もう一度、SBRを読んだり、Eohでジャイロを使ったりとしてジャイロを深く学んでいました。まだ、SBRの彼の感じにはなりきれていなく、読んでいて鉄球の回転ではこんなことできるはずがないと思うこともあると思いますが、そこはあまり触れないでください。
湖に落ちた俺と魔理沙は泳いで岸へと上陸する。
岸に近いところで落ちたのが幸いしたのか、溺れ死ぬなんてことはないようだ。
「おい、大丈夫か?」
横で倒れる魔理沙に声をかける。どうやら生きてるようだ。ここで死なれては困る。仲間として・・・
「ゲホッ!ゲホッ!死にそうだったぜ・・・」
紅魔館の前。門のところには見たこと無いきわどい服を着た女門番がいるが、どうやら眠っているらしい。
しかも一人のため、起こすこともない。
「ラッキー。門番、寝てるじゃねぇか。無駄に女に暴力ふらなくて良かったぜ」
「あー、そいつはだいたい寝てるから。ラッキーでも何でもないぜ」
「あ、そうなの・・・」
門番の事実を知り、少しガッカリ。
だが、それと同時に中から異様な感覚を感じる。
「下がってろ。嫌な感じがするぜ、さっきから」
「どうせ、咲夜だぜ。ここのメイドの」
「メイドなんて可愛いもんじゃないぜ。今さっきからするのは違う何かをだ」
次の瞬間、ドアを突き破り、一人の女性が飛んできた。メイド姿をしている・・・これが魔理沙のいう咲夜ってやつか?
腹部や足にナイフが刺さっている。早く止血しないと大量出血で。
「メイドごときが、俺と同じ能力を使うんじゃねない!」
扉を蹴破って現れたのは金髪の男。そして男の後ろには何か人間のようなものが見えている。
「大丈夫か!咲夜!」
「そうとう強いわ。どこから入ってきたのかわからないけど・・・美鈴にまたお仕置きしないと・・・ね」
そういい咲夜は意識を失う。
「魔理沙は止血を頼む。俺はあいつを倒す」
「無茶言うな。時を操ることのできる咲夜がやられたんだ、やつは霊夢くらいに強いに決まってる」
あの鉄球を壊したやつくらいか。
「やつがどんなに強くても、戦うまでだ」
「こい!人間がどこまで俺に着いてこれるか!WRYYYY!」
次の瞬間、さっきまで体を後ろに反って叫んでいた男は俺の目の前に現れ、俺を蹴った。
「この蹴り・・・馬に蹴られたとき以上だ。こいつ・・・人間じゃねぇ」
俺は蹴りを耐え、鉄球をやつの方向へ投げる。
「俺は吸血鬼。猿が敵うと思うか!そんな鉄の球、効かんわ!」
吸血鬼は俺に次の攻撃をする。
ギリギリ殴られる前に、最初に俺の投げた鉄球がこの吸血鬼の拳に当たる。
「何だ!?この鉄球は気持ち悪い回転をしやがる!」
「この回転でお前の拳は粉々に吹っ飛ぶ!」
鉄球は吸血鬼の手の肉や骨を粉々にして、後ろの壁に向かって飛んでいく。
「俺の手が粉々に!だが、肉や骨があればこのくらいの傷は」
「今の回転でその部分の神経も損傷しただろうな。今その部分に痛みを感じないだろう?」
「おのれ・・・」
「だが、球を広いに行かなければならないな。メイドさんよ、ちょっと入らせてもらうぜ」
メイドは完全に気を失っているため、返事をしない。
まぁ少しくらい踏み荒らしても、大丈夫だろ。
そんな簡単なことを考えながら俺は館のなかへ入っていった。あの吸血鬼を挑発したあとに。
「逃がすか!」
「いつの間に!」
吸血鬼はいつの間にか、階段を上った場所に立っていた。そういえば、魔理沙があのメイドを時を操ることのできる能力を使うと言い、この吸血鬼が同じ能力を使うんじゃねぇと言った。
ここからやつは時を操る能力を持っているということがわかった。
「さっきから瞬間移動をしてるのは、時を止めて、先回りしているだけだろう?」
「わかったからどうした!それを対処できるとでもいいたいのか!」
さすがに時を止めるやつに勝てる策なんて・・・。ちょっとやってみるか。
俺は次に見えてきた部屋に入った。
中は倉庫のような感じで箱にはおもちゃや家具が入っていた。おもちゃのなかには俺の鉄球と同じくらいの大きさのものや、それよりも小さいものがあった。
すぐにやつは入ってきたが、俺はすぐに隠れたため、あまり探索はせずに、やつは部屋を出ていった。
「とりあえず撒けたか。だが、あれをするには、少し無理があるような。それにその物自体に触らないとあれは発動しないしな・・・」
俺は静かに鉄球を投げる。回転をかけて飛んだ鉄球は床の上で向きを変えると、扉に穴を開ける。
「そこか!」
当然、やつはその音を聞き付け、扉を蹴破って入ってくるだろう。
そこを仕留める!
「隠れたって無駄だ。俺の『世界』の前ではお前の鉄球など」
「鉄球が何だって?」
俺は最後にやつを挑発させるために、一言放つ。
「お前の時を止めることなんざ!俺の回転の前では破れたも同然だ!さぁ、鉄球よ!」
ジャイロはまるで四方八方から攻め混むような感覚で、DIOの動きをよみ、鉄球を準備していた。
鉄球はジャイロの投げた鉄球の回転と振動し、一瞬でDIOの近くまで飛んできていた。
「数打ちゃ当たるもんだ!炸裂しろォッ!」
「まさか、この俺が人間にここまで!」
DIOの身体に埋め込まれるように入った鉄球はDIOの肉体に穴を開けると、DIOの肉片を飛び散らしながら壁や窓へ飛んでいき、壁や窓に穴を開けた。
もちろん俺が最後に投げた鉄球は俺のところへ戻ってくる。
俺は完全に決まったと思ってやつを見た。
だが、やつに開いたはずの穴は少しずつ小さくなり、やがて塞がってしまった。
「なかなかやるな。承太郎以来だ、ここまでやられたのは、時間を止めても回転する鉄球とは・・・」
どうやら当たる前にやつは少しの間、時間を止めていたようだ。
「だが、ここまでか。万策尽きたようだな」
「いや、ここがどの方角にある部屋かわかるか?」
俺は次のことまで考えていた。
この時間、この館は屋上近くになると、ちょっとした穴からでも日光が入ってくる。つまり、窓や壁に開いた穴からも余裕で入ってくるということだ。
「な、何!これは!」
「アンタは最初に吸血鬼といったな。吸血鬼の弱点は太陽だ。この階なら十分に日は取り込める。さぁ死んでもらおうか!」
「WRYYYYYY!バカな!俺が負けるとはァッ!」
やつは日光によってどんどん溶かされ、灰になってしまった。
「ここの館は南側にこんな倉庫があるのか。まぁおもちゃとか、家具とかしかないから関係ないか」
俺は戦いが終わり、服についたほこりを払いながら、廊下を歩き、出口へ向かっていた。すると前方、廊下の先で背中に黒い羽の生えた少女がいるのがわかった。
「感謝するわ。咲夜を倒すほどの侵入者を倒してくれて」
「えっと、アンタは見た感じ、悪魔とか吸血鬼とか、そんなやつみたいだが」
「えぇ。私はレミリア・スカーレット。この館の主をしているわ」
「こんな少女が主ね~。すごい話だな~」
「信じてないようね。・・・まぁいいわ。報酬とか欲しいかしら?」
報酬と言われて欲しいものか・・・金を貰っても元の世界では使えないだろうし。
「なら、情報でどうだ?」
「どこぞの文屋みたいな詳しい情報はあまりないけど、どうぞ?」
「俺はこの世界とは違うところから来た。しかもレース中だ。だからいち早く帰りたい。それが報酬でいいか?」
「面白いこと言うわね。それなら空間を操る程度の能力をもつ、八雲 紫という女性を探すといいわ。それか天狗を探すのもいいかしらね」
「なるほど、すまない」
「礼はいらないわ。むしろ、私の方が感謝してるもの。あ、一つ言い忘れてた」
「新しい情報か?」
「まぁ確率は低いと思うけど、この館の図書館に行きなさい。そこに紫色の服を着た魔法使いがいるわ。パチュリーっていうの。彼女なら空間を繋ぐことができるかもしれないわ」
「その図書館へは?」
「あそこを進めばあるわ」
結局、レミリアの話を聞いて図書館に行ったが、魔理沙と会ったくらいで、その魔法使いとは会えなかった。
魔理沙の話を聞いた感じ、あのメイドはすぐに起きたようだ。
俺はすぐに館を出て、湖を越え、愛馬に乗って次の場所へ向かった。
まだこの世界はわからないことだらけだ。
あの吸血鬼もこの世界の人間ではない、俺と同じ違う世界から送られてきたもののようだ。
とりあえず、今は八雲 紫という女性を探すとしよう。
「まぁ新しい鉄球も手に入ったし、探すとするか」
俺はあのとき部屋にあった鉄球の一個を持っていた。前のやつと同じ大きさ、同じ重さで使った感じ、回転もかかりやすかった。まぁ前のと違うところは青色に白星というところかな。
俺は手の平でその鉄球を回すと、森の中を馬で走っていった。
あてのない道を真っ直ぐに。