ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中   作:ELS@花園メルン

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5話 試練開始

「黒歌たちの所へ?」

一誠は言われたことを黒歌へと尋ねる。

「そうにゃ。私たちの後ろ盾に頼めばあなたを保護してくれるし、その不思議な力も使いこなせられるように鍛えてくれると思うにゃ。(それに白音も喜ぶと思うし♪)」

「・・・」

一誠は悩む。

「先に君の言う男のことを見に行ってみましょうか?」

そして黒歌は廃屋を出ていくので白音と一誠はついていく。

 

 

しばらく歩いて、昨日遊んだ公園に着くと、誠二とイリナが居たので一誠は隠れる。

「あの子が君の言う≪自称≫兄ね?ちょっと気配を探ってみましょうかね・・・」

黒歌は仙術を使い、誠二の中に流れるオーラを確かめる。

すると、イリナが飲み物を買いに公園から出ていった、その後誠二は何かつぶやく。

「ククク。これで、イリナはもうおれの女だ。あ~あ、早く原作の時間にならないかな~」

(原作ってなんだ?)

誠二の声を聴き、一誠は考える。と黒歌が仙術を解除する。

「・・・結論から言うと、あの子酷く歪にゃ。普通は一個しかない魂がなぜか二個存在し、それらが深く交わっている。この様子だとあの子、仏教でいう【転生】をしてんじゃないかと思うにゃ。」

「「転生?」」

一誠と白音は問う。

「そうにゃ。神や仏にいい行いを認められた者がもう一度人生をやり直すって親に聞いたことない?」

二人は首を横に振る。

「まあ、あんな子が前世でいい行いをしたとは思えないんだけどにゃ・・・」

「「確かに」」

先程の言葉を聞き、前世がいい奴とは思えない二人。

「・・・さて!一誠の答えを聞こうかにゃ!」

「俺、黒歌と白音についていく!そして、自分のこの力を使いこなし、あの偽物を倒してやる!!」

「そう、なら早速、後ろ盾のいるところに行こうかにゃ。」

黒歌は魔方陣を展開し転移しようとしたので、二人もそれについていく。

 

 

 

魔方陣を潜るとその先には大きな神社が見えた。

「ここは?」

「ここは高天原。日本の神様がいる場所にゃ。」

「・・・ここにはいろんな神様が居ます。」

高天原の話を黒歌と白音に聞きながら、ほかの神社にある鳥居よりも一際大きい鳥居がある神社に入っていく。

「ここにゃ。ココには天照という神様がいるにゃ。お~い、天照様~いるかにゃ?」

奥に呼びかけると着物を着た女性がやってきた。

「・・・騒がしいですよ、黒歌。白音、あなたもこんなのが姉で苦労しますね。」

「・・・いえ、もう慣れてます。」

「二人して私を虐めるのは止めてもらえないかにゃ!?」

「そんなことは置いといて「そんなことって!?」姉さまうるさい・・・」

「ん?その子は誰ですか?初めて見る子ですが?」

天照は一誠を見て言う。

「この子は兵藤 一誠。はぐれ悪魔と戦っていたところを助けて連れてきたにゃ!」

「ひょ、兵藤一誠です!」

「ふむ、この子変わった神器を持ってますね。しかし、まだほんの一部しか目覚めていない。黒歌、スサノオを呼んできなさい。この子には戦いを積ませるのが一番です。」

黒歌は一端、外へ出て、スサノオを呼びに行く。

「一誠と言いましたね?あなたはその力を使いこなすために苦しい試練に耐えることができますか?」

「俺・・・やります、やってみせます!!」

「フフ、そうですか。なら、スサノオを呼んで正解だったみたいですね。・・・来たようです。」

すると、腰に帯刀している男がやってきた。

「なんだ姉上?俺に用事か?」

「ええ、この子にあの試練を受けさせてやってください。」

「あれを?・・・まあいいが、坊主。着いて来い。」

スサノオが出ていくので、一誠は後を追う。

 

「ねえ、天照?ホントに一誠にあの試練をやらせるの?」

黒歌が不安そうに問う。

「ええ、彼なら大丈夫でしょう。何、死んだりはしません。」

「・・・一誠さん・・・」

白音は一誠を心配する。

 

 

「着いたぞ、ここに入れ。」

少し外れたところにさびれた神社があった。

「ここから先は異空間へとつながっている。先に待つのは亡者の群れだ。お前にはその最奥にある刀を取ってきてもらいたい。そうすればお前は合格だ。」

「でも、途中で失敗したら?」

不安そうに一誠は問う。

「大丈夫だ死にはしない。向こうの攻撃を受けても怪我はしない、ただ攻撃された痛みを負うかもしれないが、まあなんとかなるだろう。空腹になったら戻ってこい、しかし試練はやり直しになる。期限は・・・そうだな、無期限でいいか、今までに受けたやつは辛くて逃げだした。お前はどうなるかな?」

「あの、スサノオさんはこの試練を受けないんですか?」

「ああ、この試練は人間にしか受けられない。まあ、見てもらったらわかる。」

そう言って、スサノオは神社の扉に手を掛けようとするが、

バシッ!

と電撃が走り、拒絶されてしまう。

「こんな感じだ。・・・まあ、お前がどんな結果を得るかはわからんが、精々、粘って見せろ。」

スサノオは近くの木陰に腰を下ろし、目をつむる。

「よし、行くか!」

一誠は神社の扉に手を掛ける。

すると、一誠の体は扉の奥へと吸い込まれる。

「う、うわぁぁぁぁ!!」

 

――――――――――――――――

 

異空間最奥

 

ここには、石の祭壇がありその上に一振りの刀が置かれていた。

『また、新たな挑戦者が現れたのか・・・。いつになるのだろう、私を手にしてくれる持ち主が現れるのは・・・』

どこからか、そんな声が響くがその部屋には誰もいない。

 

――――――――――――――――

 

異空間入り口

 

一誠は目を覚ますと不思議な文様が刻まれている遺跡の中に居た。

「ここは?・・・そうか、扉に吞まれて・・・試練には亡者が出るって言ってたけど。」

一誠は無防備なまま奥へと進んでいく。

途端

カタカタカタカタ

と音がし始め、一誠は正面を見据えると、骸骨が刀を持ったり、弓を持ったりして、立ち上がった。

「う、うわぁぁぁ!!」

一誠は咄嗟のことに逃げ出すが、矢を放たれ、足に当たる。

「ぐっ!?・・・て、矢が刺さっていない?」

スサノオの言葉を思い出す。

「そういえば、怪我はしないんだった。くそっ、追ってきた!」

骸骨兵が刀を構え追いかけてくる。

しかし、文様が刻まれたところを離れると中へと戻っていく。

「まさかこいつら、ここから出られないのか?なら、一端作戦を練らないと。」

一誠は座り込み悩みだす。

(俺には今武器となるようなものは何も・・・いや、黒歌や天照さんの言っていた≪神器≫というものを出せば。)

一誠は手を前に突出し、

「来い!!」

と叫ぶと手に一振りの刀が生まれ、自分の服装が黒い衣に変わる。

「よし!反撃開始だ!!」

一誠は再び奥へと走り出す。




本日二話目いかがでしょうか。

今回出てきた一誠の神器の装備はブレイドのサクヤのノワールモード(男性VER)
と思ってください。(男性VERなんて存在しませんが)

これからもがんばっていきます。

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