最近忙しくて中々投稿出来ませんでしたが、やっと出来ました。
暗い暗い大部屋。そこに幾つかの人影があった。
平均的な成人の身長だったり、少年のような身長だったと色々な大きさの影があった。
そして一番奥の中心に椅子に座っている男がいた。
「只今戻りました、藍染様」
「お帰り。ウルキオラ、ヤミー、デストロイヤー」
「さあ、成果をきかせてくれ。我ら…20の同胞の前で」
「君が現世で見たもの、感じたものを見せてくれないか」
「はい」
ウルキオラさんは左眼に手をかけて、そのまま目を取った。
ーーあれ、ウルキオラさんは痛くないのかな?平然としているけど。私も出来るけど、前やったら少し痛かった。
「どうぞ、ご覧ください」
取った眼をそのまま握り潰した。
そしてそれは光の粒子みたいになり、その場にいる全員に現世での情報が入っていく。
「…成る程。それで彼を、この程度てば殺す価値価値無しと判断したのか」
「はい、「我らの妨げになるのなら殺せ」っとの事でしたので」
「温りーなー」
声のした方を見るとそこには
「こんな奴ら俺だったら最初の一撃で潰してるぜ」
「…グリムジョー」
「理屈がどうであれ、"殺せ"って一言が命令に入ってるなら殺した方がいいに決まってんだろうが。あぁ」
「同感だ。いずれにしろ敵だ。殺る価値が無くても、生かす価値などさらに無い」
シャウロンさんがグリムジョーさんの言葉を立てるように続けて言う。
彼らは虚時代から一緒にいて、グリムジョーさんを自分達の王だと思っている。だから"王である者の言うことは正しい"と思っているのでしょうね。
「だいたいヤミー、テメーはボコボコにやられてるじゃねーか。それで殺す価値無しとか言っときながら「殺せませんでした」にしか聞こえねーよ!」
「テメぇ、グリムジョー。今の見てなかったのかよ?俺がやられたのは下駄の男と黒い女だ」
確かに貴方をボコボコにしたのは夜一さんだか、右腕を斬ったのは黒崎さんだからグリムジョーさんが言っている事も強ち間違ってもいないと思いますよ。
「分かんねー奴だなぁ。俺ならその2人も一撃で殺すっつってんだよ」
「なんだとー!!」
「よせ」
バカにされて激怒したヤミーさんをウルキオラさんが止めた。
「…グリムジョー。我々にとって問題なのは今のこいつじゃないって事はわかるか?」
「あぁ?」
「藍染様が警戒されているのは今のこいつではなく、こいつの成長率だ」
「確かにこいつの潜在能力は相当なものだった。…だがそれは、その大きさに不釣り合いな程不安定で、このまま放って置けば自滅する可能性もこちらの手駒に出来る可能性もあると俺はふんだ。だから殺らずに帰ってきたんだ」
「それが温りーって言ってんだよ!」
グリムジョーさんは更に突っかかってくるが、ウルキオラさんはそれを平然とした顔で聞いている。
「そいつはテメーの予測以上にデカくなって俺らに楯突いてきたら、テメーはどうするってんだよ!」
「…その時は…俺が始末するぞ」
「ッ⁉︎」
大きく出ましたね。確かにウルキオラさんが本気を出せば、今の彼なら帰刃しなくても彼を倒す事は造作もない事でしょう。
でも、結局は完全虚化した彼に負けてしまったんですよね。まぁ、黒崎さんの完全虚化は全盛期のザエルアポロさんと同等の力を持っているみたいだから仕方ないかもしれませんね。
「それで文句はないだろう」
「っち、テメェもだデストロイヤー!」
今度は私に向かってきた。おそらくこれ以上文句を言っても不利になると思ったので私に移したのだろう。
「今のを見るかぎりテメェは本気を出していないにも関わらず、援軍に来た奴らを圧倒したじゃねぇか!それなのになんで見逃した!殺る気あんのか!」
「……今のを見たのなら分かるでしょう?男性の方はともかく、女性の方はヤミーさんとの戦いで少し足を痛めました。本調子じゃない相手を倒しても意味がないのですよ。そうじゃありませんか?」
「けっ、テメェの考えも温りーな。まぁ、十一刃落ち"なんか"を従属官する奴だからな!」
………今……こいつ……なんて言った……
「だから敵も易々と見逃すってか?本当に温りー考えか「…おい。お前今、なんて言った?」…あぁ?」
「…なんて言ったかと聞いているんだよ!!!」
あまりの怒りで私は…いや、俺は体から全霊圧をグリムジョーに向けて放出した。
「…十一刃落ち"なんか"だって……俺だけじゃなく俺の従属官にまで文句をつける気か?あぁ!!」
グリムジョーやその従属官達はあまりの霊圧の強さに体が動けずにいた。従属官達は今にも押しつぶされそうだ。
「…お前が俺の事をどう思っているかは勝手だが、俺の従属官まで侮辱をするなぁ!!死にたいのか?」
一歩、また一歩とグリムジョーとの距離を詰めていく。
自分の事だけならまだしも、大切な存在である従属官いや、チルッチの事までバカにするとは許せない。いや直ぐにでも殺してやりたい。
「よすんだ、デストロイヤー」
椅子に座っている藍染様から声をかけられて俺は……いや私は落ち着きを取り戻した。
直ぐに片膝をついて頭を下げる。
「申し訳ありません、藍染様。このような失態をお見せしてしまって」
「…別にいいよ。今のはグリムジョーの方に非がある。君が気にすることはない」
グリムジョーさんは舌打ちして顔をそらした。
「…さっきの事だけど、それでいいよ。君の好きにするといい、ウルキオラ、そしてデストロイヤーも」
「ありがとうございます」
グリムジョーさんがめっちゃこっちを睨んでいる。彼がこのまま納得して引き下がる訳ないですからね。
原作通りこの後従属官を連れて現世に侵攻するつもりでしょう。でも無断だと私も東仙に罰を与えられるかもしれないからなぁ。
ここは一度宮に戻って、今回の情報を従属官達に教えてから藍染様に報告してから現世に行くとしますか。
第0十一刃の宮
「みなさんただいま戻りましたよ。それではこれより私が現世での出来事、そして先程の報告会での事を見せます」
私は右手を左目に移動させ、ウルキオラさんのように目をくり抜いた。やっぱり痛いな。
手に力を入れて目を握り潰しして従属官達に先程までの映像を見せる。
「アンタ何やってんのよ!!」
映像を見終わったであろうチルッチさんがいきなり私に突っかかってきた。
「なんでグリムジョーなんかに突っかかったのよ!十一刃同士の戦いは禁じられているでしょ!」
「……あの時、チルッチさんの事を悪く言ったからですよ」
チルッチさんは「はっ?」と言って口を開けて唖然としていた。
「私はね、他人からどう言われようが、思われようがあまり気にしません。でもね、私の大切な従属官であるあなた達の事を悪く言われる事と我慢出来ないんですよ」
「何てったって貴方達は私の従属官であり、仲間であり、家族なのだから」
私にとって従属官達は自分の命と同等の存在だと思っている。だから悪く言われるのは絶対に嫌だ。ましてや傷付けるなんて論外だ。
「ふ、ふん。まぁ一様お礼は言っとくわ」
「フフ、チルッチも素直じゃないんだから。普通に嬉しかったって言えばいいのに」
「全くだ。もう少し素直になった方がいいと思うぞ」
「う、五月蝿いわね!」
友子さんと胡蝶さんにからかわれてまた口喧嘩になった。それでも2人はチルッチさんの頑張りを認めてよくやっている。
お、この霊圧は。どうやらグリムジョーさん達が現世にへと向かいましたね。それではこっちも行動しますか。
「すみません。急な用事が出来て、今から藍染様のところに行ってきます」
そう言って宮から出て藍染様のいる部屋にへと向かう。
やっぱりセリフが多いなぁ。