会にいる意味なんてありませんでしたから」
「じゃあ、なんで教会にいたんだよ?」
「(あなたがいたから。なんて言えるわけないでしょう!?)そ、それは些細な問題です!!それに、私の力があれば、これからも有利に戦うことができますよ!!?」
キルマリアはどこか上ずった声で答える。
何はともあれ・・・キルマリア が仲間になった。ゼノヴィア が仲間になった。
「さぁ、帰ろうか。祐斗、ゼスト、匙とアーシアを呼んできてくれ、小猫は俺が運ぶから。それとリュウガ、そのオルガロイドも持って帰ってくれ」
そう言って、一誠は小猫を背に抱える。
「?この機械に使い道があるのか?」
「ま、使えるだろう」
匙とアーシアの方へ向かった祐斗がすぐに帰ってきた。
「た、大変だ!アーシアさんが消えた!!」
祐斗はそう、焦りながら叫ぶ。
一応、これで3巻は終了です。
消えたアーシアの行方は!?
それと、謎のキリカという少女や白龍皇は何者なのか!?
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