ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中   作:ELS@花園メルン

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7話 竜の襲撃

「な、何にゃ、あれ!?」

 

「で、でか過ぎますぅ!!」

 

 

ギャスパーと黒歌は落下している氷柱を見て驚きの声を上げる。

氷柱はギャスパー、黒歌が張った結界をたやすく貫いていく。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

「おい、キリカ!お前も少しばかり手伝え!!」

 

 

ユーマたちが襲撃してからいまだに戦闘に参加していないキリカにアザゼルがそう叫ぶ。

 

 

「・・・来ましたか」

 

 

ズドォォォォン!!

 

 

旧校舎の方角でそう爆発音がした。

 

 

「な、何だぁ!?」

 

 

アザゼルは思わずそう叫ぶ。

 

 

「申し訳ありませんが、アザゼル。私はここらで抜けさせてもらいます」

 

「は?それはどういう――」

 

「アザゼル!あれを見てください!!」

 

 

戦闘中のミカエルがアザゼルにそう叫ぶ。

ミカエルは自分たちの真上を示しており、アザゼルもそちらを向く。

 

 

「な、なんだ、あれは・・・」

 

 

巨大な氷柱が落下してきていた。

 

 

「お前ら!今すぐあれを砕くか止めるかしろ!エライことになるぞ!!」

 

 

アザゼルがそういうと、ミカエル、サーゼクス、セラフォルーがそれぞれの相手を吹き飛ばし、氷柱に魔力をぶつける。

 

 

 

バリィィィィィィン!!!

 

 

 

氷柱は轟音を立てて砕け散っていく。

 

 

「一体どこのドイツが・・・。何だあいつら?」

 

 

アザゼルは空中にとあるものを見つける。

三体のドラゴンが降下してきており、その上にそれぞれ何人か人が乗っていた。

 

 

「漸く来ましたか・・・。待ちくたびれました」

 

「おい!キリカ!お前はあれが何か知ってんのか!!」

 

 

アザゼルはそうキリカに問うが、返答は・・・攻撃だった。

 

 

「っつぅ~!テメェ、何しやがるんだ!!」

 

「何?決まっています。敵を倒しているんです」

 

「は!?お前は俺の部下だろうが!!上司を攻撃する部下がどこにいるってんだ!!」

 

「まだわかっていないのですか・・・。では手っ取り早く、証拠を見せましょう」

 

 

キリカはそう言って魔法陣を展開する。

 

 

そこから数枚の黒い羽が出てきた。

 

 

「この羽、見れば誰のものかすぐにわかるでしょう。そうすれば答えは自ずと出てくるはずですが?」

 

「こ、これはコカビエルの・・・。ってめえがコカビエルをやったのか!!」

 

「いえ、やったのは私の仲間です」

 

「それでも似たようなもんだ!!絶対、ぶちのめす!!」

 

 

アザゼルはそういうと、キリカに極大の光の槍を投げようとする。

しかし、

 

 

『Harf Dimention』

 

 

そんな音声が聞こえ、アザゼルの光の槍はどんどん収縮していく。

 

 

「な!?この力は!!」

 

「ヴァーリ様ですか。別に手を出さずともよかったのに・・・」

 

「様はやめろ。まあ、俺が手を出さずともお前は何とかできただろうが、俺も暇なんだ。遊ばせてもらおう」

 

「ってめえ!!白龍皇か!!」

 

「ご名答。流石は堕天使の総督というところかな?だが、俺の正体が分かってもお前は俺には勝てないよ」

 

 

 

ヴァーリ、白龍皇、とよばれた男は五つの魔法陣を形成し、そこから5本のレーザーを発射する。

 

 

「ぐ、ぐぅぅぅ!!」

 

 

アザゼルはそれを防御魔法で防ぐ。

しかし、

 

 

『DevideDevideDevide』

 

 

そう音声が聞こえ、アザゼルの魔法が徐々に弱まっていく。

 

 

「な!?まだ俺はお前に触れられてねぇぞ!!」

 

「ああ。本来なら相手に触れてないと俺の神器は意味をなさない。だが、今の俺なら簡単なことだ。お前が今、受け止めているレーザー。もし、そのレーザーが触れた相手も『半減』させることができるとしたら、どうする?」

 

「マジかよ・・・今回の白龍皇は今までで最強か・・・?ま、だがこっちも増援が到着したようだ」

 

 

 

アザゼルがそういうと、たくさんの魔法陣から堕天使が飛び出してくる。

 

 

「アザゼルさま、ご無事で!?」

 

「おお、俺はいい。それよりもあの空にいるドラゴンどもを如何にかしてくれ!」

 

「ハッ!!行くぞ、全員、俺に続け!!」

 

 

堕天使の大群はドラゴンめがけて飛んでいく。

 

 

「フッ、無駄なことを」

 

「俺たちグリゴリを舐めてもらっては困るぜ、白龍皇」

 

「それはこちらのセリフだ」

 

 

 

 

三体のドラゴンの内、真ん中のドラゴンに乗っている黒い甲冑を纏った少女は指示を出す。

 

 

「行け、トリシューラ、ゲイボルグ!奴らを蹂躙せよ!!」

 

 

その指示に従い、紅いドラゴンと黄色いドラゴンが堕天使へと向かう。

二頭のドラゴンはブレスを放つ。

堕天使は防ごうとしたが、ドラゴンのブレスは凄まじいもので、防御魔法が意味をなさなかった。

向かっていった堕天使の内、半数が二頭のドラゴンによって消滅した。

 

 

「おいおい、エクセラ。わざわざ二体も使わずによかったんじゃないか?あれならゲイボルグだけで十分だろう?」

 

 

赤髪にコートを着た青年がそう甲冑の少女に尋ねる。

 

 

「いや、これでいい。圧倒的な力を見せつけてしまえば奴らカラス共も引こうとするだろうしな」

 

 

エクセラと言われた少女はそういうが、それとは反面、堕天使は突進をやめなかった。

 

 

「やめないみたいだぜ?」

 

「まあ、いい。俺が行こう。エクセラ、アグナム、構わないか?」

 

「ああ」

 

「妹の前で格好つけようとしてミスんなよ、レスティ!」

 

「ふん、そんなことは百も承知だ」

 

 

レスティと呼ばれた青い衣のエルフは槍を構え、青いドラゴンから飛び降りる。

 

 

「お前は行かないのか?」

 

「ああ。俺はあいつの相手をした方が面白そうだ!」

 

 

アグナムはそういうと、反対方向を見る。

そこから、真っ赤な鎧に身を包むリュウガが接近していた。




今回、旧魔王派は出てきません。
代わりに新勢力?の登場です。

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