「これで全員通ったかな。そろそろ時間も迫ってるしあと少したら軽く休憩するか」
「はぁー疲れた。あそこには1人で立ってるとか精神的にきつい」
上条は外部に設けられた休憩場所で1人呟いていた内装はシンプルでロッカーが5つと少し大きめのテーブルが置いてあるだけで他にはポットと茶葉や少量のお菓子だけがあるだけだった
「さてとそろそろ行くか。それにしてもあそこに入り込むような命知らずなんているのか?」
そんな事を考えながら自分の持ち場に戻ったが予想以上に侵入者が入ってきたためのんびりとしている時間はほとんどなくひたすら取り押さえ外部の人間に引き渡していた
「これで10人目か、以外と入って来るなただの命知らずにしか思えないけど。てか黄泉川先生から少し柔道を教えてもらって助かったな」
「あと1時間で交代だしそれまでは頑張るか」
と上条が考えていると周りが急に騒がしくなりふと空を見上げると、まだ昼前のはずが夜空になり魔法陣が浮かんでいた
「…なんか前に見た事があるな、あれ?待てよ確かフィアンマが天使降ろした時も同じだった気がするな」
だが次の瞬間にはそんな余裕は無くなっていた、何もない空から急に水翼があたり一面に降り注いでいたからだ
「!!クソッなんでこんなところに天使がいるんだ」
上条は手に持っていた盾を捨て剣を取り出し水翼に向け軽く振るい落ちてくる前に全てを切り落としていたが、それに気づいたのか振り下ろした張本人であるガブリエルが姿をあらわした。
「・・目標確認・・攻撃・・開始」
言い終えた直後さっきまでとは比べ物にならない程の速度で翼が放たれ上条は剣を縦に振り上げ切り、その場で踏み切りガブリエルの懐に入り右手で殴ったあとすぐに剣で薙ぎ払い間をとった
「やっぱり、一撃で消滅させるのは難しいな。ひびが入ってるのは右手でやったところだけだし、相当時間がかかりそうだな」
そう言ってる間には起き上がり次の攻撃に入っていた
「・・範囲拡大・・」
さっきと同じ水翼だったがその全長は70m以上になり、さらに複雑に放たれ常に軌道が変わっていた。それを右手を使い翼の表面をなぞるように受け流し距離を詰めているがそれを見越していたのか、上空から無数の氷で出来た槍が襲ってきた
「いや〜数が多いな全部避けきれるか?」
上条は迫ってくる翼を右手で逸らしながら降って来る氷の槍を見ずに避けていた。左右よけ時には翼の下に隠れ時には翼の軌道を右手で強引に曲げ、はたき落としながら少しずつ距離を縮めていたが急に翼の一つが根元から飛んできたの不快に思い慌てて横に飛び安全圏まで移動し、大天使を見ると丁度翼の根元部分に一枚の正方形のガラスが浮いていた。上条はもしかしてと思い後ろを振り返ると風紀委員の腕章を付けた白井黒子が立っていた
「ここまでで結構ですの、あと私白井に任せてあなた逃げて欲しいですの」
「無理だ、今あいつの注意はまだ俺に向いてる、逃げたところで追いかけられるだけだ。それに大能力者1人じゃあいつに傷一つ付かないぞ」
「あんなやつ私1人で充分ですの。それに首さえ落とせばすぐに終わりますの」
そう言って白井は余裕の表情を見せ手に持っていたガラスを首の中央にテレポートし倒したように見えたがすぐになくなった部分が再生され何も無かったようにこちらを向き軽く手をかざして来た。白井は慌てて逃げようとするがさっき起こったことをまだ現実と受け止められておらずテレポートが出来なくなっていた。だがそんなことに興味のない天使はまた水翼を出し振り下ろそうとしていたが、上条は手に持っていた大剣を天使の胴体を狙い投げ飛ばしていた。剣が直撃した天使はそのまま後ろにあったビル群に吹き飛ばされすぐには戻ってこないと判断した上条は浮かない表情をした白井に近ずいていた。
「なんですのあれは一体、確実に首にやったはずですのに」
「だから傷一つ付かないって言っただろ。お前は避難誘導してくれそれまではこっちで抑えるから」
「貴方みたいなただの警備員にあんなのを倒せるんですの?ここは超能力者のお姉様にやってもらうしか方法は無いですの!」
「ただ被害を増やすだけになる、すぐにここにいる人間を避難させろ!」
「まだ来賓の方が話しているのにそれを中断して避難させろと言うんですの?」
「ああ、そうだ。別に怪我をした所で話せなくなる訳じゃないんだやってくれ。それが無理なら俺がやる」
「ですがあの施設はそこらの建物より耐久性もあるので逃げなくてもよろしいと思います」
「いや、あんな場所より他の場所にばらけさせたほうが安全だ。それに耐久性が高いだけじゃなんの意味もない」
「ちょ!急に手を引っ張らないでほしいですの」
次の瞬間白井の立っていた場所に水翼が飛ばされ後ろあった校舎が一撃で半壊した
「はぁやっぱ時間稼ぎはこのくらいが限界か」
翼が飛ばされてきた方向を見ると剣が刺さった状態で大天使が飛んできたいた。もちろん、常人では反応すら出来ない速さだが上条はそれに反応し真正面からぶつかった。上条は拳を前に突き出し、天使は翼で押し切ろうしたが幻想殺しにより一つの翼が打ち消され拳が胴体に直撃したが残った翼で上条を薙ぎ払いお互いに後ろに飛ばされ、いくつもの建物を貫通しようやく止まった。
「くそっ痛えな。さすがに一発で終わらせるのは無理だったか」
上条は傷口を押さえながらゆっくり立ち上がり外に出てみるとそこは見覚えのある場所だった。
「おっ丁度学校に着いたな。にしても以外と被害は出てないんだな、さすがに毎回ここら辺一帯をまとめて更地にするようなやつは勘弁してほしいけどな」
上条は外の水道で軽く水を飲み、どうやって対応するか考えていると巨大な氷の槍が振り下ろされ、どうやって壊すか一時迷ったが左手に炎剣を取り出し軽く振るい消滅させた。
「相変わらず戻ってくるのが早いな、もうそろそろ時間になるし、そろそろ終わらせるか」
先に動いたのは上条だった、装備の中にあった拳銃を抜き取り天使に照準を合わせ発砲した。上条の使っている拳銃の弾薬はゴム弾になっており、主に当てた相手の意識を奪い安全に捕まえるためのものだったが上条が引き金を引いた瞬間天使を爆烈が直撃し怯んでいたがその隙を見逃さず上条はすぐに拳銃をしまい天使の真上まで飛び炎剣を全力で振り下ろし地面に叩きつけた。ズドンッと音が聞こえ、いくつものひびが入り、更に地面に倒れている天使に照準を合わせ発砲するとこんどは銃口から特大のレーザーが撃たれ、それによって地面にくぼみクレーターが出来上がった。
「これで倒れてくれれば助かるんだけどな、にしても瞬間錬金で弾薬を中身変えるのは大変だったな」
空から降りクレーターの中を見ると体にひびが入り一部が焼けている天使が倒れていた。これならあと一発で終わらせられと思いクレーターの中に入り消滅させようとしたが遠くから聞こえた声で振り返ってみるとクラスメイト達が駆け寄ってきていた。
「あれもしかして大将じゃないか?」
「まあ、ここまでやるのはあいつしか居ないだろうな。にしてもどうやったら短時間でここまでやれるんだ」
「見た感じあれでもかなり手加減してるみたいだぜい」
そんな事を話しながら近づいているとそれに気づいたのか上条もクレーターの中から出てきた
「土御門なんで出てくるんだ、危ないだろ」
「その時は一方通行かかみやんに守ってもらうから大丈夫だぜい。それにかみやんならいますぐにでも倒せるんじゃないかにゃ〜」
「俺は守らねーぞ、どうせ1人でどこかに隠れるんだろうしな」
「そ、そんなことはしないにゃー」
「で、こいつはどうするだ?やらないなら俺がやるぞ」
「いや、俺がすぐに終わらせる待っててくれ」
そう言って上条は行こうとしたが天使はすでに起き上がりすでに攻撃態勢に入っていた
「・・範囲・・設定」
その時空を見上げると上条達の真上に魔法陣が移動していた
「・・命令文・一掃・・・投下」
言い終え時には矢が降り注いでいた。一方通行はチョッカーにスイッチを入れ白翼発現し放つことで相殺することができたが落ちてくる矢一つ一つの威力が高く、半分を消すのが限界だった。上条は矢の一つを幻想殺しで打ち消し、その余波で残った矢のほとんどを消したが、それに気をとられていたのか地面から生えた石槍に体を貫かれ、その上右手の付け根の部分にもやられ右手を切断されてしまった
「!これはあの時の、まさか天使を出撃させたのはローマ正教か」
「そのとうりだよ、まさかこの程度で幻想殺しを始末出来るとはな」
「チッまた面倒なのが来たな」
「大丈夫だ一方通行こいつらの戦力は天使とこの2人だけぜよ。天使さえ片付ければすぐにかみやんを助けられる」
その時上条は大量の血を流しが残った左手がわずかに動いているのが見え2人はすぐに構えた
「ふふっ俺達がこれだけしか戦力として持ってきてないとでも思ったのか?」
魔術師が手を空に掲げるともう一体の新しい天使が降りてきたがその天使は2人にとって最悪の相手だった
「天使長ミカエルだと!どうやってこいつを現世に降ろした!」
「儀式場を作って召喚しただけだ、前例なら1人やってくれたやつがいるからそれを手本にやったそれだけだ。中々大変だったよ準備する苦労した、まあ幻想殺しには死んでもらうよ」
直後魔術師の後ろから砲撃が打たれ上条に命中し、そこには肉片のみが残った。クラスメイト達の悲鳴が響いたが土御門と一方通行は表情を変えずただ目の前の相手を睨んでいた
「随分と落ち着いているな、あれでも友人じゃないのか?」
「確かに友人だけどな、こんな光景を見慣れてんだよこっちは。まずはてめぇらを片付けるのが先だ」
一方通行は白翼を更に大きく構え今にも振り下ろそうとしていた。
「そうか、まあもがき苦しみながら死んで行け」
ミカエルは手を前に突き出そうとしていたがその前に後方からの衝撃で地面に叩きつけられていた
「お前の近くにいると飽きないな人間、まさか神の右席になり損ねたやつに会うとは。いい暇つぶしなりそうだ」
そこにはグングニルを持った魔神オティヌスが立っていた
「!!なんで魔神がこんなところにイヤがる。お前は消滅したはずだろ!」
「別にただ散歩していたらここに着いただけだ。それにしてもただの人間が神を呼び捨するとは随分大きくなったものだな」
「知ったことか、だがこれを見てもその表情を浮かべてられるか?」
「そんな状態の人間など見飽きた。それにお前は勘違いをしている、まさかその程度で私の理解者が死ぬとでも思ったのか?おい、人間いつまで死んだふりをしてる」
それを聞いた周りの人が一斉に上条がいた場所を見ると所々傷がついた上条が立っていた、腹部に空いたはずの傷口も塞がり、切断された右手も再生していた。そいて被っていたヘェイスヘルメットを外れ、全員に顔が見えていた。
「ったく脅かせよう思ったのに言わないでくれよオティヌス。まあ、あの程度の攻撃なら何度も食らったし正直痛くなかったな」
「おい、大将大丈夫か?」
「おお、大丈夫だぜ。にしてもどうしたんだ怪物を観てるのような顔になってぞ。まあ、こいつらをすぐに倒すからそれまでは避難させといてくれ吹寄」
「私に命令するなって言いたいけどいいわ、任せなさい」
「助かる、じゃあまずは天使長から片付けるか」
「随分と余裕だな、先に大天使から倒したほうがいいんじゃないか?」
「あいつじゃ今の俺の相手にならない。儀式場を破壊したところで出せる力を少し減らせるくらいだしな。そっちはオティヌスと一方通行に任せる」
「人使いが荒いぞ人間、もう少し優しく扱え!」
「俺達の相手はどうするんだ?まさかそこにいるやつ1人でやらせるつもりか」
「まさか、お前は俺が倒すもう1人はとっくに倒れてるから問題ない」
それを聞いた魔術師が後ろを振り返るとある場所を押さえなが倒れている同僚がいた
「ふん、随分と軟弱な体だな。人間は同じのを受けても気絶しなかったぞ」
「いや、あんなの食らって正気を保てるやつなんかいないだろ」
「で、ヒーローさんそいつはどうやって片付けるんだ?」
「そうだな、とりあえずここで寝てもらうか」
上条は一歩で魔術師の間合いに入り殴り飛ばした。そのまま壁まで飛ばされぶつかった衝撃で倒れていた
「そろそろ俺も本気出してくか」
「俺もクソガキの面倒があるから早く終わらせてーな」
「久しぶりに肩慣らしでもするか、楽しませろよ大天使」
少し上条さんの口調が変わってます