幻想回転録   作:駿駕

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寝る前にこれを書く。一番、書けますね。
流れるように内容入ってくる。そして、いつのまにか3000字を越えているという。
(別に一晩で全文書いているわけではない)
そして、他のにも流れるように・・・。


魔女のお茶会

-紅魔館の大図書館-

 

そこでは魔法使いの集まりがあった。

集まり、といっても単なるお茶会である。

そこに魔法使いとは全く違う、異世界の人間がいた。

 

「ジャイロはあれから、どうしたんだ?この前の新聞に復活って出てたが、そのあとどこにいったんだ?」

「白玉楼に行って、変な男を倒した」

魔理沙の問いかけに俺は簡単に返した。

正直、ここにいるのは不自然だ。たまたま、森を歩いていたところ、魔理沙に会って、ここでお茶会があるときいて、断りながらも旨いもの食えるかなくらいの楽しみでついつい来てしまった。

だが、ここに来てもケーキの一つ出ず、ジャスミンティーが出るくらいだ。

ジョニィだったら好き好んで飲んだだろうが、俺は期待を壊され、少し不機嫌なんだ。

俺は机の上で鉄球を回すことしかやることはなかった。

「新聞でしか見てなかったけど、案外かっこいいのね」

紫色の魔法使いからのそんな褒め言葉も今の俺には逆効果だった。

「そういえば、パチェ。あの噂聞いた?」

アリスという青い服の魔法使いが話始める。

「私が寝ている間に何かあったのぜ?」

「噂?何のこと?」

「あの、魔法の森近くで坊主頭の男とパイナップルみたいな頭の怪しい二人組が何かを探してるってやつ。噂程度にしか聞いてないけど、それって本当なのかな?」

「私とパチェくらいしか友達がいないのに噂って聞くんだな。パチェも知らないし、私も寝てたってことはそういうことに・・・」

「私だって、人里に行って話を小耳に挟むくらいのことはあるわよ!もう、魔理沙は・・・」

「ごめんごめん。でも、怪しいぜ。まさかこれまでの異変と関係あるかもしれないのぜ」

「異変か」

異変という言葉に引っ掛かる。

ここに来て、これまでに倒してきたスタンドを持つ、または能力を持つ男。

吸血鬼のDIO。

爆発を使う吉良。

そして時を加速するなどを行うプッチ。

どいつもこいつも、強いやつらだった。そして幾度もこの鉄球に助けられた。

今となってはこの二つのみだが、俺は確実にこいつらに助けられている。

そしてこれからもだ。

「今となってはジャイロも異変を解決する仲間の一人だもんな?」

魔理沙は俺の肩を抱く。

すると鉄球の回転がぶれ、テーブルの上を転がり、アリスの前に置いてあったカップを壊した。

「あ、」

「お前・・・」

「な、今のはこいつがやったんだッ!」

俺はすぐに魔理沙を指差す。

まぁ、わかっていたが俺の味方をするやつはここにいない。

 

「それくらい直せるっすよ」

 

図書館の奥の方から、男の声が聞こえる。

前が開いた学生服のような服を着て、踏みつけてやりたくなるような頭をした男が姿を表した。

「パチュリーさん。また物を壊したんすか?」

「・・・パチェ。こいつは誰だぜ?」

「東方 仗助。そこの男と同じように異世界から来た人っすよ。よろしくっす」

「で、直せるってどういうこと?割れたカップを直すって難しいことよ」

東方という男はアリスをそのカップの前から退かすと、ポケットから右手を出す。

すると、やつの後ろに人影が出てきたのがわかった。

(こいつもスタンド使いか?)

そのスタンドはカップを右拳で殴る。そして少しすると、カップは元通りの形に戻った。

「おぉ!」

俺はついつい驚いてしまう。

「グレート。どうすか?これが俺のスタンド、クレイジー・ダイヤモンドの能力っす」

「パチェ。どっからこんなやつ連れてきたんだぜ?」

「連れてきたというよりは、やってきたって感じよ。小悪魔に本を探させてたら、本棚の脇に彼が倒れてたの」

アリスはカップの取っ手を持つ。

すると、カップはまた割れてしまった。

「・・・これはどういうことだよ」

「こっちに来てから能力が安定しないんすよ」

この東方のスタンドは弱くなっているのか?

プッチのスタンド、ホワイトスネイクはやつによると、進化していると言っていたが、逆にこいつのスタンドは退化しているのか?

「本の破れたページを直す作業とかしてもらってるけど、だいたいがまた破れたり、グシャグシャになったりするの。今日はどう?」

「今のところ、完全に修復できたのは15冊中、たったの2冊っす。13冊は・・・残念ながら」

「・・・小悪魔と同じ担当に移ってもらおうかしら」

「さすがにお茶を汲んだりとか無理っす。」

「おいおい、こいつ自分からそれくらい直せるとか言ってよ」

俺はそいつの態度を見て、おもわず口を挟む。

「本当はそんなできねぇんじゃねぇか」

「・・・言い返せないっす」

東方は俺の言葉に静かに返事するしかなかった。

しかし、反抗しているのか図書館の奥の方をじっと見ていた。

俺の話を聞きたくねぇような、そんな表情をして。

「何かそっちにいんのか?」

その方向に、赤く光る何かが見える。しかも、それが数えきれないほどたくさんに。

「この感じ・・・まさか」

「知ってんのか?」

「昔、戦ったんすよ。あの感じ・・・億泰の兄の形兆か?」

図書館の奥から人影がこちらに歩いてくる。

「東方 仗助。テメェとまた会えるとはなぁ」

金色の縦に長い髪型。襟には『BAD』の文字が書かれている。

そして彼の足元には軍隊のような人形がたくさん列を成して前進してきていた。中には、戦車や戦闘機も存在する。

「まさかアンタとこんなところで会うとはな。虹村 形兆。何でテメェが生きてるのか知らねぇが。また戦うことになるとは思わなかったぜ」

「キャーッ!」

後ろから女の悲鳴が聞こえた。

そこにいるのと同じ軍隊の人形がアリスの首元を銃で狙っている。

魔理沙、パチュリーの横にも戦闘機が今にも発砲しそうだった。

「仗助!こいつらの命が人質だ!少しでもそこから動いたら、こいつらは脳天にミサイルをくらって死ぬ!それが嫌だったら、今すぐ床に手をつけ!お前もだ!」

「何をそんな必死になってるんだ?目的を言え」

「目的?教えるとでも思ったか!とにかく、そこの帽子被ったお前も手をつけろ!」

俺は両手のひらに鉄球を持ったまま、床に手をつける。

「よし、それでいい。」

「前にもやったことだと思うが、またやるか」

手のひらから流れ出した回転エネルギーは鉄球から床を這い、本棚の本に流れ始める。

本はそのエネルギーによって、本棚から勢いよく飛び出す。

「な、何だ!グハッ!」

その本は形兆の顎に当たり、向かいの本棚にぶつかる。

すると、その本棚からは雪崩のように形兆に向かって落ちてきた。

「スタンド使いは本体が弱点だってのは、この連戦で覚えたぜ」

軍隊の人形は銃を落とし、戦闘機は床に墜落した。

「やったのか?」

「ジャイロさん。アンタすごいやつだったんすか?」

「さすが、吉良 吉影にあっさりと勝利した人」

パチュリーがボソッと何かを呟く。

それを東方は聞いていたのか、すぐにパチュリーの方へ走ってきた。

「アンタ、今なんて言った!?この男が、吉良 吉影をあっさりと倒したって?」

パチュリーを噛むかのように食いついた東方はパチュリーの魔法によって椅子に座らされる。

「えぇ。彼、ジャイロ・ツェペリは吉良 吉影を仲間と共にあっさりと倒したわ。あなたのように、ケガだらけ、何回か逃げられたりとかせずにね」

「おい、何でアンタがそれを知ってるんだ?俺は話してないぞ」

東方の言葉にパチュリーは黙りこんでしまう。

まるで、自らの罠にはまったような、そんな感じだろう。

「友達から聞いたのよ。あなたのことを良く知る友達からね」

「それって誰だ?」

「・・・古明地 こいし。地霊殿という場所の主の妹よ」

その名前を聞いて、誰よりも先に驚いたのはアリスだった。

 

「こいしならちょっと前まで、私の家にいたわ。」

 

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