この作品は多分今年最後の投稿になると思います。来年もまたよろしくお願いします。それではどうぞ。
追伸:更新してからお気に入りがどんどん減っている!?何故?どうして〜(泣)
二番隊長の砕蜂とその部下である副隊長の大前田は、バラガンの従属官の2人とそれぞれ対立した。
砕蜂は、虎のような仮面が頭にあり三つ編みのジオ・ヴェガと、大前田はポウ程ではないが大柄で体格が良いニルゲ・と戦った。
お互いに苦戦するも大前田は
大前田は砕蜂が勝利した事に歓喜し走って砕蜂の所まで戻ってきた。
「てかあれ?雀蜂って同じ所に弐撃じゃなくても効果あるんスね」
雀蜂は弐撃決殺と言っても同じ所に弐撃しないと意味がないのだ。さっきくらわせた場所は胸と背中、明らかに場所が違う。
だが実は砕蜂が弐撃を与えは場所は右肺だった。最初から狙っていたのは臓器であった。
だがそんなお気楽な気分を一瞬で吹っ飛んだ。
「安心している暇はないぞ」
声のした方を見ると、 鮫のような頭部、左目には眼帯をかけ、後ろには自分と同じくらいの大きさはあると思われる剣を下げている者が来た。
「今度は私の相手をしてやろう。先程見ていたが、バラガンの従属官を倒したのは見事であった。だがあの程度の奴らにしかも1人にあれだけ苦戦するとはなぁ」
その者は先程の2人の戦いぶりに呆れて小馬鹿にしていた。
「何が言いたい…」
「何簡単なことだ。貴様らではこの私の相手にならないという事だ」
鮫顔の男は砕蜂を「相手にならない」と小馬鹿にした。
「貴様…相当な自信があるようだが、傲慢しているとさっきの連中のようになるぞ」
「それなら心配無用。貴様らではこの私に勝つ事は出来ないのだからなぁ」
「何だとテメェ〜!テメェみたいな鮫野郎、隊長が本気を出したらさっきの奴みたいに一瞬で終わりだぁぜ!」
「ほぉ、そうか。それでは見せてもらおうじゃないか。貴様らの力を…」
そして右手に扇子のような武器を取り出し、砕蜂達に向けた。
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檜佐木修平と吉良イズルはスカーフを巻いた5人組に苦戦していた。
黄色のスカーフを巻いた者が、1人で2人の攻撃を平然と受けている間に、緑と赤のスカーフを巻いた2人が横から挟み撃ちで攻撃してくるのを瞬歩で躱すが、吉良の所へ白のスカーフを巻いた者が、檜佐木の所には青いスカーフを巻いた者が待ち構えていた。
吉良は白のスカーフを巻いた者の高速で打ち込んでくるパンチを何と躱すが、躱しきる事ができず攻撃を受け吹き飛ばされ、檜佐木は青いスカーフを巻いた者の鋭い拳を打ち込まれて吹き飛んだ。
「あれれ?もう終わりですか〜?」
「あれだけ大口を叩いておいてその程度か、話にならん!」
「そもそもアタシ達を相手に、2人だけでやるってのが無謀なのよ」
2人の実力に白、緑、赤のスカーフを巻いた者達が小馬鹿にする。
2人は5人のコンビネーション攻撃に苦戦していた。先程の戦闘でのダメージがある上に数で不利なのである
「…もういい。これ以上やっても時間の無駄だ。一気に仕留めるとするか」
青いスカーフを巻いた者が言うと、5人は横一列に並んだ。
『リンギ、【
5人は全員両腕を横に広げて仰向けになれば万歳のポーズをとる。
するとそれぞれの額の目が赤く光ると、頭と両腕が体の中に入っていく。
上半身が膨らみやがて破裂した。そして両手と頭が出て、5人は人とは無縁の姿へとなった。そしてそれぞれの胸に違う生物の顔があった。
顔を頭巾で隠している胸にムカデの顔がある者。
「【地獄の手数王】、臨獣センチピード拳のカデム!」
全身青一色で胸に蛇の顔がある者。
「【一撃必殺の狙撃手】、臨獣スネーク拳のブラコ!」
全身ほぼ赤一色で胸に蠍の顔がある者。
「【戦慄の踊り子】”、臨獣スーピオン拳のソリサ!」
全身緑と茶色が特徴で胸にヤモリの顔がある者。
「【対応して不能の惑乱者】、臨獣ゲッコウ拳のモリヤ!」
全身黄色一色で顔に蛙の顔がある者。
「【鋼鉄鉄壁の守護者】、臨獣トード拳のマガ!」
『我ら、五毒拳!!』
五毒拳とは、それぞれに熱、痛み、寒さ、痺れ、そして吐き気の5つの毒を司る臨獣拳使いの精鋭の5人。
「何ッ!?」
「帰刀した、のか…」
5人の姿が変わった事で、破面の帰刀かと思う檜佐木と吉良の2人。
「帰刀?違うなこれは、俺達のリンギ、つまりは技の1つだ」
カデムは自分達の変化を簡単に説明した。
この技は5人と同じ なら全員が使える技なのだ。
「まさかアンタ達にこの姿を見せる事になるなんてねェ」
「この姿に成らなくても別に良かったんですけどねェ、もう飽きてきたんで一気に終わられる事にしたんですよォ」
吉良と檜佐木の2人は、先の戦いのダメージがあるからとはいえ、五毒拳の5人に追い詰められていたのだ。これ以上やっても時間の無駄だと思い一気に勝負をつける事にしたのだ。
「カデムとモリヤはあの黄色い髪の奴と、ソリサとマガは俺ともう1人の奴を殺るぞ。抹殺!」
ブラコが指をパチンっと鳴らすと5人一斉にそれぞれの相手に駆け出した。
吉良は百足が特徴のカデム、ヤモリが特徴のモリヤと、檜佐木は蛇が特徴のブラコ、蠍が特徴のソリサ、蛙が特徴のマガと対戦する事になった。
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吉良は自分の剣で斬りかかるも、カデムは素早い動きで、モリヤは高く跳ね上がり壁に張り付いて回避した。
「くらえ!センチピード拳、リンギ【
カデムの無数に突き出してくる高速の拳が吉良を襲った。
「縛道の三十九、
吉良は鬼道で光の盾を作り出して防御しようとする。
だか高速で来る拳を防ぎ切ることができず、盾は粉々に砕けて攻撃をくらってしまいビルに激突した。
吉良は起き上がりながら、カデムの無数の拳にどう対処するか考えていると何処から声がした。
「へへへ、こんなんで根を上げるなんてダメですよぉ〜」
上の方から声がしたので顔を上げると、なんとモリヤが壁にしかも垂直で立っていた。
「壁に垂直に立っている!?彼は自身の重力を操っているのか!?」
「へへへ、教えてあげましょう。これぞ臨獣ゲッコウ拳、リンギ【
モリヤは壁に垂直で立ったまま手裏剣を出した。
「【手裏剣ババンバ】!」
両手から無数の手裏剣が襲ってくる。手裏剣は吉良に直撃はしなかったが、地面に当たり彼の周りが煙で覆われた。
カデムはその隙を逃すまいと追い討ちをかけようとするが、吉良はそれに気付き防御態勢に入る。
「縛道の三十九、
「フン、またその壁か。すぐにぶっ壊してやる!」
カデムは先程と同じように無数の拳を打ち込み壊し、そのまま吉良にも拳を打ち込もうとするが、吉良は瞬歩で回避しカデムの後ろに回り込み掌に赤い火の玉をみたいなものを凝縮していた。
「破道の三十一、
手からその赤い火の玉を出し、カデムの顔に命中した。しかしそのせいで、カデムの被っていた頭巾が燃えてしまった。そしてカデムの素顔が露わになった。
その顔はまるで複数の百足が集っている様な不気味なものだった。綾瀬川だったら「醜い」と言って軽蔑するだろう。
「貴様よくもォ!…この俺の顔を見たからには、死んでもらうゾォォ!!」
カデムは激怒して突っ込み素早い拳の連打をお見舞いせようと突っ込んだ。
「面を上げろ、【侘助】!」
吉良は先端が数字の7の形になった自分の斬魄刀、侘助でカデムに斬りかかる。カデムはそれを左手でカードした。
「けっ、そんなやわな剣でこの俺が倒せるとでも思ってッ!?」
話しているカデムに突如異変が起きた。ガードした左腕が急に重くなったのだ。
「な、なんだこれは!?どうなっているんだ!?」
その光景に見ていたモリヤも驚愕していた。
「それが僕の斬魄刀、侘助の能力さ。斬りつけた物の重さを倍加させる。1度斬りつければ倍、2度斬りつければさらにその倍になる。両腕を失った君はもう戦う事は出来ない」
吉良は残っていたカデムの右腕も二回斬りつけた。それによりカデムの両手は地面に伏せた状態になり、自慢のスピードが使えなくなってしまった。
そしてそのままアビラマを倒した時のように彼の頭を落とそうと剣を構えたが、無数の手裏剣が飛んできた。
後ろを振り返るとモリヤが立っていた。
「どうやら、先に君を倒した方が良さそうだ」
「あれれ〜、いいんですかァ?そいつを放っておいて?」
「…さっきから見ていたが、彼の攻撃は素早い拳で相手に攻撃する。つまり両手を封じた今、そこまで警戒する必要はないと思ってね」
確かにカデムの攻撃は、高速で無数の拳を相手に打ち込むスタイル。その両手を封じた今もやはカデムに対抗手段は殆ど残されていないだろ。
「そうですかァ。じゃあ
モリヤがそう言った瞬間、後ろから何かに吹き飛ばされそのまま建物に直撃した。
何が起こったかと体を起こして見てみると、何とカデムの頭が伸びで百足のような物になっていた。
「見たか!これぞ臨獣センチピード拳、秘伝リンギ【
カデムはさらに頭を振り回して攻撃するが、吉良はそれを瞬歩を使って難なく躱す。
「…まだ攻撃できる手が残っているなんてね…ビックリしたよ。でも身動きが取れないのなら、さっきの素早い攻撃に比べたらこんなの何って事はないよ」
確かに、攻撃できる手段があっても両手が塞がっている以上さっきの様に素早い攻撃はできない。その上動く事もできないので大した事ではない。
「忘れたか?お前の相手は俺だけじゃねェゾォー!」
「【ババンバ】!!」
モリヤは後ろから攻撃するが、吉良はそれを瞬歩を使って回避した。
「…君の攻撃もさっきから見ていて思ったよ。おそらく君は壁に張り付くことができる技、そして武器はその手裏剣だけだ。つまり君の攻撃を避けるのは、彼と比べればそこまで難しい事じゃないよ」
「しまッ」
瞬歩でモリヤの後ろに回り込んだ。モリヤは咄嗟に躱そうとするが、吉良の剣が左腕を3回斬りつけた。それによって左腕が重くなり、地面に伏せるような格好になった。
そして彼は頭以外身動きがとれないカデムの方へ走り出した。
「何だ?覚悟を決めて自ら死を選んだのか?だったら望み通り殺ってやるゼェ!!」
カデムは対抗するかのように頭を吉良にへと伸ばした。そして衝突する瞬間、吉良は左に避け、侘助をカデムの頭を首元まで沿るように斬りつけた。
するとカデムの頭も侘助の能力で重さが倍になり地面につかないように踏ん張っていたが、さらに2回斬りつけた事で重さが通常の8倍になってしまったので頭も地面に伏せる形になった。
これによりカデムとモリヤは完全に動きが取れない状態になってしまった。
「…チ、チクショォ…」
「…君は僕に、両手を封じられた時点で、勝ち目はなかったんだよ」
吉良はさらに侘助で10回ほど体を斬りつけた。それによってカデムは自分の重みに耐えきれず、地面にへとめり込んで絶命した。
「…よし、これで残るはひt…「余所見していていいんですか?」…ッ!?」
後ろを振り返って見ると地面に張っている筈のモリヤが立っていて右手で吉良の首を掴んだ。
「そ、そんな…如何して…」
「如何して立っているかですか?それは俺の左腕を見れば分かりますよォ」
吉良は言われた通り目線を左腕に向けて見てみると、左腕がなくなっていたのだ。そしてモリヤのその後ろをみるとなくなっている左腕が地面にあった。
「如何ですか?これぞ俺の秘伝リンギ、【
モリヤが種明かしをすると新たな左腕が生えてきた。
すると一瞬だけ強く握りしめたところで手を離した。吉良はモリヤに視線を向けるが視界が、何故かボヤけて照準が合わない。
「今俺はお前に毒を埋め込んだのさ。しかも、俺の毒は即効性だよ。動けば動くほど体に回るのが早くなる」
モリヤはそして脇から何か液体の入ったカプセルを取り出した。
「この解毒薬を打てば助かりますが、今のお前に俺からこれを奪える力が残ってますかねェ?」
モリヤは吉良の方へゆっくりと足を進める。そして吉良の目の前で立ち止まると、足で蹴り飛ばした。
蹴り飛ばされた吉良は地面を転がった。何とか起き上がろうとするが毒の所為で体に力が入らない。
そしてモリヤは地面に伏せている彼の体を足で踏みつけた。
「へへへ、一瞬の油断が命取りになるんですよェ」
モリヤはさらに足でドンドンと体を踏みつける。
そして足で踏みつけたまま右手に手裏剣を持ち振り上げた。
「これで終わりですよォ!!」
そのまま腕を振り下ろされ吉良が攻撃をくらう……
……事はなかった。
「な、何!?」
モリヤの腕が振り下ろされる直前、鋭い刃物のようなものがモリヤの体を貫いた。
「…さっき自分で言ったろ。…【一瞬の油断が命取りになる】ってな…」
「ッ!?」
後ろから声がした首を後ろへ向けると、そこには他の五毒拳の3人と対峙している筈の檜佐木がいた。
5000文字超えたよ、しかもオリジナルで!!
お気に入りも気づいたら800件以上超えていて嬉しいです。
追伸:五毒拳達は2人の斬魄刀の能力を知りません。