早くも、物語はグチャグチャになる。
前に書いたやつを見返さない。そのときに出たことをそのままパパッと書くと後々、繋がりが見当たらないことに気づく。
今その状態である。
あ、そうだ。この世界は原作とは違う世界線にすればいいじゃん!
今ごろそんなことを考えても、もう遅いのだ。
それでは幻想回転録25話『敗北』始まります。
ー永遠亭ー
「へぇ・・・コスプレイヤーとかじゃなくて、本当にジョニィ・ジョースターなのねぇ」
「・・・コス、何て?」
輝夜は頬杖をつきながら、僕の話を聞いていた。
さっきまでとは違うだらしない格好をした輝夜はさらに憎たらしさを増した。
彼女は僕のことを知っている。今日、初めてここに来たばかりで、新聞に僕の写る記事が載っていたというわけでもない。なのに、彼女は僕のことを知っているのだ。
「僕のことはどこで聞いたんだ?」
「僕?彼女のために、先頭に並んでいた人を無理矢理どかしてた悪い人が僕ですって・・・」
「姫様、あまりそう言うことは!」
「で、どこで聞いたかって?・・・まぁ、私を何かで負かしてみれば教えてあげなくもないわ」
「・・・なら、レースですぐに教えてもらうぞ!もちろん、馬でだ!」
「面白いわね・・・優曇華!馬を用意して!」
「え?あ、はい!」
輝夜はまだ余裕な表情をしている。だが、それもここまでだ。すぐにその表情を変えてやる!
馬はすぐに見つかった。
優曇華が人里から借りてきたという。
「馬術なら得意だけど、レースは苦手なのよね。ゲーム感覚でやれば何とかなるかしら?」
レースをする場所は永遠亭から少し離れた場所の広い草原で、普段は人里の人間が馬術などを競っているというコースが作られていた。
ルールは一周800m程度のコースを先に4周半走り、ゴールしたものの勝ちというものだ。
「レースの開始は優曇華、頼むわ。ゴールの判定はてゐに」
「はい!」 「わかったウサ!」
二人は輝夜に言われた位置につく。
「ジョニィ、降りてもいいのよ。どうせ、私が勝つんだし」
「降りる気なんて、サラサラないよ。君こそ、僕に負けて泣くなよ」
「・・・じゃあ、3、2、1、スタート!で良いですね。それじゃあ、始めますよ!」
僕は手綱をグッと握った。輝夜は・・・あくびしてやがる!
「3・・・2・・・1・・・」
ここで輝夜は手綱を握った!行くぞ!
「スタートッ!」
レースが始まった。コースはこれまでの荒れた砂漠とか、少し深めの川とか、そんなものはない普通の草原の草だ。
輝夜は・・・よし、三馬身は離れてるぞ!
「このまま、勝ちに」
「じゃあ、ここらへんで魅せますか。私の能力を」
次の瞬間、輝夜は僕の横に並んでいた。
「な、何だ!?」
「あれれ?混乱してる?・・・なら、もっと速く!」
輝夜は少しずつ、僕との差を広げていく。
「ッ!・・・スローダンサーッ!」
僕も負けじとスピードを上げるが、全く追い付きそうにない。
・・・それにしても、奇妙だ。まるで、時を飛ばしたかのように、馬の足が移動しているのだ。次の足、次の足と、一瞬で地面につく足が違うのだ。
まさか、能力というのは時を操る能力なのか?
「どう?自分の得意とするもので敗北した感じってのは」
「ッ!・・・クソッ!クソォッ!」
最後まで、ヤツに追い付くことはできなかった。
敗北を味わった。挙げ句の果てにはスローダンサーにあたってしまった。
「すまない、スローダンサー」
「フフフ、最終的には自分の愛馬にあたるなんてね」
輝夜は馬を返すと、優曇華と共に竹林の中に入っていった。
「二回戦の申し込み?」
僕は諦めることができなかった。
何か勝つことができるものがあるはずだ。
「そうね・・・一回戦はあなたが方法を決めたわよね?なら次は私が決めていいかしら?」
「あ、あぁ!いいとも!」
「なら、私が一番得意とする、ゲームで勝負よ」
そういい、輝夜は四角い箱を取り出した。
「・・・といっても、これじゃあ、あなたの負けに決まってるわね。だから助っ人をつれてきていいわ。誰でもいい。この人里から探してきなさい。逃げたら、そこで勝負は終了ね・・・まぁ、あなたのことだから逃げるなんてことはないと思うけどね」
「助っ人・・・わかった!」
僕はすぐに部屋を出ようとしたが、優曇華がすぐに僕を止めた。
「そろそろ、暗くなるから、明日探しにいきましょう!」
「・・・だな」
「姫様は夕御飯の手伝いをしてください」
「え~。嫌だ~」
「・・・師匠呼びますよ」
「む、わかったよ。・・・ったく面倒くさい」
輝夜と優曇華は夕飯を作りに行き、部屋には僕一人残された。
手伝おうと思ったが、この足のことを考えるとな・・・
「あれ?二人はどこいったウサ?」
そこにてゐがやってきて、ちゃぶ台をはさんで、僕の前に座る。
そして、ちゃぶ台の上に置かれた物を片付け始めた。
「二人なら、夕飯を作りに行ったよ」
「姫様が行くなんて、今夜は大雨でも降るかな」
「・・・」
僕はあることを聞きたかった。だが、これを聞くと、敗北感に襲われてしまう。
それでも、僕は聞かなければならなかった。ここに来てから、僕の周りで起こる異様な事柄の理由を・・・。
☆
「これは何だ?」
「鉄球よ。あなたのものと同じね」
確かにこれは俺のものと同じ形をしている。全くと言ってもいいほどに違いがない。
違うところと言えば、使い込まれているかというくらいだ。
「これは・・・いったい」
「この鉄球のことを話す前に、私の能力について話そうかしら」
レミリアは鉄球の入った箱を閉じた。
「私の能力は運命を操る程度の能力。あなたが回転を操るように、私は運命を操ることができる」
「運命・・・」
「そう。そして、私は他人の運命を変えることもできるの・・・」
あなたがファニー・ヴァレンタインに負けるという運命をね
俺は口に持っていったティーカップを落としてしまった。
こいつは俺が敗北するという運命を変えると言っているのだ。そもそも、俺は負けるのか?黄金の回転があっても、俺は勝てないのか?
「・・・咲夜には嘘をついたけど、あの手紙を出したのは私。そして、天狗がそれをあなたのところへ持っていくという運命に変えたのも私。あの爆弾魔がここに来るというのも・・・ね。これを渡す機会という名の運命を作り出すためのね」
「・・・アンタにはすまねぇが。正直、アンタの言っていることが信用できねぇ。俺を騙すにはもう少し頭を回転させた方がよかったようだぜ」
「なら、ここにある手紙・・・見覚えあるわよね?」
レミリアは書斎机の上から一枚の紙を俺に渡した。それは文に見してもらった手紙とほとんど同じものだった。
「この紙は下書き。読んでみると、一部違うところがあるわ。だけど、書いてあることはほとんど同じ」
俺は最初からそれを黙読してみるが、確かに俺たちの見ていたものと同じ文が書かれている。
「まだ証拠はあるわ。それでもまだ、騙していると言う?」
「・・・もういい。それで簡単に言うと、アンタは何がしたいんだ?」
「そうね・・・助けてあげるとでも言えばいいかしら?絶望の運命からね。24歳で死ぬことや、少年を助けられないことに絶望を見るのなら、運命を変えて、数十年でも長く生かしてあげようかしら・・・なんて」
「・・・ここの館の主と言うくらいだから、もっと頭のキレるスゲーやつとか思ってたけどよォ。幻滅したぜェ、アンタのやり方に・・・」
物語の終わりを聞くほど、つまらねぇものは無ぇよ。
そんな運命、俺は変えてやる。そして、アンタの力を使わずに、俺の運命だけでなく、マルコの運命をも変えてやるぜ。
「悪いが俺はアンタのやり方に納得できねぇ。報酬はいい、帰るぜ」
ジャイロは書斎から出た。
振り向くことなく、書斎から出たあとは真っ直ぐに紅魔館から姿を消した。
美鈴の「ありがとうございました。」という言葉には返事をしたが、馬に乗るまではほとんど無言だった。
「お嬢様・・・」
「人間に負けたのは久しぶりね・・・咲夜、今日の夕御飯はオムライスがいいわ。トロトロ卵のね」
「・・・わかりました」
レミリアの書斎机の引き出しの奥深くに入れられた、鉄球二つが入った箱は、そのままレミリアの記憶から消え、思い出したのはそれから数か月後のことだという。その頃にはきっと、ジャイロは運命というものに納得し終えているだろう。
もちろん、ジャイロに後悔はない・・・はずだ。
もう本当にグチャグチャですね。
まるで、大統領戦一歩前に幻想郷に行ったみたいになってますねw
まぁ、本当に頭のなかに出たことをそのまま書いてるからこうなるんですよねw
以後、気を付けたいです。