ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中   作:ELS@花園メルン

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6話 霊刀に認められた男

「姉さん、一誠さんは大丈夫でしょうか?」

白音は心配そうに黒歌に問う。

「何?白音は心配なの?」ニヤニヤ

黒歌はニヤニヤしながら白音をからかう。

「・・・」イラッ

イラついた白音は黒歌のみぞおち部分にパンチを繰り出す。

「ぐぇ・・・し、白音そこは流石に・・・」

「姉さんが悪いんです。受けて当然です。」

天照はそんな姉妹を見て笑みを浮かべる。

「「?」」

「いえ、仲のいい姉妹だと思って。・・・それに彼なら心配は要らないでしょう、むしろ強くなって帰ってくるかもしれません。」

 

 

 

異空間

 

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

一誠は刀を振るい、骸骨兵を斬り捨てる。これで入口付近の骸骨は全て斬り捨てた。

「こ、これで全部か?」

一誠は一息を着くが、その時

カタカタカタカタ

再び地面から湧き出てくる骸骨の群れ

「・・・は?」

骸骨が矢を放ってくる。

「嘘だろぉぉぉぉ!!」

一誠は休む間もなく戦いを再開する。

 

 

神社外

 

「あ、骸骨の総数は無限だって説明するのを忘れてた。」

スサノオを一人呟く。

 

 

異空間

 

「これで、今度こそ、全部倒したのかな?」

カタカタカタカタ

「まだ出るのか・・・。でも、なりふり構ってられない。絶対にこの試練を突破して必ず帰って見せる!!」

一誠がそう宣言した瞬間、目の前に紅のカードが浮かび上がる。

「これって・・・」

一誠はカードに手を伸ばす。

カードは炎のように燃え上がり、一誠の体を包んでいく。

(炎に包まれてるのに、熱くない。それに力が奥底からどんどん湧いてくる感じがする。これなら、行ける!)

炎の中から一誠が出てきた。その恰好は先ほどまでの黒い衣に刀では無く、紅いアーマーにマントを纏い紅の大剣を一振り手にしていた。

「うぉぉぉぉ!」

大剣を一振りすると、剣から炎が放出され、骸骨の群れを焼き尽くし、灰にしていく。

「このまま一気に!!」

一誠は勢いに乗りどんどん奥へ進んでいく。

 

奥に進むにつれて、敵の数や強さは変わるが今の一誠の前には通用せず、全てなぎ倒されていく。

ところが、周りの雰囲気が変わった途端、骸骨はいなくなり、一気に寒さが増していく。

(なんだ?敵が急に居なくなった。それにさっきまで寒さを感じなかったけど急に寒くなるなんて・・・)

一誠は進むスピードを緩め、一歩一歩辺りを警戒しながら歩んでいく。

いくらか進んだ途端、

ビュウウウ!!

と吹雪が吹き始め、一誠を呑み込んでいく。

「うわっ!?」

一誠は剣から炎を出し、吹雪を払おうとするが

シュッ

と火を消されてしまう。

「通じないのか!?」

『そのようなモノが私に通じるわけなかろう。』

通路に声が響く。

「!?だれだ!?」

『我が名はユキヒメ。霊刀・雪姫に宿る上位精霊なり。お前の力、私に見せてみろ!』

その声が聞こえた途端、氷の刃が飛んできて、頬を掠め、一誠は血を流す。

「え?なんで怪我してるんだ?」

『ここでは貴様の命を懸けて戦ってもらうぞ!!』

10本の氷の刃が飛んでくる、一誠は飛び避ける、刃は先ほどまで一誠が居たところに刺さる。

「くそっ。負けてたまるか!」

再び飛んできた刃を一誠は大剣を盾にして防ぐ。

『ふふふ、その様な剣などへし折ってくれる!』

ユキヒメは剣めがけて氷の刃を飛ばす。

(炎を放出してもすぐに消火されてしまう。・・・そうだ!炎を放出するんじゃなく、中に留めたままにすればいいんだ!)

一誠は名案を思いつき、剣の中に炎をため込むイメージをする。

すると、剣の色が紅から燃え盛る炎のような色になり、氷の刃が当たった途端、

ジュッ

と一瞬で氷が溶ける。

『む?』

「このまま一気に!」

『だが!』

ザシュッ!

氷とは違う何かが通り、一誠の足を切り裂く。

「ぐ、ぐあぁぁぁ!」

あまりの痛みに一誠はうずくまる。

『ふふふ、この吹雪の中、攻撃をかわすことなどできまい!』

ナニカは腕、腹部、肩を切り裂いていく。

(ま、まずい、どうにか奴を見切らないと・・・)

一誠は武器を捨て、目をつむる。

『どうした?負けを認めるのか?なら、貴様の命、もらった!!』

(目や耳で捉えるな!奴の動きを予測しろ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・今!!)

一誠は手を自分の顔の前に持っていき、拍手をするように手を合わせる。

『何!?』

その手の中には一振りの刀の刃が握られていた。

一誠は≪真剣白羽どり≫をやって見せたのだ!!

「ようやく、捉えたぜ、霊刀さん!!」

『くっ・・・・・まあいい、貴様を使い手と認めよう。・・・いささか若すぎるかもしれないがな』

すると刀は消える。

「あれ?どこに行ったんだ?」

『ここだ、貴様の右手の甲を見ろ。』

言われた通り見ると、そこには雪の文様が刻まれていた。

『合格だ。お前の名は?』

「一誠。おれは兵藤一誠だ!!」

そう名乗った途端、空間が歪み、景色が変わる。

 

・・・・・・

・・・・

・・

 

「おい、起きろ!兵藤一誠!!」

一誠は誰かに頭をしばかれる。

「イテェェェェ!!」

一誠は飛び起きる。そこにはスサノオが居り、周りは異空間の中ではなく、元の高天原の景色だった。

「見事だ。お前の実力を認めよう。・・・さて、これからは俺が貴様を鍛えてやる。」

「・・・はい!よろしくお願いします!!」

一誠と日本の神々による特訓の日々が始まった。




今回で一誠の試練は終了し、次回から少し時間を飛ばし、新勢力の結成辺りから始めようかと思います。

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