ジャイロ達は宮本 輝之輔を倒した。
ジョニィは何者かに襲われた。
そして、駿我は四部アニメが終わったことで精神的ダメージに襲われながら、五部が来るんじゃないかという期待にwkwkしていた。
「どこだ!どこにいる!」
あのスタンド、いったいどこから現れたんだ。
ここまで追ってきたのなら、僕たちを余裕で不意打ちできたはずだ。
そして何よりもあのスタンドの能力。
養分を吸いとるとか、かなり厄介なスタンドだ。
「クソッ!どこにい・・・これは!」
地面にベッタリと血が付いている!しかも、そこだけではない。ずっと先まで続いている。
確か、ここ最近で最後に雨が降ったのは一昨日。もしも、一昨日なら血は消えているはずだ。なら、これはここ最近にできたもの。
「!・・・繋がったぞ!」
養分を欲していたのは、敵が大ケガをしていたからだ。それをいち速く治すために、あのスタンドは僕の馬を殺した。
ヤツの狙いは別に、僕たちじゃあない!無差別だ!
養分さえ手に入れば、敵はそれでいいんだ!
「血の先に、ヤツがいる・・・。今ごろ、スローダンサーの養分によって、元気になっている・・・はずだ。」
僕は回転の力で、血の先へ飛び込む。
爪弾を装填した銃口はその木の裏を向いていた。
「お前が犯人だな!」
そこにいた男はとても無惨な姿をしていた。
三人分の養分を貰っても、彼は生き返りそうにない。それほどにだ。
脇腹は何者かに抉られ、足は切断され、頭からは血を流し・・・。むしろ、生きているのが精一杯だった。
「ッ!・・・ここで終わりか。俺は女に殺された。しかも、小さな子にだ・・・。殺してくれ、もう生きていても無駄だ。ただ、痛みに苦しむだけだからな」
男は目の前で吐血した。もう助かることはない。
「女!?それは、いったい!」
「いいからよぉッ!俺が悪かった!だから、今は奥に見える屋敷まで逃げろ!スタンドは、今戻したからよッ!」
「ッ!・・・どこの誰かわからないが、すまない」
僕は彼に向かって、爪弾を撃った。
ここまで僕を狙うものはほとんどが、殺人を職とする人間の心がない人間ばかりだった。
だが、今回は違う。
確かにスローダンサーを殺したのは頭に来る。だが、何かが違うんだ。
「ジョニィさん!大丈夫ですか!?」
「僕は大丈夫だ。・・・それよりも、ここから逃げることを優先するべきだ!」
彼の言う少女は大きな闇のヴェールに包まれている。
そして、すぐ近くまで来ているのがわかった。
「スローダンサーなら、僕の能力で、走れるくらいには治しました。早く、この森を出るべきです!」
確かにジョルノの後ろに、スローダンサーの姿はあった。だが、やはり栄養分を抜かれたあとのせいか、少し弱々しく見えた。
「わかった!ジョルノ!早く乗れ!」
僕たちはすぐにスローダンサーに乗る。だが、その弱々しい身体では僕かジョルノ、どちらかが乗るので精一杯のようだ。
「ジョニィさん、先に行ってください。僕はこの背後からやってくるこれを倒す!」
ジョルノは僕の背中を押すと、馬から降りてその闇の中へ入っていった。
あの暗闇は僕も体験したことがある。そのときは何とか他人の手によって何事もなく終わった。だが、今回は違う。
「気を付けろ!その女は闇の中から、君を襲ってくるッ!彼女には闇の中の君が見えている!」
「わかっています。ジョニィさんは先に、あの湖の先に見える屋敷に行ってください!」
僕は・・・僕はジョルノを・・・。
ジョルノの姿が見えなくなってから、僕は気付いた。
どうして、止めることができなかったのか。または、共に戦うということはできなかったのか・・・
「ッ!・・・すまない、ジョルノ」
僕は馬を走らせた。
何度もジョルノに謝りながら、その場から離れていった。
☆
「どうぞ・・・」
ジャイロと仗助が屋敷から出ていったあと、私は書斎で本を読んでいた。
この、今あなたが読んでいる文がとても、ちっぽけは物に思えるような難しい小説を・・・ね。
「今度はあなたですか。」
その男の名は、テレンス・T・ダービー。私と同じ能力を持つもの。だけど、私の下位互換。YesかNoでしか、相手の考えがわからない。
「私の名はテレンス・T・ダービー。あの二人を倒すためにやってきました。以後、よろしくお願いします」
「この館には、あなたが得意とするゲームはないわ。悪いけど、ここから消えてくださる?」
「・・・私の趣味をお知りで。別にゲームなら、こちらで揃えますので。私なら必ず、彼らの魂を奪うことが可能です」
エニグマが死んだ後、確かに彼らを追うものは誰もいない。一瞬だけど、彼なら倒せるんじゃないかと思ったが・・・。
「・・・やっぱりお引き取りください」
「わかりました。なら・・・私の力を教えるために、この里の人間を無差別に殺してみせましょう」
「!・・・人里の住民は関係ない!」
彼の狙いは、ジャイロと仗助じゃない。この地底全てだ。だから、私のところに来た。目的を達成するための一つと考えている。
「それくらいのことができるという警告ですよ」
違う!・・・こいつはやる気だ。
確かにゲームの文化がないこの地底で、ゲーム勝負をしたら、勝つのは当たり前だ。
「それでは。」
「ま、待って!」
私はすぐに書斎を出た。
テレンスはスゥーッと屋敷の廊下を進行していた。
「まずい・・・。確かに二人を倒すのが命令だが、アイツはマジでヤバイやつだ。お燐に言って、二人を今すぐ連れ戻さないと・・・」
時は戻ってす数時間前。
ジャイロと仗助が宮本 輝之輔を倒した後に戻る・・・。
「これは・・・魔法ってやつか。魔理沙やアリスのものを見たが、それ以上だぜ」
俺はその空に映し出された赤い魔法陣と矢印にどこか興奮していた。
そして、その矢印の先にいる赤い一本角が特徴の女を見て、恐怖を感じた。
「あれは・・・」
「ジャイロさん。こいつは・・・ただ者じゃあないっすね」
「仗助。この女は危険だ、見ただけでわかる。この身体から溢れる、鬼のオーラ・・・ヤバイぜ」
女は樽を体の横にズシンッという鈍い音を出しながら置くと、肩についたほこりを手で払った。
「クーッ!久しぶりにいい酒を貰ったな~!・・・ん?アンタ達、初めて見る顔だねぇ。」
「あ、あぁ。ここ最近、ここに来たんだ。よ、よろしく」
「へ~。人間がよくここに住むことを決めたもんだ。まぁ、住みやすい良い町だ。・・・その髪が前に出たアンタ。またすごい髪型してるねぇ。大砲みてぇだな」
この女、ヤバイぜ。今、仗助の逆鱗に触れたぞ・・・。
まさか・・・
「おい、アンタ・・・。今、俺の頭のことを何つった!」
俺の後ろから現れた仗助はプッツンしていた。もう身体の芯からその怒りが言葉に出ていた。
「ドラァッ!」
仗助のスタンド、クレイジー・ダイヤモンドの拳は女の一本角目掛けて放たれる。これをくらったら、あの角は完全に折れる!
だが、女は・・・
「ん?何か飛んでくるねぇ」
その拳を避け、近づいてきた仗助の腹に右ストレートを入れた。
バキバキバキッと骨の折れた音が鳴り、仗助は近くを流れる川に頭から落ちた。
「仗助!」
「その、アンタの友達に伝えといて。この鬼の四天王が一人、星熊 勇儀に喧嘩を売るんなら、もっと強くなってから来な・・・ってね」
女はそう言うと、酒樽をまた肩に担いで、俺の横を通り過ぎて行った。
あの女にはスタンドが見えていなかった。なのに、スタンドの攻撃を感覚だけで避けた。
普通なら出来ない技だ・・・。ここには、そんなやつがゴロゴロいるのか。
・・・いや、今はそんなことを考えるより、仗助のことを考えるべきだ!
「仗助ッ!」
俺は飛び込み禁止の柵を飛び越えると、川に落ちた仗助を助けに向かった。
「東方 仗助・・・。彼、それなりに強いんじゃないかな。あの眼だけで獲物を殺すような眼光。私には見えなかったが、空を切る見えない拳が飛んできていた。私が鍛えてなかったら、今ごろ角を折られてるだろうね」
勇儀は胸を撫で下ろす。
「すみません。」
そして、声を掛けられたため前を向いた。
「私、地霊殿を探しているのですがどこにありますか?」
「その道を曲がったら、真っ直ぐ行けば見えてくるだろう。洋風な館が地霊殿だ」
「ありがとうございます。それではごきげんよう」
勇儀はそいつを見て思った。
さとりに最初に会ったときみたく、心を見られているような、そんな不安感を感じ、アイツはここに災いをもたらす・・・と。