竜の力を得たもの   作:生存者

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再会

「おーシャットアウラ大丈夫か?」

「おい、お前はこれが大丈夫にみえるのか」

そう言って出したのは包帯が巻かれた右手だった

「冗談だ、それにしてもこの後はどうする。右手が使えないのは不便だろ?」

「まあ、そうだが。私はあまり他人迷惑は掛けたくないんだ」

「そうか、なら内に来るか?」

「お前は私の話を聞いていたのか?あまり他人に迷惑を掛けたくと言ったはずだぞ」

「なら、俺が迷惑だと思わないければいい話だろ」

「お前は、はぁーわかった1日だけ世話になる。その後はすぐに帰るからな」

「そうか、よし早く行くぞ。そろそろ暗くなるしな」

「おい、こっちは怪我だぞ。もう少しやさしく出来ないのか」

「はぁーわかった、少し辛いが我慢しろよ」

「え、ちょ何故こうなる。降ろせ!」

「はいはい、文句は部屋に着いたら聞くから後にしてくれ」

 

 

 

「ふ〜やっと着いた。おーい起きろシャットアウラ」

「お前、覚えておぼえてろよ」

「はいはいわかったからほら、着いたんだし入るぞ。ただいま〜」

「あ、おかえりなさい上条さん」

「あれ、なんで五和がここに?」

「あ、えっと昨日のお返しにご飯でも作ろうかなと思ってきたんですがダメでしたか?」

「いや、普通に嬉しいですけど、とりあえず中に入れてくれなか?」

「あ、すいませんどうぞ」

 

「そうだ、シャットアウラ先に風呂に入ったらどうだ?」

「え、いいのか?」

「いいぞ、俺は警備員の支部にあるシャワーで体は洗ってきたしな」

「なら、遠慮なく貸してもらう」

 

「そう言えば上条さん、警備員の仕事してたんですか?」

「ん、今日からやってくれって頼まれてな。まあ初日から大能力者6人を鎮圧する仕事があったけどな」

「それは、大変ですね」

「まあ、大して動いてないけどな」

その時、上条の後ろから長身の女性が現れた

「お、神裂久しぶりだな」

「お久しぶりです上条当麻。前にお会いした時よりも元気そうでなによりです」

「ありがとな、神裂も元気そうでよかったよ」

「それにしても何故ここに部屋を変えたんですか?前の場所でも十分よかったと思いますが」

「ああ、そのことか。実は帰ってきた時に部屋が荒らされててな、そのままそこで過ごすのは浦上や対馬に危険な目に合うかもしれないからここに来たんだ」

「そうですか、なるべくなら連絡を入れてほしかったんですが」

「すまん、まさかこんなに早く来るとは思わなくてな。おっとそろそろ食事にしようぜ。せっかく五和が作ってくれたんだしな」

「あれ、一緒に来た方はどうするですか?」

「ん、今出てくるから大丈夫だろ」

「「「「え」」」」

「上条、すまないが服を貸してくれないか?」

「いやいや、なんで俺に聞く。すまん、浦上あいつに服を貸してやってくれないか?」

「あ、はいすぐに持ってきます」

「よく気づきましたね」

「なんとなく勘で言ってみただけなんだけどな。おっと俺も着替えてこないとな」

 

「さて、全員揃ったし食べるか」

「ちょっと待て上条」

「ん、どうした?」

「なんでお前の部屋には女性しかいないんだ」

「いや、そんなこと言われてもな。それなりの事情があるとしか言えないな」

「はぁ、わかった。お前はそういうやつだったのを忘れかけてたよ」

「そうか、さて食べるか」

食事中はシャットアウラとの関係を聞かれたり、五和や神裂がどうやって来たのかを話しながらのんびりと食事をしていた

 

 

「さて、そろそろ時間あれだし寝るか。浦上、対馬明日の鍛錬は何時から何時からやる?」

「そうですね、なるべく朝の早い時間がいいですね」

「あの〜上条さん、私達もやっていいでしょうか」

「いいぞ、その代わり遠慮なくやくけど大丈夫か?」

「え、なるべくなら手加減してほしいのですが」

「冗談だ、怪我しないようにやるから頑張ろうな。さて、もう寝るか。たしか部屋がまだ3つくらい余ってるから3人とも自由に使っていいぞ」

「あれ、浦上さんと対馬さんはどこで寝てるんですか?」

「いつも一緒に寝てるぞ」

そう言った瞬間、上条に向け2m近くある日本刀やら槍を突きつけられていた

「すまん、言い方が悪かった。浦上達が夜中に布団入ってくるんだよ。あと頼む、危ないから武器はしまってくれないか?」

 

「んっん、ではとりあえずどこで寝るか決めましょう」

「じゃあ俺はここのソファーで寝るからみんなは部屋のベットで寝ていいぞ」

「いえ、私達は2人で一つのベットを使うのであなたもベットで寝てください」

「いやいや、それじゃあ迷惑だろ」

「私は大丈夫ですよ」

「私も大丈夫です」

その後、神裂や五和、シャットアウラも承諾し(上条を脅迫して)上条もベットで寝ることになった

 

 

「ふぁー朝か。とりあえず起きるかってまだ3時か。そうだな、やるとしたら4時からにするかな。とりあえずほら神裂、五和起きろ」

「ん〜あ、おはようございます上条さん」

「おはようって、いつから入ってたんだよ」

「えっと〜上条さんが寝てからすぐに」

「はぁお前も結局入ってきたのか。おーい、神裂起きろ朝だぞ」

「あ、もう朝ですか。おはようございます」

「ああ、おはようと言いたいけど、とりあえず離れてくれないか?その当たってるんですが」

よく見ると神裂は上条の足に自分の足を絡ませてかなり密着して寝ていた。ちなみに五和も同じように寝ていた

「は!す、すいません」//

「まあ、そこまで言わなくてもいいけど。とりあえず離れてくれないか、起きられないから」

 

「よし、着替え終わったし行くか」

 

 

「さて、最始は誰から来るんだ?」

「では私から行きます」

そこには全長2mもある日本刀、七天七刀を持った神裂が立っていた

「わかった。さて、やるか」

そう言った瞬間、上条はメイスを出し上に飛びメイスを振り上げた

「聖母の慈悲は厳罰を和らげる」

「時に、神の理へ直訴するこの力。慈悲に包まれ天と昇れ!」

上条はいい終えた瞬間、神裂に向けメイスを振り下ろした。神裂は聖人の力を駆使しなんとか持ちこたえたが少し体勢を崩し、上条からの薙ぎ払うような攻撃に耐えきれずそのまま、後ろへ吹き飛ばされた

「くっ!まさかいきなり来るとは。それにしても彼よりもはるかに威力が低いですね。本当なら足場が持たずに埋まるはずですが」

「ああ、威力はかなり抑えられるようにしてある。あとここの地面は耐えられるようにしておいたから、そこは気にせずやってくれ」

「そうですか、ならばこちらも全力で行かせてもらいます」

神裂は一気に間合いを詰め上条に切り掛かるが、軽く受け止められたが神裂はそれを見越して、7本のワイヤーで

魔法陣を描き、上条に向け魔法を放ったが上条バックステップで横からの攻撃をかわし、さらにその後ろから来た攻撃を右手で消した

「いやーやっぱり効くな、かすっただけでかなり痛むよ」

「あのスピードで来た攻撃を避けるほうが難しいですよ」

そう話しながらもお互いに攻め合っていたが、それから10分経ってから上条はメイスの攻撃のスピードを少しずつ上げ、神裂に隙が出来た瞬間に腹に蹴りを入れ、体勢が崩れたのを見てもう一度メイスを振り下ろし神裂を地面につかせた

「おい、神裂大丈夫か?」

「ええ、あなたに威力を抑えてもらったのでなんとか」

「そうか、とくに目立った怪我はないし大丈夫そうだな。五和、神裂を部屋に連れてくから1分くらい待っててくれないか?」

「あ、はいわかりました」

 

「えっと3人同時でいいか?」

「はい、できればさっきの術式は使わないでほしいですけど」

「あれか、わかった。その代わりは手加減しないからな」

その後浦上、対馬、五和の3人は1時間近く上条にみっちりしごかれ、終わったころには動けなくなっていた

 

「終わったけど3人ともその場で倒れてるな。とりあえず部屋にこのまま運ぶか」

 

「さて、運び終わったけどまだ5時30分か。軽くシャワーを浴びてもう少し寝るか」

「にしてもやっぱりやり過ぎたかな。そばにあった川の水を全部使って3人に暇がならないようにやってたしな」

そう言って寝た上条だが、結局1時間近く寝てしまった

 

「ふぁー朝か。とりあえず朝食を食べたら上条にあいさつでもして自分の部屋に帰るか」

シャットアウラは布団から出ようとはいだがそこにはいなくなったはずのアリサが寝ていた

「おい、起きろ」

「う〜んおはようってあれ?シャットアウラちゃんなんでここに!」

「いや、それはこっちのセリフだ。まずいつからそこにいたんだ」

「え、気がついたらここで寝てたんだよ。それより音は、ノイズはある?」

「あ、ああそうだなちょっと待ってくれ」

「・・・どうかな」

「聞こえる、普通に聞こえる。ノイズはない」

「よかった〜。それにしてもなんで分かれたんだろう」

「知らん。とりあえずリビング一緒に行くか?」

「うん。そう言えばこの部屋って誰の?」

「ん、ここは上条の部屋だが」

「え、ここ当麻くんの部屋なの?!」

「ああ、そうだ。とりあえず移動するぞ」

 

「ふああ〜結局1時間近く寝ちまったな。ん、なんか騒がしいな、行ってみるか」

 

「おはようシャットアウラってあれ?後ろにいるのはアリサか?」

「そうだよ当麻くん。久しぶり」

そう言ってアリサは上条に抱きついてきたがタイミング悪くちょうど神裂が部屋から出てきた瞬間だった

「・・上条当麻、少し話しがあるのでこっちに来てください」

「そのー出来ればなしという方向には出来ませんか?」

「無理ですね」

そう言われ上条はため息をつきながら部屋に入っていった。その後10分ほどで戻って来たが少しだけやつれていた。上条、アリサ、シャットアウラは今後どうするかを話しながら時間をつぶしていた

 

「とりあえず俺は浦上と神裂と一緒に服買いに行くけど、五和と対馬とアリサはどうするんだ?」

「出来れば私達も行きたいんですけどいいでしょうか?」

「そうだな、浦上と神裂の服を買い終わったらでいいか?」

この提案に3人ともうなずき現地で集合することになった

 

「さてと着いたのはいいけど、少し服が汚れたな」

「それは…しょうがないと思いますが」

「そうですよ、普通の人ならもう死んでもおかしくないくらいの衝撃を受けてますから」

「そうかな。まあトラックにひかれそうになった子を庇って跳ねられたり、解体中のビルが崩れて下敷きになったりしたからな」

「…とりあえず入りませんか、店の前で立つのもじゃまになるので」

「そうだな、服はもうきれいにしておいたし入るか」

「えっあ、本当にきれいになってますね」

 

 

「なあ、神裂。お前はそんなに俺にトラウマを植え付けたいのか?」

「え、そんなことはありませんよ」

「だったら下着姿で出てきて、これはどうでですか?なんてこと言うな、その後こっちはずっと気まずかったんだよ!」

「いえ、私だってそんなつもりはなかったんですよ!」

「だったらやめてくれ。こっちは堕天使エロメイぐほっ!」

その時上条は神裂に腹を本気で殴られ、床に倒れた

「その名前出さないでください!こっちだって恥ずかしかったんですから」

「あの〜女教皇。他の人に迷惑だと思うのでもう少し声を抑えてくれませんか?」

「あ、すいません」

そう言って上条を引きずって店から出て行った

 

「いてて、神裂少しくらいは手加減してくれよ」

「すいません、つい感情的になってしまったので。あとあの服のことを喋らないでください!」

「と、とりあえず終わったことですし、五和さん達を呼びませんか」

「ああそうだな、少し待っててくれ」

 

『五和か、いまどこにいる?』

『あ、上条さんですか。いま、変な人達に絡まれいまして』

『そうか、まあ見たところ怪我はしてないし大丈夫みたいだな』

『え、上条さんいまどこにいるですか?』

『ん、どこって五和の後ろにいるけど』

えっと五和は思いながら後ろを向くとそこには携帯を持ちながら話をしている上条が立っていた

「よう、五和。大丈夫そうだな」

「いつの間に来てたんですか?」

「さあな、とりあえず行くぞ。そう言えば対馬とアリサはどこにいる?」

「あの2人はもう着いてと思います。私はマンションに忘れ物を取りに行ってたので遅れてしまったんです」

「そうか、とりあえず行くぞ神裂も心配してると思うしな」

上条は五和の手を引き行こうとしたが不意に後ろから声が聞こえた

「おいおい兄ちゃん、ちょっと待ちなよ」

上条は無視してそのまま行こうとしたが、声をかけられてしまい、捕まってしまった。

「はぁー。で俺に何の用だ、こっちは忙しいんだよ」

「だったら俺らの見つけた女を横から取ってくんじゃねーよ。その女を置いてさっさとここから立ち去るんだな」

「ふざけるな、俺の大切な人を置いていけるかよ」

「え、大切な…人」//

「ふん、なら守ってみろよ」

そう言ってあとその男の後ろからさらに数人の不良が出てきた

「今はお前ら相手をしてる暇はないんだよ」

そう言って軽く右手を前に出した。すると上条の後ろから不可視の爆発が放たれ不良は声を出す暇もなく蹴散らされた

「ほら、行くぞ五和。神裂達もそろそろ心配するぞ」

「あ、はいわかりました」

 

「すまん、ちょっと遅れた」

「いえ、大丈夫ですよ。そんなに待ってないので」

「そうですね、ここに座って話をしていただけですし、では行きますか」

「そうだな、まずアリサの服から買うか」

その後、上条達は買い物や食事をして平凡な1日を過ごした

 

その夜

「よう、英国女王」

「久しぶりだな、魔神オティヌス」

「もう、魔神ではないがな。少しお前に話しがあったんだがいいか?」

「まあ、少し忙しいが構わんぞ」

「そうか、まあ話というのは理解者の事についてだが」

「ん、幻想殺しのことか。それで?」

「ああ、あいつの体質をこっちで一回見てみたことがあったんだが、あいつの肉体が人間ではなくなっていてな。それともう一つ、いつの間にか魔神と同等の力を振るえるようなっていたんだ」

「あの男がか・・それで何が言いたいんだ?」

「そうだな、禁書目録の保護者を理解者から変えてほしい」

「それは何故だ?まあ危険が及ばないようにしてほしいとか、そんなところだろ」

「ああ、禁書目録はいまでも頭の中にある、十万三千冊の魔道書が危険視されているだろ。そこに魔神級の力を振るっているやつの記憶が入ってみろ、いままでとは比べ物にならないくらいに魔術師達に狙われることになるからな」

「なるほど、確かにそれは避けたいな。で話は終わりか?」

「そうだ、禁書目録については考えてもらいたい」

「わかった、あと幻想殺しに伝えてほしいことある」

「で何を伝えるんだ?」

「1週間に一回でいいからキャーリサとリメエアに会ってくれと言ってくれ」

「はぁーわかった伝えておく」

「あともう一つ。この頃こっちで幻想殺しに対抗しようしている結社がある噂がたっているから気をつけろ」

「わかった」

そう言って通話を切った

「やはり理解者は厄介ごとに愛されてるな」

 

 

 

 

 

 

 

 




この後、時期を少し飛ばしていきます
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