僕はこの世界で英雄になりたいんだ! 作:サンマ味のヨーグルト
宗次郎は【剣鬼】、アイズは【剣姫】。最終的に殺し愛を始めそうなんだけど
黄昏の館を飛び出したアストルフォはオラリオの景色を眺めながらもギルドに向かっていた。
おのぼりさん宜しく顔を忙しくキョロキョロさせていた為何度も通行人に衝突したが、種族関係無く男は美人に弱いらしい。アストルフォを可憐な女の子と勘違いし、あっさりと許した。
そして上目遣いで謝罪しているアストルフォに男は例外無く顔を赤らめていた。
「いや~、これは結構美味しいね。ローランがおススメしていただけあるよ。テスラ社長は味覚音痴だったからね」
きょろきょろと大通りを歩いているアストルフォは、オラリオに行く為に以前より貯めた賃金でジャガ丸くん昆布味を買い、口に含みながら目的の場所を探していた。昆布味を気に入っているのか手には4つも待機している。
「確かバベルって所にあるんだよね」
バベル
オラリオの心臓とも言える中心施設。50階建ての超巨大な摩天楼。
元々は「迷宮」を蓋し、閉じ込めようとしていた仕組みだったが、はた迷惑な神々によって破壊され、何故か居住区や施設を内包した高級マンションのような仕組みになってしまい今ではオラリオの一施設として扱われている。
しかし役目は変わらず、中に運営されているオラリオ独立の中立組織、「ギルド」がダンジョンを監視している。ギルドで働いている者は例外無く恩恵を持っておらず、完全な中立だとアピールを憚らない。
因みにアストルフォの股間にもちゃんとバベルの塔は建設されている
「あ、上見たら普通にわかるや。でへへ、うっかりしてた」
頭を掻きながら天を見上げるアストルフォ。通りの真ん中で立ち止まり宙を見上げているアストルフォに通行人は迷惑気な眼でチラ見していたが大半は用事があるらしく一瞬見ただけで通り過ぎていった。一部だが見惚れている者も居たが、特筆して言うことない。
「ああ、あれかー。ふふん、ダンジョン楽しみだなー!おりゃああーーー!」
「うぎゃッ!?」
「あだあ!!」
喧騒溢れる混雑した大通りの人込みを意気揚々と縫うように走るアストルフォ。しかしあっさりと人にぶつかり転がった。衝突した相手はうつぶせになるように倒れ、アストルフォは尻もちをつくように転がった。
「こら!いきなり走るのは危険じゃないかい!?」
「ご、ごめん。僕はしゃいじゃっててさあ」
相手は激怒するのではなく、注意に留めていた、
「……。いいかい、人の多い所で走るのは止めるんだよ?」
「うん。あ、紐落としたよ」
アストルフォが転がった際引っ掛けたのだろう、少女が落とした青い紐を拾い渡す。相手は何かわかっていなかったみたいだが自分の服の一部だと理解しそれを受け取り、胸を持ち上げる様に紐を縛った。満足する格好になったのか相手は一転笑いながら再度注意を気を付けた。
「わかったのならよし。じゃあ気を付けるんだよ。じゃあボクバイトあるから!」
「バイバ―イ!可愛いお姉さん!」
「SPWはクールに去るぜ……」とツインテールを振り回しながらその場を後にする紐少女を見送り、アストルフォはゆっくりと歩いてバベルに向かった…。
◇◇◇
《その頃のベルくん》
草原を全力で走るベルは焦っていた。後ろより迫りくるモノから逃げる為に。
「くっ――――――――――――――くそ――」
唇から血が出る程に歯噛みする。玉のように大きく膨らんだ汗を口に流れ込む。噛んで出来た裂傷に汗が染みこんで激痛が奔るも、鉄分と塩分が混じったドリンクが舌に絡みついて不快になるも、噛む事は止めない。食い縛る以外に出来ることはないからだ。
「はあ………はあ……はあ……はあ、はあ…………」
思考は走るという手段一択で、それ以外には何も考えられないが、内心は少し余裕があった。
余裕があったとしても考えていることは自分の失態の事だけだ
「(くそっ――――――――――――)」
ベルは無心になって走っていると思い込みながら
内心もっと上手く出来た筈なのに……!何故自分はこうも弱いのか……!と悔やんでいる。
ベルが悔悟している失態―――――それは自身が仲間を見ていなかったからだ、と
後ろから迫りくるモノに対し、自分と仲間たちは生きる為に、勝てると思い込んで挑みこんだ。武器など名のある職人なんて天上の一品ですらなく、そこら辺りに死んでいた冒険者が使っていた錆びている片手剣だ。
……だが戦わなければならなかった。生きる為に。
ベルは隣で並走している残った仲間を見張る。当初挑んだ仲間は自身を入れて全部で4人。しかし二人は隙を見せ、ソレに引き千切られ、絶命した。今頃は獣の餌になっているだろう。最後の言葉すら聞けなかった事が一番の無念だ。せめて最後の言葉が言いたかった。ごめんなさい、と
残ったのは自身と、もう一人。ベルは残った一人に対し、誘導を呼びかける
「ゆうたさん!
――――――落とし罠貼ってますから、ぴょんぴょん高跳びせずについてきてください!」
ゆうた、と呼ばれた青年は奇怪な格好に身を包んで棒高跳びで遊んでいる。この危険な状況の中頭がおかしいというか、胆が太いと言えばいいのかわからないが……。
明らかに動きづらそうに跳んでいるのが見えるが、本人はこれが装備だと言い張って傲慢に振る舞っているので
ベルは強く言えず、動きづらく衆目の視線を集めるからどうなの、としか言えなかった。
これはゴアシリーズ。と言い張る装備を見れば、何かのモンスターの羽根をマントのように纏い、頭には祖父から聞いた悪魔という生物を彷彿とさせる角を立てている。脚には爪のような物を装着させている。まるで本物の悪魔のようにベルや亡き仲間たちから気味悪がられていた。
「はちみつください」
だがゆうたはベルの叫びを無視し、自身の要望だけを伝え落とし穴から遠ざかってゆく。ベルはこれでも仲間だから、と自身に言い聞かせ走りながらゆうたを誘導するのを続ける。
「後ではちみつあげますから!はやくこっちへ!」
「わか――――」
『GYAAAA!!』
が、ゆうたは轟音と共に吹き飛ばされた。ゆうたは宙に吹き飛ばされ、二転三転して地面に叩きつけられた。悲鳴の一つも挙げない事から死んではいなく、気絶しているのだろう。無駄に良い装備を整えている恩恵が今出た。
「ゆうたさああああん!」
ベルは吹き飛ばした犯人の正体を確信している、仲間を虐殺したモンスターだ、と。ベルは注意を向けながらもゆうたに駆け寄る。目を開いている、息をしているので正常なのだろう。ベルは此方を警戒して近づいてこないモンスターに視線を向け、睥睨する。効果は無いだろうが気持ちの問題だ。
「くそ、なんてヤツだ――――」
死んだ仲間のキリトさんが言っていた。コイツの名は………………
「―――――――ケチャワチャ!!!!」
『OHU、OHU、OHU』
嗚呼、恐ろしい嗚呼恐ろしい。と呪詛を送る。目の前の猿のようなモンスターの力の強さに恐怖を抱き続けるも隙を見せる訳にはいかない。森を縦横無尽に駆け回るこのモンスターは一瞬でも隙を見せれば圧倒的な暴威でベルを八つ裂きにするだろう。ここで死ぬわけにはいかない。折角パガンを倒しキラットから抜け出したのに
そう思詰めているとヘルムで包まれたゆうたからくぐもった声が聴こえてくる
「………こいつくそ。はやくはちみつ」
忘れていた。ゆうたははちみつがないと動けないのだ。仲間の✝黒の騎士✝から聞いただけなのだが、この状態を鑑みるに一考の余地はあるだろう。というか一縷の望みと言えるが…。ベルはポーチを漁り先ほど採取したはちみつの在庫を確認する。
「あ、はい。はちみつ…………あ、すみません、虫の死骸しかありませんが、いります?」
「ふざきんな!!!111」
しかしはちみつを切らしていた。先ほど採取した筈なのだがケチャワチャに奪われていたのだろう。謝罪に虫の死骸を渡そうとしたが、激怒される。ゆうたははちみつしか口に含まないのだ。
その癖役に立たないのだから目も当てられない。
『GYAAAAAA!』
「ゆうたさん来てますよ!ちょっとおぉ!」
「おれBCでまってる」
突如ゆうたから緑色の煙が立ち昇る。戻り玉という謎の仕組みのアイテムだ。自身が決めたキャンプまでワープさせる機能を持つ。ベルには難解不可解な仕組みだったが、何故か気にしてはイケないという声が脳内に響き
恐怖に踊らされたベルはそういう物だ。と必死に思い込んでいた。
「はあ?!ってああ!!!」
『GYAAAAA!!!』
緑色の煙が視界から晴れるのを確認すると同時にゆうたの姿が見えなくなった。キャンプへ移動したのだろう。ベルは驚愕の表情で前を向き、
そして、ベルの視界は、黒く染まった…………。
オラリオを目指した筈のベルは、何故かキラットへ行ってしまい、ゴールデンパスを導きパガンを倒したと思ったが、何故か原生林に来ていた。
第二回 その頃のベルくん 〈終〉
◇◇◇
「ダンジョンはバベルの地下に存在し、大きく口を空けるように穴が開いている。テスラ社長はダンジョンは生きているって言ってたけど、本当かな」
バベルは高い建物だ、と思い出しギルドに無事に着いたアストルフォ。また視線をキョロキョロと動かしギルド内部を観察していた。
大通りに匹敵する喧騒は全て冒険者の声で、オラリオにどのくらいの冒険者がいるのかが見て取れる。内心わくわくしながらも目を閉じ、喧騒に耳を傾ける。
「今日結構稼いだぜ」
「ホホホ、私の稼いだ額は53万ヴァリスですよ。ベジータさん」
「もう駄目だ……勝てるわけがない……」
「俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!全部ヴァン先生が言ったんだ!『ダンジョンで立ちションしても罪にはならない』って!」
「ルーク……俺を失望させないでくれ」
「ダンジョンだからと言って人前でするのは気が知れませんね……吐き気がしますね」
「魔法使いになりたいにょ」
「ミルたんさん。貴方本当にヒューマンですか?ドワーフかトロールにしか見えませんよ」
「飲んどる場合かァーーーーーッ!!」
「な、何するだーーーーー!!」
「丸太は持ったかァ!」
「おう!」
老若男女種族問わず大きな声で交わしている話は村に居た時には得られなかった心地よさ以外に、刺激を与えてくれる。高揚感からか顔を赤らめたアストルフォは目を開き足を進めた。ロキから聞けば登録をしてダンジョンに潜れるとの事。
さっそく受付へ―――――
「わぷ」
「おや」
が、また人に衝突した。今度の相手はぶつかっても転倒する事も無く、身じろぎするだけだった。アストルフォは相手方に倒れるように掴まり、すぐに離れたが、鼻が地味に痛みを叫んでいた
「ご、ごめんなさい!前をちゃんと見てなかったんです」
ぶつかった感触を頭に留めながら謝罪するアストルフォ。顔が当たった部分は恐らく腹の部分なのだろう。ごつごつした筋肉に自身にはない筋肉に羨望を抱きつつ相手を見る。
幽鬼のような不気味な青白い肌に、拘束具のような冷たい鉄の塊を自らの動きを阻害するかのように全身に身に包んでいる。重厚な拘束具の下には数え切れないほどの傷跡が全身にそこかしこに見える。傷のない箇所が逆に見当たらない程に……。膨らんだ筋肉はまるでドワーフと風船が合体したように巨大な肉壁と化している。
腰にグラディウス剣を下げているが玩具にしか見えない。だが無数の傷と鍛え上げた筋肉を見るに明らかにこの男がグラディウスを十全に扱っている強者だと伝えている。現に今も血を流して平然としているのだから。
(これ装備なのかな……?それとも趣味…?)
「ははははは。大丈夫だ。ほら、傷口も笑っている。問題ないさ」
大丈夫、と筋骨隆々の戦士は朗らかに笑っていた。が何かがおかしかった。そしてアストルフォを凝視し始めた。そして一言
「ところで、君は圧制者をどう思うかね」
「え?」
「ははは。冗談さ」
圧制者?と訊き返そうとしたが、相手は興味を失ったのかギルドから退室した。やはり重たいのか重厚な音を立てながらオラリオの街へ消えて行った。
アストルフォには言葉の真意を理解できなかったが、考える意味は無いとして思考を振り切った。
ギルドの受付に冒険者の登録を図る為、移動する。
冒険者が雑多に混雑している受付の中、比較的空いている場所を確認し並んだ。十分程度か並んだ先に居たギルド職員、名はエイナ・チュール。眼鏡を掛けた妙齢のエルフの女性だった。エルフは例外なく美麗な風貌で、アストルフォも例外なく礼賛したが、年上の余裕か額を小突かれただけに終わった。
エイナの話から聞くにギルドの役割は大きく四つに分かれているようだ。
一つはアドバイス。これは初心者に対し担当を付けられる。かなり長い付き合いになるだろう、良好な仲を築くことが好ましい。
二つ目はダンジョンで採れる魔石の換金。これは生活用品に使い道があることから価値が高く、外国に売買するために買い取っているそうだ。
三つめは冒険者と迷宮の管理。これにより冒険者は迷宮で見つけた些細な異変にも報告の義務がある。
四つ目は完全に独立した中立で騒動には干渉しないという姿勢だった。
「それじゃ、アストルフォさんにはこのエイナ・チュールが担当アドバイザーとして担当させていただきます、何か質問はあるかな?無かったら次のステップに行くけど」
「その「さん」って言うのは止めて欲しいな。他人行儀だし。「アスくん」とかで良いよ」
「え、「くん」?君は女の子でしょう?」
「いや、オトコノコだけどー?」
「そのスカートは?」
「趣味」
顔を凍らせたエイナは身を乗り出し、額がぶつかりそうになるほどアストルフォに顔を近づけた。そして目で問いかけた。「マジで?」と。アストルフォは当然「マジだよ」と返した。視線で会話するという高次のテクニックを一瞬で会得した瞬間である。
◇◇◇
十分程絶句していたエイナだったが、自身が醜態を晒していたと理解し、顔を赤らめながら受付へ身を戻した。最早周囲には周知されていたのだが、彼女は知らんふりを続けていた。
「ごほんっ…………。で、ではアスくん。これで登録は完了しました、いつでも迷宮へ潜る事が許されます」
咳払いをしながら話を再開する。どうやらこれで迷宮へ降りる資格を得られたようだ。アストルフォは礼を言って去ろうとしたがまたもや咳払いをしたエイナに制止され、つんのめった。
「ギルドから支給される武器があるんだけど……アスくんって得意な武器とかあるの?」
支給される武器とな?と興味を惹かれたアストルフォだったが、自身の武具と言われ確かどうだっけと首を傾げた。
「んー。昔、馬上槍を使ってたんだけど……ローランの尻に刺しちゃったし……。これと言ってないかな。強いて言えば細剣かな」
細剣。これはレイピアと文字上では似ていると勘違いされが実際は違う。確かにレイピアと同じで刺突を主体とするが、細剣は突き以外の攻撃手段を持ち合わせていないのだ。
レイピアも斬撃などが出来るが、威力は全く出ずに、最悪曲がり使い物にならなくなってしまう。だがレイピアは「殴る」という手段がある。
つまり細剣は突き以外できない。
「細剣ね、ちょっと確認してくるから、待ってて」
「レイピアじゃないからねー!無かったら普通の剣でも可!」
わかったと応答しながらギルドの奥に消えてゆくエイナ。アストルフォは手持無沙汰になったがギルドの光景を眺めて楽しんでいたので退屈にはならなかった。ふと前方に騒いでいる冒険者二人組が目に入る。何故か興味を惹かれたアストルフォは彼らを注視する。
片や青髪の小太りのヒューマン。新人なのか防具などは安物に見える。しかし自身溢れるというか覇気に満ちている。片や金髪をリーゼントにした小太りのヒューマン。ベテランなのか得意げな顔をして青髪に応対している。二人はパーティを組み指導を行っているのか
「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」
「先輩マジ最強っすよねーー?先輩に敵う奴なんてこのダンジョンにいるんですかーー?」
「いねえだろォ……?居るか?居ねえだろう?」
「やっぱそうっすよねえ!俺先輩のことマジリスペクトしてるっすー!先輩!センパーァイ!」
後輩と呼ばれた人物は先輩と呼ばれた人物に対し褒めそやしている。本気で彼に心酔しているのだろうか。すると先輩が後輩の先に立ち
「――――ミノタウロス倒してえなあ。三体くらい。ミノタウロス倒してえ。マ・ジ・で」
「ひょおおお!かっけええ!Lv.1ならまず会おうと思うのが自殺行為って言われる程のミノタウロスを倒してえってマジかっけえよおおお!!!しかも三体なんてマジ馬鹿にしか考えられねえよおお!!先輩まだLv.1というか4年くらいLv.1で燻って居るのにマジカッケええ!!」
言っていることはかなり馬鹿馬鹿しいのだが、アストルフォには一つ面白い言葉が脳裏に留まっていた。丁度エイナが直剣を片手に戻ってくるのがわかった。
「おまたせー。細剣は無かったから普通の剣にしたけど――――」
「ねえ、エイナさん!ミノタウロスって強いの?」
彼女、エイナ・チュールは短時間でもこの場から離れた自分を内心無性にぶん殴りたくなった。
◇◇◇
「いい?【冒険者は冒険しちゃいけない】の!意味わかるかしら?!」
「へーい」
「わかった?!」
エイナを再三肩を怒らせながらアストルフォに対し勧告を言いつける。
冒険者は生来、好奇心と自負心が溢れている物だ。某三散華の空中コンボの緑の女のように「イケるイケる」と思い込み、危険なエリアにも興味半分で入り込むのだ。これにより多くの冒険者の死因になりやすい
まあ真理である。自分の力量を把握して危機の判断が出来る者ならば生きていけるだろうが、新人にはそれが出来ない。故にエイナは口酸っぱく、オカンの様に言い聞かせるのだ。
アストルフォもそれを幼い頃より見聞きしているからこそ大人しくしているのだが、あまり聞いているようには見えない。
「ほら、これが装備。今日はダンジョンに潜っちゃだめよ?今日オラリオに来たばかりで疲れているでしょう。早く帰って休んでから、迷宮に潜りなさい。わかった?」
肩を竦めるアストルフォはエイナの諫言に対し適当に相槌を打ちながら装備を受け取った。受け取った装備を担ぎ、アストルフォは用を終えたとばかりに一、二言別れの返事をし受付から離れた。
「心配性だなぁ……んー。ミノタウロスは昔倒したことがあるんだけどね、三人がかりでだけど」
この一言は、次の冒険者に応対しているエイナの耳には届かなかった……。
その後ギルドから離れたアストルフォは買い食いを堪能し、街中にも関わらずに剣をぶら下げている金髪の女の子と共にじゃが丸くんの一番美味しい味は何なのかを討論した。
白熱していた為店員の紐を妙な位置に付けている女の子が非常に迷惑そうな顔をしていたのには、気づいていなかった。
用語説明のコーナー。これは分かりにくいネタを解り易く教えるコーナーだよ?
・ゆうた
害悪。世界の全ての悪意を収束させたような男。因みに光のゆうたという例外もいるらしい。
今回ベルが遭難したのはコイツの所為。
作者もMH4のグラビモス亜種に対しゴアで挑むゆうたには恐怖を抱いた。何をそこまでゴアに執着するんだ?
・キリト
ゆうたと同じような態度の者が多く、大概が双剣使い。しかし上手い者もいる。
ゆうたとは幼馴染で親しき仲だったがゆうたが粉塵を忘れた所為で死んだ。
・✝黒の騎士✝
名前の割に結構いい人。
・重厚な拘束具のような装備を着た大男
うんうん それもまたアッセイだね。
・ローラン
今回は尻にランスを刺されたという新情報が出た。一体コイツに何が在ったのか。
・ギルドにいた先輩と後輩
某みさわ的な漫画からの出演者。
先輩は野原ひろしで後輩は野原しんのすけという奇跡のキャスト