ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
ユーマとローゼリンデが帰ってきた翌日。
リュウガが本拠地に戻り、駒王町に残ったメンバーは祐斗に連れられ、駒王学園に忍び込んだ。
今の駒王学園は、先日の戦闘で休校になっており、修復の為に悪魔がはびこっていた。
しかし、黒歌、白音の仙術で気配を遮断していたユーマたちには、全く関係なく、難なく旧校舎に忍び込むことができた。
「なあ、祐斗。ここに何があるんだ?」
一誠が旧校舎で結界が張られていた扉を示しながら、祐斗に尋ねる。
「ここには僕の後輩で搭城さんと同い年の子が閉じ込められてるんだ」
「閉じ込められている?」
「うん。部長の眷属なんだけど、彼自身の力が強すぎるのと部長が未熟だからということを踏まえて、魔王様が封じたんだ」
「つまり何か?ここにはめっちゃ凶暴なのが閉じ込められているってことか?」
「ううん、彼自身は全く凶暴じゃないよ、むしろかわいい方の部類かな。
でも、彼の持つ神器が強力なんだ」
「その神器ていうのは?」
「
「ということは、封じられた理由は神器が制御できていないからなのか・・・」
祐斗は禁手の心剣を発動し、青色の剣を呼び出す。
その剣で、結界の封印を破壊する。
「それにしても、この剣は便利だよね。こういう、魔力結界も楽々と破壊できるんだから」
祐斗はゼノヴィアから取り出した剣をほめる。
すると、ゼノヴィアの顔が赤くなり、剣も少し発光した。
「じゃあ、入るよ?・・・ギャスパー君?入るよ?」
祐斗は部屋主に尋ねるが、返事は帰って来ない。
おかしいと思い、祐斗は返事を待たずに室内に入る。
すると、中では駒王学園の女子の制服を着た、小柄の少女が倒れていた。
「!?ギャスパー君!!」
祐斗はその少女に駆け寄る。
ゆすってみても、返事は来ない。
しかし、
「ゆ、ゆうとせんぱ・・・い?」
「大丈夫かい!?」
「お、おなか・・・」
「おなかがどうしたんだい!?」
すると、
グギュルルルゥ~
とギャスパーの腹から大きな音がした。
「も、もしかして・・・?」
「はいぃ・・・。ここ最近ずっと部長が来てくれなくて、食事は非常用のカップ麺とお菓子を食べてたんですが、それすら尽きてしまって・・・。もう四日も何も食べてないんです・・・ガクッ」
そうつぶやくとギャスパーは力尽くように気絶した。
「ギャスパー君!?ど、どうしよう、ユーマ君!!」
「一旦、家に戻って何か食べさせよう。黒歌、転移の準備を!」
「了解にゃ!」
黒歌が転移の魔法を発動し、すぐに家に戻り、料理を作れる者ですぐに調理を開始した。
短時間でできるものを何人かで作り、少し時間が掛かるが、栄養満点の料理を残りのメンバーで作っていく。
ギャスパーはソファに寝かされており、簡単に作ったオムライスをレイヴェルが室内に運ぶと、
バッと飛び起きた。
「お、おいしそうな匂いですぅぅ!」
「目が覚めたようですわね。どうぞ、ギャスパーさん、お食べになってください。
他にもまだ料理が運ばれてきますからね」
「は、はぃ!いただきます!!」
ギャスパーは出されたオムライスをすぐに食べ始めた。
「お、おいしいですぅ!卵がふわふわでチキンライスも味がしっかりしてて!」
ギャスパーの手はすごい勢いで進み、5分もしないうちにオムライスが完食された。
ちょうど、パスタも出来上がり、ギャスパーの元に出された。
「ズルズル~。ああ、こんなに暖かい食事を食べたのは久しぶりですぅ!」
パスタも完食し、出された料理をすぐに食べていき、ギャスパーの限界だった空腹は何とか回復した。
ギャー君登場です。
まあ、当然と言えば当然ですよね。
誠二にうつつを抜かしている、主が本来なら食事を提供するのに、それをしていない。
そりゃ、空腹にもなりますわww
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