ジョニィは何とか噴上を探して倒したのはいいものの、そこに新たなる影が忍び寄る。
何とかジョルノによって馬を回復させることはできたが、そのジョルノはその影に攻撃されてしまう。
はたして、ジョルノはその影を倒すことはできるのか。
なんてあらすじを書いてみたが、正直作者も前のことを覚えていないため、曖昧である。
ここが紅魔館か・・・
僕はやっとの思いで、紅魔館に辿り着いた。
レンガの壁の屋敷。確かにここだ。
門の前に誰かが立っている。あれはここの門番か?
「・・・寝ているのか?門番が寝ているとはいったいどういうことなんだ」
「んぐぐ・・・さ、咲夜さん痛いですよ」
「!・・・寝言か。今そんなこと関係ない。早くしないとジョルノが!」
「あ、あれ?お客様ですか?」
ヤバイ、門番が起きた。
「違う。僕はただ仲間を助けてもらいたくてここに来たんだ!侵入者じゃあない!」
「怪しいですね。今、お嬢様は忙しいので、また後で」
「今じゃなきゃダメなんだ!今、僕の仲間が悪魔に襲われているんだ!」
「それは大変です!でも、門番の仕事的に」
「今、寝てたじゃあないか!門番が寝てていいのか?」
「また寝てたの?美鈴・・・」
門の上から声が聞こえる。
顔をあげると、門の上にメイド服を着た女がナイフを片手に立っていた。
女はそこから降りると、門番の首筋にナイフの先端を当てた。
「ご、ごめんなさいぃぃぃぃッ!」
門番は少し後ろに下がって、ぺこぺこ腰を折り、頭を下げた。
「今日はどんな言い訳をするの・・・って、客がいたのね。・・・ごめんなさい、恥ずかしいところをお見せしてしまい」
「全然大丈夫だが、その、ここには訳があって来たんだ。お願いだ、僕の仲間が今、悪魔に襲われているんだ、助けてくれ」
「そんな頼み方で私達が返事すると思う?・・・まぁいいけど。美鈴!行ってきて」
「え!でも、誰が門番を」
「いいから行ってきて!あなたがここにいても、門番としての仕事を果たさないでしょ?」
咲夜はナイフをどこからか取り出し、美鈴の首にナイフを突き付けた。
「は、はいぃぃぃぃ!いきましょう!えっと・・・」
「僕はジョニィ・ジョースターだ」
「あ、はい!ジョニィさんですね。いきましょう」
俺は愛馬の後ろに美鈴を乗せると、森へと馬を走らせた。紅魔館前からでも見える黒いそれは、森の一部を包み込むくらいに大きくなっていた。
「夜じゃなくても、ここまで大きく闇をはれるようになったんだ。今は霊夢も違う異変を解決しに行ったし、この男の子を食べちゃっていいよね?」
「暗闇、僕はまだ諦めてない。覚悟とは暗闇の荒野に!進むべき道を!切り開くことだ!」
ジョルノはスタンドを出し、声の方向に拳を繰り出すが、空を切るだけで犯人に攻撃はできない。
ジョルノにはただの暗闇にしか見えないが、犯人にはジョルノの姿がハッキリと見えている。
たまにその赤い瞳が通るのがわかるが、ハッキリとした場所はわからない。
「生まれろ!生命よ!」
ジョルノは地面に落ちた葉を殴って、そこから蛍を作る。何匹もの蛍は辺りをポツポツと照らすが、犯人はその光から逃げて、照らすことはできない。
「だが、道は見えた!」
ジョルノの目的は犯人の姿を見せるということだけじゃなかった。
この暗闇から脱出するための道を照らすためだった。
「無闇にある方向を一気に走るのも策だ。だが、それはあまりにも無駄な行為だ。なら、この光が道を切り開く!」
「この男、私の闇を攻略しようとしている。前に、外の世界からやってきた男もこの闇を攻略しようとした。あのときは霊夢がいたから助けられたけど、今回はいない!このまま、男の後ろを追えば!」
ジョルノはどんどん、蛍を作り出し道を照らした。そして、湖を見つけた。
「湖の中なら、ヤツは攻撃できない。・・・だが、安心はいけない、まだヤツの暗闇は追ってきている」
湖の中も闇に包まれていた。
ジョルノは犯人が上にいるのを理解した。
そしてポケットから出した使えないライターを梟にして闇の中を進ませる。
「彼なら・・・闇の中を進ませることができる。そして攻撃すれば」
犯人はその梟を見て、一瞬攻撃しようとしたが、攻撃を止めた。
「危ない。この男の作り出した生き物を攻撃しちゃいけないんだった」
「僕のスタンドを知っている!僕のスタンドのこの能力はまだ見せていないはずだ!」
思わず、ジョルノは声を出してしまう。水上に肩から上を出した状態だったため、すぐに見つかってしまった。
「水中に隠れちゃったから、一瞬逃がしたと思ったよ。でも、逃げてなかったんだね」
ジョルノはいつのまにか、見えない狂気に脅えていた。このまま先の見えない湖を泳いで逃げ切れるのか、もしも逃げ切れたとして、紅魔館にたどり着けるのだろうか。そんなことを考えながら、ジョルノは小さく水をかいた。
「どこにいくの?逃げないで」
ジョルノが諦めかけたそのとき、
チュミミーンッ!
ジョルノと犯人の間を爪弾が通った。
「やっと来ましたか・・・ジョニィさん」
ジョルノの目線の先、暗闇で見えてはいないが、ジョルノにははっきりとジョニィの姿が見えていた。
「ひゃー、また大きな闇ですね・・・ルーミアさんだと思うのですが、あそこまででかいのは」
「知ってるのか?」
「はい、たまに門番をやってると遊びに来るんです。妖精の友達何人かを連れて。この前も確か、門の前でサッカーをやりましたし」
「・・・今は、そのルーミア?の中から助けないとな」
美鈴は少し空きを作ったあと「はい!」と元気な返事をした。
彼女の格好からして、中国のかんふー?という格闘技をやるのか?
「えっと・・・私は何を」
「僕はこの爪を弾丸にして放つことができるが、アンタは何ができるんだ?」
「んー、まぁ格闘系ですね。咲夜さんみたいに時を止めたり、お嬢様みたいに・・・。言いますと、そんなにすごいことはできません」
「おいおいおい、あのメイド、そんなことできたのか?敵にしたくないな、そんな能力」
「ボソッ(お楽しみはここからだ)・・・なんてね」
「何か言ったか?・・・というより、あの暗闇、湖に出たぞ」
森を削るように現れたそれは、きっとジョルノを追っているのだろう。今さっき、あの中に人影が二つほど見えた。
「なるほど、やっぱりあの中にそのジョルノさんが、いるのですね」
湖に入った以上、僕と僕の馬は完全にお荷物になる。だから美鈴を行かせる・・・なんてことはできない。
「・・・決めた。ここからあの闇の中のルーミアを狙う。僕にはそれができる」
僕は見えない闇の中目掛け、爪弾を一発放った。
だいたい球体ならその中心にいるだろう。そんな予想を立てた上での決断だった。
少しすると、闇の中に突入した爪弾がその闇から出てきたのがわかった。
「ジョルノさん!そこにいるんですね!」
「ッ!敵か・・・この爪弾、まさか」
暗闇は爪弾から僕の気配を察知したのか、ジョルノから離れて、僕の方に向かってきた。
「タスクッ!」
「チュミミッ!」
僕は爪弾をその闇に何発も撃ち込むが、一向にスピードは落とさない。
だが、その闇の正体を見ることができた。
「もう、迷いはない!」
次に撃った爪弾は闇の中から確実にルーミアを貫いた。闇が晴れ、そこから現れたルーミアのわき腹からは、血が流れていた。
下に流れ落ちた血は湖を赤くする。
「ど、どうして・・・」
「数撃てば当たる・・・と言って欲しくはないが、そう言わざるをえないということだ」
「ここが紅魔館ですか、思った以上に大きいですね」
ジョルノは何事も無かったかのように、紅魔館まで歩いてきた。
ルーミアの傷を治してから向かう、と言っていたが、案外早く終わったみたいだ。
「治す意味があるのか?こいつは僕たちを攻撃してきたんだ」
「彼女も生きてますから。これまでに会ってきた僕たちを殺すためだけに生きる悪ではありませんので。あくまでも、彼女も生きるために僕たちを攻撃したんですから」
「・・・さすがにお前のその心の広さには何も言えないな」
ジョルノは僕の顔を見ると、紅魔館へと入っていった。
そのときのジョルノの頭には緑色の葉っぱが一つ付いていた。