ハイスクールD×D 煌く竜の勇者 更新停止中 作:ELS@花園メルン
「姉さん、一誠さんは大丈夫でしょうか?」
白音は心配そうに黒歌に問う。
「何?白音は心配なの?」ニヤニヤ
黒歌はニヤニヤしながら白音をからかう。
「・・・」イラッ
イラついた白音は黒歌のみぞおち部分にパンチを繰り出す。
「ぐぇ・・・し、白音そこは流石に・・・」
「姉さんが悪いんです。受けて当然です。」
天照はそんな姉妹を見て笑みを浮かべる。
「「?」」
「いえ、仲のいい姉妹だと思って。・・・それに彼なら心配は要らないでしょう、むしろ強くなって帰ってくるかもしれません。」
異空間
「はぁぁぁぁぁ!!」
一誠は刀を振るい、骸骨兵を斬り捨てる。これで入口付近の骸骨は全て斬り捨てた。
「こ、これで全部か?」
一誠は一息を着くが、その時
カタカタカタカタ
再び地面から湧き出てくる骸骨の群れ
「・・・は?」
骸骨が矢を放ってくる。
「嘘だろぉぉぉぉ!!」
一誠は休む間もなく戦いを再開する。
神社外
「あ、骸骨の総数は無限だって説明するのを忘れてた。」
スサノオを一人呟く。
異空間
「これで、今度こそ、全部倒したのかな?」
カタカタカタカタ
「まだ出るのか・・・。でも、なりふり構ってられない。絶対にこの試練を突破して必ず帰って見せる!!」
一誠がそう宣言した瞬間、目の前に紅のカードが浮かび上がる。
「これって・・・」
一誠はカードに手を伸ばす。
カードは炎のように燃え上がり、一誠の体を包んでいく。
(炎に包まれてるのに、熱くない。それに力が奥底からどんどん湧いてくる感じがする。これなら、行ける!)
炎の中から一誠が出てきた。その恰好は先ほどまでの黒い衣に刀では無く、紅いアーマーにマントを纏い紅の大剣を一振り手にしていた。
「うぉぉぉぉ!」
大剣を一振りすると、剣から炎が放出され、骸骨の群れを焼き尽くし、灰にしていく。
「このまま一気に!!」
一誠は勢いに乗りどんどん奥へ進んでいく。
奥に進むにつれて、敵の数や強さは変わるが今の一誠の前には通用せず、全てなぎ倒されていく。
ところが、周りの雰囲気が変わった途端、骸骨はいなくなり、一気に寒さが増していく。
(なんだ?敵が急に居なくなった。それにさっきまで寒さを感じなかったけど急に寒くなるなんて・・・)
一誠は進むスピードを緩め、一歩一歩辺りを警戒しながら歩んでいく。
いくらか進んだ途端、
ビュウウウ!!
と吹雪が吹き始め、一誠を呑み込んでいく。
「うわっ!?」
一誠は剣から炎を出し、吹雪を払おうとするが
シュッ
と火を消されてしまう。
「通じないのか!?」
『そのようなモノが私に通じるわけなかろう。』
通路に声が響く。
「!?だれだ!?」
『我が名はユキヒメ。霊刀・雪姫に宿る上位精霊なり。お前の力、私に見せてみろ!』
その声が聞こえた途端、氷の刃が飛んできて、頬を掠め、一誠は血を流す。
「え?なんで怪我してるんだ?」
『ここでは貴様の命を懸けて戦ってもらうぞ!!』
10本の氷の刃が飛んでくる、一誠は飛び避ける、刃は先ほどまで一誠が居たところに刺さる。
「くそっ。負けてたまるか!」
再び飛んできた刃を一誠は大剣を盾にして防ぐ。
『ふふふ、その様な剣などへし折ってくれる!』
ユキヒメは剣めがけて氷の刃を飛ばす。
(炎を放出してもすぐに消火されてしまう。・・・そうだ!炎を放出するんじゃなく、中に留めたままにすればいいんだ!)
一誠は名案を思いつき、剣の中に炎をため込むイメージをする。
すると、剣の色が紅から燃え盛る炎のような色になり、氷の刃が当たった途端、
ジュッ
と一瞬で氷が溶ける。
『む?』
「このまま一気に!」
『だが!』
ザシュッ!
氷とは違う何かが通り、一誠の足を切り裂く。
「ぐ、ぐあぁぁぁ!」
あまりの痛みに一誠はうずくまる。
『ふふふ、この吹雪の中、攻撃をかわすことなどできまい!』
ナニカは腕、腹部、肩を切り裂いていく。
(ま、まずい、どうにか奴を見切らないと・・・)
一誠は武器を捨て、目をつむる。
『どうした?負けを認めるのか?なら、貴様の命、もらった!!』
(目や耳で捉えるな!奴の動きを予測しろ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・今!!)
一誠は手を自分の顔の前に持っていき、拍手をするように手を合わせる。
『何!?』
その手の中には一振りの刀の刃が握られていた。
一誠は≪真剣白羽どり≫をやって見せたのだ!!
「ようやく、捉えたぜ、霊刀さん!!」
『くっ・・・・・まあいい、貴様を使い手と認めよう。・・・いささか若すぎるかもしれないがな』
すると刀は消える。
「あれ?どこに行ったんだ?」
『ここだ、貴様の右手の甲を見ろ。』
言われた通り見ると、そこには雪の文様が刻まれていた。
『合格だ。お前の名は?』
「一誠。おれは兵藤一誠だ!!」
そう名乗った途端、空間が歪み、景色が変わる。
・・・・・・
・・・・
・・
「おい、起きろ!兵藤一誠!!」
一誠は誰かに頭をしばかれる。
「イテェェェェ!!」
一誠は飛び起きる。そこにはスサノオが居り、周りは異空間の中ではなく、元の高天原の景色だった。
「見事だ。お前の実力を認めよう。・・・さて、これからは俺が貴様を鍛えてやる。」
「・・・はい!よろしくお願いします!!」
一誠と日本の神々による特訓の日々が始まった。
今回で一誠の試練は終了し、次回から少し時間を飛ばし、新勢力の結成辺りから始めようかと思います。
感想、アドバイスなどお願いします。