ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
アースガルズ
ロキに連れられて、ゼストはアースガルズへとやってきた。
「なあ、ロキ。ここには強い奴はどれだけいるんだ?」
ゼストはワクワクしながら尋ねる。
「ここにはさまざまな神がいる。それだけでなく、勇者へと昇華した多くの強者がいる。ここなら、お前も満足するくらい戦えるだろう。・・・ただし、勇者としてこの私に仕えることが条件だがな。」
「いいぜ。強い奴と戦えるんならな。」
そう言いながら、アースガルズを進んでいくと、
「おう、ロキ。お主も見つけたようじゃの。」
前方からオーディンがやってきた。
「なんだ?この爺は?」
と、ゼストはオーディンを見ながらロキに聞く。
「このお方はアースガルズの主神オーディンだ。・・・オーディン、こいつはゼスト。あなたの元の煌竜の対になる竜を宿す者だ。」
「そうだった。なあ、早く煌竜とやらせろよ?」
「ユーマとか?しかし、ユーマは既に模擬戦を奴のお付きのヴァルキリーと数度行って今日はもう、休んでおる。するのなら、明日にせい。」
「ちっ。しゃあねえな。んじゃあ、俺も休むとするか・・・」
翌日
ユーマはオーディンに呼ばれ演習場に来ていた。
「何?オーディン。」
「今日はローゼリンデとではなくこやつと戦ってくれ。こやつは――――」
「お前が、煌竜か?俺はゼスト・グレアム。お前と対になる者だ。さあ、早速戦おうぜ!」
オーディンが紹介する前に、ゼストが出てきて、戦闘態勢に入る。
「やれやれ、せっかちじゃの。」
「出てこい。竜鳴剣 ギャラルホルン」
黒い大剣を呼び出す。
「いいよ。やろうか、行くよ煌竜。」
ユーマも紫の大剣を呼び出す。
「では、審判はワシが務めよう。・・・始め!」
お互いが駆け出し、互いの剣をぶつけ合う。
「いいぜ!まずは力比べってか?」
「うるさいな。」
どちらも一歩も譲らず、力は均衡していた。
「竜気・豪炎刃!」
ユーマは竜のオーラを放出し炎を剣に纏い、再び切りかかる。
「へぇ、まあ、そこまではできるよな。じゃあ、俺も、竜気・水激襲!」
ゼストは反対に水を纏う。
【竜鳴剣】・・・剣に宿る竜のオーラを放出し、剣に様々な属性を宿し攻撃したり、魔法を使うことができる。
「はぁぁぁぁぁ!!」「ぜらぁぁぁぁぁぁ!!」
「アークセイバー!!」「ジェノサイドブレイド!!」
光の剣閃と闇の剣閃がぶつかり合う。
衝撃が伝わり、演習場が震える。
「はぁ、はぁ、はぁ。」
「ははは、いいじゃねえか。・・・お前になら使ってもいいかもな。行くぜ、バランス・ブレイク!!」
剣がゼストの中に入り、その体が黒く輝く。
『どうだ!こいつがダークネス・ドラゴン・アーマーだ!さあ、早く、お前もバランス・ブレイクしろよ!』
「僕は、まだ、できない。」
その発言を聞き、ゼストは落胆する。
『はあ?・・・なんだよ、期待外れだな。もういい、終われ!』
ゼストは拳で殴りかかってくる。ユーマは拳を剣で受け止めるが、押されてしまう。
「ぐぅ・・・!(僕は、負けるのか・・・?)」
ユーマは半分あきらめかけていたが、
『ユーマよ。』
突然、時間が止まったかのようになり、目の前に、煌竜が現れる。
(イルバーン?どうしたの?)
『お前はこのまま、負けを認めるのか?』
(勝ちたいよ、僕だって、でも、まだバランス・ブレイクができないのに・・・)
『それは、お前が本気で勝とうとしていないからだ。願え、私に、自分自身に。』
(そうだね。ぼくは、まだ、戦える。イルバーン、僕に力を貸して!)
『いいだろう。今のお前ならこの力を使いこなせるだろう。』
そして、意識が戻り、ゼストの拳を防ぐところに戻る。
『これで、終わりだぁぁぁぁ!!』
「まだ、僕は、戦える!!煌竜!僕に力を!!」
ヴァンデルホーンが輝き、ユーマの体に取り込まれる。
「バランス・ブレイク!!」
ユーマの体に鎧が纏われ、その背中には竜のような羽が生えていた。
『これが、僕のバランスブレイク、シャイニング・ドラゴン・アーマーだ!』
『おもしれえ!手前の竜と俺の竜。どちらが上か決めようじゃねえか!!』
二人は手を前に突出し、竜の魔力を解放する。
『シャイニング・ブレス!!』『ダークネス・ブレス!!』
二人が魔力を放とうとしたその時・・・
「やめんかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『『!!!』』
近くから物凄い殺気が発せられ、そちらを向くと、オーディンがものすごい形相で、此方をにらんでいた。
「ガキども!!お主らはここを廃墟にでもするつもりか!!今すぐ、この勝負を中止せい!!!」
オーディンが二人に怒鳴るが、
『あ?なんでだよ?今いいところなんだから邪魔するんじゃねえよ、じ・じ・い!!』
と、ゼストは挑発気味に拒否する。
すると、
「フン!!!」
オーディンが魔力を練り、巨大な拳を創造し、ゼストに振り下ろす。
『あ!?ちょ,待て!?そんなの喰らったらぁぁぁぁぁ!!』
ゼストは地面にたたきつけられ、鎧を解除されてしまう。
「ユーマ?お主もよいな?」
その言葉に反応し、ユーマはものすごい勢いで首を縦に振る。
後に、ユーマはこの時のオーディンの後ろには『阿修羅』が見えたと語る。
こうして、二体のドラゴンの激闘は、オーディンの介入でうやむやに終わってしまう。
そんなことから早1年が経ち・・・
玉座の部屋
ここの玉座にオーディンが座り、その前に他の神が座っていた。
「なんの集まりだ?オーディンよ。」
と、雷神トールが問う。
「うむ。皆も存じていると思うが、最近の悪魔、天使、堕天使の三大勢力が拡大しつつある。これは、ゆゆしき事態である。無関係の人間を巻き込み、眷属にさせたり、神器もちの者を人体実験で殺したりなど・・・これらの行為はさすがに目に余る行いである。」
「確かにその通りであるが、そのことを伝えるためだけに、我らを呼んだのではあるまい?」
と、ロキが不敵な笑みを浮かべながら話す。
「ああ。今回、皆を集めた理由は、『他の神話勢力と手を結ぶため』である。」
その言葉に神々はざわめく。
「なぜですか?オーディン様?」
ヴァルキリーの頂点、ブリュンヒルデが問う。
「だが、表だって協力するわけでは無い。この度の同盟で行うことは、『情報の共有、各勢力の勇者による、神直属の勢力の発足』ある。」
一つ目の内容に誰も反応しなかったが、二つ目の目的を聞き、再びざわめく。
「新勢力の発足と言いますが、そのくらいの人材を集めるのです?」
誰かがオーディンに聞く。
「人材はそれほど必要ない。現にワシらが送る人員は、ユーマ、ゼスト、ローゼリンデの三名のみじゃ。だが、それだけでは、人材が不足しておる。そこで、こいつの出番じゃ。」
そういって、オーディンは人のようなチェスの駒を懐から取り出す。
「これは、
オーディンの最後の言葉に他の神々は苦笑いをする。
今回で、バランスブレイクが出てきましたが、
シャイニング・ドラゴン・アーマー:白龍皇の鎧のような感じで、宝玉の色が黄色。羽はシャイニング・レゾナンスのイルバーンの羽。
ダークネス・ドラゴン・アーマー:赤龍帝の鎧の色が黒色で宝玉の色は紫。羽はイルバーンの黒色バージョン。
なんかネーミングセンスがなさ過ぎて、泣けてきますね・・・
新勢力は原作にどのような影響を及ぼすのでしょう・・・
そして、引き抜かれる、三大勢力のメンバーとは誰か?こうご期待。