「これで一通り終わったか?」
「何言ってるだにゃ〜まだまだ仕事は残ってるぜよ」
「はぁ分かってるから言わないでくれ、にしてもまさかアリサが卒業式の後にライブやりたいって言うとは思わなかったな」
ちなみにデルタフォースの土御門、青髪、上条は機材の運び出しとセッティングをしていた。それ以外の人は配線や卒業式の飾り付けなどの作業をしていた
「でも、それで卒業する先輩が喜んでくれるならいいと思うんやけどな。わいも見たいし」
「結局は自分が見たいのかよ」
「上条〜いつまでもそこで遊んでないでこっちも手伝くれ」
「わかった。はぁ、今日中にこれ全部終わらせるとかきつく無いか?これ泊まり確定だろ」
「せやな。まあ、みんなで共同作業するのもええんちゃうか。こうやって楽しめるのもあと2年くらいやし」
「その間にかみやんはどこまで彼女を増やすか楽しみだぜい」
「待て今その話は関係無いだろ土御門、そんな事を言ったら「ツッチーその話方、もしかしてかみやんに彼女でもいるんか!」やっぱり食いついてきたか…」
「ああ、いるぜよ。放課後に偶然かみやんが告白されている場面を見てしまったにゃ〜。しかも相手はあの雲川先輩だぜい」
「なにあの雲川先輩だと!よしかみやん、これが終わったらみんなで粛清するで」
「いやいや、なんで芹亜が彼女になっただけでそうなるんだよ」
「もう名前やと!ここで粛清した方がいいかもしれんわ」
「馬鹿青髪ここで暴れるな!まだ機材は固定して無いんだぞ」
「青髪、一回落ち着くにゃ〜、粛清はここじゃなくても出来るぜよ」
「・・そうやな、一回ここから離れても出来る訳やし」
「てか、青髪が揺らしすぎたせいでセットの一部がまだ動いてるんだけど」
「このくらいならすぐに収まるしゆっくり離れればいいぜよ。まあ、かみやんが無事に帰って来れるかわ分からないにゃ〜」
「お前ら絶対に楽しんでるだろ」
上条は慎重にその場から離れようとするがいつもの不幸が発生し、天井近くにセットされていたライトの一つが丁度上条の後頭部に落下して来た。さらにタイミングよくチャイムが鳴り昼休みになった。
「あの当麻君その・・一緒ご飯食べてもいいかな?」
「ん?いいけど、どうしたんだ少し歯切れが悪いぞ。何か話したいことでもあるのか?」
「え、なんでわかったの?確かにいくつかあるけど」
「何となく言ってみたんだけど本当に当たると思わなかったな。それで何を話したいんだ?」
「えっと、当麻君って雲川さんと付き合ってるんだよね」
「そうだけど、どうしたんだ?それはクラス全員が知ってるはずだけどな」
「聞きたいのはそこじゃないの。前に浦上さん部屋に遊びに行ったことがあるんだけど、その時にこっそり当麻君の部屋に入ってこんな物を見つけたんだけど、この人とどうやって知り合ったの?」
アリサはポケットから手紙を出し見せるとそれ見た上条は次の瞬間頭を抱えながら大きなため息をついた
「なあ、アリサ。お前絶対に部屋の中に入っただけじゃなくて机の中とか少し探っただろ」
「その一緒に来た姫神さんと吹寄さんが気になるからって入ったんだけど、それに気づいた浦上さんものりのりで探し始めちゃてそれで見つけたの」
「はぁ、一つ言いたい事があるとすれば人の部屋からかってに持ち出すのは止めてくれ」
「ごめんなさい、でもどうやってこの人と知り合ったのか気になって、それに文を見ても普通の友人関係じゃなくて恋人どうしみたいな書き方だったし」
「はぁ、この頃俺のプライベート情報がだだ漏れになってる気がするな。とりあえず浦上には後で注意しておかないと」
「それで当麻君この人とはどんな関係なの?」
「じゃあアリサは俺とどんな関係だと思うんだ?」
「え、恋人みたいな関係じゃないのかな。だってあからさまに好きだとか書いてあったし、それ以外にないと思うけど」
「・・確かに俺はリメエアと付き合ってるけど、そうそう馴れ初めまで言えないな」
「やっぱり複数の人と付き合ってたんだ。でも、それってみんな納得してるの?」
「ん〜とりあえずは納得してくれてるな。その対価がちょっと大変だったけど」
「え、例えば何をやったの?」
「そうだな、まずはデート行ってその後、一緒にご飯食べてマッサージしてあげた後に風呂も入ったな、ってあれ?その後なんがやった気がするだなんだっけ?」
「別にそこまでは言わなくいいから!無理に思い出さなくてもいいよ!」
急に悩み始めた上条を慌ててアリサが止めようとしたが勢いよく机から身を乗り出したためそのまま上条に被さるように倒れてしまった。その結果上条を押し倒した状態でキスをしていた。上条は机と椅子で挟まれ動けず、手を使おうと思っていたが、落ちそうになった弁当箱を受け止めていたためアリサを抑えることが出来なかった
「・・んんっ・・ぷは!はぁはぁアリサ何ってるんだよ!」//
「あうう」//
アリサは顔を真っ赤にして倒れてしまったが上条はそれどころではなかった。丁度弁当が食べ終わり返しに来た雲川が来てさまったからだ
「ほう、私の前でよく面白いことをしてくれるな当麻。そんなに浮気をしたいんだけど?」
「いえ、そんなつもりはないのですが。あっでも弁当は全部食べたんですか」
「ああ、美味しいかったけど。その・・出来るなら明日も作って欲しいんだけど」
「いいけど、そんなに美味しいかったか?」
「今まで食べてきた中で一番だったな、欲を言えば一緒に食べたかったけど」
「・・拗ねてるのか芹亜?」
「ち違うけど!別にアリサが羨ましいなんて思ってないんだけど」
「結構、本音がだだ漏れになってますよ。それにさっきのは偶々アリサが勢いをつけ過ぎただけだ」
「私だってまだ1回しかしたことがないのに目の前でやらたらこっちも悔しいんだけど!」
「あの、せめてやるなら人のいない場所でやっくれよ。さっきから周りから視線が刺さってくるから」
「はぁわかったけど。今これで我慢しておくけど」
そう言って雲川は上条の近づき頬にキスして教室から去って行った。その後一部始終を見ていたクラスの男子全員に学校中を追いまわされていた。
「御坂さぁーん」
「何よこんな時に、あんた1人でくるなんて珍しわね」
「私だって〜いつも派閥の人達を連れてるじゃないだぞ」
「で、なんで来たのよ。また嫌がらせでもしに来たの?」
「違うわ〜、最近新しく出来た派閥に入らないか誘いに来たのよ」
「あんたの入る派閥なんて想像がつかないわね。一体どんな活動してるのよ」
「活動自体はシンプルよ、上条先生の戦闘データを調べてどうやって倒すか考えるような派閥だけど、私はそんなこと無理だと思ってるわ」
「あんた一体どんな派閥に入ってるのよ。まあ、入ってみたいけど、どのくらいの人数が入ってるのよ」
「そうね、在籍してる人の9割くらいは入ってるわ。でもその中で本気で倒そうと思ってる人なんて1割くらいしか居ないわね。それ以外はあの人の映像を見てるだけね」
「私は1回だけ勝ったことはあるけどあいつも全力じゃなかったし、今のあいつは底が見えないわ」
「で御坂さんはどうするの?」
「もちろん入るわ。1回くらいあいつの焦る姿を見てみたいしね」
夕方近くになり上条とクラスメイトは一通りの作業が終わり全員で休んでいた
「はぁー疲れた。いくら泊まりありでできる言ってもきついだろ」
「仕方ないにゃ〜これを提案したのは俺達なんだし、自分達でやるのは普通だぜい」
「そう言ってる割には床で寝てるな。てかこれで大体どのくらい終わったんだっけ?」
「そうやな、卒業式の準備も並行してやってここまで来てるからあと1日フルでやれば間に合うかもしれんな」
「それでも、機材と飾りはほぼ運び終わってるから、手伝って貰えばもう少し早くるぞ」
「そんじゃ俺は帰るぞ、そろそろクソガキが騒ぎ始めそうだからな」
「おう、じゃあな一方通行。って俺もそろそろ帰らないと」
「じゃあな、さて俺も帰るか」
上条は自分の荷物をまとめすぐに帰ろうしていたが教室出てすぐに
「おー上条、丁度良かった少し話があるから支部まで来て欲しいじゃん」
「はぁ、分かりました」
上条は黄泉川に連れられそのまま警備員の支部まで移動した。
「今日ここに呼び出された言うことはまた、警備の仕事ですか黄泉川先生」
「まあそうじゃん。丁度内の学校卒業式の日に常盤台中学の卒業式もやるからそっちの警備について欲しいじゃん」
「…俺が行く必要ありますかね。御坂だけで充分だと思うんですけど」
「それでも頼みたいじゃんよ。私は担任で絶対にいなきゃいけないし、卒業していくやつの顔を見るのも最後になるからな。うちは午前だけで終わるからそれまでやって交代してくれればいいじゃん」
「了解です。それで警備は中と外両方ですか?」
「ん〜まあそうなるじゃん。当日内側は1人でやって貰うが外側の方は風紀委員が見回りをやってくれるみたいじゃん」
「俺だけ範囲がやたら広くないですか。それに休憩場所も同じですけど大丈夫でかね」
「お前の顔はそこまで知れてないから気にしなくてもいいじゃん。もしかしたら会うかも知れないけどそれは我慢するじゃん」
「出来れば会いたくないですね」
上条は用が済んだのですぐに帰ろうとしたが黄泉川先生から仕事の一部を手伝わされ家に着くころには周りは暗くなっていた
「今日は少し遅いな、また面倒事に巻き込まれたのか?」
「ちげーよ、仕事の手伝いをしてだけだ。大体俺が遅く帰ってくる時はいつも何かに巻き込まれてるみたいな言い方だな」
「自分の過去を振り返ってもそう言えるのか?」
オティヌスに言われ上条は黙っていまった。いままでに自分から厄介ごとに巻き込まれ、夜遅くに帰ってくることがしばしばあり、反論できなかった
「まあ、お前の生き方に文句を言うつもりはないが少しくらい自分を大切にしろ」
「ああ、わかってるよ。とりあえずいまは進級しないといけないしな」
「随分と小さい目標だな、世界に喧嘩を売って生きて帰ってきたやつとは思えない」
「別にいいだろそれは。とりあえず夕飯を作るから待っててくれ」
上条はさっさとキッチンに行き調理を始めていた。
「よく考えたら私達の護衛期間も終わりだったわね」
「確か2月いっぱいで終わりだったけ、そろそろ荷物まとめないとね」
「本当に護衛なんかいるのか私は疑ってたがな。はたから見てるとただ一緒に住んでるだけにしか見えなかったのは気のせいか?」
オティヌスのセリフに2人は肩落とした。護衛を任されたのは良かったが、家事のほとんどは上条がやっており、ただ二度目の学生生活を送っていただけだった
「ま、まあそれには触れないとして残りの時間を楽しみましょう」
「そうね、残れるとしたら期間が延長するくらいしか考えられないし。あの人が大怪我で動けなくなるなんてことにならない限りありえないし、まずそんな事起きないしね」
「だが絶対にありえないと言わないという事は少なからずあるかも知れないと思ってるんじゃないか?今更だがあの傷が開くかも知れないがな」
上条の体には無数の傷が付いているがそのなかでも胸の辺りに横に入った傷が一番深く入っており、背中の方にまで届いていた。もちろんその傷の原因はオティヌスが放った弩だが、元の世界にまで残っていたのは予想外だったらしい
「それにしても上条さんがキャーリサ様と付き合ってたのは以外だったわ」
「でも、あそこまで見せられたら分かるわね。キャーリサ様の顔が乙女みたいになってたし、上条さんも嬉しそうな顔でしたね」
「だから早めに行っとけと言っただろ。まあ、私も好きだがこの体では相手にはされないだろう」
3人とも一斉にため息をつき、そのすぐ後に上条が料理が運んできたため何が起こったのかわからない上条は首を傾げ、1人で食べ始めていた。
「これで完成だな。後はやつを始末するだけだ」
「もしミカエルを倒されたらどうするんだ。やつの力は底がしれないんだぞ」
「大丈夫だ倒された時はガブリエルも解き放つ。出来ればその前に俺達もやつを仕留めたいがそれは無理そうだと判断したらでいい」
次回は少し戦闘の描写が出ます