Fクラスの教室に戻る最中、俺は雄二に気になったことを聞いてみることにした。
「なあ、雄二。お前小学生レベルとはいえちゃんと満点とれるのか?」
「あ?小学生レベルのテストだぞ。余裕だろ」
こいつ完全に舐めきってやがる。俺の見立てだと良くても80点くらいしか取れないと思ってる。
「なら、今から50問の問題を出しても全問正解できるよな」
「ああ、やってやるよ」
急遽そんなことをやることになったので急いで準備して雄二に時間わ決めて解かせてみた。
「雄二、採点できたぞ。結果はーー」
「ーー64点だ」
「雄二!?これじゃあ霧島さんが間違えても勝てないじゃん」
「……作戦の変更をしないといけない」
「すまなかった。浩輝の言う通り舐めてた。昔の、神童と言われていたころの問題なら解けると思っていたが、もう完全に忘れていた」
「やっぱり全く勉強すらしてなかったか。で、どうするんだ?」
「どうするとはどういうことじゃ?」
「雄二が勝てないってことは黒星が1つ増えるってことだよな。てことは、このまま雄二の計画でいったら負けるってことだろ?」
「あ、そうか!そしたら残りの4人で3勝しないといけないんだよね」
「まぁぎりぎりまで雄二には年号とかの暗記をし続けてもらうけど、一応こっちで3勝できるように考えておかないといけないな」
「けど、浩輝、姫路さん、櫻井さん、ムッツリーニなら4勝も可能なんじゃないの?」
「明久、このままだとわりと限界まで低い評価をしてるのに、これ以上下げる気かよ」
「明久君、こちらが貰えてる選択権は3つで1つは坂本君が使うので4人で使えるのは2つなんですよ」
明久が予想以上にアホなことにも驚いたがほんとにどうしようか。この4人だと3勝するのは厳しいんだよな。せめて選択権が全部もらえてたらどうにかなる可能性が大きかったのに。
「あ、そっか。けど!ムッツリーニと浩輝なら勝てるだろうし、姫路さんなら選択権使わないでも勝てるんじゃない?」
「ムッツリーニならたしかに勝てるだろうが確実なのはそれだけだ。姫路さんの相手はたぶん久保が出てくる。その上選択権がないのでは総合科目にされてきつい勝負になると思う」
久保はいつも学年3位のやつである。1年間ずっと姫路さんに勝てなかったあいつなら多分総合科目でくる。きっちり勉強して点数上げて勝負!とか考えてると思う。俺もあいつの気持ちはわかるしな。
「それに俺は悪いけどたぶん勝てない。たぶん俺の相手は去年1年間ずっと俺の上にいたやつになるからな。戦争経験的に操作技術は俺のが高いけど点数はあいつのが高い」
俺は去年1年間数学の順位が2位だったが1位はずっと同じやつだった。たぶん戦うんだろうなと思ってたからきちんと勉強してきたけど、まだどうなるかはわからない。
「だから選択権は櫻井さんと康太が使ってくれ。たぶんそれが一番いい」
「えっ!私でいいの?2人のどちらかのがいいと思うんだけど…」
「ああ、それでいいと思う。さっきはああ言ったけど、姫路さんは最近ずっと勉強してるみたいだし、たぶん総合科目で戦うのが一番ベストだ。それに俺は数学じゃないと勝てないのに、その数学でも俺は勝てないからな。櫻井さんにやってもらうのがいいと思う」
「浩輝くん…。うん。わかった!わたしがやるよ」
「てことで雄二、これでいいか?」
「ああ、それでいいぞ」
一応話をまとめたところでずっと参考書とにらめっこしてる雄二に聞いてみた。了承も出たし、あとはやることもないからずっと談笑して時間まで待っていることにした。
すいません。二日続いて時間が取れず今日は1時間遅らせてしまいました。
明日明後日も少し事情がありもしかしたら投稿できないかもしれません