プロットとかストックとかの関係上素人な私にはこれが限界ですます、はいすいません
次回以降は早めの投稿を目指して行きたいと思います。
ではどうぞ
青い空、白い雲、潮の香りが鼻の奥をくすぐる。
場所はデュエルアカデミアに向かう船の上、エンジンのゆれに波が合わさり複雑な揺れへと変化しております。
「おえっぷ」
まさかボクが船酔い持ちだとは、まぁ前世でも乗ったこたぁなかったし。
「おいおい、吐くなら海にしてくれよ!?」
なんて酷な、まさか本当に言われえるなんて、テレビの中の話だとばかり、おえぇぇ、出る。
「大丈夫か?これ、エチケット袋だ」
「ふぇ?これはご親切に、おぇぇぇ」
えろえろえろえろ・・・ふぅ少しは落ち着いたか。
え?女としてどうかって?いや関係ないでしょ船酔いに
あれ、てか誰だこのエチケット王子・・・
「本当に大丈夫か?」
苦笑いでボクの心配をしてくる男子生徒。
えっと、本当に誰だ?知らないぞこんな人、私の知人にはいない。
そんな疑惑の目を向けると彼も気がついたのか
「ああ、すまない僕は三沢大地。君は受験番号5番だろ?あのときのデュエルは俺も見させてもらった。すばらしいプレイディングをな」
おお三沢っち。こんな顔だったっけ?
「そんな、初手が良すぎただけだよ。・・・うっぷ」
「そうか、だが運も実力のうち、そうだろ?」
ちょ、マジでタイム、出る
「おえぇぇぇぇ」
「ちょ、そこまでか!?」
散々な時間だ、お見苦しいところをお見せしてしまいました。
どうも、やっとアカデミア到着です。
孤島にたたずむ巨大な学園、デュエルアカデミア。
くぅ~、長かった。
「もう落ち着いたか?それにしても、そこまでひどいならなぜ船にした?飛行機とかもあっただろうに」
ははは、と苦笑いながら介抱をしてくれる三沢君。
なんてやさしいんでせう。あれ涙が・・・
「船酔いだなんて気がつかなかった、車ではそこまで酔わないし」
ボクが疲弊しきった顔を向けて三沢君の疑問に答えてあげれば「ああ、」とかなにげに納得してくれるし。
「ところで、もう入学式がはじまるぞ?」
「うっし、行こう!!もう平気」
三沢君の言葉にボクは軽快に立ち上がり、アカデミアへレッツごうっぷ
「本当に大丈夫か!?」
三沢君はボクの背中をさすりながらボクにあわせて進んでくれる。
なんていい人なんだ・・・泣けてくる。
ぎりぎり間に合った入学式、どこの世界でも校長先生の話って長いものですね。
吐きそうになるのをぎりぎりこらえて入学式を何とか終える。
するとすぐに三沢君が心配して寄ってきてくれる。
1番に5番、距離としては数メートルだ、苦ではない。
え?なんで近くにいるかって?・・・それが何の間違いでしょうかボク、ラーイエローに配属されたんだ。
女子なのに。まぁ、そんな勘違いはもう慣れっこですが(泣)
「大丈夫だったか?・・・おい?」
はっ、一瞬お花畑が
「大丈夫、心配してくれてありがと」
ふわっと柔和な笑みを向けると「うむ」と一言うなずいてくれる。
いいこやなぁ
「それじゃ、寮へ行かないか?同じラーイエローみたいだしな」
ボクもちょうど行こうと思っていたしちょうどいい。
そういっていこうとしたところ、三沢君が急に脚を止めて振り返る。
?どうしたんだろう
「ところで、君の名前は?聞きたかったんだがどうもそんな状態じゃなさそうだったからな」
ああ、申し開きもありましぇん・・・。
「椿、霧ヶ崎椿。よろしく三沢君」
「霧ヶ崎か改めてよろしく」
そうやって自己紹介を済ませたボクと三沢君は寮へと向かう。
あれ、ところで、これ十代にあう流れのとこ?
向かっているとオシリスレッドの影
「やぁ、二番。お前もオシリスレッドか?」
ほらやっぱり
「いや、僕はこの制服でわかるようにラーイエローだ」
「制服の色ってそういうことだったのか・・・てことはそっちのお前もか?」
と、こちらにも視線が、てか十代ボクだよ?ボク・・・あれなにこのユベル臭・・・
「まぁ、そうなっちゃうね・・・」
「あれ?そういえばお前あのときの、え~と何て言ったか霧・・・霧・・・」
十代マ ジ デ カ !!
そこまでボクのことを忘れてんの!!どんだけ!?
ボクらの3年はそこまで薄っぺらい物なの!?いやまぁ3年だから仕方ないか・・・
「お前どっかであったこと無いか?」
あ、一応は引っ掛かっててくれたのね、なんか安心。
「十代、ボクだよボク。ツバキ、霧ヶ崎椿。」
一瞬ぽかんとほうけた顔をする、おいこら待て、はったおすぞ十代。
「あ、ああ~・・・ツバキってあの隣の!?ひさしぶりだな~なんで何も言わずに引っ越したんだよお前?」
「大人の事情だよ。それにしても幼馴染の顔忘れるなんてひどくない?」
「だってお前髪きって、わからなかったぜ?」
まぁ、それも男と勘違いされる要因のひとつなんだよね。
今のボク、ショートヘアーだし。
「霧ヶ崎、二人は知り合いなのか?」
「ん?うんこれとは小さいころ隣に住んでたの。いわゆる幼馴染って奴だね」
三沢君が二人だけで勝手に会話の輪を広げる僕たちを疑問に思ってかもっともらしい質問をしてくる。
僕の発言に「これ」呼ばわりされた十代はむっとか言ってるけど幼馴染を忘れるような奴にはそれぐらいがちょうどいい。
三沢君は苦笑いしているが。
「それにしても、君がレッドなんて不思議だよ」
「むっ、引っ掛かる言い方だな。ツバキもこれ呼ばわりはないんじゃないか?」
「まぁ、気にしたら負けだよ十代」
あ、三沢君の台詞奪っちゃった・・・まぁいいか。
「ふっ、それじゃあ失礼するよ、一番君。ああ、そういえば君たちの寮は向こうだよ」
「じゃね、十代。また」
そういってボクたちは十代達と別れ寮へ向かっていく。
「ところで三沢君、一番君とか二番とかってなに?」
「ああ、いやなんてことは無いよ」
そ、まぁ、知っているけど。
寮に荷物を置いてほっと一息、やっと気分も落ち着いてきたところで、学園探検にでも行くとしよう。
三沢君は~っと、お、いたいた。
「や、三沢君。部屋はここ?」
「ああ、霧ヶ崎。どうやら階違いになってしまったようだ」
そう三沢君は二階でボクは三階。
なんだか残念そうな三沢君、は置いといて本題へっと
「残念だったね。それよりさ、ボクこれから探検に行こうと思ってるんだけど三沢君はどう?」
「探検か、いや僕は遠慮しておくよ。じきに寮でも歓迎会が開かれるらしいからな。それまでゆっくりとしているさ」
まぁでしょうね、最初から解っていたけど一応はってことで。
「そう、それならボクは行くよ」
「ああ、だが歓迎会までには戻ってくるよう気をつけるんだな」
「りょーかい」
ボクは軽く返事をして寮を出る。
さて目指すはデュエルフィールド、てか十代に会わなきゃな。
ぜんぜん話せてないし。
と、うきうきルンルンで歩いているとちょうど十代と青髪の男の子が話しているのを見つけた。
「やっ、十代。それとどっかの誰か」
「ん?おっツバキじゃんか、ツバキも探検か?」
青髪の子は急な登場に若干びくびくしている。
そんなにおびえんでも、取って食うわけじゃないのに。
「まね、二人も?」
「ああ!今からな、なんかデュエルの匂いもするしな!」
デュエルに匂いとかあったか?
どう思う青髪の君よ、と視線で問いかけるとその彼も困ったようににへらと笑う。
気味悪っ、え?失礼だって?そんなの知らない。
「ところで君は?ボクは霧ヶ崎椿って言うけど」
「あ、僕は丸藤翔って言います。アニキとは同室で」
ああ、君が翔君か。よろしこよろしこ。
・・・てあれ?十代は?
気がついたらいなくなってるけど、これには翔君も驚きなのかアニキアニキ叫んでる。
「おーーーーい、こっちこっち」
と学園の方から十代の声。
集団行動のできない・・・こどもかっ。
あきれつつ、翔君とボクは二人で十代の後を追って学園の中へ入っていった。
「おい、こっちこっち、すげーぞここ」
十代がいたところは新設備の詰まったデュエルフィールドの入り口
「ああ~ここ最新設備のデュエルフィールドだよ!!音響設備も体感施設もニューバージョンだ!」
翔君はそれを見て鼻息荒く興奮の色を表す。
気持ち悪っ、けど気持ちはわかる。
「ここでデュエルしたいねぇ」
率直な感想、てか願望を述べる。
まだ学園でデュエルしてないし、ここいらで十代とも久しぶりにやりたいし。
え?デュエル馬鹿?そりゃあ十代のことでしょ。
「おっ、じゃあ久しぶりに俺とやろうぜツバキ!」
「ええ?でもいいのかなぁ」
興奮していたわりには弱気だなぁ、翔君。
もっと自身持てよぉ、十代みたいに。
いや、駄目だ、十代みたいなのがこれ以上増えたらこの世は滅亡する・・・!!
「でも、いいんじゃない?ボクらここの生徒なんだし、生徒手帳にも書いてあったし。」
そう、生徒手帳に書いてあったんだよ。
学生の学園内設備の使用は時間内であれば許可するってのが。
「しかし、そうは行かないんだなそれが」
しかし先客がいたのか、ブルーの生徒二人がやってきた。
気がつかなかった、影うす。
「ここはな、お前達の様なドロップアウトボーイのレッドや中途半端なラーイエローがくるところじゃないんだよ。そこのオベリスクの紋章が見えないか?」
そんな二人の言い分に翔君は目に見えておどおどしだし、挙句には謝ってここから出て行こうなどと提案してくる。
いや、だから生徒手帳にはそんな事書いてないって。
「んー、なんかしっくりこないな、あ、ならお前俺とデュエルしようぜ!」
お、鋭い切り替えし。
ブルーの生徒が使えるならブルーとやれば問題ないってか。
まぁ実際誰でも使えるんだけどこれが。
それに言い返せないのかブルー生徒二人も言葉に詰まる。
「だ、誰かと思えばお前ら・・・万丈目さん、こいつ入試試験でクロノス教諭を破った奴に見たことの無いマシンナーズでワンキルした奴もいますよ!」
おや、二階にもいたのか、ってああ、そうかここ万丈目くんとの邂逅か。
忘れてたや、ってことはあれが万丈目くんか・・・
「やぁ、俺、結城十代!」
「あ、ボクは霧ヶ崎椿。で、君は?」
十代が自己紹介をするもんだから、僕も併せて。
ついつい勢いで十代の台詞取っちゃったけろ。
だけれども、その質問が気に入らなかったのか、ブルーの生徒の空気がピリッとした。
「お、お前ら万丈目さんを知らないのか!?」
「おお、君が!!」
ブルー紹介にボクは思い出したように大声を上げる。
その反応に少しは満足したのかブルーの生徒と、驚く十代に翔君。
「な、何だツバキ知ってんのか?」
「いや、全然。てかだれ?本当に」
いや本当に言ってみたかった、こう期待させて落とす的な。
それを聞いて十代達はずっこける。
あ、ブルーの生徒怒ってる(笑)
「同じ一年でも中東部からの生え抜き、エリートの中でもナンバーワン、未来のデュエルキングと呼び声高い万丈目準様だ!!!」
怒りのため若干声があらあらしくなっているが、それでも誇張した紹介をするブルーの生徒二人に今度はどうやら十代のターンらしい。
「あれ、おかしいな?」
「なにがだ!?」
「だってデュエルキングって一番の奴がなれるんだろ?この学園の一番は俺だからさ!」
ん~~~、じゃあボクは二番目って所か
そうすると怒り一転今度は笑い始めるブルーの生徒。
忙しいな諸君。
「ビークワイエット、騒ぐな諸君」
「万丈目さん・・・」
とうとうボスのお出ましですか。
未だに自分から紹介してこないんだよな。
「そいつお前らよりやる。手加減したとはいえあのクロノス教諭を倒した男に見たことのないモンスターを使うやつだ」
「実力さ」
十代がしたり顔で言う、かく言う僕は沈黙。
見たこと無いのはまぁ、まだ出回ってないからだし。
カード自体ができているのには驚いたけど。
「その実力、ここで見せてもらいたいものだ」
「いいぜ」
十代と万丈目くんがなにやら周りをおいて燃え始めている。
あ~あ、今回は十代とのデュエルはお預けか・・・
「貴方たちなにしているの?」
ん、誰か、ってああ、天上院くんか、名前は確か・・・明日香!
そしてその登場にこの場の空気が若干和らぐ。
ああ、女子ってすごいな・・・え?ボク?はて何のこと?
「天上院君、いやぁこの新入りどもに学園の厳しさを少々教えて差し上げようとていたところさ」
「はぁ、そろそろ寮で歓迎会が始まる時間よ」
万丈目くんの上から発言に、軽くため息を吐く天上院君。
てかもうそんな時間か、これはまずいな。
三沢君からの忠告もあるし・・・。
「ふん、引き上げるぞ」
すると先に万丈目君たち三人が去っていく。
まぁ、このタイミングでする必要は無いからね、良かった。
「貴方たちあまり万丈目君達の挑発に乗らないほうがいいわよ、あいつらろくでもない連中なんだから」
天上院くんは忌々しそうに万丈目くん達が去ったほうを見て僕達に忠告をしてくる。
「へぇ、そんな事教えてくれるなんて、もしかしてオレに一目ぼれか?」
そして十代、お前はヴァカか?天上院くんもきょとん顔だよ。
ボクも何もいえないよ。言うけどさ
「十代、それはギャグ?」
「本当ですよアニキ、ありえないって」
おお、翔君よ、君も同意見か、うれしいよ
「ふふっ、オシリスレッドでも、ラーイエローでも歓迎会始まるわよ?」
あーあ、笑われて
「ありがと、えーと天上院くんさん、でいいのかな?」
とりあえず、助け舟出してくれたみたいだしお礼もかねて確認。
「ボクは霧ヶ崎、霧ヶ崎椿」
「あ、俺は遊城十代、お前は?」
「くんさん、ってそれはないっすよ霧ヶ崎君」
解ってるよ翔君、言ってみたかっただけだよ。
笑いを取らなければ、人との良い交流関係は、え?長くなるならいい?仕方ない・・・
「ふふっ、私は天上院明日香」
「そっか、よろしく!じゃあボクはこれで、十代もまた」
「ん?おうツバキまたな、行くぞ翔!」
天上院くんの紹介を待っていたボクはそれが終われば歓迎会に間に合うように施設を後にする。
十代もそれを皮切りに足早に行ってしまう。
それにしても、今日出会ったってことは今夜はアンティか・・・わくわくしてくるね。
「あ、まってよアニキ~」
うん翔君は相変わらず要領悪いね、残念。
ラーイエローの歓迎会は普通のオードブルとかが出された。
あ、もちろんカレーもあったよ。
「私はイエロー量の寮長の樺山です。
これから卒業までどうかよろしくお願いしますね、ではいただきましょう」
いったらきまぁす。
寮長の先生の言葉は校長先生とは違い短くていい。
カレー、ウマウマ。
レッド寮乙、まぁ十代はそれで満足らしいが。
ちなみに隣には三沢君、ボクのどこを気に入ったんでしょうか。
ボクは食事もそこそこに三沢君と寮に戻る。
「あんなに少量でよかったのか?ツバキ」
「ボクもともと、小食なんだ」
ん、それなのにあれだけ吐いたのかって?
それはほら、しょうがないやん。
あ、三沢君も同じ事思ったな、なにやら思案顔。
「それなのに、朝はあれだけ」
ほら
「人間どっかからいろいろ出てくるんだよ、きっと」
ボクは三沢君の言葉を切るように言葉を発した。
三沢君は苦笑い。まぁそうなるよね。
「じゃあボクはこれで」
「ああ、また明日」
そういってボクは三沢君と離れ三階へ・・・は行かずに三沢君が部屋に入るのを待ちこっそりと寮を抜け出した。
さて、と
時間的にはこれぐらいだったはずにゃんだが。
・・・お、きたきた。
「や、十代」
「!?・・・な、何だツバキかぁ、ってなんでツバキが?」
「どうせ万丈目君とデュエルでもするんだろうな、と思って」
まぁ、私のはある程度の原作知識だけど、それを言う必要は無い。
「なんで解ったんだよ」
「そ、そうだ、解っているなら霧ヶ崎君もとめてくださいいよぉ」
翔君、それは無理な相談だ。
ボクはにっこりと翔君へ笑顔を向けると、翔君はぱぁと表情を明るくする。
「なんで解ったかって、それは十代だからね。それより行くんでしょ?はやくいこ」
「へへ、当たり前だぜ。デュエルと聞いて黙ってられないぜ」
「そ、そんなぁ霧ヶ崎君まで」
あきらめな、翔君。
世界は思っているより残酷なのさっ
デュエルフィールドにはすでに先客が三人。
万丈目訓に、取り巻きの二人だ。
「よく来たな110番。・・・それに呼んでもいないが5番も一緒かちょうどいい」
え、何が丁度いいの?
なんか久しぶりにいやな予感するんだけど・・・
こう、すでに逃げ道無い感。
やっぱり寮で寝てた方がよかったかな。
「デュエルと聞いて黙っているわけにはいかないぜ!」
ボクは違うけどね。うん
付き添い?見張り?いや違うな・・・お守り?あ、これ一番しっくり来る。
「まぁ、来たならお前の実力も見せてもらうぜ、クロノス教諭を破った実力、それとオレの知らないカードを使うお前のもな」
「ああ、オレも知りたかったところさ。デュエルアカデミアのエリートの実力ってやつをさ」
「あーボクはいらないんだけど、ただ見にきただけだし」
「なんだよ、ツバキ挑まれたデュエルを受けないなんてお前らしくも無いぞ?」
うるさいな十代、生徒手帳を読みなさいよ全く。
それに厳密にボクは挑まれてないし。
「はん、ここに来て逃げるのか?所詮はラーイエローだな、中途半端の腰抜け野朗ってやつだ」
むかっ・・・ブルー生徒が渋るボクを見てそんな侮蔑の言葉を投げてくる。
あの取り巻きむかつく、ぼこる?いや待て待て、ここであまりデッキの情報を与えるのも・・・
「はんっ、仕方ないさ、所詮試験に受かった程度でこの学園の実力の差に腰が引けたんだろ、臆病者にはお似合いだな、しょんべんたれの黄色ってな」
「「ははははは」」
カッチーーーーン#
「ぶっ血KILL」
ん?翔君何をボクを見ておびえているの?
ボクはほらこんなに笑顔なのに・・・ふふふふふふふ
デッキは、持ってきている、よし。
「お、なんだやっぱツバキもやるのか」
「うん、やっぱりやることにするよ。・・・後になって泣き喚くなよ三流」
「なっ、んだとぉ・・・泣き喚くのはお前の方だろ!!」
「あ?お前がやんの?それガチ?リアル?無理でしょ」
ボクは今思い浮かぶ語彙でブルー取り巻きを下に見る発言をする。
どうでもいいからこの怒りをすっきりさせたい。
「あ、アニキ、なんか霧ヶ崎君おかしくない?」
「ん、んん~、なぁツバキ。そんな怒るなって」
「あ?何十代、ボクが怒っている?どこが?笑顔じゃんボク」
そうにっこり、笑っているのだボクは。
別に怖い顔なんてしていないはずだ。
自分でも口角が上がっているのは実感できている。
「「目が笑ってない(っす)」」
翔君と十代がボクを見て何かこそっといったがもう気にしていられない。
「もうどうでもいいから早くやろ?十代は万丈目君とやるんでしょ?」
「お、おう」
十代は若干引きつった返事をしながらもボクと一緒にデュエルフィールドへ並ぶ。
「なんだもう相談は終わりか?まぁ何をしようと結果は変わらないがな。いいか、互いに大切なカードを書けたアンティルールだ」
「ああ、何でもいいぜ」
「もう何でもいいよ」
結局ボクの相手は挑発してきた取り巻きの一人。
影薄いし名前も知らないしA君でいいや。
さぁ、目にもの見せちゃる。
「「デュエル!!」」
取り巻きA:LP 4000
ツバキ:LP 4000
「先行は俺がもらう!!・・・ふん、お前のことは最初見たときから気に入らなかったが、俺とであったのが運のつきだな!俺は手札より[王虎ワンフー]を守備表示で召喚!さらに[ミストボディ]を装備!これでワンフーは戦闘耐性が着いた!さらにワンフーの効果で1400以下の攻撃力を持つモンスターは特殊召喚された場合破壊される
ボクはカードを伏せターンエンド!」
[王虎ワンフー]
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1700/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
攻撃力1400以下のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、
その攻撃力1400以下のモンスターを破壊する。
[ミストボディ]
装備魔法
装備モンスターは戦闘では破壊されない。
ワンフー?・・・駄目だ思い出せない。
メタデッキで使用されていた気がするが・・・
まぁ気にしたら駄目か。
取り巻きA;LP4000
手札:2
モンスター:王虎ワンフー(守)
魔法・罠:ミストボディ(装備魔法) セットカード一枚
「ボクのターンドロー!」
「このとき、トラップ発動![王宮の弾圧]を発動!!」
「っ!?」
弾圧ワンフー!?前世ではすでに禁止化されていたからノーマークだった!
純粋な特殊召喚メタか・・・
[王宮の弾圧]
永続罠(禁止カード)
800ライフポイントを払う事で、
モンスターの特殊召喚及び、モンスターの特殊召喚を含む効果を無効にし破壊する。
この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。
「ははは、どうだ?お前のデッキは特殊召喚主体であることは知っているぞ!」
ふーん、少しは考えているんだね。
「でも、それが?それで勝ったつもり?デュエルは最後までわからないもの、ね十代」
十代はちょうどヘルポリマーによりフレイムウイングマンが万丈目くんにコントロール下に置かれもう攻撃をうけていた。
けれども十代は楽しそうに笑っている。
「ははは、感動だぜ。デュエルアカデミアは楽しいな。こんな奴らがごろごろいるんだろ?楽しみだ・・・ああ!もちろんだツバキ、俺のターンドロー!!」
ふふ、楽しそうな十代。
ボクも怒りにかまけてないで楽しまなくちゃ
けど、今除去カードは手札には無い・・・
「ボクはモンスターを裏側守備表示で召喚、さらに手札より魔法カードを二枚[
[機甲部隊の最前線]
永続魔法
機械族モンスターが戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた時、
そのモンスターより攻撃力の低い、
同じ属性の機械族モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
[マシン・デベロッパー]
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の機械族モンスターの攻撃力は200ポイントアップする。
フィールド上の機械族モンスターが戦闘またはカードの効果によって破壊される度に、
このカードにジャンクカウンターを2つ置く。
また、ジャンクカウンターが乗っているこのカードを墓地へ送って発動できる。
このカードに乗っていたジャンクカウンターの数以下のレベルを持つ
機械族モンスター1体を自分の墓地から選択して特殊召喚する。
「そしてターンエンドだ・・・」
ツバキ;LP4000
手札:3
モンスター:裏側守備一体
魔法・罠:マシンデベロッパー(永続魔法) 機甲部隊の最前線(永続魔法)
「ふんっ、なんだかんだ言っても手も足も出ないじゃないか!俺のターンドロー、[ヂェミナイ・エルフ]を召喚!そして裏側守備表示モンスターを攻撃!!」
[ヂェミナイ・エルフ]
通常モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1900/守 900
交互に攻撃を仕掛けてくる、エルフの双子姉妹。
「破壊されたのは[マシンナーズ・ピースキーパー]効果により「マシンナーズ・ギアフレーム]を手札へ。さらに[マシン・デベロッパー]にカウンターが二つのり[機甲部隊の最前線]の効果発動!」
「なに!?」
効果確認しないのかこやつら・・・
「機械族が戦闘で破壊されたとき、そのモンスターの攻撃力以下の機械族を特殊召喚する!ボクが呼ぶのはこいつ「カードガンナー」!!」
[カードガンナー]
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 400/守 400
(1):1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。
(2):自分フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
「は、はん、だが所詮破壊したモンスター以下の攻撃力なら[王虎ワンフー]の効果により破壊される!」
「ああ。それが狙いだからね」
「なに!?」
だから効果テキスト確認しようよ。
エリートでしょ?ほんと
「[カードガンナー」は破壊されたときデッキからカードを一枚ドローする!ドロー!!ふふふ、さぁまだ君のターンは終わってないけど?」
「くっ・・・ターンエンドだ、だがお前の不利は変わらない!ハンドアドバンテージがなんだ!」
はいはい、吠えてろ吠えてろ。
取り巻きA;LP4000
手札:2
モンスター:王虎ワンフー(守) ヂェミナイエルフ(攻)
魔法・罠:王宮の弾圧(永続罠」
「ボクのターンドロー、ふふふやっぱりデュエルは楽しいよ!ピンチの後にはチャンスが来る!ボクは[サイクロン]発動、[王宮の弾圧]を破壊!」
「なっ、くっ、だが俺には戦闘耐性のワンフーがいる!」
それもこのターンで終わりだけどね
「さらに[マシンナーズ・ギアフレーム]を召喚し[マシンナーズ・フォートレス]をサーチ。ギアフレームは[マシン・デベロッパー]の効果により攻撃力が200ポイントアップし攻撃力は2000!まずは[ヂェミナイエルフ」を破壊するよ!」
「くっ、くぅぅ!!!だ、だがたかが100!」
取り巻きA;LP 4000→ 3900
「ふふふ、メインツー[地砕き]発動、君のフィールドにはワンフーしかいないよね?」
「なっ!?くうぅぅ!」
[地砕き]
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。
十代の方もピンチをチャンスへ、万丈目くんに奪われたフレイムウイングマンを[異次元トンネル-ミラーゲート]を使い取り返し、万丈目くんにダメージを大与えていた。
「アニキも霧ヶ崎君もすごいっ、かっこいい!」
十代は調子に乗っているが僕は複雑な心境・・・
「さらにボクは手札より[マシンナーズ・フォートレス]と[督戦官コヴィントン]を墓地に送り、[マシンナーズ・フォートレス]を特殊召喚する!そしてカードを一枚伏せターンエンド」
ツバキ;LP4000
手札:1
モンスター:マシンナーズ・ギアフレーム(攻) マシンナーズ・フォートレス(攻)
魔法・罠:マシンデベロッパー(永続魔法) 機甲部隊の最前線(永続魔法) セットカード一枚
「く、く、くそっ!俺のターンドロー!!・・・!?ふふ、俺はモンスター伏せカードをセット。ターンエン・・・」
「俺のターンドロー!!」
「っ、ガードマンが来るわ!アンティルールは校則で禁止されているし、時間外に施設を使っているし、退学させられるかも!」
十代のドローと取り巻きのターンエンドが重なったとき、天上院くんが叫んだ。
げふぅ、そうだった。
つい熱くなりすぎてしまった、しかたない今日はここまでだ。
「いっ、そんな校則あるのかよ」
「はぁ、あなた生徒手帳読んでいないの」
お、天上院くんもっといってやってくれ!!
と、こんなこと言っている場合じゃないな、逃げなきゃ。
まぁそれは向こうも同じみたいだし。
「ふん、今夜はここまでだ、俺達の勝利はあずけといてやる」
「お、おいっ、まだ勝負は終わってないぜ!?ふざけるな!」
去っていく万丈目グループにわめき散らす十代、とにかく逃げなきゃいけないのに。
「アニキ、みつかっちゃうよぉ!」
「いやだ!、俺はここをうごかないぃぃぃ」
「アニキ!!」
そうか、見捨てる選択肢もあるが・・・
「そうか、十代、お仕置き・・・いく?」
ここは心を鬼に、十代を助けるつもりで、やっちゃおう。
「よし、皆早く逃げるぞ!!ツバキも早く!」
「アニキ!?」
「もう、まったく困った人ね」
「そうすっよアニキ、いきなり逃げ出すんだもん。霧ヶ崎君のお仕置きって何ですか?」
「ふふふふふふふふふふ・・・・」
「聞くな、翔・・・あれは、駄目だ・・・」
「はぁ・・・?」
逃げ切った学園の外、入り口近くでボクたちはひとまず脚を止める。
翔君は十代の変わり身の早さにボクを恐ろしいものを見るような目で見てくるが、なんてことは無いちょっとした厳罰を昔に加えただけだ、ボクは笑ってごまかす。
「はぁ、まぁそんなことよりどう?二人とも、オベリスクブルーの洗礼を受けた感想は?」
天上院くんが中断はされたものの、気になったのかそんなことを聞いてくる。
まぁ、ボクはどうってことは無い、普通のデュエルだったとしか・・・
「まぁまぁかな、もう少しやるかと思ったけど」
「ボクも、おおよそ十代と同じかな?」
「あらそうかしら、あのまま続けていたら今頃アンティルールで大事なカードを取られていたんじゃなくて?貴方だって相手の出方も伺わずに見極めるのは早計じゃないかしら?ピンチはチャンスじゃなかったかしら?」
おおう、見ていたんだ。
てっきり十代のしか見ていないかと思った。
「いや、俺の勝ちだぜ?ツバキだって、何の考えもなしに言い切らない」
「まぁ、十代よりは頭いいし」
「おいっ」
まぁそれよりボクは伏せカードと手札にあるカードを見せる。
伏せカードは[砂塵の大竜巻」、これで相手の伏せカードは破壊できるし。
そしてこなかったが、ボクのターンにドローしていたであろうカードをめくる・・・[グリーン・ガジェット]
決まりだね。
[砂塵の大竜巻]
通常罠
(1):相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。
その後、手札から魔法・罠カード1枚をセットできる。
かくいう十代のドローカードは[死者蘇生]
[死者蘇生]
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
なるほど、あれでフレイムウイングマンを墓地から特殊召喚して、か
天上院くんもそのことに気がつきハットした表情を作る。
「へへ」
十代が去っていく背中を追いかける翔君。
はぁ~あ、ボクも疲れたし眠いや。
十代も帰ったし今日は僕も帰ろ
「それじゃあね天上院くん」
「え、ええ」
何か背後から天上院くんの視線を感じるけど気にしている余裕が無い。
だってねむいから・・・
とりあえず、万丈目君たちとの出会いはこんな感じで。
では次回にまた