竜の力を得たもの   作:生存者

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第35話

「・・・、」

 

「大丈夫か人間、顔色が悪いぞ」

 

「・・頼むもう少し寝かせてくれさすがに昨日は疲れた」

ちなみに今日はホワイトデーの次の日になっており上条はひたすら渡し続け疲れていた。そして何人かの相手からは何故か告白されるというハプニングが起き対処するのに余計に体力を使っていた。

 

「また、外に行くか?面倒事に巻き込まれるのは目に見えてるが」

 

「・・そうだな、確かどこかの学区に自然公園があるみたいだし2人で行ってみるか」

 

「この猫はどうするんだ?まさか連れて行くのか」

 

「そうだよ、電車とかバスさえ使わなければ連れて行けるしな」

少しのんびりと朝のご飯の支度をし、食べ始めていた。食べ終えてからはすぐに着替え外に出て歩いて自然公園がまで向かっていた。その際スファクスも散歩がてらに連れて行った。それから1時間程かけて到着し、上条は池のちかくにある芝生に寝転がりすぐに寝始めていた。

 

「はぁ、もう少し楽しむ事は出来ないのか。もう寝始めるとわな。それにしてもいい場所だなここは」

オティヌスも寝転がり休んでいると後ろから声をかけられていた。後ろからは長身の青年が歩いてきたがふら帰らずに聞いていた。

 

「やあ、久しぶりだねオティヌス」

 

「なんだ、魔神のなりそこない。私を殺しにでも来たか」

 

「いやいや、今日は観光で来ただけだよ。フィアンマとシルビアは少し買い物に行ってるみたいで暇になってきたんだけどまさか君と上条当麻に会うとはね」

 

「お前がこのタイミングでこの街に来る時点で怪しいとしか思えないんだが。なんか問題でも起きたのか?」

 

「それを言う前に隣に座ってもいいかなさっきまで歩き続けてて疲れたんだよ」

 

「わざわざ聞く事でもないだろ、さっさと座れ」

 

「どうも、よいしょっと」

 

「お前もだがこいつも年寄りみたいなやつが多いな」

 

「まあ、僕も彼も苦労した人生しか送ってないからね。それは仕方ないと思うよ。それで話しの内容なんだが、この街に魔術師が侵入して一番厄介な研究者と接触してるんじゃないかって噂を聞いて来たんだけど、正直君がいればすぐに解決するんじゃないかと思ってるんだよ」

 

「また、変な噂だな。まさか、魔術でも使わせようとしてるのか?」

 

「それはないよ、実はその魔術師は上条当麻に恨みを持ったやつだとも言われてるからね。大体何をしようとしてるかは分かるんだ」

 

「なら今すぐにやるべきだな、こんなに隙があるんだから」

 

「彼らも準備があるんじゃないか?」

 

「どうせそうだろうな、まず私の理解者を殺そうとするなら最低でもこの世界を一瞬で壊せるやつぐらいだな」

 

「そんな事を言ったら僕の知る限り全盛期の君しかいない気がするけど。最低でも神と同等の実力の人くらいにしかやれないってことかな」

 

「まあ、そんなところだろ」

するとオティヌスの隣で寝ていた上条の体が急に吹き飛び池の中央に大きな水しぶきを上げ沈んでいった。後ろを向くと、オッレルスの住んでいるアパートの居候であるシルビアと拾われたフィアンマが立っていた。

 

「随分手荒な挨拶だな、ただの高校生相手にやり過ぎじゃないか?」

 

「こんな高校生が普通でたまるか!私まだあの時のストレスが溜まってるんだよ」

 

「随分と根にもつね、別に過ぎた事だしそこまで怒る必要は無いんじゃないか?僕も彼女のことは許してるんだよ」

 

「そうだぞ、それにあの男に用があってきたんじゃないか?」

 

「だとしたらまずは池のど真ん中に沈んでまだ寝てる人間を引きずり出さないとな」

 

「誰が行く?俺は行かんぞ、服が汚れるからな」

 

「僕も行きたくないね、まあ行くとしたらシルビアぐらいかな、なんせ池に蹴り込んだ張本人だからね」

 

「私がなんであの野郎を助けなきゃならないんだい。あいつ1人でどうこうすることもないだろ」

 

「じゃあ今日の宿はどうするんだい?手持ちは帰りの旅費しかないんだよ」

 

「まさか、泊まるためだけに人間を訪ねてきたのか?落ちぶれたもんだな」

 

「それは自覚してるよ、でもこれしか方法が無いからね」

そんな事を言ってる間に水中で起きていた上条が歩いてきた。水中の中から出てきた上条に周りで見ていたに人には何が起きているのか分からずただ驚いてるだけたった。

 

「やべ、窒息死するところだった。なんで池のど真ん中で寝てんだんだ俺。そんなに寝相は悪く無いんだけどな」

 

「呑気すぎるんだよお前は、まずお前が水の中で寝てたのはこの女が蹴り落としたからだ」

 

「別にいいだろ無事に帰ってきたんだ。それに蹴ったのはついカッとなってやっただけなんだからな」

 

「だからと言って蹴るか普通は、やはり聖人には特殊な感情の持ち主しかなれないみたいだな。で、大丈夫なのか人間」

 

「ああ、大丈夫だよ。それにただ蹴られるくらいならまだかわいい方だよ。カッとだなって致死レベルの電撃を飛ばしてくる御坂とか頭蓋骨にヒビが入るくらいまで噛み付いてくるインデックスよりはな」

 

「やっぱり君もそうなのかい、僕もシルビアに漆を塗った三脚木馬に座らされて説教されるからその気持ちが分かるよ。普通に殴られたりする方が結構痛くなかったりするんだよね」

 

「お前も大概だな。そう言えば上条こいつらがお前に用があるみたいだぞ」

 

「あ、流されて忘れそうになったよ。君の部屋に少しの間泊めてくれないかな、宿代を忘れてしまってここままだと野宿になりそうなんだよ」

 

「・・いやいや、そんな頼み方で通るのか?」

 

「それが通るんだな、少し黙ってろ」

 

「ん〜まあ、いいけど嫌いな食べ物とかあるか?それによって作る料理が変わるからさ」

 

「僕は特にないよ、フィアンマも無いよね」

 

「ああ、出せれたものは食べ切るから気にするな」

普通すぎる答えたかにシルビアは呆れてしまったが、そんな事を気にする様子もなく話を続けていた。気がつけば昼近くに公園から離れ歩いているとオティヌスは昼飯にしないかと聞いて来た。

 

「そう言えば、ここの近くで期間限定で割引になる店があったな」

 

「まさか、またあの時みたいなことは無いだろうな」

 

「ん、前みたいって何があったんだい?」

 

「前にイギリスのホテルに泊まった時に安かった幽霊部屋にとまったことがあってたんだけど。その時にガチで幽霊に触られてから俺が行くところはあんまり来ないんだよな」

 

「へ〜幽霊っているんだな、私もその部屋に泊まってみるか」

 

「もう居ないぞ、全員どっかに行ったからな。それでもあんまに出てくるとは思はなかったな。30人くらい出てきたし」

 

「ふん、俺様も見てみたかったな。そういったオカルトは興味があるからな」

 

「僕も見たかったな、家でも偶に誰もいない場所から物音はするけど会ったことは無いからね」

 

「それでもこいつは何をしでかすから分からないんだよ。正直言ってそこら辺人間より危ないからな」

 

「そんなに危なく無いぞ、偶に無理するくらいだろ」

 

「まあ、魔神が幽霊嫌いだって分かったし早く行かないか?」

オッレルスの一言にオティヌスがキレ殴りかかったが上条が間に入り盾になったがさらにまだ、イライラが残っていたシルビアにも一緒に殴られ腹を抱えて倒れそうになっていた。更にまだ殴りそうになっているオティヌスを何とか抑え歩いていた。

 

その時、近くの歩道を7人組の女性陣が歩いていた。

「久しぶりですね、こうやって集まるのは」

 

「そうね、毎日立て続けに能力者の犯罪が増えましたから集まるにも招集の方が多くなったわね」

 

「でも佐天さんよくこんな場所知ってましたね」

 

「いや〜友達と話してたらここの店が少しの間安くなるって聞いたから来てみたかったんだよ」

 

「私もそろそろお腹が減ってきたの〜」

 

「ダメだよエリーちゃんもう少し我慢しなきゃ。私だって同じ気持ちなんだから」

 

「仲が良いわね、さあ早く入りましょう」

 

 

「なあ、フィアンマ片腕だけって不便じゃないか?よくそれで不自由なく食べられるな」

 

「これくらい俺様ならどうとでもなる、それに無いのは確かに辛いがそこまで思い詰めてるわけじゃ無いぞ」

 

「なら、第3の腕も使えなくなったのか?」

 

「まだ使えるさ、前よりは実体を止めているが完全ではない」

 

「はい、そこまで。食事中まで堅苦しい話は止めてくれ」

 

「そう言えば人間、魔術を使えるんだから先輩たちに質問でもしたらどうだ?」

 

「何の嫌がらせだよ。大体、今は調整するだけでもきついんだぞこっちは」

 

「はは、本当の怪物になったなお前は。前は目障りな人間だと思ってたが今じゃ敵なしだな」

 

「その言い方は止めてやれ、だったらお前のパートナーも同じだろ。魔神になりそこなったが魔神に近い怪物である事に変わりわ無いだからな」

 

「そうかな、僕はちょっと変わった人間としか思ってないんだけど。そうだよね上条当麻?」

 

「別にフルネームで呼ばなくても上条でも良いんだけど。まあ、俺もそう思うな、ちょっと変わってるだけで特殊な人間では無いはず」

 

「怪物どうしで話し合ってる時点でもうおかしいんだよ、それくらい気づけ」

 

「俺様としてはここに座ってるメンバー全員が怪物だと思うんだが?」

 

「・・まあ、そこは気にせず食べよう。うん、そうしよう」

 

その隣の壁を隔てた席では御坂を含めた風紀委員のメンバーがかんぱいの音頭をあげていた。

「いや〜お疲れ様。これからもよろしく」

 

「そうね、まだまだその騒ぎは増えそうだし今の内に楽しまないと」

 

「あ、そう言えば被害の調査をしてみたんですが大概がレベル3以上でこうなる前まで自分よりレベルの低い人を差別してたひとみたいです。あとは、超能力者の4人が受けてるみたいですね。腹いせか倒したいのかは分かりませんが下剋上みたいな事が多いですね」

 

「超能力者でも被害に遭うのね。でも別に襲撃とか会っただけで怪我とかしていたいんでしょ?」

 

「はい、それも外食中や散歩などの時にされたそうです。他にも・・」

 

「初春、こんな時まで仕事をしなくてもいいんですの」

 

「そうだよ初春、ほらこれは置いて食べよ」

 

「ということでお姉様。黒子もお姉様と楽しみたいんですの」

 

「ここで寄ってくる・な!」

御坂の鉄拳で打ちのめされた白井は一時的に衝撃で倒れたがすぐに回復し激しいスキンシップをしようとしていた。

 

「隣が騒がしいな」

 

「特に気にすることも無いだろう」

 

「てか、さっき頼んだ飲み物がまだ来ない。これは不幸なのか?」

 

「不幸であってるんじゃ無いか?私が頼んだ時はすぐに来たんだが。お、来たぞってまた違うな普通に客を連れてきただけだ」

なんで俺の時だけないだよーと隣で叫びそうになっている上条の事は放っておきまだ食べきっていないハンバーグを食べていた。

 

「あ、オティヌスさん久しぶり」

 

「ん、アリサか久しぶりだな」

偶然なのか隣の席になり仲良くオティヌスは話し始めていたが一緒に来ていたシャットアウラから気まずい目線を感じていた。

 

「へぇあの魔神でも友達が作れるもんなんだな」

 

「何回も部屋で女子会みたいのをやってるからな、そこそこ仲の良い人はいるぞ。その代わり、俺が連れ帰って遊んでるみたいに見られて気まずいんだけどな」

 

「それは何と言うかその、お疲れ様」

 

「この男にそこまで気をくばる必要も無いだろう。大概の事は何とかできるんだし、元に困ってるわけでも無いだろう」

 

「少しは困ってるんだけどな」

そんな話しをしているうちにコップに入っていたドリンクが無くなりおかわりをするのに席を立っていた。

 

「前に比べれば少しは平和になったな。まだ、俺の首を取りに来る人は多いけどもう少し時間とか考えてきて欲しいな」

 

「それは困るなこっちはお前を倒したくて奇襲をかけてるんだからよ」

振り返ろうとするとさらに声を掛けてきた。

 

「ここで怪我人を出したくなきゃついて来な」

 

「断る、俺は命令なんか聞くつもりは無いそれとも大人数でなきゃやれないのか?」

 

「何時までも自分が超能力者が貴重だと思ってたら大間違いだぞ」

するとその場で爆発が起こり店の3割近くが崩壊し何人か客が瓦礫の下敷きになっていた。

 

「本当にやりやがったな」

 

「お前といると退屈しないよ人間、こいつらは私達で助けるからお前はあいつを倒すのに集中しろ」

何時からか表れていたオティヌスに任せ、空を白に翼を広げ飛んでいる男を見上げていた。

 

「未元物質であそこにあった気体を爆発性のものに変えたのか厄介だな。垣根とやり合ったことは無いけど空中戦は苦手だな」

 

「さあ、始めようぜ。ここで死にやがれ超能力者!」

背中から生えた翼が分裂し20枚に増え降ってきたが避けてながらも地面に着弾する前に翼を掴み投げ返して相殺していた。

 

「そんなものは誰でも出来るぞ。それで本気か?」

それに反応しさらに枝分かれした翼が降り注いできたが、一切当たることなく逃げ続けているせいか完全に切れ始め、気がつけば周りの空気が全て変えられ息苦しくなる感覚に陥っていた。

 

「はぁ辛いなこの空間全部二酸化炭素に変えられると。動きづらいし、体勢が崩れそうになる」

そう言いながらも地面に落ちていた瓦礫を拾い男に向かって投げつけたがそれも男は打ち落すため翼を降り下ろそうとした瞬間、急に爆発し視界を奪っていた。

 

「あの野郎、わざとやりやがったなクソッどこに行った?」

 

「ここだ、よく周りを見ろ」

声が後ろから聞こえ振り返ると、何も無い空中に上条が飛んできていた。

 

「棒高跳びでもここまで飛ぶのは大変だな、鉄パイプのしなりで10m以上飛ぶなんて大変だよ」

 

「この化け物めグファッ!」

上条は逃げそうになっている男より先に動き出し地面に向かって殴り叩き落としていた。落ちた男は能力のおかげか半分近くダメージはカットされていたがそこへさらに上から落ちてきた上条の足が腹に刺さり気絶した。

 

「あれくらい、他のやつなら避けられそうなんだけどな。でも一番気になるのは何でこいつが未元物質を使えるんだ?あっ!それより先に金払っておかないと」

それから慌てて店まで戻ったがそこで待っていたのは御坂と白井のペアだった。

 

「げっ!なんでお前らがここに居るんだよ」

 

「ただの事情聴取ですの。もしお暇でしたらここでお話を聞かせてもらいたいんですけど」

 

「わかったからその手に持ってる鉄釘はしまってくれそれじゃあまともに話なんてできないぞ。それに御坂は関係無いんじゃないか?」

 

「何言ってんのよ、これでも風紀委員何だから話しを聞くくらい普通でしょ」

 

「御坂が風紀委員はさすがにやばいんじゃないか?あった瞬間に電撃を飛ばしてくるんだぞ」

 

「他に人にそんな事するわけ無いじゃない。あんただからやってるのよ」

 

「はぁ不幸だ。さっさと俺は帰りたいんだけど」

その時、上条が来るのを待っていたオティヌスがフィアンマ達と近づいてきていた。

 

「おい、人間私達は先に帰ってるからな」

 

「わかった、ちゃんと案内するんだぞ」

それから白井達の質問に上条はそれらしい事を答え流していると、また声をかけきた人がいた。

 

「また、襲われたのか。第一位の名は伊達じゃないな上条」

 

「無事だったのかシャットアウラ、アリサはどうしたんだ?」

 

「アリサなら怪我人の手当てをしてる。それに奥テーブルに座ってたおかげで私は怪我はない」

良かったと呟いていると後ろから妙な寒気がし、右手を後ろに振ると少しピリピリとした感覚が残った。

 

「空気抵抗を減らしてのレールガンか随分と危ないな。さて、こっちもやられてばっかで溜まってるし少しくらい遊ぶか」

ゆっくりと振り返ると10人近くの不良がこちらを向き手に電撃やら炎を灯してこちらを向いていた。

 

「私も手伝おうか?ここのところ仕事がなくて暇だからな」

 

「ちょろっと、私も居るのに勝手に話しを進めないでくれるかしら」

 

「年上にはもう少し敬語を使え、最近の中学生はそんな事も出来ないのか?」

 

「ここで煽るな、とりあえずあの連中を倒すぞ」

それから一斉に倒しかかったがそれから路地から何人も襲撃をかけて来たが上条が全て片付け20分経った頃には全員倒し終えていた。

 

「これで全員か、随分と隠れていたな」

上条は道の真ん中で一息ついていたがその前には何十人もの人で山ができていた。

 

「いい運動になった、少し太り始めて困ってたんだよな」

 

「こうやっていっぺんに出て来てくれると対処も楽になるわね。そうよね黒子」

 

「まあ、そうですわね。ちまちまやるよりはこちらの方が楽ですけど高位能力者がここまで出てくると疲れますわね」

気がつけば4人で話し始めていると、パンパンの拍手をするような音が聞こえ振り返ると白衣を着た20代の男がゆっくりと歩み寄ってきた。

 

「いや〜良かった。なかなか超能力者の戦いなんて見れないから感動しちゃったよ」

 

「ちょっと待って、あんたなんで一目で私が超能力者だって分かったの」

 

「そりゃだってお世話になったからね。ある実験の為にDNAマップを提供してくれたんだから。いや〜あれは使い道が沢山あって重宝してるよ」

 

「なんでここにのこのこ出て来た、木原龍二。姿を見せる必要は無かったんじゃないか?」

 

「君が幻想殺しかい?名前を知られているとは光栄だね」

 

「人工的に能力者を作るのは飽きたのか?数日前に壊したあの場所はお前が実験の為に作ったんだろ」

 

「ん〜確かに飽きたし一番悔しいのは誰1人超能力者に傷1つ付けられないのが一番悔しいね。わざわざ能力を提供してやったのに、結果が出せないんじゃ作った意味が無いよ」

 

「まさか、ここにいるやつが高位能力を使えたのは」

 

「ああ、僕がやったからだよ。それにしても全くどいつこいつも使えなくて困ったよ。しょうがないから直接見に来たらこのザマだ」

 

「で、あんたの目的は何なのよ」

 

「ああそうだった。1つ君たちに言う事があったなあと3日後にこの街に初めての絶対能力者が生まれるからその報告に来たんだよ。幻想殺しならいけると思ったんだけど、それでも行けなくて正直失望したよ」

 

「今の俺が言える事じゃ無いけど、レベルにこだわる必要は無い。自分がやりたい事をやればいいんだ」

 

「それはただのワガママなんじゃないか?」

 

「ワガママを突き通せるくらいのやる気が無きゃ俺はここに立ってないさ」

 

「それで誰が絶対能力者になるのかしら?」

 

「僕だよ、幻生さんのやり方の真似をしたけどなかなか超能力を自由に使って楽しいね」

 

「名を馬鹿な事を言っているんですの。あなたくらい今すぐに片付けて差し上げますの」

そう言ってカバンの中に入っていた鉄釘を出し構えたが上条が手で抑えた。

 

「止めておけ白井、怪我をするのはお前だぞ。飛ばしたところで自分なに帰ってくるだけだ」

 

「よく反射を使ってるのに気づいたね。やれば体で分かったのに」

 

「目の前で知人が怪我をしてるのを見るのが嫌なんだよ」

 

「でどうするのよ反射を超えられる奴なんてこの街じゃあんたくらいしか見た事ないわよ」

 

「私ならここはおとなしく引くな、ここで怪我をするだったら万全の状態でやるしかないだろう」

 

「分かってるじゃないか。じゃ僕は帰るね、また3日後に会う」

そう言って去っていったが、残った4人はそれぞれ複雑な気持ちになっていた。

 

「・・さて俺は帰る。体調管理はしっかりしろよ」

 

「ちょっと待ってあんたは何もしないの!」

 

「俺はできる事をするだけだ。3日後に来るならそれに合わせて準備をするだけだ」

 

「そうだな私もそうする」

上条とシャットアウラはその場から離れシャットアウラはアリサの迎えに上条は自分の家の方向に歩いて行った。

 

「類人猿が偉そうに、ですがお姉様私達も対策を練りませんと」

 

「う、うんそうね早く戻りましょうか」

それから御坂達も戻り相談を始めていた。その時上条は部屋に1人でこもり前から使っていた武器の手入れをしていた。その中にはメイス、大剣、日本刀、ライフル、マグナム、そして槍を整備、補強していた。

 

「これで一通り終わったか、あとはこっちの調節だけだな」

おもむろに右手を握りしめていたがそこへ何か気がついたのかオティヌスが入ってきた。

 

「また、何かあるのか人間」

 

「・・そうだよ、今度もまたここら辺を全部巻き込むような規模のな。だから今のうちに準備をして置くんだよ」

 

「なら、向こうでテレビを見てる異端者にでも頼んでみろ」

 

「いや無理があるだろ」

 

「駄目元でやってみろ、それにお前なら何とかなる」

何だろその言い方はと言いながらもリビングにいるシルビア達に頼んだところ案外あっさりと了解され驚いたがその代わり料理は私が作るとシルビアに言われ承諾していた。ちなみに彼らの理由はフィアンマは魔術の調整、オッレルスは開発中の術式の使用、シルビアはストレス発散にやりたいと言っていた。

 

「これで少しくらいは楽になったんじゃないか?」

 

「まあ、少しな。あとは何が来るのか全く予想できないのが困ったところだけどな。あとは切り札を多く持っておけばとりあえずは問題ないだろう」

 

「無限に切り札を持っていると選ぶのは大変そうだな」

 

「俺がいるだけでここまで戦いが起こるのはもう勘弁して欲しいな」

 

 

 

その夜、ある音楽プレイヤーを使っていた学生達が一斉に倒れ、意識を失し病院に運ばれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




オッレルス…元貴族で今はシルビアやフィアンマと同じアパートで暮らしている。猫を助けるために自分が魔神になるチャンスを棒に振ったがそれでも、十分な実力を持っている

シルビア…英国所属の魔術師であり聖人の1人。帰還命令が出ているがそれでもオッレルスのアパートに住んでいる。

フィアンマ…第三次世界大戦で力の象徴である右手を失ったがその後自分で新たに術式の組み立て対魔神用の妖精化を作るなどその力はまだ健在している。オッレルスに拾われシルビアと同じアパートに住んでいる。
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