竜の力を得たもの   作:生存者

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第39話

上条は朝から疲れていた。それも付き合っている彼女3人と居候をしている元魔神を起こすのにかなり体力をを要したからだ。

 

「ふぁ〜眠い。なあ、アリサなんでわざわざ俺の布団に入ってきたんだ?暑苦しいだろ」

 

「全然暑く無いよ、だっと当麻くんと一緒にいたかったから」

 

「まあ、ここ一週間くらいはほとんど復旧作業で相手を出来なかったしな。今日は何処か行くか、アリサ達は何処に行きたいんだ?」

 

「私は当麻君と居られるなら何処でもいいけど。ん〜じゃあセブンスミストで」

 

「分かった、人数が多いけど問題ないか」

 

「そうだ当麻君、昨日作ったハンバーグどうだった?」

 

「美味しかったぜ。けど、あれ作ったのもしかしてオティヌスか?」

 

「え、なんで分かったの?」

 

「いや、あいつ料理するときも完璧に作るのが癖だから、なんというか変に愛情がこもってるんだよな。

 

「オティヌスちゃんとはいつからの仲良くなったの?」

 

「いつから・・・ん〜11月の終わり頃かな。あれからもう3カ月も経つのか早いな、よし終わった」

上条はいつも通りの皿の片付けを済ませ着替えていた。

 

「一週間も相手をしてやれなかったし、今日は最後までつか合うか」

セブンスミストまで上条が現在住んでいるマンションからは少し離れた場所にあり、のんびりと歩きながら向かっているが芹亜とオティヌスに手を捕まれ、さらに後ろからはアリサとシャットアウラに嫉妬が混じった目線が刺さっていた。

 

「あの〜先輩そこまでくっつかなくてもいいと思うのですが」

 

「ん、いいじゃないか。こうやって居られるのが何よりの楽しみだからな」

 

「それは嬉しいですけど、後ろの2人の視線が痛いので普通に手を握ってもらえませんか?あとオティヌスも」

 

「別にいいだろうこの位。お前と一緒いられる時間は短いだからな。それに帰りは交代すれば問題ない」

 

「お前にとって問題がなくても俺にはあるからな。それで今日は何を買いに行くつもりだ?」

 

「大体は洋服だと思うな、お前は何か買うのか?」

 

「そうだな買うとしてもシャー芯とボールペンくらいだしあんまり買うものはないな」

 

「そうか、なら一緒に行くぞ。お前のセンスがいいか分からないが服を選んでもらう」

 

「期待してるぞ当麻」

 

「やめて!?俺にそこまで期待しないでよ!」

全員からの妙な期待を寄せられ早くも根をあげそうになるがこれはまだ序の口だった。目的地のセブンスミストに着き上条はいきなり下着屋に連れて行かれた。

 

「ん〜どれにするか迷うんだけど」

 

「ねぇシャットアウラちゃんどっちがいいかな。個人的には水色がいいと思うだけど」

 

「アリサ、それは私に対する嫌がらせか」

 

「違うよ、それに私と同じくらいあるじゃん」

 

「なあ上条、アリサの方が胸が大きいと思わないか?」

 

「いや、俺に聞かないでくれよ。そんな答えづらい質問はしないでくれ。ここにいるのも嫌なんだぞ」

 

「まあ、いいじゃないか教えてくれ」

 

「はぁ確かにアリサの方が大きいよ。けどな別にそんな事を気にしなくても、十分シャットアウラは魅力的だからな」

その一言にシャットアウラは顔を真っ赤にして口をパクパクとしている。上条はどうしてそうなってるのか分からず首を傾げていた。

 

「お前は・・・もういいその鈍感さはどうにかならないのか?」

 

「鈍感?俺は本心を言ったんだぞ」

う〜ん悩むがどうすればいいかも分からず、それまでと同じように選ぶのを手伝っていたが、一人一人の感想を言う事になり全員分の着替えを見ていた。自分の思った事をそのまま言ったたけだが全員が顔を真っ赤にして試着室に篭ってしまい会計を済ませるのに時間が掛かってしまった。

 

「やっと終わった。なんであそこにこもるんだよ、他の人も使うんだぞ」

 

「悪かったな、それならあんなど直球で言うな」

 

「俺としては少し捻ったつもりなんだけどな」

別に見せあいなら家でやってほしいけどそれで収まりそうにないからここで見るしかないか。てかこんなに優しくなるもんだなオティヌスって。

 

「おい、優しくなったとか考えてたか?」

 

「い、いやそんな事ないぞ。それよりこの後はどうする、時間はまだあるけど昼は家で食べるか?」

 

「私は家の方がいい。家の方がゆっくりできないからな」

 

「お、おう分かった。とりあえず戻るか」

 

「じゃあ当麻君、よろしくね」

 

「私も頼む」

 

「あの〜出来れば普通に手を繋いで貰いたいんですけど。それにシャットアウラ密着し過ぎ」

 

「今はお前の彼女なんだ問題ないだろ」

色々と問題はあるよ。と思いながらも2人と手を繋いで帰った。しかもオティヌスはちゃっかり小さくなって頭に乗り、芹亜からの冷たい視線が部屋に着くまで突き刺さってきた。

 

「芹亜、なんでそんなに不機嫌なんだ」

 

「別になんでないんだけど」

 

「それなら、怒らなくてもいいだろ。言いたい事があるなら言ってくれよ」

 

「そうか、なら少し目をつぶって欲しいんだけど」

 

「いいけどなん・・ッ!」

言われたとうり目をつぶると唇に暖かい感触がし目を開けると芹亜の顔が目の前にあった。

 

「ふぅ、今はこれで我慢するけど」

 

「い、いや何してるんだよ」

 

「何って挨拶だけど。あれじゃ満足できないか?」

 

「十分満足だけど、わざわざそんな事をしなくても言ってくれればするぞ」

 

「お前には不意打ちぐらいでやらないと。反応が楽しくないんだよ」

そう言って芹亜は満足そうに手を振って出たが中に残った上条はかなり気まずい状態になっていた。

 

「ああ、変にもやもやする。何時までもフラフラしててもキリがない、とりあえず昼飯を作るか」

気持ちを切り替えるためかすぐに調理を始めていた。今日は珍しくデザート代わりにプリンまで作り全員で食べていた。ぶっつけ本番で作ったけど以外と美味いな。

 

「美味しい、当麻君いつからプリンなんて作れるようにぬったの?」

 

「料理本をずっと眺めてたら工程とか全部頭に入ったんだよな。あとはずっとやってたおかげか考えるよりも先に手が動いたんだよ」

 

「ほとんど家事全般をやってるからな」

 

「なら、もう少し手伝ったらどうなんだけど」

 

「手伝いたいのはやまやまなんだが、そういうお前も手伝ったらどうだ。まぁ、そばで見てると手伝う方が邪魔にぬると思うけどな」

 

「あはは、オティヌスちゃんの言う事は分かるよ。私も手伝おうかな〜って思ったけどスピードが早いから逆にやる気をなるしちゃうんだよね」

 

「え、俺が悪いの?」

うん、と全員で頷かれ上条は割と本気で落ち込んでいた。ここまでばっさりとみんなに言われるとなかなかきついものがあるのだ、たとえ無限地獄を味わった事が人間でも。

 

「なら、交代制でやってみる・・・いや、止めておくか。それだといつもの流れで俺が全部やりそうな気がするし」

 

「私でもある程度は出来るぞ」

 

「それは分かってるよ。別に出来るか出来ないかを聞いてないからね。分からなかったらしっかり教えてあげるから」

 

「なら、私にも教えて欲しいんだけど」

 

「すまん、明日のでもいいか?」

 

「別に何時でも大丈夫だ。お前の出来る時でいい」

 

「それは助かる」

その後は特に何もなく時間は過ぎていった。あるとすれば、食べていたプリンを全員から口移しで食べさせられ恥ずくて部屋に走って篭ったくらいだが、それでは足りなかったのか夜になるまでくっついていた。

 

 

 

 

 

 

 

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