「ここが、妖怪のいる屋敷か・・・」
あの後俺は妖怪の住みかの場所を聞いた。
~回想~
「それで、その妖怪がいる場所は分かるのか?」
「ああ。お前でも直ぐ分かるさ」
そう言うと棟梁のゲンさんが里の奥を指差した。
「あっちにあるのか・・・。」
「そうさ。あっちにバカデカイ屋敷があるから直ぐ分かるぜ。なんせその屋敷は昔ここにいた奴の家だったからな」
(人拐いの妖怪が住み着いた家か・・・)
「その人の名前は何と?」
「えーと確か、南雲(なぐも)って言ったか?」
「南雲・・・」(なら別人か)
「違うよゲンさん。八雲だよ!や・く・も!」
「!!!!」(マジかよ❗)
「おおお。そうだったそうだった❗八雲だった❗」
「八雲・・・ですか・・・・」
(あの ババアーーーー‼)
「そう言えばその妖怪はどうやって人を拐っているんだ?空を飛んだりしたのか?」
「それが・・・・良くわからないんだ」
「わからない?」
「ああ突然目の前に現れたと思ったら目の前で消えたんだ。訳がわからないよ。」
「突然現れて・・・突然消える?・・・どう言うこと」
(スキマかそれとも、時間を止めてるかのニ択だが絶対前者の方だな。)
「それが・・・空間が割れたんだ、パカって」
両手を前で合わせて開閉させた、扉みたいに・・・。
「!!!!」(まさか❗アイツ❗)
その行為に目を見開いた。
「良くわかったよ。ありがとう。早速行ってくるよ」
「おいおい!丸腰で行くつもりか?!」
「丸腰じゃないよ」
俺は腰(左側)につけた宝石(どうぐぶくろ)から刀が一本飛び出した。鍔が無く、白鞘で出来た刀その名を【白鞘 正宗】と言う。
「お、おい!一体何処から出した?!」
「ん?何処ってここから」
ポンポン(どうぐぶくろを叩いた)
「その宝石に入っているのかい?」
「そうさ。この中に俺の武器が入ってるんだ」
「スゲェーなまるで魔法だ!」
「そうかいそうかい。俺はそろそろ行くぜ。」
「お願いします❗必ず助けてください❗」
「任せな❗」
~回想終了~
「さてさてどうやって侵入するかな~見た感じ見張りは居ないが・・・・思いっきり罠があるな」
俺は今屋敷の前にある大木の枝の上にいます。
(俺は猿か何か?)
屋敷の回りに妖力の波が見えるから恐らくあれに引っ掛かると罠が発動する仕組みか。
するといきなり突風が吹いて危うく落ちかけたが枝に足を引っ掛けて逆さまにぶら下がった。
(あっぶねー落ちるところだった)
口で刀をくわえ逆さのまま腕組みして考えていた。
(なんだ今の風・・・分かることは自然に起きたものじゃないな)
バキバキバキバキ‼
(ん?)
俺がいた枝の上にあった枝が折れて屋敷に落ちた。
そして妖力の線に触れた瞬間バラバラになった
「マジか・・・あれじゃあ触った瞬間お陀仏じゃん」
しかも触れた所から腐敗してる⁉
「これは・・・触れればTHE ENDかよ」